私に恋の仕方を教えて

nono

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特別な人

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匠は成瀬陸を睨んで、私の手首を掴んだ。
そのまま私の手首を掴んで、走り出した。

ゆき 「ハァハァ…」

匠 「ごめん…」

匠は止まって私に謝った。

ゆき 「いいけど、2人は、どういう関係、なの?」

私は息切れをしながら匠に聞いた。
匠は少し暗い顔をして話し始めた。

匠 「陸は…小さい頃はいつも遊んでて仲がよかった。でも中学2年ぐらいから、陸は俺が持っているものを欲しがるようになったんだ。俺は別になんとも思わなかったから、全てあげてきた…。」

匠は少し下を向いた。

匠 「でも…今回は譲れない…ゆきだけは」

ゆき 「え…?(それってどういう意味…?)」

匠 「ゆきは俺の特別な人だから」

私は匠の言葉に胸がドキドキした。

ー放課後ー

私は昼休みの時のことで頭がいっぱいだった。

ゆき 「特別…」

私はその言葉がとても嬉しかった。
その日は夜までそのことを考えていた。

ー朝ー

ゆきのお母さん 「ゆき!いつまで寝てるの!遅刻するわよ!」

私はお母さんの言葉で飛び起きた。
急いで支度をして家を出る。

ゆき 「(あー、昨日考え過ぎてアラームかけ忘れてた💦)」

私が学校に向かって走っていると後ろから声がした。

匠 「ゆき」

それは自転車に乗って学校へ向かっている途中の匠だった。
匠は私に一緒に行くかと誘ってくれた。

匠 「乗るか?」

ゆき 「いいの!?」

私は匠の言葉に甘えて後ろに乗った。

匠 「しっかり捕まってろよ」

私は匠の大きな背中を見て、ゆっくりと腕を回した。
自転車に乗っている時はずっとドキドキして、心臓がうるさかった。

ー学校ー

匠 「着いたぞ」

ゆき 「あ、ありがと」

私は少し照れくさそうに言った。

匠 「放課後何もなかったらまた送ってやるよ」

私は嬉しくてニヤけてしまった。

ゆき 「…!」

後ろから視線を感じて私は後ろを振り返った。
でもそこには誰もいなかった。

匠 「どうかしたのか?」

ゆき 「あ、ううん!なんでもない。じゃあ、放課後もお願いしようかな(笑)」

匠 「わかった。じゃあ、また昼休みな」

匠は自分の教室へと向かっていった。

ー教室ー

ゆき 「(はぁ…まだドキドキしてる)」

私は匠と登校してきた時を思い出していた。

舞 「あー!朝からイチャイチャしてたのは誰かなー?(笑)」

ゆき 「舞!おはよ(笑)」

私はニヤけながら挨拶をした。

舞 「おはよ、ニヤけてるよ(笑)」

私はニヤけが止まらなかった。

舞 「なに、ゆき彼氏出来たの?(笑)」

ゆき 「えっ!?ち、違うよ!匠はそんなんじゃ!」

舞 「じゃあ、ゆきの片想い?(笑)」

ゆき 「いやいやいや!ないってー」

私は片想いでなければなぜこんなに嬉しいのか良くわからなかった。
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