いつか森になる荒野

千年砂漠

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秘密の過去 その1

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 広海、美国、旭、瞬、大樹の五人は小学五年生のクラス替えで同じクラスになった。
 広海と瞬は三、四年生の時同じくクラスで、広海は瞬の気が利いて器用なところ、瞬は広海の頭の良いところをそれぞれ好ましく思っていて親しく、初めてクラスが一緒になった大樹の実直な性格を広海も瞬も気に入り、何かと三人で行動を共のするようになった。
 旭と美国とは殆ど交流がなかった。女子と表だって仲良くするのが気恥ずかしい年頃でもあったし、同性の友達とだけで遊ぶ方が楽しくもあった。旭と美国もお互いの性格の違いから付き合う友人も違い、親しい間柄ではなかった。
 六年生になって、担任が替わった。新しい担任は転任してきた三十歳くらいの男性教師で、明るく気さくで、優しい物言いをする人だった。彼は積極的に自分から生徒に話しかけ、些細なことでも良いところは必ず褒めてくれた。広海は一学期のクラス委員長になったが、何かにつけて「上野君は優秀ですね」と言われ嬉しかった。
 ただ、瞬だけは「あいつ、何か気持ち悪ぃ」と極力近づかなかった。瞬は人の心の機微に敏感なところがあり、人柄を見抜く目も鋭かったが、担任に関しては人気のある彼に軽い嫉妬心を抱いて拗ねているのだろうと思っていた。
 瞬が正しかったと知ったのは、五月最後の土曜日だった。
 その日の午後、広海は塾で仲良くなった自分とは別の小学校の友人の家に遊びに行った。新作のゲームを買ったから一緒にやろうと誘われたのだ。推理系のゲームで、それが得意な広海にナビゲーターをしてもらいたいらしかった。
 隣の校区の新興住宅地にある彼の家は、当時建ったばかりの八階建てのアパートの六階にあった。高い建物といえば病院と学校しかない田舎のこの辺りでは、一番目立つ建物だった。
 三時半過ぎまでゲームをして、次のステージは自力でやってみると言う友人に玄関まで見送られて部屋を出て、エレベーターホールでエレベーターが上がってくるのを待っていると、反対側にある階段から上がってきた人物がいた。
 同じクラスの吉沢美国だった。
 校区から離れたこのアパートに何の用だろう。親戚の家でも訪ねてきたのだろうかと思ったが、さらに階段を上がっていく彼女の俯いた横顔を見た瞬間、「違う」と判断した。
 暗いなんてものじゃない、表情が抜け落ちた横顔に見えた目には光がなかった。普段からそう明るい性格ではないのは知っている。が、ああまで沈みきった姿は見たことがない。
 ここは六階、上は七階、八階――広海は確信を持って美国を追って走り出した。
 あいつ、飛び降りる気だ。
 果たして美国は広海が追いついたとき、八階の階段の踊り場の自分の肩より高い壁を、端に置いてある消火器を踏み台に乗り越えようとしていた。
 広海は声もかけず、美国のTシャツの首を掴んで内側に引っ張り落とした。
 思わぬ衝撃と思わぬ人間がいることに驚きすぎたのか、美国は数秒惚けた顔で広海を見ていたが、
「馬鹿! 何やってるんだ!」
 広海が怒鳴るとワッと泣き出した。
 こんな所で女の子に泣かれて、不審に思った大人に事情を聞かれると面倒だと思った広海は、鞄から携帯ゲームのコードを取り出し、逃走防止に美国と自分の手首に巻き付けてつないだ。
「話を聞くから来て」
 幸いエレベーターで一階に降りるまでは誰にも会わなかった。
 話を聞くためアパートに隣接された小さな公園に向かったが、前から歩いて来た子供連れの女性が泣きじゃくっている美国を見て、怪訝な顔をした。
「大丈夫だよ、そんなに泣かなくても。迷子になった君の犬はすぐ見つかるよ。他の友達も今探してるんだし、僕も今から一緒に探すから」
 コードを巻いた手を隠すため広海は美国の手首を握り、わざと大きめの声でそう言うと、女性は納得したのか何も言わずにすれ違った。
 広海は美国を公園の植え込みの陰に座らせ、「何故あんな馬鹿なことを」と詰問した。泣くばかりの美国に苛立った広海が「言わないなら親か担任に連絡する」と脅すと、今度は嫌だと喚いて暴れて逃げ出そうとした。
 今のは嘘だ、どこにも連絡しないからとどうにか宥め、少し落ちついた美国の口からこぼれた言葉は、「担任の先生にレイプされた」。
 今度は広海がパニックになりそうになった。あの優しい先生がまさか、と信じられない気持ちだった。しかしこの大人しいクラスメートがこんな悪質な嘘をつくとも思えない。
「もう少し詳しく話せる?」
 自分自身を冷静にさせるため無感情に問いかけたのがかえって良かったようだった。
 美国はポツポツとことの経緯を語った。

 前日、美国は誰もいない廊下で担任に話しかけられた。
――吉沢さん、将来漫画家になりたいんだってね
 美国が頷くと、担任は少し屈み込み美国にささやいた。
――実は明日、東京で出版社に勤めている大学時代の友人が遊びに来るんだけど、吉沢さんが描いた絵か漫画を見てもらって、アドバイスを受ける気はない?
