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第五章 シエルとの逃避行
41 無自覚な恋心
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ドレスに着替え、朝食をとることにした私たちは、シエルがカバノキから落とした木の実を拾い集めた。緑の葉の包みを開けるとドングリのような硬い実が入っている。中に入ってるのは、ヘーゼルナッツ。私は袋の中から、真鍮の割り器を取り出しシエルに渡した。「じゃあ、これで殻を割ってくれる?」
「えっ?」
目を丸くし驚いた顔をしている。貴族の令嬢が料理をするのもミラリアの国では忌避される。料理人でもない男性ならなおさら・・・。
「嫌ならいいわよっ!」と、私は差し出した割り器を自分のところへ戻そうとした。ターコイズブルーの腕輪をつけた腕がニョキッと伸びてきて、器具を持つ私の手ごとシエルがパシンッと掴んだ。
トクンッと高鳴る胸とやけに敏感な私の体。掴まれた部分がすごく熱い。
(どうしてかしら? 手を掴まれたくらいでおかしいわ。)
「バッ・・違っ!お前は食いもンに関してだけは、全部自分がやりたがって、人に手伝ってもらうのも嫌がってたじゃねぇか。」
「そ、それはそうだったかも。」
顔をブンブンッと振って否定するシエルは、幼い頃、むしろ積極的に手伝ってくれようとしていたっけ。
『リーチェが作るお菓子、僕大好きだよ。』
『僕もリーチェがお菓子作る時手伝いたいな。』
(意地っ張りな私は、器用なシエルに勝手に敗北感を感じて断ってたけど。)
昔は弱くていつもメソメソしていたシエル。でも大きくなってからも、根はそんなに変わってないのかも。
よくよく考えてみれば、シエルは一度だって私がお菓子を作るのを否定したことはなかった。私の両親さえ、幼い頃は私のためを思うあまり花魔法でスイーツを作ることを辞めさせたがっていたのに。
突然、シエルにゾッコンだった金髪のグラマーな美人さんの顔が思い浮かんだ。
(恋に狂えばこうなるのね。)
そう思うほどになりふり構わずシエルに猛アタックし、会うたびに私に嫌味を言ってきた令嬢だ。
ある時、城のパーティーでシエルと出席した時、ラウンジ中に聞こえるような声でまたもや嫌味の捨て台詞。
『あなた、未だにこの年で家の役目をろくに果たしていないんですってね。それどころか庶民の仕事を嬉々としてやってる残念令嬢なんて噂を聞きましてよ。』
いつものことだし気にしてなかったのに、なぜかシエルが激昂した。
『庶民だとか貴族だとかくだらねぇ。嬉々として噂話してるヤツはもっとくだらねぇ。言っとくが、こいつはただ好きなことをやってるだけだ。』と令嬢を睨みながら言い放った。
いやいやいや、令嬢の嫌味なんか可愛いものですよ。シエルの場合、殺気だけで人を殺せそうだもの。おかげでその令嬢が泣き出してしまって、後始末に余計苦労したんだからっ!
シエルはシエルでポソリと『こいつの花魔法が半人前なのは本当だけど。』なんて言って、結局全ッ然フォローになってなってなかったし。
一瞬ポケッとした私に、シエルは首を傾げて、「手伝っていいンなら、やるぞ?」と割り器を手に取った。
(口調が乱暴で分かりにくいけど優しいところはやっぱり変わってない。)
「うんっ、お願い!」
ふふっと自然と顔が綻び、シエルに笑いかける。すると、陽に透けた紺碧の髪の間から覗く顔が少し赤くなった。
こんな風に好きな人と一緒に料理できたら幸せだろうな・・・。
私は突如湧いてきた考えを振り払うようにブルブルッと小刻みに頭を揺らした。別にシエルのことが好きとかそんなんじゃないと思う、きっと。ただ、こんな何気ない無邪気な時間が楽しいなと感じただけ。
(さあ、とびっきり美味しいスイーツ作るわよ!)
今は目の前のことに集中しよう。まずは、アカクリの実から作った花蜜を準備。そして魔道具を取り出し、その中に花蜜と一緒に、シエルが1つ1つ丁寧に取り出してくれたヘーゼルナッツを入れた。
蓋を閉めると球体の魔道具が宙に浮いて、もの凄いスピードでゴォッーと音を立てて回転し始める。しばらく後に音が止み、ポンッと落ちてくる球体を手に取り蓋を開けた。
中身は、ナッツペーストを甘くしたクリームだ。このままクールボックスの魔道具に入れて冷やし固めると、チーズケーキ風スイーツの出来上がりだ。
袋の中を見ると、スプーンは1つだけ。
(ベッドも1台しかなかったものね。)
私はスプーンでひと匙すくい、まず自分で味見してみる。(すっごく美味しい~!! アカクリの甘酸っぱさが、クリームの濃厚なコクを中和して、さっぱりと舌の上で溶けていくらでも食べれそうっ!)
ふた匙目はたっぷりと山盛りにすくい、『アーン』とシエルの口元にスイーツを差し出した。
(サッサと食べないと私1人で全部食べちゃうんだからっ!)
