46 / 76
Maid 46. 姫様のいけない所業
しおりを挟む
「じゃあ、頼んだわよ!」
「任せて!!」
時間は戻って、姫様がアリーをアメジストたちのもとに送り出した頃。
「ふふふ!良く寝てる...大丈夫よ!ガーネットは私が命に代えても守ってあげるから...」
姫様はまだ暗い中、ガーネットの寝顔を見つめていた。すると、
「んん!ひどいにおい...」
ガーネットが寝言を言った。
「えっ?!」
真っ青になる姫様。
<クンクン>
自分のわきに鼻を持っていく。
「うっ!少し、におう...そういえば、人間の姿でお風呂に入ってない...もしかしてそれが原因かも!!」
慌てだす姫様。
「ゴメンね、ガーネット!すぐにお風呂に...でも今からじゃ間に合わない!!...仕方ない!シャワーで我慢してね!次の街ではちゃんとお風呂に入るから!!」
姫様は泣きそうな顔で、風呂場へと向かうのだった。
残されたガーネットは、
「私の下着...こんなになって...ごめんなさい...姫様...」
ベッドの中で寝言の続きを口にしていた。
「服も洗濯しなきゃね!」
姫様はドレスを脱ぎ終わると、洗濯用の魔道具に放り込む。
「し、下着も...」
さわやかなライトブルーの下着を下ろした姫様が、ふと、手に取る。
「ど、どんなにおいが...」
気になった姫様は下着を広げる。
「シ、シミにはなってないわね!じゃあ、きっとだいじょ...うっ!」
きれいな下着に安心した姫様は、そこに鼻を近づけるが、顔をしかめてしまう。
「私、こんなにおいを...こんなのガーネットに嗅がれたら...」
『姫様のここ、すごいにおいです...ごめんなさい。私、冷めちゃいました...』
ガーネットの失望した顔が頭に浮かぶ。
「ちゃ、ちゃんと洗わなきゃ!...でも...」
姫様はもう一度、下着に鼻を近づけた。
「んん...どうして?なぜか嗅ぎたくなるの!...そういえばガーネットも...」
姫様はガーネットが毎回、下着を脱ぐ度に、においを嗅いでいたのを思い出す。
「こんな気持ちで...ううん!ガーネットは違うわ!だって、とっても魅力的なにおいなんだもの!...私もあんなだったらなぁ...」
ため息をつきながら、そうつぶやくと、下着も魔道具に入れた。
「サイレント!」
洗濯用の魔道具に防音魔法をかけると、起動させる。
<・・・>
音は全く聞こえない。
「よし!」
安心した姫様は浴室に入る。
「サイレント!」
また、防音すると、シャワーを浴びる。
汚れ落としの薬を布に染み込ませ、体を良く洗う。
「ここは特に...」
ポッと頬を染めた姫様は座り込むと、そこをのぞき込んで、丁寧に洗うのだった。
☆彡彡彡
<クンクン>
「こ、これできっと大丈夫!」
わきのにおいを確かめた姫様が、浴室から出てくると、まだ、洗濯が終わっていなかった。
「もう!早くしてよね!」
不満げな姫様だったが、
「・・・」
何を思ったのか、ガーネットのいるベッドへと足を向ける。そして、
「ど、どう?私の体...」
顔を真っ赤に染めると、ガーネットの前で全てをさらした。
「・・・」
ガーネットは寝ているので、当然、返事はないが、姫様は続ける。
「ガーネットみたいに綺麗じゃないけど...き、気に入ってくれると...うれしいな!」
姫様の顔が更に赤くなっていく。耳まで真っ赤だ。その時だった。
「危ない!姫様!」
<ガバッ!>
「えっ?!」
いきなり、ガーネットが布団をめくり上げる。
「んん...良かった...無事で...ス~~~~...ス~~~~...」
そのまま安らかに寝息を立てるガーネット。
「なんだ!寝言か...」
一息つく姫様。
「でも...」
ベッドの上を見た姫様は、頬を染めてしまう。
布団がめくられ、ガーネットの美しい裸体が露わになっていた。
「もう!ダメよ!ガーネットの体は宝石なんだから!!...簡単に人に見せちゃ...」
少し、名残惜しそうな様子を見せながらも、布団を直そうとした姫様だったが、
「あっ!」
バランスを崩し、倒れそうになる。
(危ない!!)
慌てて、手をつく姫様。
「ガーネット...」
気付けば、ガーネットの上に覆いかぶさるような姿勢になっていた。
(も、もう少し近づけば...)
