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プロローグ
4 最初のゲームの結末
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前回この世界に転生した時は、無事??? シナリオ通り最後には背中から刺され殺されてたわっ!自分がゲームの悪役令嬢なんて全く思い出すこともなかった。
(あんな想いはもう二度としたくないっ!!! )
でも、誰に殺されたのかは未だに分からないまま。だって実際にゲームをクリアしたことは1回もなかったんだもの。悪役令嬢が殺されることぐらいしかゲームの知識はない。
1度目の転生で最後に誰かに殺された時、何かすご~く大事な事があったと思うのだけれど、思い出せない・・・。
記憶を取り戻してから、まるでトゲが刺さって抜けなくなったような引っ掛かりがずっと胸の中にある。何だったかしら??? とても大切なことだったはずなのだけれど、、、。
「食わせろ。」
「はっ?」
つい難しい顔をして立ち尽くしていたみたいだ。シエルの腕がバスケットに伸ばされ、腕輪がわざとらしくキラリンッと青く光り私の顔を直撃した。
(ま、眩しいっ!シエルのいたずら???)
むにゅっと目を閉じると、ガサゴソとバスケットの蓋を開ける音がする。次に目を開けた時には、”白いダリアの花蜜”を使った紅茶クッキーを摘んで、パクッと口に放りこんでるところだった。
「あっ、それ、あとでビオーチェの丘の上で、一人で食べようと持ってきたのに。」
美味しそうに食べてくれるシエルにあげるのは、別に構わないのだけれど・・・。
私はチラリと横目で、こちらを睨む周囲のご令嬢たちを見た。
(みなさ~ん、違うんですよ!別に私たち、仲が良いわけじゃありませんから! ただの腐れ縁なんですから!! )
喉元まで声が出かかる。私が”残念令嬢”と陰口を叩かれる理由の半分くらいは、多分シエルのせいだ。乙女の嫉妬をなめるなよ!
「行儀が悪いッ。」
心にも無いことをとりあえず言いながら、ペシッとシエルの手の甲を叩いてみる。空気を読んで、空気を!!
令嬢たちの視線が痛い・・・。
空気を読む代わりに、シエルは次の瞬間、とんでもない爆弾を投下した。しかも、当の本人は一切表情を変えず、何事もなかったようなケロッとした表情だ。1枚1枚口をモグモグ動かして、美味しそうにクッキーを食べてる。
「どうせオレたち、もう結婚したんだし。」
「はぁっ?」
結婚??? 昨日、婚約破棄されたばかりの私がシエルと結婚???
あれっ?? 今、何か、すごく大事なことを思い出しかけたのだけれど・・・。
「仕方ねーだろ。お前の父親に泣いて頼まれたンだから。」
「はぁあああぁあああああああああああああああああ???????」
そうだっ! 思い出した!
一気に血の気が引き、心臓が締め付けられるように息が苦しくなった。全身がブルブルと震え、体のコントロールが全然効かない。冷や汗が出て、背筋がゾッと凍る。
詰んでる・・・・・・。
前回ゲームの世界で、ちょうどミラリアの建国記念日の日に背中から刺され殺された。殺されるまさにその時、目の前で一番最後に見た顔が結婚相手のシエルの顔だった!!!
《もしかして、私を殺した犯人はシエルなの?》
味方だったのか、敵だったのか、犯人の存在とともに未だに分からないまま・・・。何も分からないからこそ、せめてシエルとの契約結婚だけは避けなければならなかった。
記憶の一部が戻ったことで、一気に思考の波が頭の中でグルグル押し寄せてきた。パンクしそうな頭で、目の前が真っ暗になる。
ーーーシナリオ通りに進んでる・・・。
そして私は、昨日に引き続き、2度目の気絶をしてしまったのだった。
(あんな想いはもう二度としたくないっ!!! )
でも、誰に殺されたのかは未だに分からないまま。だって実際にゲームをクリアしたことは1回もなかったんだもの。悪役令嬢が殺されることぐらいしかゲームの知識はない。
1度目の転生で最後に誰かに殺された時、何かすご~く大事な事があったと思うのだけれど、思い出せない・・・。
記憶を取り戻してから、まるでトゲが刺さって抜けなくなったような引っ掛かりがずっと胸の中にある。何だったかしら??? とても大切なことだったはずなのだけれど、、、。
「食わせろ。」
「はっ?」
つい難しい顔をして立ち尽くしていたみたいだ。シエルの腕がバスケットに伸ばされ、腕輪がわざとらしくキラリンッと青く光り私の顔を直撃した。
(ま、眩しいっ!シエルのいたずら???)
むにゅっと目を閉じると、ガサゴソとバスケットの蓋を開ける音がする。次に目を開けた時には、”白いダリアの花蜜”を使った紅茶クッキーを摘んで、パクッと口に放りこんでるところだった。
「あっ、それ、あとでビオーチェの丘の上で、一人で食べようと持ってきたのに。」
美味しそうに食べてくれるシエルにあげるのは、別に構わないのだけれど・・・。
私はチラリと横目で、こちらを睨む周囲のご令嬢たちを見た。
(みなさ~ん、違うんですよ!別に私たち、仲が良いわけじゃありませんから! ただの腐れ縁なんですから!! )
喉元まで声が出かかる。私が”残念令嬢”と陰口を叩かれる理由の半分くらいは、多分シエルのせいだ。乙女の嫉妬をなめるなよ!
「行儀が悪いッ。」
心にも無いことをとりあえず言いながら、ペシッとシエルの手の甲を叩いてみる。空気を読んで、空気を!!
令嬢たちの視線が痛い・・・。
空気を読む代わりに、シエルは次の瞬間、とんでもない爆弾を投下した。しかも、当の本人は一切表情を変えず、何事もなかったようなケロッとした表情だ。1枚1枚口をモグモグ動かして、美味しそうにクッキーを食べてる。
「どうせオレたち、もう結婚したんだし。」
「はぁっ?」
結婚??? 昨日、婚約破棄されたばかりの私がシエルと結婚???
あれっ?? 今、何か、すごく大事なことを思い出しかけたのだけれど・・・。
「仕方ねーだろ。お前の父親に泣いて頼まれたンだから。」
「はぁあああぁあああああああああああああああああ???????」
そうだっ! 思い出した!
一気に血の気が引き、心臓が締め付けられるように息が苦しくなった。全身がブルブルと震え、体のコントロールが全然効かない。冷や汗が出て、背筋がゾッと凍る。
詰んでる・・・・・・。
前回ゲームの世界で、ちょうどミラリアの建国記念日の日に背中から刺され殺された。殺されるまさにその時、目の前で一番最後に見た顔が結婚相手のシエルの顔だった!!!
《もしかして、私を殺した犯人はシエルなの?》
味方だったのか、敵だったのか、犯人の存在とともに未だに分からないまま・・・。何も分からないからこそ、せめてシエルとの契約結婚だけは避けなければならなかった。
記憶の一部が戻ったことで、一気に思考の波が頭の中でグルグル押し寄せてきた。パンクしそうな頭で、目の前が真っ暗になる。
ーーーシナリオ通りに進んでる・・・。
そして私は、昨日に引き続き、2度目の気絶をしてしまったのだった。
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