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15. 最高の幸せ

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清華さやかの大事な部分が流美の目にさらされる。
「さ、さ、清華ちゃん?!」
清華の意外な行動に慌てる流美るみ。そんな流美を見ながら、
「流美が悪いんだよ!そんなに可愛い顔するから!...もっと可愛い顔見せて!...そしたら...こっちも見せてあげる!」
清華はそう言ってブラジャーの紐を引っ張った。
ブラジャーが引っ張り上げられて胸がプルンと揺れる。
それを見た流美は、
「清華ちゃん!」
我慢できなくなったのか清華の胸にすがりつく。
「ふふふ。いい子ね!」
そんな流美の頭を愛おしそうに撫でた清華は、
「そんなに焦らないで!私の全部は流美のものなんだから...それより...楽しみましょ!」
そう言うと、流美のはいている下着を下ろした。
「キャッ!」
思わず悲鳴を上げる流美。
しかし、清華はそんな流美の目の前に自分の脱いだ下着を差し出した。
「流美、好きなんでしょ!...私のにおい...嗅いで...いいのよ!」
清華は平静を装うが恥ずかしさは隠しきれないらしい。その顔は真っ赤だった。
「清華ちゃん...」
そっとその下着を受け取る流美。
「直接嗅ぎたかったら...こっちでも...いいよ!」
清華は座り込むと足を広げた。
赤い顔が更に赤くなる。
「...両方...嗅ぎたい...」
流美が控えめに答える。
「そっ!じゃあ、こっちから...」
清華は流美の下着を拾い上げると、そっと広げた。
「ふふ。まだ汚れてないね!」
そう言う清華に、
「もう!私だって気を付けてるんだから!」
不満そうな流美。そう言う流美も下着を広げて中を見ていた。
「清華ちゃん...」
中を見ながら愛おしそうにつぶやく。
「じゃあ、一緒に...」
清華の言葉に、二人は同時に下着に顔を押し当てた。
「清華ちゃん!!」
「流美!!」
夢中で下着のにおいを嗅ぎ合う二人。
「ああん!このにおいを嗅ぐとエッチな女の子になっちゃうの!清華ちゃん!直接...」
今度は清華の大事な場所に顔を近づける流美。
「私もよ!あそこ、またお漏らししちゃってるかも...」
恥ずかしそうに言う清華。
「大丈夫だよ!後で綺麗にしてあげるから!」
流美はそんな言葉を発しながら、清華のそこに顔を更に近づけていく。
「流美!」
清華が恥ずかしそうに目を閉じると、
「やっぱり綺麗...それにとっても素敵なにおい...もっと見せて!もっと嗅がせて!」
流美は清華の足を大きく広げると、じっと見つめながら鼻をひくつかせていたのだった。


「はぁ...はぁ...」
目を潤ませ、肩で息をしている流美。
その顔は赤く紅潮していた。
「楽しんで...くれた?」
清華が頬を染めながら聞くと、
「うん!とっても!...後は...」
そう言って清華のブラジャーを見つめる。
「いいよ!」
清華の言葉に流美は胸にすがりつく。しかし、
「でも、最初に流美が見せて!私のはその後!」
清華が最後の意地悪をする。
「わ、私のなんて清華ちゃんのに比べたら全然、魅力的じゃないよ?...そんなにおっきくないし...きっと形だって!」
流美が恥ずかしそうに胸を隠すが、
「じゃあ、見せてあげない!」
清華がそっぽを向くと、
「わ、分かった!」
慌てる流美。
「でも...ガッカリしないでね...」
目を伏せ、そう言った流美は胸を被っていた布を外した。
「素敵...とっても綺麗よ!流美!」
清華のうっとりした声。
「そ、そ、そんな...」
流美は顔を染め、恥ずかしそうにしているが、
「ちょうどいい大きさ...綺麗な半球状のお胸がツンと上を向いている...これ以上可愛いお胸はないよ!」
清華の言葉に、
「そんなことない!!清華ちゃんの方が百倍、綺麗!!」
流美はムキになって言う。
「ふふふ。見たことないのに...」
清華が笑うが、
「見なくても分かる!!だってずっと想像してきたから...って変な意味じゃなくて!」
流美は言い返したが、自分の失言に慌て出した。
「ふふふ!」
それを見た清華は軽く笑ったが、
「じゃあ...見ていいよ!...流美の想像通りじゃなくても...ガッカリしないでね...」
少し心配そうにしながら胸を突き出してくる。
ほんのり頬が染まっていた。
「清華ちゃん...」
流美のうっとりとした声と共にその手が背中に回される。
その手がブラジャーのホックに触れたとき、清華が覚悟したように目を閉じる。
そして、清華を隠していた最後の布が取り去られた...

