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第一章 とても不思議な世界
25話 洗濯の機械③
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ベッドがつかる程に押し寄せていた水は、黒い瘴気によって押し出されていた。その為、ベッドの周囲は、まるで暗いガスと淡く光る水とがせめぎ合っているかの様に見える。
「ガスと液体が……。コウミ、一体何を……」
「黙って見てろ!」
コウミはフェンネルを見据え続けながら、そう言い放った。
「魔導の虜。支配を受け入れた者のこれが末路だ。自分の手で始末をつけられれば、醜態を晒す事も無かったろうにな……」
コウミはそう呟くと、ゆっくりフェンネル方へと向かい始めた。
「また新しい人が来たわ。貴方は誰? 私達の友達?」
フェンネルもコウミの存在に気が付いたらしい。警戒する様子も見せずクスクス笑いながら話し掛け始めた。
「お前に友などいない。家族もいない、誰もお前を愛してなどいない。何も思い出せないだろ? それが証拠だ」
それまで、こちらを嘲笑っていたフェンネルは、表情を強張らせコウミを睨みつけた。
「お前は誰にも救われなかった。だからこそ外道に落ち、水のエレメンタラーとなった。最早、思い残す事も無いはず。思考を停止させ、人の時の残滓を消すがいい。そして――」
渦を巻いていた水流が緩やかになり始める。そして、部屋中に溜まった水が塊となって浮き上がり、コウミの周りを取り囲み始めた。
「――水に還れ!」
コウミがそう言葉を切ると、体から膨大な量の瘴気をほとばせらせた。
同時に、フェンネルはコウミ目掛け両腕を振りかざす。それを合図にするかのように、それまで浮遊していた水塊が、一斉にコウミ目掛け飛んで行く。
しかし、水塊はコウミの纏う瘴気に呑まれ、突風に煽られたかのように弾かれ、飛散し、蒸発して消えた。
「お前! お前も同じだ! バラバラに砕いて、水に混ぜ込んで、私達と同じにしてやる!」
そう叫ぶフェンネルの事も、自身に飛び掛かる水塊も、コウミはまったく気に留める様子を見せない。
コウミは、自身の胸の前に左手を差し出した。その手のひらからは、炎の様に黒い瘴気が勢い良く立ち昇っていた。
「ウィンクルムアクシス」
コウミはそう呟くと、瘴気の立ち昇る左手を力強く握りしめる。
その瞬間、握りしめられた拳の中で逃げ場を失ったかの様に、黒い瘴気が指の間の僅かな隙間から勢い良く飛び出し、部屋中に飛び火し始める。
淡い光を放っていた水は、飛んで来た黒い瘴気に触れると光を失い、こちらも蒸発するかのように消え去ってしまった。
「いやっ! 消える!」
フェンネルの叫び声が上がった。
コウミ同様に瘴気に纏わりつかれ始めたフェンネルが、身を捩るようにしながら、必死で身体から瘴気を払い落とそうとしている。
「消えてしまう、私達が! 私の体が消えて行く。……私も? 私も消えてしまう!? 私達……、私達って?」
フェンネルは、愕然とした表情をコウミへ向けた。
「私って、一体……。なんだったんだっけ?」
「……知るか。俺に話しかけるな」
フェンネルの体はみるみる瘴気に包まれて行く。衣服はまるで黒い炎に焼かれた様、体は蝋が溶け出した人形の様に、足元からポタポタと水がしたたり落ち始めた。
コウミの背後からその光景をながめていた日々喜は、フェンネルのアトラスを腕に抱えながら身を起こした。
タイムとの約束を守るために、無我夢中でベッドから身を乗り出し叫んだ。
「フェンネル! お嬢様!」
フェンネルの前に立つコウミは、日々喜の声に僅かに反応を見せる。しかし、フェンネルは全くの無反応だった。
「僕の声を聞いて! こっちを見て下さい!」
日々喜は必死になった。
「貴方の事を呼んでいるんです! 助けてほしいと言ったのは貴方でしょ! 何の為にそう言ったか思い出してください!」
フェンネルは顔を日々喜の方へ向けた。その顔は無表情でまるで生気を感じさせない虚ろなものだった。
「思い出して、フェンネル・フォーリアム。貴方が居なくなったら、悲しむ人が大勢いる事を」
「日々……」
フェンネルの口元が僅かに動く。
日々喜には自分の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした。
その時、日々喜の抱えていたフェンネルのアトラスが、独りでに持ち主の下へと飛び出し、自らページを開き始める。
同時に、日々喜の携帯するアトラスが飛び上がり、こちらも独りでにページを開き始めた。
フェンネルの目前、そして、日々喜の伸ばされた左手の先に、二枚の魔法陣が同時に展開される。
「これは!?」
コウミは驚いた様に、自分を挟み込んでいる二枚の魔法陣を見返した。
「お前が魔導を使ったのか? 日々喜!」
コウミがそう叫んだ。戸惑う日々喜。
二枚の魔法陣の間でせめぎ合っていた水と瘴気が、強風に煽られた様に吹き飛ばされて行った。
