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Panic 20. 元の世界に帰るためなら
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「マコリンは、なんで一週間もお風呂に入らなかったの?」
ポワンの問いに、マコリンは頬を染める。
(なんでそんな質問を?)
少し迷ったマコリンだったが、
(でも今はポワンさんを信じるしかないの!...ここは正直に...)
マコリンはポワンに素直に従うことにした。
「それは...その...お風呂を沸かすお金を節約するために...」
恥ずかしそうに答えると、ポワンが更に聞いてくる。
「それに下着も替えないなんて...」
<ボッ!>
マコリンの顔が、燃え上がるように赤くなった。
「替える下着がなくて...」
マコリンがそう言うと、
「洗濯したらいいじゃない!」
ポワンは当然の質問をする。
「せ、洗濯も水道代を節約するために、お風呂の残り湯を使うので、週に1回...」
マコリンはとても恥ずかしそうだ。
『貧乏はつらいよ』といったところだろうか?
「なるほど...」
それを聞いたポワンは、考え込んでいる。
「何か問題があるんですか?」
マコリンが問いかけると、
「うん...こっちのマコリンはお金持ちだから...」
ポワンはつぶやくように答える。
(お金を持ってるかどうかと関係があるのかな?)
マコリンが首をひねっていると、
「マコリンは自分の下着のにおいを嗅いだことがある?」
ポワンがそんなことを聞いてきた。
「えっ?!」
真っ赤になり、黙り込んでしまうマコリン。
「そ、そ、それは...」
ためらうマコリンにポワンが急かしてくる。
「これはとても重要なことなの!!教えて!!」
それを聞いたマコリンは、
(元の世界に帰るため!元の世界に帰るため!)
心の中でそう唱えると、
「はい...」
恥ずかしさのあまり、顔を隠してしまっているが、なんとか答えた。
「どんなにおいだった?」
それに気づいていないのか、更に恥ずかしい質問をしてくるポワン。
「わ、私のにおいでいっぱいで...とてもすごい状態でした...」
もう消えてなくなりたいマコリン。しかし、ポワンは止まらない。
「おしっこのにおいはしなかった?」
<ボッ!>
また、顔が燃え上がるマコリン。
「す、少しだけ...」
「そう...ポワンが嗅いだのと同じだね!」
「うっ!」
ポワンの言葉に、マコリンは泣きそうになってしまう。
「ゴメンね!でも、本当に大事なことなの!!」
申し訳なさそうにポワンが言うと、
「はい...分かってます...」
元の世界に帰るために、必死で耐えているマコリン。
そんなマコリンに、ポワンが更に問いかけてくる。
「自分の下着のにおいは好き?」
「えっ?!」
覚悟していたとはいえ、意外な質問に驚きの声を上げてしまうマコリン。しかし、
「答えないと...ダメなんですよね?」
訴えるようにポワンを上目で窺う。
「うん!」
大きく首を振るポワンに、
「...好き...というわけではありませんが...その...気になるというか...くせになるというか...」
真っ赤な顔でそう言うマコリン。
「分かる!分かるよ!」
ポワンは納得の顔をしていた。
「これで...いいですか?」
もう我慢の限界といった表情で訴えるマコリン。すると、
「うん!ありがとう!...これでマコリンに一週間、お風呂なしで下着を替えさせない方法を考えることができる!」
「えっ?!」
ポワンの返事に、マコリンは間抜けな声を出してしまった。
「マコリンは自分の下着のにおいが嫌いじゃない...いつかも着替えの時にこっそり下着のにおいを嗅いでいた...」
しかし、それを無視して、ポワンはブツブツつぶやいている。
「あの...」
マコリンがためらいがちに声をかけるが、
「ちょっと待って!...だから『もっとすごいにおいが嗅げるよ!』と教えてあげれば!!」
ポワンはそう言うと、晴れやかな顔に変わる。そして、
「きっとマコリンも喜んでくれる!!そして二人、一緒ににおいを楽しむの!!...あん!考えただけで!!」