「・・・」
しかし、流美から言葉が発せられない。
「ど、どうしたの?私の、気に入らなかった?」
清華が心配そうに目を開けると、そこには清華の胸に見入っている流美の顔が映し出された。
「流美?」
清華が声をかけるが、流美は無言で清華の胸を見つめている。
隅から隅まで、時には角度を変えて、至近距離から眺めていた。
「流美!...流美ったら!!」
清華が大声を上げると、
「あっ!ゴメン!」
流美がやっと我に返る。
「もう!どうしたの?!...私の...変だった?」
清華が不安そうな顔をしたが、
「そんなことない!!あまりにも綺麗で見入ってたの!!...おっきくて...それでいて綺麗な形をしていて...張りがあって...ここも綺麗なピンク色...」
流美はとどまることなく清華の胸を褒め上げていく。
そして、最後に清華の胸の先端を指差したが、
「・・・」
清華が胸をそっと突き出した。
「あっ!!」
そこに触れてしまった流美が慌てて手を引っ込める。
そして、じっと自分の指を見ながら顔を赤くしていた。
「ど、どうだった?」
清華が耳まで真っ赤にしながら聞くと、
「とっても...素敵だった...」
流美はうっとりとした声で言った。
「良かった!気に入ってくれて...ここも...流美のものだからね!」
清華が胸を下から支えながらそう言うと、
「これが...私のもの?本当にいいの?こんな素敵なものもらっていいの?」
流美が心配そうに聞いてくる。
「もちろん!...ここも...あそこも全部、流美のものよ!...いつでも...何してもいいんだからね!」
清華は顔を染めながらも、にっこり笑って流美に答えるのだった。

☆彡彡彡

それからしばらく後、二人はベッドで横になりながら生まれたままの姿で抱き合っていた。
「・・・」
「・・・」
流美も清華も言葉はない。
思っているのは奇しくも同じことだった。
((...幸せ...ただ好きな人と肌を重ねているのがこんなに幸せだなんて知らなかった...私、今人生で一番幸せ!!...ずっと...こうしてたいな...))
肌から伝わるぬくもり。
かすかに漂ってくる香り。
そして何より好きな人が心を開いてくれているんだという安心感。
それらが二人を最高の幸せへと導いていた。
「流美...好き...」
清華がそっとつぶやきながら流美の体をギュッと抱きしめる。
「あっ!」
流美が思わず声を上げた。
体がずれて、流美の顔が清華の胸に触れる。その感触に、
「素敵...」
流美は惚けた顔をしながら流美の胸にギュッと顔をうずめた。
「ふふふ。流美は本当に私のお胸が好きなのね!」
清華がうれしそうに微笑む。
「うん!大好き!!...それと、あそこのにおいも大好きだよ!!」
そう言って、流美が無邪気に笑う。
「もう!流美ったら!!」
清華は思わず赤面してしまう。
「結婚したら...毎日...」
流美が何かを想像してだらしなく顔を緩ませていると、
「結婚かぁ...そうだ!流美は将来、何になりたい?」
清華がいきなり将来について聞いてきた。
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