早春の向日葵

千年砂漠

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手紙

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 十五歳の私の春は忙しく通り過ぎて行った。
 高校の入学準備、入学式、学校での新入生対象の様々な行事に忙殺され、気がつけば桜は葉桜になっていた。
 急激に回復した母は四月の半ばに退院し、私たち親子は伯父夫婦の強い勧めに甘えて三田浜の家には戻らず、伯父の家で暮らしていた。
 伯父が母の退院に合わせて二階の部屋を少し改造し、母にも一部屋用意してくれた。私の部屋も壁紙とふすまを明るい色の物に張り替えた上にカーテンまで変えてくれたおかげで、見違えるほどきれいな部屋になった。
 弁護士を通した離婚協議で、三田浜の家は売却する事になった。寂しい気もしたが、母にとってはいい思い出のない家なので、私は反対しなかった。
 高校で私は弥生に少し感じの似た子と仲良くなった。どうも私は頭の回転が速い、予想を超えた独特の思考をする人間と相性がいいらしい。彼女の意外な言葉に驚いて即答できないこともあるが、それは結果的に言葉の意味を一度良く考えてから返答するという相互理解と友好のために大事な基本とつながり、私は彼女から継続する友人関係の結び方を学んだ。
 三田浜中学の頃仲の良かった子のタイプは、気は合い易くて調子の良いときは問題なく付き合えても、私自身に似過ぎているためそのうち同類嫌悪が生まれてきてしまうようだ。衝突した原因はそこだと気がついたので、もう同じ轍は踏まない。
 高校では部活には入らなかった。その代わりアルバイトを始めた。太陽が連れて行ってくれたあのパン屋でだ。あのカレーパンが食べたくなって、伯母に頼んで店に連れて行ってもらった時、学生アルバイト募集の張り紙がしてあり、その場で申し込んだ。太陽が将来の夢として憧れた世界を私も見てみたいと思ったからだ。
 太陽の手術が成功したのは弥生からのメールで知っていた。太陽の家族からバスケット部のチームメートが得た情報を私に知らせてくれたのだ。結果も良好で、リハビリ期間を過ごした後五月の中旬には退院できるのではないかという話だった。
 弥生が太陽の入院先の病院も病室も教えてくれたので、お見舞いに行こうと思えば行けたが、私は行かなかった。本当はすぐにでも飛んで行きたかったが、行かなかった。
 太陽は私に会いに来ると言ったのだ。
 だから待つと決めた。
 太陽に再会した時、あなたのおかげでこんなに充実した日々を送れていると言いたくてできるだけ色々な人に自分から声をかけて交流し、勉強もアルバイトも目一杯励んだ。


 太陽から手紙が来たのはゴールデンウイークが過ぎた頃だった。
 真っ白な封筒の分厚い手紙だった。
 震える手で封筒を開け、真っ白な便せんに書かれた太陽の文字を追った。

 拝啓
 僕からいきなり手紙が来て、君は驚いているでしょうか。
 昨日、川辺弥生さんが僕の見舞いに来てくれて、君が川辺さんに語った話を僕に話してくれました。
 それで、どうしても君に手紙を書きたくなりました。手紙を書くのは苦手でうまく書けるか分からないけど、どうか読んでください。
 何から書けばいいのか分からないので、まず最初に書きます。
 君が病院の屋上で会ったB君 (仮)は、僕です。
 僕は去年の夏の終わりごろから異常な身体のだるさを感じるようになりました。その時は夏バテだろうと思っていたのが段々酷くなり、近所の病院へ行くと紹介状を持たされてあの病院へ行くよう言われ、行って検査を受けるとそのまま入院になってしまいました。
 最初の頃はすぐに退院できるものだと軽く考えていました。でも、自分が思うほど身体は良くなりませんでした。そして十二月に入って主治医から、僕は腎不全という重い病気で、これから先はずっと人工透析を受けないと生きていけないと説明されました。
 僕は目の前が真っ暗になりました。僕にはやりたい事がたくさんありました。高校に行って友達を今以上に作り、またバスケ部に入ってバスケをやり、その後は立派なパン職人になる。そんなそう特別な夢ではない、誰もが思い描くありふれた未来を望んでいました。
 それが病気のせいで、普通に生きるのも難しくなったのです。人工透析を受けながらもちゃんと仕事をして立派に生きている人も沢山いるというのに、その時の僕は全てに絶望してしまいました。