戸惑ってモゴモゴしてるシエルに、口を開けてっ!と
強引にスプーンを近づけてると、手首を大きな手で掴まれた。長いまつ毛に彩られた大きな瞳は、私の唇に視線を止めたまま顔を近づけてくる。
あまりに一瞬のことで身動きができず、どんどん近づいてくる少し厚みのある赤い唇から目が離せない。
なぜかそのままスプーンを素通りしたと思ったら、シエルの舌がペロッと触れたのは熱を持った私の唇だった。
(い、今、舐められた!? )
「えっ?」
目を丸くし驚いた顔をしている。貴族の令嬢が料理をするのもミラリアの国では忌避される。料理人でもない男性ならなおさら・・・。
「嫌ならいいわよっ!」と、私は差し出した割り器を自分のところへ戻そうとした。ターコイズブルーの腕輪をつけた腕がニョキッと伸びてきて、器具を持つ私の手ごとシエルがパシンッと掴んだ。
トクンッと高鳴る胸とやけに敏感な私の体。掴まれた部分がすごく熱い。
(どうしてかしら? 手を掴まれたくらいでおかしいわ。)
「バッ・・違っ!お前は食いもンに関してだけは、全部自分がやりたがって、人に手伝ってもらうのも嫌がってたじゃねぇか。」
「そ、それはそうだったかも。」
顔をブンブンッと振って否定するシエルは、幼い頃、むしろ積極的に手伝ってくれようとしていたっけ。
『リーチェが作るお菓子、僕大好きだよ。』
『僕もリーチェがお菓子作る時手伝いたいな。』
(意地っ張りな私は、器用なシエルに勝手に敗北感を感じて断ってたけど。)
昔は弱くていつもメソメソしていたシエル。でも大きくなってからも、根はそんなに変わってないのかも。
よくよく考えてみれば、シエルは一度だって私がお菓子を作るのを否定したことはなかった。私の両親さえ、幼い頃は私のためを思うあまり花魔法でスイーツを作ることを辞めさせたがっていたのに。
突然、シエルにゾッコンだった金髪のグラマーな美人さんの顔が思い浮かんだ。
(恋に狂えばこうなるのね。)
そう思うほどになりふり構わずシエルに猛アタックし、会うたびに私に嫌味を言ってきた令嬢だ。
ある時、城のパーティーでシエルと出席した時、ラウンジ中に聞こえるような声でまたもや嫌味の捨て台詞。
『あなた、未だにこの年で家の役目をろくに果たしていないんですってね。それどころか庶民の仕事を嬉々としてやってる残念令嬢なんて噂を聞きましてよ。』
いつものことだし気にしてなかったのに、なぜかシエルが激昂した。
『庶民だとか貴族だとかくだらねぇ。嬉々として噂話してるヤツはもっとくだらねぇ。言っとくが、こいつはただ好きなことをやってるだけだ。』と令嬢を睨みながら言い放った。
いやいやいや、令嬢の嫌味なんか可愛いものですよ。シエルの場合、殺気だけで人を殺せそうだもの。おかげでその令嬢が泣き出してしまって、後始末に余計苦労したんだからっ!
シエルはシエルでポソリと『こいつの花魔法が半人前なのは本当だけど。』なんて言って、結局全ッ然フォローになってなってなかったし。
一瞬ポケッとした私に、シエルは首を傾げて、「手伝っていいンなら、やるぞ?」と割り器を手に取った。
(口調が乱暴で分かりにくいけど優しいところはやっぱり変わってない。)
「うんっ、お願い!」
ふふっと自然と顔が綻び、シエルに笑いかける。すると、陽に透けた紺碧の髪の間から覗く顔が少し赤くなった。
こんな風に好きな人と一緒に料理できたら幸せだろうな・・・。
私は突如湧いてきた考えを振り払うようにブルブルッと小刻みに頭を揺らした。別にシエルのことが好きとかそんなんじゃないと思う、きっと。ただ、こんな何気ない無邪気な時間が楽しいなと感じただけ。
(さあ、とびっきり美味しいスイーツ作るわよ!)
今は目の前のことに集中しよう。まずは、アカクリの実から作った花蜜を準備。そして魔道具を取り出し、その中に花蜜と一緒に、シエルが1つ1つ丁寧に取り出してくれたヘーゼルナッツを入れた。
蓋を閉めると球体の魔道具が宙に浮いて、もの凄いスピードでゴォッーと音を立てて回転し始める。しばらく後に音が止み、ポンッと落ちてくる球体を手に取り蓋を開けた。
中身は、ナッツペーストを甘くしたクリームだ。このままクールボックスの魔道具に入れて冷やし固めると、チーズケーキ風スイーツの出来上がりだ。
袋の中を見ると、スプーンは1つだけ。
(ベッドも1台しかなかったものね。)
私はスプーンでひと匙すくい、まず自分で味見してみる。(すっごく美味しい~!! アカクリの甘酸っぱさが、クリームの濃厚なコクを中和して、さっぱりと舌の上で溶けていくらでも食べれそうっ!)
ふた匙目はたっぷりと山盛りにすくい、『アーン』とシエルの口元にスイーツを差し出した。
(サッサと食べないと私1人で全部食べちゃうんだからっ!)
戸惑ってモゴモゴしてるシエルに、口を開けてっ!と
強引にスプーンを近づけてると、手首を大きな手で掴まれた。長いまつ毛に彩られた大きな瞳は、私の唇に視線を止めたまま顔を近づけてくる。
あまりに一瞬のことで身動きができず、どんどん近づいてくる少し厚みのある赤い唇から目が離せない。
なぜかそのままスプーンを素通りしたと思ったら、シエルの舌がペロッと触れたのは熱を持った私の唇だった。
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