 それまで描いた絵を見せたのはごく身近な人間しかいなかった美国は、喜んでその話に乗った。友人は担任の仕事場も見たいというので、明日校内を案内する予定だから午後一時に一階の資料室に来て欲しいとのことだった。
――ただ、誰にも、親御さんにも内緒で来てもらえるかな。君一人にこんな提案をしたと分かったら、みんなに君を贔屓していると怒られるし、PTAの方からも苦情が来ると困るから
 そして美国は担任の言うとおりにして、毒牙にかかった。担任の話は全部美国を誘き寄せるための作り話だった。
「……明日も来い、って」
 行けば何をされるか分かっている。けれど行かなければ「今日のことをみんなにバラす」と脅された。
 行くも地獄、行かぬも地獄。美国はもう死ぬしかないと思い詰めた。
 美国の告白はどう考えても自分には手に余った。警察に行くことを勧めたが、美国は膝を抱えて俯いたまま泣いて首を振った。誰にも、親にも、絶対知られたくない、と。
 広海は困り果て、二人だけで考えていてもどうしようもないから、せめて信用できる人に相談しようと説き伏せた。美国は何もかもに絶望して思考も鈍っているようで、広海が信頼する人にならと頷いた。
 広海は塾の送り迎えの連絡のために買ってもらって持っていた携帯電話で、まず瞬と大樹に電話した。瞬は一見軽そうな性格に見えるが意外に慎重で、情も厚い。大樹は思慮深く、度胸がある。自分とは違う視点から何かいいアイデアを出してくれるのを期待した。
 そしてもう一人選んだのが旭だ。旭は一学期の副クラス委員長でよく話すようになっていて、委員の仕事の連絡や相談のためにと電話番号を交換していた。美国の被害内容を考えれば、相談するにはやはり女子が一人でもいて欲しく、広海は旭以外の女子の電話番号を知らなかった。
 旭を本当に呼んで良いものか、正直迷った。旭は姉御肌で面倒見が良いが、女子は総じて口が軽いと(偏見かも知れないが)思っている。悪気はなくとも一言口をすべらせれば、センセーショナルな内容だけに一気に拡散する。
 しかし広海は旭の正義感が強い面に賭けた。本音を言えば、美国と同性の旭から警察に行くよう説得してもらおうという魂胆だった。
 広海には校長に知らせるという選択肢は全くなかった。学校関係で事件や事故が起こった場合、教師や教育委員会は生徒の味方をしてくれないと知っているからだ。報道を見れば分かる。いじめられたと書き残して生徒が自殺しても関連すら認めなかったり、隠蔽しようとする組織が、まともな解決をしてくれる訳がない。
 三人には呼び出す電話で同じ言葉を言った。
 人の命に関わることで相談がある。一生誰にも秘密を漏らさないと誓えるなら、今すぐ来て欲しい、と。
 広海が最も信頼する二人は「すぐ行く」と即答してくれたが、
「私が行かないとどうなるの?」
 旭は暫く沈黙した後、広海に聞いてきた。
「分からない。けど、早川さんが来たら即解決するとも言えない」
「でも、困ってるんでしょう」
「うん、今までの人生で一番困ってるかも知れない」
「だったらグズグズ言ってないで、助けてくれって言いなさいよ!」
 怒鳴った旭が一番先に来てくれた。
 植え込みの陰にうずくまっている美国を見て首を傾げた旭に、広海は少し美国から離れた場所で小声で事情をかいつまんで話した。
 旭は初め顔を強ばらせていたが、一つ大きく息をするとつかつかと美国に歩み寄ると、美国に声をかけ、顔を上げた美国の頬を強く叩いた。
「馬鹿! しっかりしなさい!」
 旭は美国の前に膝をつき、美国の両肩を力強く掴んで視線をまっすぐ合わせた。
「あんたは何も悪くない! 全然悪くない! どこも、一欠片も、一点も、悪くないの! 悪くないのに、何であんたが死ななきゃならないのよ!」
 泣きそうに顔をゆがめた美国が声を上げる前に、旭は肩を掴んだ手にもっと力を込めた。
「あのクズは絶対誰かに言ったりしない! 言ったら逮捕される悪事を自分からバラす訳がないでしょ!」
 旭の言葉に美国は大きく目を見開いた。
「あんたが死んだら死人に口なしで、あの変態が高笑いするだけよ!」 
 美国は目を見開いたまま、ぽろぽろと涙をこぼした。