 三歳上の姉が、突然大学受験を止め就職すると言ったのもショックでした。
 姉は「よく調べたら大学に行ってもそれで夢が叶うわけでもなさそうだし、担任の先生が今ならいい就職先があるって勧めてくれて、そこがとても良さそうだったから」と言いましたが、そんなの嘘だとすぐに分かりました。
 姉は通訳になるのが夢でした。そのために専門学科のある県外の大学へ行こうと頑張って勉強していました。でも姉はこれから僕に病気の治療代がかかって自分の学費は出せないと悟り、両親がそれを言わなければならない辛さを察して自分から大学進学を止めると言ったのです。元々奨学金を借りる予定だったみたいですが、僕の病気のことを考え、いつ大金が必要になるか分からないから借金をするの避けたようでした。
 僕の家は裕福ではありません。だから姉が大学に行けたなら、僕は高校を出たらパン屋に就職して働いて姉の夢と家を支えようと思っていました。それなのに、僕は病気になって、家を助けるどころか、姉の夢まで潰してしまったのです。
 僕さえいなければ、と思いました。病気の僕さえいなくなれば、両親は姉に学費を出せる。姉も夢に向かって歩いて行ける。僕自身、自分の未来に絶望していて、生きて行く気力がなくなっていました。
 正直に告白します。僕はあの日、飛び降りるつもりで屋上に行ったのです。屋上には転落防止用の高いフェンスがあるけれど、給水タンクを上って飛び越えればいいと考えていました。
 そして、君に出会いました。
 君と話をしたのも、死ぬ前にちょっとくらい女の子と話してもいいかなという程度の、気まぐれでした。
 どうせ死ぬつもりなんだから、僕より絶対悲劇的ではないだろうこの子の話などどうでも良く聞き流せばいい、と傲慢で投げやりな考えでいました。
 でも、君の話は僕には衝撃的でした。
 自殺しようとしたお母さんを、自分勝手なお父さんを、君は泣いて怒った。僕はそんな君を見て、僕が今死んだら、その後家族はこんな風に泣くのだと胸がとても痛みました。
 今日を生きれば、明日何かが変わるかもしれない。
 明日何も変わらなくても、明後日何かを変えられるかもしれない。
 そう言って泣いた君に、僕は自分が怒られている気分になりました。
 それで僕はもう一度今日を生きる決心をしました。
 僕が頭で諦めるのではなく、僕の身体がもうどうしようもないとギブアップし、家族もそれを納得してくれるまで生きてみようと思いました。
 君の名前も聞かず、自分も名前を名乗らなかったのは、最初は通りすがりの君などどうでも良かったからで、その後は、女の子の君の前で泣いてしまった自分が恥ずかしかったからでした。
 でも僕は後になって、君の名前を聞かなかった事と自分が名乗らなかったことを、とても後悔しました。
 僕に生きる気力をくれた君はあれから元気を取り戻しただろうか、お母さんの事でまだ悲しんでいるのではないかと気になって、もしかしたらまた偶然会えるのではないかと、屋上に行ってみたり売店や食堂に行ってみたりしました。
 けれどすぐそれもできなくなりました。僕の身体は自分で思う以上に弱っていて、年が明けるとベッドから降りる事も出来なくなりました。
 ベッドの上で、僕は勝手な妄想を思い描きました。
 僕が病気にならず元気なまま過ごしている学校の僕のクラスに、君が転校してくればいいのに、と。そしたら僕は君の友達になり、辛い時は助けてあげるのに、と。
 何もできない僕は、せめて君が健康でいますようにと姉が中学校近くの神社からもらって来てくれたお守りに祈りました。
 その夜だったと思います。僕が寝ていると何かが胸の上に乗ってきた感触があり、目を開けると白い猫がいました。
 僕はその猫に見覚えがありました。テレビにも出た神社の白猫でした。薄紫の首輪に迷子札がつけてあったので、絶対あの猫でした。
 白い猫は僕をジッと見つめて、一声短く鳴くと僕の胸の上から床へ飛び降りてそのまま姿を消しました。
 幻覚とは思えませんでした。胸の上に猫がいた温もりや飛び降りる時に蹴られた感触がはっきり残っていたからです。
 それから僕は奇妙な夢を見ました。
 僕が思い描いた通り、元気なままの僕のクラスに、君が転校してくる夢です。僕は嬉しくて、君に声をかけようとしましたが、何故か君には届きません。周りの友達に君に声をかけたいのだと言っても、聞こえなかったようにしかふるまってくれなくて、君がクラスの女の子と話している姿を、僕は映画を見るように見ているしかできませんでした。