ポワンは興奮してしまったのか、喘ぎ声を上げてしまった。
「ちょ、ちょっと待ってください!今まで私がしゃべったことって...」
マコリンが呆然と立ち尽くしていると、
「うん!こっちのマコリンに、一週間、下着を替えさせない方法を考えるためだよ!」
ポワンは平然と言い放つ。
「そ、そ、そんなことのために!!」
マコリンが真っ赤になりつつも怒っているが、
「ポワンにとってはとても大事なことなの!!...マコリンの一週間分のにおい...すごかった...で、できれば直接...ああん!!」
ポワンは下着だけではなく、直接、あそこのにおいを嗅いだ想像をしてしまったようだ。
大きな嬌声を上げ、頬がほんのり赤くなっている。
「そ、そんなことより私を元の世界に帰す方法を考えてくださ~~~~~い!!」
マコリンは、広い部屋中に響き渡る大声を上げたのだった。
☆彡彡彡
「そ、そうだったね!マコリンに帰ってきてもらわないと、下着のにおいもあそこのにおいも嗅げない!」
ポワンが真面目な顔に戻って、口にした言葉に、
「理由はなんでもいいです!それより、私はどうすれば元の世界に帰れるのでしょう?」
マコリンは少し怒ったように聞いてきた。すると、
「ポワンは異世界へのゲートを開けるから、マコリンが飛ばされた世界へのゲートを開けば帰れるよ!」
ポワンが初めてまともに答える。
「そんなことができるんですか?!なら今すぐ!!」
マコリンが急かすが、
「でも座標が分からないの!」
ポワンは困ったように口にした。
「座標?」
マコリンが首を傾げていると、
「うん!異世界が点在している空間みたいなものを想像してみて!」
「はい...」
マコリンは大宇宙に銀河が点在しているようなイメージをする。
「異世界へのゲートを開くには、その世界の位置を明確に意識する必要があるの!」
ポワンの説明に、
「そんなの分かるんですか?」
マコリンが驚いていると、
「うん!一度、ゲートをつないだことのある世界は、なんとなく分かるんだ!...でも、『マコリンが貧乏な世界』へはつないだことがない...」
ポワンは困ったように、顎に手を当てている。
「『マコリンが貧乏な世界』って...私からすれば、こちらの私がお金持ちすぎなんですけど...」
マコリンは微妙な顔をしているが、ポワンは構わず続ける。
「だから、その世界へのゲートを開くには...」
「できるんですか?!」
ポワンの言葉にマコリンの顔が輝く。
「ランダムにゲートを開いて、偶然、その世界に通じるまで続けるか...」
「それってどのくらいの確率ですか?」
ポワンの話の途中だが、マコリンが割って入る。
「さあ...ポワンも異世界がどのくらいあるのか知らないから、なんとも言えないけど、天文学的な数字だと思うよ!」
ポワンの説明に、
「じゃあ、現実的じゃないですね...」
マコリンの顔が曇る。それを横目で見ながら、
「後は、マコリンが通ったゲートを開いた人を見つけ出して、もう一度、開けさせるか、座標を聞くかだね!」
ポワンがより現実的な解決策を示した。
「そっか!じゃあ、明日から早速、捜索を!」
マコリンはやる気になるが、
「でも、そう簡単に見つかるかなぁ...」
ポワンが眉を寄せる。
「が、頑張りましょう!」
マコリンがギュッと手を握りしめ、気合を入れているが、ポワンは言いにくそうに説明を続ける。
「これはあくまで可能性なんだけど、そのゲートが自然発生的にできたことも考えられるの!...この場合は自然現象だから、確率的に二度と起こらない...」
「そんな!...そんなことになったら私は...」
<ポタッ...ポタッ...>
マコリンの目から涙がこぼれる。
そんなマコリンの肩に、ポワンは優しく手を置いた。
「あくまでそんな可能性もあるってことだよ!ゲートの自然発生なんて、普通、起こらないから、きっと誰かの仕業だよ!明日、渦があった場所を調べてみよ!」
慰めるように笑ったポワンに、
「はい!」
マコリンは目に涙を溜めながらも、微笑み返すのだった。
ポワンの問いに、マコリンは頬を染める。
(なんでそんな質問を?)