 旭は自分のハンカチを美国の顔に押しつけると、広海を追い払うように手を振った。
「吉沢さんに聞くことがあるから、上野君はちょっとあっちに行ってて」
 広海は少し離れたベンチに座り、ホッと息をついた。膝の上に投げ出すように置いた両手が震えていた。それで自分が今まで自覚以上に緊張していたことを知った。
 思い返して、改めて恐くなった。今日、友人の家に遊びに来ていなかったら、あの時間に帰る偶然がなかったら、見かけた美国をそのまま見送ってしまっていたら……。
 叫び出しそうになるのを必死に奥歯を噛みしめて耐えていると、瞬と大樹が来てくれた。旭と美国はまだ何か話している様子だったので、広海はその間に二人に事情を話した。
 大樹はまさかという顔をしたが、瞬は舌打ちして吐き捨てた。
「なんだ、やっぱりあいつ、やばい奴だったんじゃねえか」
 ゴールデンウィーク後の急に暑くなった日の放課後、瞬は学校に花壇に水を撒いていた四年生の女子たちがふざけてお互いに水を掛け合っているのを自分の担任が見ているところに遭遇した。薄い笑いを浮かべて下級生を見ている担任を見て、瞬は怖気を感じた。担任の目は生徒を見守る教師の目ではなかった。早熟な瞬は五、六歳上の友人もいて、担任の視線には覚えがあった。あれは男が女を邪な視線で見る目だった。
「で、どうするんだよ」
「うん、早川さんが警察へ行くよう説得してくれないかなと思ってるんだけど」
 広海が振り返ると、旭が美国の手を引いてこちらに歩いて来ていた。
「何で男子なんか呼んでるのよ」
 旭は美国を背中に隠すようにして瞬と大樹を睨みつけた。
「しかもおしゃべりなのと、無神経そうなのを呼ぶなんてどういうつもりよ」
 二人は顔色を変えたが、美国の精神状態に配慮したのか、
「オレたちだって言って良いことと悪いことの区別はつくよ」
「今は喧嘩なんかしてる場合じゃないだろう」
 声を荒げて騒ぐような態度は取らなかった。旭は雛鳥を守る親鳥のような目で睨んでいたが、二人の目を見つめて暫くの後、不機嫌そうな顔のまま小さく頷いた。
「……そうね。あんたたちはそれほど馬鹿じゃなさそうだから、一応信じるわ」
 広海は美国と旭にベンチに座るよう促し、自分は瞬たちと彼女たちの前の地べたに座った。
「……それで、早川さんはどうしたら良いと思う?」
「上野君たちは警察に行った方が良いと思ってるわよね」
 広海たち三人は顔を見合わせて頷いた。
「でも、私は反対だわ」
「どうしてだ。犯罪者は逮捕されて刑務所に行くべきじゃないか」
 大樹が顔をしかめると、旭はそれ以上に顔をしかめた。
「単細胞。警察に訴えた方が後の被害が大きい場合があるから、私は反対してるのよ」
 訴えて、担任が逮捕されたらテレビニュースにも出るし、新聞の記事にもなる。その後は周りで、ゲスな好奇心による被害者捜しが始まる。人の口には戸を立てられない。情報は絶対にどこからか漏れ、被害者は美国でどんなことをされたか、大抵は尾ひれがついて噂話が広がっていく。
「男にいやらしいことされた子だって後ろ指指されて、学校に来られると思うの? 実際に面と向かってそういうことを聞く馬鹿も必ずいる。それどころかネットに面白がって被害者の女の子はこの子だって写真を挙げるクズもきっといるわ。世の中には他人の痛みなんて全然なんとも思わない連中が腐るほどいるのよ」
 想像しただけで胸くそが悪くなった広海たちに、旭はさらに追い打ちをかける。
「裁判になったら、もっと酷いわよ。どんなことをされたか思い出したくもないことを話さなきゃならない。弁護士はその言いたくないことをしつこく聞くわ。相手がそんなことをしたくなるような態度を取ったんじゃないかとか、本当は望んでいたんじゃないかとか」
 当然家族も無事で済まない。両親は子供を傷つけられ悲しんでいるというのに、周囲は男に襲われるような隙のある子供に育てたと非難し、白い目で見る。それだけでなく美国には他県の強豪校にサッカー留学している兄がいる。将来有望らしいが、もしプロになって世間の注目を浴びるようになったとしたら、マスコミは必ず家族を調べて、妹の傷を面白おかしく記事にするだろう。それでどんなに彼や美国がダメージを受けても、世の中はすぐに次のスキャンダルに興味を移して気にもかけない。