 それでも諦めきれなくて、出入り口の辺りで待ち伏せしていると、君が一人で歩いてきました。ありったけの勇気を出して君に声をかけると、君は振り向いてくれました。
 が、君は僕の事を覚えていませんでした。
 ものすごく僕はがっかりしたけど、逆にチャンスだと思いました。君の前で泣いたような情けないB君 (仮)ではなく、今度は篠原太陽と本名で堂々と君の友達になればいいと思いました。
 その後も僕は何度も君が同じクラスにいる夢を見ました。しかし、繰り返すうちにこれは単なる夢ではないと気付きました。
 どうも僕は自分が思い描いた特殊な世界にいて、この世界にはルールがあるのだと。
 そこでは、僕が君に話しかけられるのは周りに人のいない時だけでした。いや、正確には僕が『篠原太陽』だと知っている人が周りにいない時だけでした。クラスの友達や他クラスの友達に話しかけたり、ふざけ合ったりする事はできるし、君の姿を見たり声を利く事はできたけれど、君について第三者に聞くことはできませんでした。聞いても不自然にスルーされるだけ。同じクラスにいるというのに、君と全然話ができなくて、寂しい思いでした。
 だから図書館の前で君に会って、一緒に勉強しないかと誘ってもらえて、とても嬉しかったのに、僕の口から出た言葉は僕が思ってもいない事でした。
 多分図書館の中に僕を知っている人がいたのでしょう。だからこの世界のルールが勝手に僕にもっともらしい事をしゃべらせて、君を遠ざけようとしたのだと思います。
 でも、僕が言った事はまるっきりでたらめでもありませんでした。
 僕には好きな人がいると言って、君にそれは誰かと聞かれた時の答えです。
 君は僕がB君 (仮)だと知らない。知らないなら黙っていようと思っていたのに、やっぱり君に気付いて欲しい気持ちがありました。現実世界では僕は夢から覚める度に身体がどんどん悪くなって行っていて、僕はそう長くは生きられないのではないかと疑い始めていたので。
 君のお母さんが元気になり、君が明るさを取り戻すまで、何とか力になりたいと思っていましたが、現実の僕は段々衰弱していき、とうとう口から物を食べる事も出来ない状態になってしまいました。
 その頃になって僕は、この不思議な世界が自分の生命力を代償として作られているのではないかと気付きました。夢ではなく、君に僕がB君 (仮)と悟られない状況を作り上げて実体化した僕の魂が君と同じ現実にいるのだと。それはもしかしたらあの神社の白猫が神様に頼んでくれたからではないかと思いました。
 僕は自分の命が残り少ない事を悟りました。不思議と後悔はしませんでした。でも、せめて一度だけでいい、僕が大好きなパン屋へ君と出かけて大好きなカレーパンを食べさせてあげたかったと思った時、僕は自転車で橋の上にいました。
 そこで君を見つけた時、君に会えるのはこれが最後だと覚悟しました。なのに、君は泣いていて、僕はそれが悲しくて悔しくてたまりませんでした。君には僕ができなかった高校に行って楽しく過ごす人生を味わってもらいたかったのに、君は高校に行かないと言うから、ついきつい事も言ってしまったけれど、僕は僕に残された時間と力を尽くして、君の笑顔を取り戻したいと思いました。
 君に声の限りのエールを送り、自転車で去った僕は、あの後泣きました。多分もう二度と君に会えることなく僕は死ぬのだと、悲しくて。
 目が覚めたように気がつくと僕はベッドの上でやはり泣いていました。
 そこには家族と主治医の先生がいました。
 そこで僕は思ってもみなかった話を聞かされました。腎臓の移植手術を受けないかという話でした。僕は知らなかったのですが、今年に入ってから主治医と家族の間で相談していたことでした。
 家族なら提供者になれると聞いて、一番初めに名乗りを上げたのは姉だったそうです。一番若いから腎臓も元気だし、兄弟だから絶対うまく行くという姉に、両親が反対しました。これから結婚して子供を産むだろう身体にそんなことはさせられないと。
 次に父が、こんな時こそ父親の出番と言い出しましたが、一家の大黒柱に何かあれば家族みんなが共倒れになると母と姉が猛抗議し、結局母が父と姉の反対を押し切ってドナーになることが決まりました。
 太陽は私が産んだのだから、私だけが太陽を元気にする権利がある、と母は言い切ったそうです。
 僕はその時ほど自分の家族を馬鹿だと思った事はありません。だって、健康な体にメスを入れるのです。痛いし、その後の健康にも不安が付きまとうはずです。
 それなのに喧嘩してまで自分がリスクを負おうとするなんて、馬鹿以外何でもない。