「クッ!」
コウミはただ一人、その力に抗う様にその場に踏み留まった。
日々喜の展開する魔法陣に、変化が表れ始めた。
魔法陣が僅かにその大きさを広げながら、コウミの方へと迫り始める。同時に、円陣の内部に描かれる紋様がハッキリとしたものへと変わって行った。
縁取りが僅かな間隔を開く様に、二重の同心円へと別れた。
その縁取りは空白が占め、イバラ領特有の異形葉紋が描かれる事は無かった。そして、内側の同心円には内接するように五芒星が描かれ、五つの各頂点には、説明書きがされるかのように、それぞれ異なる魔法言語が記されて行った。
Undine : The mental of Sadness
Salamander : The mental of Anger
Sylph : The mental of Disgust
Gnome : The mental of Fear
Artman : The mental of Ode
そして、各五芒星の頂点から中心に目掛け、螺旋を描く様に曲線が引かれて行った。
「こ、これは、見覚えがある。この魔法言語、この名前は……」
今にも吹き飛ばされそうになりながら、コウミは魔法陣に描かれる模様を確認する。
「今更、俺達に関りを持つ気か、アートマン!」
魔法陣に目掛けコウミが吠えた。
すると、その威勢が跳ね返されたかの様に、コウミは足をすくわれ、魔法陣の間から跳ね飛ばされて行った。
「コウミ!」
邪魔なものが消え、二枚の魔法陣は互いに近づき、そして、一枚へと重なり合おうとする。
すると、日々喜の眼前に展開される魔法陣の中に、何かの情景が映し出され始めた。
それは、どこかの暗い部屋の中、五人の子供達が震えるように身を寄せる姿だった。
「これは……、フェンネル? お嬢様がこの中にも居る?」
日々喜は、魔法陣の中に手を伸ばし始める。
「重ね合わせが!? よせ! それに触るな!」
壁に激突したコウミが、身を起こし日々喜の下へ駆け寄った。しかし、それよりも先に、日々喜は魔法陣の中に吸い込まれる様にして身を投じた。
「日々喜!」
日々喜には、手を伸ばしただけの覚えしかなかった。
しかし、それだけで魔法陣の中に見えた情景は一層近づいた様に思え、薄暗いフェンネルの部屋の中に居たはずなのに、周囲は何時の間にか白く明るい霧の様な物に包まれていた。
そして、遠くの方、遥か後方で自分の名前を呼ぶコウミの声がこだましている。
目の前の、魔法陣の中に見た情景は、みるみると視界全体を覆いつくし、それにつれて一切の輪郭や色彩がハッキリとし始めた。
日々喜の体が、急ブレーキを掛けられた様に前に投げ出される。
そこは薄暗い、日々喜がまだ来た事の無い部屋の中であった。
「ガスと液体が……。コウミ、一体何を……」
「黙って見てろ!」
コウミはフェンネルを見据え続けながら、そう言い放った。
「魔導の虜。支配を受け入れた者のこれが末路だ。自分の手で始末をつけられれば、醜態を晒す事も無かったろうにな……」
コウミはそう呟くと、ゆっくりフェンネル方へと向かい始めた。
「また新しい人が来たわ。貴方は誰? 私達の友達?」
フェンネルもコウミの存在に気が付いたらしい。警戒する様子も見せずクスクス笑いながら話し掛け始めた。
「お前に友などいない。家族もいない、誰もお前を愛してなどいない。何も思い出せないだろ? それが証拠だ」
それまで、こちらを嘲笑っていたフェンネルは、表情を強張らせコウミを睨みつけた。
「お前は誰にも救われなかった。だからこそ外道に落ち、水のエレメンタラーとなった。最早、思い残す事も無いはず。思考を停止させ、人の時の残滓を消すがいい。そして――」
渦を巻いていた水流が緩やかになり始める。そして、部屋中に溜まった水が塊となって浮き上がり、コウミの周りを取り囲み始めた。
「――水に還れ!」
コウミがそう言葉を切ると、体から膨大な量の瘴気をほとばせらせた。
同時に、フェンネルはコウミ目掛け両腕を振りかざす。それを合図にするかのように、それまで浮遊していた水塊が、一斉にコウミ目掛け飛んで行く。
しかし、水塊はコウミの纏う瘴気に呑まれ、突風に煽られたかのように弾かれ、飛散し、蒸発して消えた。
「お前! お前も同じだ! バラバラに砕いて、水に混ぜ込んで、私達と同じにしてやる!」
そう叫ぶフェンネルの事も、自身に飛び掛かる水塊も、コウミはまったく気に留める様子を見せない。
コウミは、自身の胸の前に左手を差し出した。その手のひらからは、炎の様に黒い瘴気が勢い良く立ち昇っていた。
「ウィンクルムアクシス」
コウミはそう呟くと、瘴気の立ち昇る左手を力強く握りしめる。
その瞬間、握りしめられた拳の中で逃げ場を失ったかの様に、黒い瘴気が指の間の僅かな隙間から勢い良く飛び出し、部屋中に飛び火し始める。
淡い光を放っていた水は、飛んで来た黒い瘴気に触れると光を失い、こちらも蒸発するかのように消え去ってしまった。