手をついたおかげで、どこにも触れていないが、すぐ下には柔らかそうなガーネットの肌が。
「ガーネット...」
姫様は吸い込まれるように体を寄せていく。
触ってしまわないように、慎重に、慎重に。
顔が、胸が、あそこが、距離を詰めていく。
特にお互いの胸の先端同士はくっつきそうになっていた。
(ダメ!!これ以上は!!)
姫様は必死で体を支える。
「ス~~~~...ス~~~~...」
二人の呼吸とともに胸が上下する。
(あっ!!)
その度に紙一重の距離を行き来する、二人のピンクの先端。
姫様の胸はいやがおうでも高鳴る。
(離れなきゃ!!...でも...)
頭では分かっていても、体が言うことを聞かない。そして、
(はぁ...はぁ...ダメ!触れてないのにどうして?とってもエッチな気分になっちゃう...んん!!)
桜色に染まっていく姫様の体。その時、ガーネットがまた、寝言を言う。
「...んん...姫様...いい...ですよ!」
「ガーネット!!」
それは姫様の理性を失わせるのに十分だった。
何も考えられなくなり、腕にかけていた力を抜こうとしたその瞬間!
「お姫様!行ってきたよ!ちゃんと先導してくれるって!...あっ!!」
窓から入ってきたアリー。しかし、二人の姿を認めると、真っ赤になり、両手で顔を隠す。
「あたし、何も見てないから!!お邪魔しました~~~~!!」
アリーは振り返ると、窓から飛び出していった。
「あっ!アリー!違うの!!...でも、助かった...ありがとう!...もう少しで、私はガーネットを...」
すんでのところで、体を支え直した姫様。
そのままゆっくりと体を起こし、ベッドから下りると、布団をきちんとかけてあげる。
「ゴメンね...もうこんなことしないから!...続きは...結婚した後で...」
そう口にすると、頬を染め、洗濯用の魔道具へと向かった。
「あっ!終わってる...」
服を取り出そうとした姫様だったが、
「・・・」
ふと、何かに気付いたように手を止めた。
「まさか...」
姫様の手が自らの大事な部分に伸びる。
「やっぱり!!」
湿っているそこに顔を赤くした姫様は、もう一度、浴室へと飛び込むのだった。
「任せて!!」
時間は戻って、姫様がアリーをアメジストたちのもとに送り出した頃。
「ふふふ!良く寝てる...大丈夫よ!ガーネットは私が命に代えても守ってあげるから...」
姫様はまだ暗い中、ガーネットの寝顔を見つめていた。すると、
「んん!ひどいにおい...」
ガーネットが寝言を言った。
「えっ?!」
真っ青になる姫様。
<クンクン>
自分のわきに鼻を持っていく。
「うっ!少し、におう...そういえば、人間の姿でお風呂に入ってない...もしかしてそれが原因かも!!」
慌てだす姫様。
「ゴメンね、ガーネット!すぐにお風呂に...でも今からじゃ間に合わない!!...仕方ない!シャワーで我慢してね!次の街ではちゃんとお風呂に入るから!!」
姫様は泣きそうな顔で、風呂場へと向かうのだった。
残されたガーネットは、
「私の下着...こんなになって...ごめんなさい...姫様...」
ベッドの中で寝言の続きを口にしていた。
「服も洗濯しなきゃね!」
姫様はドレスを脱ぎ終わると、洗濯用の魔道具に放り込む。
「し、下着も...」
さわやかなライトブルーの下着を下ろした姫様が、ふと、手に取る。
「ど、どんなにおいが...」
気になった姫様は下着を広げる。
「シ、シミにはなってないわね!じゃあ、きっとだいじょ...うっ!」
きれいな下着に安心した姫様は、そこに鼻を近づけるが、顔をしかめてしまう。
「私、こんなにおいを...こんなのガーネットに嗅がれたら...」
『姫様のここ、すごいにおいです...ごめんなさい。私、冷めちゃいました...』
ガーネットの失望した顔が頭に浮かぶ。
「ちゃ、ちゃんと洗わなきゃ!...でも...」
姫様はもう一度、下着に鼻を近づけた。
「んん...どうして?なぜか嗅ぎたくなるの!...そういえばガーネットも...」
姫様はガーネットが毎回、下着を脱ぐ度に、においを嗅いでいたのを思い出す。
「こんな気持ちで...ううん!ガーネットは違うわ!だって、とっても魅力的なにおいなんだもの!...私もあんなだったらなぁ...」