 僕はその馬鹿な家族がありがたくて、手を合わせて泣きました。家族が馬鹿なら僕は最低です。母に腎臓をくださいと浅ましく泣いて頼んだのですから。
 最低な僕は、母から腎臓を奪ってまで生きたかったのです。
 生きて、もう一度君に会いたかったのです。
 手術が決まって、不思議な事に僕は少し身体の調子が良くなりました。生きる希望が湧いたせいかもしれません。
 そして、母から腎臓をもらう話から、母親は子供が元気でないと悲しいように、子供も母親が元気じゃないと悲しいものだと学びました。
 思い浮かんだのは君のお母さんの事でした。君のお母さんが元気になれば、君はまた心から笑えるようになるのではと考えました。
 考えた時には、君のお母さんの病室にいました。
 顔なんて知らないはずなのに、ひと目で君のお母さんだと分かりました。お母さんは眠っていましたが、僕が椅子に座るとすぐに目を覚ましました。
 君に良く似た寂しそうな顔を見て、どうしたらこの人を励ましてあげられるか考えて、僕は僕の一番好きな風景の話をしました。上手く話せた自信はないけど、お母さんは笑ってくれた。だから、きっと元気になるだろうと思いました。
 そうすると今度は君の事が気になり出しました。
 高校は受かっただろうか。何かまた辛い事は起きていないだろうか。思うとやっぱり君の顔が見たくなって、気がつくとどこかの道に立っていました。
 するとすぐそこのドアから君が出てきて、とても驚きました。でも、会えたのが嬉しくて、お母さんが元気になりそうなことを伝えたくて、そこに立っていました。
 何故か君がお母さんの見舞いに行くのだと分かっていて、手に花を持っていたので、君に渡しました。花がひまわりだったのは君のお母さんに話した僕の一番好きな風景がひまわり畑だったからかもしれません。
 君が高校に合格したことが嬉しくて僕はあまり喋れなくて、だけど、ようやく言えた言葉に、君は頷いてくれました。
 君が体験したことに加えて僕の話を知った今、君も混乱していると思います。
 僕だってあの不思議な三カ月が何だったのか良く分からなくて、うまく説明できないけれど、僕はB君 (仮) としてではなく、篠原太陽として君と過ごしたのだと思っています。
 だから、リハビリが終わり一人で外出できるようになったら、僕は君に会いに行きます。
 B君 (仮)は篠原太陽ですと僕の口から名乗るために。
 もし僕が会いに行って迷惑だったら、僕が名乗った後、君は自分を「Aさん(仮)です」と名乗ってください。そしたら、B君 (仮)は高野美咲さんに縁がなかったものと諦めて黙って帰ります。
 でも、もし迷惑でなかったら、僕は君の口から君の名前が聞きたいです。
 最後に。
 篠原太陽は嘘をつきました。
 僕は君を友達だと言ったけど、僕がなりたいのは友達なんかじゃなかった。
 友達よりもっともっと熱い感情が、僕の胸にありました。あの日、君を自転車に乗せて橋を渡り切った後、思わず君の頭を撫でて髪に触れた掌の感触を僕は今も忘れられません。
 僕の本当の気持ちは、君に会って告げようと思います。
 だから、どうか僕に会ってください。
 君が僕に会ってくれる事を願いながら、僕は今日もリハビリを続けています。
 どうか君も元気で。
 明日も君にいい事がありますように。
                                       敬具


 私は泣いた。
 手紙を抱きしめて、泣いた。
 大事な手紙なのにくしゃくしゃになるほど強く強く胸に抱きしめて泣いた。
 あの日々が幻だろうが、夢だろうが、何でもいい。
 太陽は確かにいたのだ。私のそばに。
 私は太陽――B君 (仮)に何かしてあげたわけではなかったのに、彼は優しい心で私に私から受け取ったと思っている以上のものをくれた。
 私は何を太陽に返せるだろうか。
 太陽が自分の命を削ってまでくれたあの日々に対して、私が返せるものがあるだろうか。
 どんなに考えても、私には何もなかった。
 だから、せめて太陽にもらった言葉を、毎日返そうと思った。
 明日もあなたにいい事がありますように。
 毎夜私はそう祈ると決めた。
 もらった言葉を惜しみなく心をこめて、太陽のために使う。
 一生、私の命がある限り、太陽の幸せを祈る。
 それが太陽が私にしてくれた全てへの、返礼だった。
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