「いやっ! 消える!」
フェンネルの叫び声が上がった。
コウミ同様に瘴気に纏わりつかれ始めたフェンネルが、身を捩るようにしながら、必死で身体から瘴気を払い落とそうとしている。
「消えてしまう、私達が! 私の体が消えて行く。……私も? 私も消えてしまう!? 私達……、私達って?」
フェンネルは、愕然とした表情をコウミへ向けた。
「私って、一体……。なんだったんだっけ?」
「……知るか。俺に話しかけるな」
フェンネルの体はみるみる瘴気に包まれて行く。衣服はまるで黒い炎に焼かれた様、体は蝋が溶け出した人形の様に、足元からポタポタと水がしたたり落ち始めた。
コウミの背後からその光景をながめていた日々喜は、フェンネルのアトラスを腕に抱えながら身を起こした。
タイムとの約束を守るために、無我夢中でベッドから身を乗り出し叫んだ。
「フェンネル! お嬢様!」
フェンネルの前に立つコウミは、日々喜の声に僅かに反応を見せる。しかし、フェンネルは全くの無反応だった。
「僕の声を聞いて! こっちを見て下さい!」
日々喜は必死になった。
「貴方の事を呼んでいるんです! 助けてほしいと言ったのは貴方でしょ! 何の為にそう言ったか思い出してください!」
フェンネルは顔を日々喜の方へ向けた。その顔は無表情でまるで生気を感じさせない虚ろなものだった。
「思い出して、フェンネル・フォーリアム。貴方が居なくなったら、悲しむ人が大勢いる事を」
「日々……」
フェンネルの口元が僅かに動く。
日々喜には自分の名前を呼ぶ声が聞こえた気がした。
その時、日々喜の抱えていたフェンネルのアトラスが、独りでに持ち主の下へと飛び出し、自らページを開き始める。
同時に、日々喜の携帯するアトラスが飛び上がり、こちらも独りでにページを開き始めた。
フェンネルの目前、そして、日々喜の伸ばされた左手の先に、二枚の魔法陣が同時に展開される。
「これは!?」
コウミは驚いた様に、自分を挟み込んでいる二枚の魔法陣を見返した。
「お前が魔導を使ったのか? 日々喜!」
コウミがそう叫んだ。戸惑う日々喜。
二枚の魔法陣の間でせめぎ合っていた水と瘴気が、強風に煽られた様に吹き飛ばされて行った。
「クッ!」
コウミはただ一人、その力に抗う様にその場に踏み留まった。
日々喜の展開する魔法陣に、変化が表れ始めた。
魔法陣が僅かにその大きさを広げながら、コウミの方へと迫り始める。同時に、円陣の内部に描かれる紋様がハッキリとしたものへと変わって行った。
縁取りが僅かな間隔を開く様に、二重の同心円へと別れた。
その縁取りは空白が占め、イバラ領特有の異形葉紋が描かれる事は無かった。そして、内側の同心円には内接するように五芒星が描かれ、五つの各頂点には、説明書きがされるかのように、それぞれ異なる魔法言語が記されて行った。
Undine : The mental of Sadness
Salamander : The mental of Anger
Sylph : The mental of Disgust
Gnome : The mental of Fear
Artman : The mental of Ode
そして、各五芒星の頂点から中心に目掛け、螺旋を描く様に曲線が引かれて行った。
「こ、これは、見覚えがある。この魔法言語、この名前は……」
今にも吹き飛ばされそうになりながら、コウミは魔法陣に描かれる模様を確認する。
「今更、俺達に関りを持つ気か、アートマン!」
魔法陣に目掛けコウミが吠えた。
すると、その威勢が跳ね返されたかの様に、コウミは足をすくわれ、魔法陣の間から跳ね飛ばされて行った。
「コウミ!」
邪魔なものが消え、二枚の魔法陣は互いに近づき、そして、一枚へと重なり合おうとする。
すると、日々喜の眼前に展開される魔法陣の中に、何かの情景が映し出され始めた。
それは、どこかの暗い部屋の中、五人の子供達が震えるように身を寄せる姿だった。
「これは……、フェンネル? お嬢様がこの中にも居る?」
日々喜は、魔法陣の中に手を伸ばし始める。
「重ね合わせが!? よせ! それに触るな!」
壁に激突したコウミが、身を起こし日々喜の下へ駆け寄った。しかし、それよりも先に、日々喜は魔法陣の中に吸い込まれる様にして身を投じた。
「日々喜!」
日々喜には、手を伸ばしただけの覚えしかなかった。
しかし、それだけで魔法陣の中に見えた情景は一層近づいた様に思え、薄暗いフェンネルの部屋の中に居たはずなのに、周囲は何時の間にか白く明るい霧の様な物に包まれていた。
そして、遠くの方、遥か後方で自分の名前を呼ぶコウミの声がこだましている。
目の前の、魔法陣の中に見た情景は、みるみると視界全体を覆いつくし、それにつれて一切の輪郭や色彩がハッキリとし始めた。
日々喜の体が、急ブレーキを掛けられた様に前に投げ出される。
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