ため息をつきながら、そうつぶやくと、下着も魔道具に入れた。
「サイレント!」
洗濯用の魔道具に防音魔法をかけると、起動させる。
<・・・>
音は全く聞こえない。
「よし!」
安心した姫様は浴室に入る。
「サイレント!」
また、防音すると、シャワーを浴びる。
汚れ落としの薬を布に染み込ませ、体を良く洗う。
「ここは特に...」
ポッと頬を染めた姫様は座り込むと、そこをのぞき込んで、丁寧に洗うのだった。
☆彡彡彡
<クンクン>
「こ、これできっと大丈夫!」
わきのにおいを確かめた姫様が、浴室から出てくると、まだ、洗濯が終わっていなかった。
「もう!早くしてよね!」
不満げな姫様だったが、
「・・・」
何を思ったのか、ガーネットのいるベッドへと足を向ける。そして、
「ど、どう?私の体...」
顔を真っ赤に染めると、ガーネットの前で全てをさらした。
「・・・」
ガーネットは寝ているので、当然、返事はないが、姫様は続ける。
「ガーネットみたいに綺麗じゃないけど...き、気に入ってくれると...うれしいな!」
姫様の顔が更に赤くなっていく。耳まで真っ赤だ。その時だった。
「危ない!姫様!」
<ガバッ!>
「えっ?!」
いきなり、ガーネットが布団をめくり上げる。
「んん...良かった...無事で...ス~~~~...ス~~~~...」
そのまま安らかに寝息を立てるガーネット。
「なんだ!寝言か...」
一息つく姫様。
「でも...」
ベッドの上を見た姫様は、頬を染めてしまう。
布団がめくられ、ガーネットの美しい裸体が露わになっていた。
「もう!ダメよ!ガーネットの体は宝石なんだから!!...簡単に人に見せちゃ...」
少し、名残惜しそうな様子を見せながらも、布団を直そうとした姫様だったが、
「あっ!」
バランスを崩し、倒れそうになる。
(危ない!!)
慌てて、手をつく姫様。
「ガーネット...」
気付けば、ガーネットの上に覆いかぶさるような姿勢になっていた。
(も、もう少し近づけば...)
手をついたおかげで、どこにも触れていないが、すぐ下には柔らかそうなガーネットの肌が。
「ガーネット...」
姫様は吸い込まれるように体を寄せていく。
触ってしまわないように、慎重に、慎重に。
顔が、胸が、あそこが、距離を詰めていく。
特にお互いの胸の先端同士はくっつきそうになっていた。
(ダメ!!これ以上は!!)
姫様は必死で体を支える。
「ス~~~~...ス~~~~...」
二人の呼吸とともに胸が上下する。
(あっ!!)
その度に紙一重の距離を行き来する、二人のピンクの先端。
姫様の胸はいやがおうでも高鳴る。
(離れなきゃ!!...でも...)
頭では分かっていても、体が言うことを聞かない。そして、
(はぁ...はぁ...ダメ!触れてないのにどうして?とってもエッチな気分になっちゃう...んん!!)
桜色に染まっていく姫様の体。その時、ガーネットがまた、寝言を言う。
「...んん...姫様...いい...ですよ!」
「ガーネット!!」
それは姫様の理性を失わせるのに十分だった。
何も考えられなくなり、腕にかけていた力を抜こうとしたその瞬間!
「お姫様!行ってきたよ!ちゃんと先導してくれるって!...あっ!!」
窓から入ってきたアリー。しかし、二人の姿を認めると、真っ赤になり、両手で顔を隠す。
「あたし、何も見てないから!!お邪魔しました~~~~!!」
アリーは振り返ると、窓から飛び出していった。
「あっ!アリー!違うの!!...でも、助かった...ありがとう!...もう少しで、私はガーネットを...」
すんでのところで、体を支え直した姫様。
そのままゆっくりと体を起こし、ベッドから下りると、布団をきちんとかけてあげる。
「ゴメンね...もうこんなことしないから!...続きは...結婚した後で...」
そう口にすると、頬を染め、洗濯用の魔道具へと向かった。
「あっ!終わってる...」
服を取り出そうとした姫様だったが、
「・・・」
ふと、何かに気付いたように手を止めた。
「まさか...」
姫様の手が自らの大事な部分に伸びる。
「やっぱり!!」
湿っているそこに顔を赤くした姫様は、もう一度、浴室へと飛び込むのだった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる