マコリン☆パニック!

世々良木夜風

文字の大きさ
24 / 55

Panic 24. 水着に着替えよう!

しおりを挟む
「今日の体育は『水泳』なの?」
着替えのために、専用部屋に向かうマコリンとポワン。
ポワンはそんなことを聞いてきた。
「そうよ!水を張ったプールで、泳ぎの練習をするの!」
それに答えるマコリン。
「ふ~~~~ん...そんなことも学校では習うんだ!確かに溺れたら大変だよね!」
ポワンは一人、納得している。
「う~~~~ん...それが理由じゃないと思うけど...」
マコリンが微妙な表情を浮かべていると、ポワンが体操袋から紺色のレオタードのようなものを取り出し、感想を述べる。
「この...『水着』?あんまり可愛くないね!」
「そうね!学校で使うのはスクール水着だから...でも、海水浴とかじゃ、みんな可愛い水着をつけてるわよ!」
マコリンがそう言うと、
「海水浴?」
また、ポワンが聞いてくる。
「みんなで海で泳いだり、浜辺で遊んだりするの!...そうだ!今度の夏休みにバカンスに行きましょうか?!きっと楽しいわよ!」
マコリンが名案とばかりに手を叩く。すると、
「良く分からないけど楽しそう!!その時は可愛い水着、つけれるの?」
ポワンは目を輝かせて、質問してきた。
「ええ!とっても可愛いの、買いましょうね!」
「わ~~~~~い!」
二人ははしゃぎながら、廊下を歩いていくのだった。

☆彡彡彡

やがて、専用部屋で着替え始める二人。
下着姿になったところで、ポワンが水着を着ようとするが、
「水着の下には何もつけないのよ!そうしないと水に濡れちゃうでしょ!」
マコリンが止める。
「ぜ、全部脱いじゃうんだ...」
「そうよ!」
恥ずかしそうなポワンをよそに、マコリンはブラジャーを外す。すると、
「わぁぁ~~~~!!」
ポワンの目が輝く。
「マコリンのお胸、何度見ても綺麗...」
ポワンはうっとりしていた。
「もう!大げさなんだから!」
褒められてなのか、見られてなのか、恥ずかしそうに頬を染めるマコリンだったが、
「ほら!ポワンも!」
そう言うと、いきなりポワンのブラジャーを外した。
「キャッ!」
思わず胸を隠すポワン。
「ダ~~~メ!そんな綺麗なお胸、隠しちゃ!見れないでしょ!」
マコリンはポワンの手をどかすと、胸をまじまじと見つめる。
「恥ずかしい...」
顔を赤くしながら、目をつむっているポワンに、
「ポワンだって、私の見たじゃない!」
マコリンが指摘すると、
「マコリンのは綺麗だからいいんだよ!...ポワンの、マコリンみたいに綺麗じゃない...」
ポワンは自信がなさそうだ。
「そんなことないわよ!私はポワンのお胸が一番だと思うな~~~!」
マコリンの言葉に、
「そ、そんなこと...」
うれしさと恥ずかしさの混ざった声で、つぶやくポワン。
二人はお互いの胸をしばらく見つめていたが、
「いけない!遅れちゃう!」
そう口にすると、マコリンが最後の一枚を下ろした。

「あっ!ポワンも!」
二人は生まれたままの姿になると、水着に足を通す。
「ピチピチで着にくい...」
ポワンは水着を上げるのに苦労していた。
「ふふふ!伸縮性が高いから、慣れないと大変よね!」
その様子を、微笑ましく見ているマコリン。
「できた!」
うれしそうなポワンを前に、
「う~~~~ん、お胸がちゃんと収まってないわね!ちょっと見せて!」
マコリンがポワンの水着の横から手を入れ、バストの位置を直そうとするが、
「あっ!」
いきなりで驚いたのか、思わず声を上げたポワン。
(やだ!私ったらポワンのお胸に...)
マコリンは真っ赤になって、ポワンの様子を窺うと、
「マコリン...」
ポワンは顔を紅潮させ、潤んだ目で見つめてきた。
(ダメ!そんな顔されると!)
「な、なかなか収まらないわね!」
マコリンは必要以上に丁寧に、胸の位置を調節する。
(思った通り柔らかい...それに...張りもあって...)
マコリンが手触りに集中していると、
「ん!...ん!...ああん!そこは!」
ポワンが声を上げ始めた。
(ダメ!そんな声、出されると!)
その声に危うく、理性が吹っ飛びそうになったマコリンだったが、なんとか抑え、手を水着から抜くと、
「はい!きれいに入った!」
ポワンに笑いかける。
「もう...終わり?」
物足りなそうなポワンだったが、マコリンの水着姿を見ると、
「・・・」
上から下までじっくりと眺め始めた。

「な、なに?」
マコリンが赤くなって、視線に耐えていると、
「マコリンの体のライン、綺麗...水着だと良く分かる...」
ポワンがうっとりとしていた。
「ポワンもよ!」
今度はマコリンが、ポワンの体を下から上へと眺めていった。
「恥ずかしい...」
今度はポワンが頬を染める。
「もう!自分だってしたくせに!」
マコリンが口を尖らせると、
「マコリンは綺麗だからいいの!...それに比べて...」
ポワンは恥ずかしそうに体をくねらせた。
「ポワンもとっても素敵よ!さあ!行きましょうか!」
マコリンはにっこり笑いかけると、プールへと促す。しかし、
「ポワンもマコリンのお胸の位置、直してあげたいな!」
ポワンが指をくわえて、そんなことを言いだした。
「わ、私のはきちんと入ってるから...」
マコリンは、その言葉が意味するところに、顔を染めるが、
「ダメ?」
ポワンの上目遣いでのお願いに、
「じゃ、じゃあ...直して!」
顔を真っ赤にしてギュッと目を閉じると、胸を突き出すのだった。

恐る恐る水着の横から手を入れてくるポワン。
しかし、そこに触れた途端、
「あっ!マコリンのお胸、柔らかい!...それにすごい弾力...」
ポワンからうれしそうな声が上がる。
「ふふふ!素敵!」
ポワンは感触を楽しんでいるようだ。
「も、もう!お胸の位置を直してくれるんでしょ!早く...あっ!」
ポワンの手が先端に触れた。
「マコリンの...とっても...いいよ!」
「ん!...ん!...ダメ!ポワン!」
それからしばらく、ポワンはもぞもぞと手を動かし続けていたのだった。

☆彡彡彡

(やだ!胸の先が...バレてないわよね?)
プールへとやってきたマコリンは、水着の胸の先を気にしている。
(それに...あそこも...)
ポワンの刺激によって、そこもしっとりと濡れていた。

「これがプールかぁ!ここで泳ぐんだね!」
そんなマコリンの気持ちを知ってか知らずか、ポワンは初めて見るプールに、目を輝かせていた。
「え、ええ!」
マコリンが答えていると、
「マコリン!相変わらず素敵なスタイルですわね!」
「ホント!羨ましいですわ!」
「わたくし...自分が恥ずかしくて...」
細雪ささめたちがやってくる。
「そうでしょ!マコリンは完璧なんだ!」
ポワンは自分のことのように自慢するが、
(あんまり見ないで!!...私のお胸とあそこ、こんなになってるの!!)
マコリンが気が気でないのであった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

処理中です...