 この世は性犯罪の被害者に全く優しくない、と旭は言い切った。
「だから私は警察に行くには反対なの。吉沢さんだってそこまで考えて嫌だって言ってるの。分かった?」
 旭の問いに広海たちは頷くしかなかった。
 旭は隣で俯いたきりでいる美国の手を両手で包み込んだ。
「ごめんね、吉沢さんが聞きたくないような話ばっかりして。でも、私は、ううん、ここにいる四人は絶対、吉沢さんを助けるから。それだけは信じて」
 広海はその手の上に自分の手を重ねた。
「ぼくも誓う。絶対吉沢さんを助ける」
 瞬も大樹も手を重ね、それを誓った。
 美国は肩を振るわせ、消え入るような声で「ありがとう」と呟いた。
 旭は手をそのままに、労るような声で言った。
「吉沢さん、辛いだろうけど聞いて。起こってしまったことはもうどうしようもない。過去は誰にも変えられないの」
 だけど、と旭は言葉を継いだ。
「もし、このことを私たち以外に知られなくて、あの変態が学校からいなくなって二度と吉沢さんの前に現われないとしたら、もう自殺なんて考えない? 生きていける?」
 ハッと顔を上げた美国より先に、瞬が問うた。
「そんなことできるのか?」
 旭は力強く頷いた。
「あのね、今、こっちに有利な点が二つあるの。まず、今回は写真を撮られてない」
 この手の犯罪では被害者を脅すためと自分のコレクションのために写真を撮る奴が殆どなのだそうだが、美国は撮られていないと断言した。
「多分吉沢さんは言葉だけで脅せると判断したのよ。写真を撮る気なら、明日撮る気なんだと思う。だから今なら写真をネタに脅される危険はないわ」
 もう一つ、と旭は顔の前で人差し指を立てた。
「あの変態の精液を拭いた吉沢さんの下着があるの」
 あまりにも生々しい話に、広海たちは引きつった声を上げた。
 美国は一度家に帰り、その下着は自分の部屋のゴミ箱に捨てたそうなので、幸いまだ証拠は残っている。
「それで、どうするつもりなんだ?」
 一番先に気持ちを立て直した大樹が問うと、旭は毅然と答えた。
「明日は吉沢さんの代わりに、私があの変態に会いに行く。こっちが脅して、学校を辞めさせるのよ」
 これには美国も広海たちも強く反対した。いくら何でも危険すぎたし、素直に相手がこっちの言うことを聞くかどうかも分からない。
「だから、その方法を考えようって言ってるんじゃないの」
 旭の決意は固く、結局みんなの方が折れて、広海を中心に策略を練った。
 そしてできあがった計画は、資料室のドアの外には広海が、窓の外には瞬と大樹が密かに護衛として待機して旭が一人で担任に会いに行き、美国に乱暴した証拠があることを元に脅して、その場で辞表を書かせるというものだった。すぐに結果を知らせるために、美国は近くの神社で待つと約束させた。
「吉沢さん、どんなに辛くても、まず、今夜を乗り切ろう」
 親に様子が変だと疑われたら、来週から始めるグループ学習のテーマ決めで酷くもめて悩んでいると言い訳しろと、広海はアドバイスした。誰にも知られたくないなら、無理にでも平静を装うしかないのだ。
 美国は瞬と大樹に家まで送って行かせ、広海は旭を送って帰った。
「ありがとう、早川さん。ぼく一人じゃどうしようもなかった」
 二人きりになった帰り道で広海が礼を言うと、旭は淡々と頷き、美国が遭った被害は強姦ではなく強制わいせつの部類だと説明した。
「興奮しすぎて、挿入する前に射精したらしいから」
 率直すぎる言葉に思わず声を上げて頭を抱えた広海に、正確な情報の共有は必要だと旭は平然と告げた。
 それにしても、と広海は旭を窺い見た。
「なんて言うか……早川さん、犯罪について詳しいね。推理小説のファンなの?」
「違うわ。私のお父さんが警察官、刑事だからよ」
 全く知らなかった事実に唖然とする広海を見て、旭はその日初めて笑った。
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