少し迷ったマコリンだったが、
(でも今はポワンさんを信じるしかないの!...ここは正直に...)
マコリンはポワンに素直に従うことにした。
「それは...その...お風呂を沸かすお金を節約するために...」
恥ずかしそうに答えると、ポワンが更に聞いてくる。
「それに下着も替えないなんて...」
<ボッ!>
マコリンの顔が、燃え上がるように赤くなった。
「替える下着がなくて...」
マコリンがそう言うと、
「洗濯したらいいじゃない!」
ポワンは当然の質問をする。
「せ、洗濯も水道代を節約するために、お風呂の残り湯を使うので、週に1回...」
マコリンはとても恥ずかしそうだ。
『貧乏はつらいよ』といったところだろうか?
「なるほど...」
それを聞いたポワンは、考え込んでいる。
「何か問題があるんですか?」
マコリンが問いかけると、
「うん...こっちのマコリンはお金持ちだから...」
ポワンはつぶやくように答える。
(お金を持ってるかどうかと関係があるのかな?)
マコリンが首をひねっていると、
「マコリンは自分の下着のにおいを嗅いだことがある?」
ポワンがそんなことを聞いてきた。
「えっ?!」
真っ赤になり、黙り込んでしまうマコリン。
「そ、そ、それは...」
ためらうマコリンにポワンが急かしてくる。
「これはとても重要なことなの!!教えて!!」
それを聞いたマコリンは、
(元の世界に帰るため!元の世界に帰るため!)
心の中でそう唱えると、
「はい...」
恥ずかしさのあまり、顔を隠してしまっているが、なんとか答えた。
「どんなにおいだった?」
それに気づいていないのか、更に恥ずかしい質問をしてくるポワン。
「わ、私のにおいでいっぱいで...とてもすごい状態でした...」
もう消えてなくなりたいマコリン。しかし、ポワンは止まらない。
「おしっこのにおいはしなかった?」
<ボッ!>
また、顔が燃え上がるマコリン。
「す、少しだけ...」
「そう...ポワンが嗅いだのと同じだね!」
「うっ!」
ポワンの言葉に、マコリンは泣きそうになってしまう。
「ゴメンね!でも、本当に大事なことなの!!」
申し訳なさそうにポワンが言うと、
「はい...分かってます...」
元の世界に帰るために、必死で耐えているマコリン。
そんなマコリンに、ポワンが更に問いかけてくる。
「自分の下着のにおいは好き?」
「えっ?!」
覚悟していたとはいえ、意外な質問に驚きの声を上げてしまうマコリン。しかし、
「答えないと...ダメなんですよね?」
訴えるようにポワンを上目で窺う。
「うん!」
大きく首を振るポワンに、
「...好き...というわけではありませんが...その...気になるというか...くせになるというか...」
真っ赤な顔でそう言うマコリン。
「分かる!分かるよ!」
ポワンは納得の顔をしていた。
「これで...いいですか?」
もう我慢の限界といった表情で訴えるマコリン。すると、
「うん!ありがとう!...これでマコリンに一週間、お風呂なしで下着を替えさせない方法を考えることができる!」
「えっ?!」
ポワンの返事に、マコリンは間抜けな声を出してしまった。
「マコリンは自分の下着のにおいが嫌いじゃない...いつかも着替えの時にこっそり下着のにおいを嗅いでいた...」
しかし、それを無視して、ポワンはブツブツつぶやいている。
「あの...」
マコリンがためらいがちに声をかけるが、
「ちょっと待って!...だから『もっとすごいにおいが嗅げるよ!』と教えてあげれば!!」
ポワンはそう言うと、晴れやかな顔に変わる。そして、
「きっとマコリンも喜んでくれる!!そして二人、一緒ににおいを楽しむの!!...あん!考えただけで!!」
ポワンは興奮してしまったのか、喘ぎ声を上げてしまった。
「ちょ、ちょっと待ってください!今まで私がしゃべったことって...」
マコリンが呆然と立ち尽くしていると、
「うん!こっちのマコリンに、一週間、下着を替えさせない方法を考えるためだよ!」
ポワンは平然と言い放つ。
「そ、そ、そんなことのために!!」
マコリンが真っ赤になりつつも怒っているが、
「ポワンにとってはとても大事なことなの!!...マコリンの一週間分のにおい...すごかった...で、できれば直接...ああん!!」
ポワンは下着だけではなく、直接、あそこのにおいを嗅いだ想像をしてしまったようだ。
大きな嬌声を上げ、頬がほんのり赤くなっている。
「そ、そんなことより私を元の世界に帰す方法を考えてくださ~~~~~い!!」
マコリンは、広い部屋中に響き渡る大声を上げたのだった。
☆彡彡彡
「そ、そうだったね!マコリンに帰ってきてもらわないと、下着のにおいもあそこのにおいも嗅げない!」
ポワンが真面目な顔に戻って、口にした言葉に、
「理由はなんでもいいです!それより、私はどうすれば元の世界に帰れるのでしょう?」
マコリンは少し怒ったように聞いてきた。すると、
「ポワンは異世界へのゲートを開けるから、マコリンが飛ばされた世界へのゲートを開けば帰れるよ!」
ポワンが初めてまともに答える。
「そんなことができるんですか?!なら今すぐ!!」
マコリンが急かすが、
「でも座標が分からないの!」
ポワンは困ったように口にした。
「座標?」
マコリンが首を傾げていると、
「うん!異世界が点在している空間みたいなものを想像してみて!」
「はい...」
マコリンは大宇宙に銀河が点在しているようなイメージをする。
「異世界へのゲートを開くには、その世界の位置を明確に意識する必要があるの!」
ポワンの説明に、
「そんなの分かるんですか?」
マコリンが驚いていると、
「うん!一度、ゲートをつないだことのある世界は、なんとなく分かるんだ!...でも、『マコリンが貧乏な世界』へはつないだことがない...」
ポワンは困ったように、顎に手を当てている。
「『マコリンが貧乏な世界』って...私からすれば、こちらの私がお金持ちすぎなんですけど...」
マコリンは微妙な顔をしているが、ポワンは構わず続ける。
「だから、その世界へのゲートを開くには...」
「できるんですか?!」
ポワンの言葉にマコリンの顔が輝く。
「ランダムにゲートを開いて、偶然、その世界に通じるまで続けるか...」
「それってどのくらいの確率ですか?」
ポワンの話の途中だが、マコリンが割って入る。
「さあ...ポワンも異世界がどのくらいあるのか知らないから、なんとも言えないけど、天文学的な数字だと思うよ!」
ポワンの説明に、
「じゃあ、現実的じゃないですね...」
マコリンの顔が曇る。それを横目で見ながら、
「後は、マコリンが通ったゲートを開いた人を見つけ出して、もう一度、開けさせるか、座標を聞くかだね!」
ポワンがより現実的な解決策を示した。
「そっか!じゃあ、明日から早速、捜索を!」
マコリンはやる気になるが、
「でも、そう簡単に見つかるかなぁ...」
ポワンが眉を寄せる。
「が、頑張りましょう!」
マコリンがギュッと手を握りしめ、気合を入れているが、ポワンは言いにくそうに説明を続ける。
「これはあくまで可能性なんだけど、そのゲートが自然発生的にできたことも考えられるの!...この場合は自然現象だから、確率的に二度と起こらない...」
「そんな!...そんなことになったら私は...」
<ポタッ...ポタッ...>
マコリンの目から涙がこぼれる。
そんなマコリンの肩に、ポワンは優しく手を置いた。
「あくまでそんな可能性もあるってことだよ!ゲートの自然発生なんて、普通、起こらないから、きっと誰かの仕業だよ!明日、渦があった場所を調べてみよ!」
慰めるように笑ったポワンに、
「はい!」
マコリンは目に涙を溜めながらも、微笑み返すのだった。
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