オッドアイの魔眼【予知・解読】持ちは第三王女と世界最強を目指す~追放された忌み子が古代文字を解読したら精霊と契約することができました!

煙雨

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1章 追放

第4話 兄さんとの再会

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 ミシェルとギルドに入った途端、冒険者たちが俺たちのことを異様な目で見てきているのが分かった。

(??)

 今まで、俺の眼を見て不気味がる雰囲気を出す人たちはいたが、ここまで大勢の人たちが一斉にそんな目で見てくることは無かった。

 横を向いてミシェル方を見ると、なぜかミシェルは平常心を保っていた。そしてボソッと言った。

「はぁ~。またか......」
「え?」

 ミシェルが言った言葉に、尋ねられずにはいられなかった。またかって、ミシェルは何か原因でも知っているのか? するとミシェルは耳元で言ってくる。

「私ってエルフじゃない? 大抵の人族は、私達みたいな人以外の種族を見たらいい雰囲気を出さないのよ」
「......」
「逆にリアムは異常なのよ。私を見ても驚かなかったじゃない!」
「あ~」

 ミシェルに言われるまで俺たち人族が差別的思考を持っているなんて知らなかった。

「後は、まあリアムもそう言う目で見られているんだと思うけどね」
「......。まあそうだね」

 そこで父さんに言われた言葉{「奇妙な目で見ていなかったか?」}が頭によぎった。

「まあ、慣れたから良いけどさ。それよりも早く報告しましょ」
「あぁ」

 受付嬢のところに行き、ダンジョン探索のことを報告する。すると、驚いた顔でこちらを見てきた。

「え!? あのダンジョンにそんなことが......」
「はい。後で見てもらえるとわかると思います」
「あ、ありがとうございます! ギルドマスターにも報告しておきますね」

 報告が終わり、報酬ももらったのでギルドを出ようとしたところでミシェルが裾を掴んできた。

(え?)

 俺は、ミシェルの方を向くと、上目遣いでこちらを見てきながら言った。

「私と一緒にパーティを組みましょ」
「......」

 ミシェルが言った言葉が衝撃的過ぎて呆然としてしまった。なんせ、まだ会ったばかりであるのに仲間になろうなんて言われると思いもしなかった。すると、不安そうな顔でこちらを見てきながら言われた。

「嫌?」
「い、嫌じゃないよ。こちらこそ一緒に組も!」
「うん!」

 受付嬢にパーティ申請をしようとした時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「よぉ、リアム」
「ザイト兄さん......」
「お前みたいなやつと一緒にパーティを組みたいという奴がいると思えば、人外かよ!」

 ザイト兄さんはそう言いながら大声で笑った。それに対して、俺は無性に苛立ちを感じた。

「別に誰だっていいじゃないか!」
「は! まあいいけどよ。後、もうお前の兄じゃないんだからザイト様って呼べよ」
「......」
「返事もできないのかよ! 流石は忌み子だな! 早く死ねよ」

 すると隣にいるミシェルが机と叩きながら怒鳴った。

「兄であるあなたがそんなこと言っていいの!」
「は? 言いに決まってるだろ! もうこいつの兄じゃないんだからよ。それに人外は黙ってろよ」
「種族関係ないじゃない!」
「あるに決まっているだろ! まあリアムに関しては、本当に人間なのかすらわからないけどな!」

(......)
 
 ザイト兄さんは俺の事を人間とも思ってくれていないのか。そう思った瞬間、無性に悲しくなった。

 そして、ザイト兄さんが一組のパーティに話しかけた後、ギルドから出て行った。その後は、先程とは違う異様な空気がまとっていた。

(俺って本当に嫌われていたんだな......)

 ミシェルとのパーティ申請をした後、ゴブリン退治を依頼してギルドを後にした。

 その夜、宿屋でミシェルがベットを叩きながら言った。

「リアムのお兄さんなんなの!」
「えっと。ごめんね」
「リアムが謝ることないじゃない! それにしても本当にムカつく!」
「まあ、そうだね......」

 ミシェルが言う通り、流石にザイト兄さんに苛立ちを覚えた。

(でもなんでだろう?)

 今までは、悲しいとしか感じなかったのに今日に限っては、ザイト兄さん似たシチエ怒りすら感じた。



 翌日、昨日受けたクエストを受けに近隣の森林へ向かった。あたり一面を歩いていると、ちらほらとモンスターを発見した。そして、ゴブリンを発見したところで、ミシェルが話しかけてきた。

「どうする?」
「ミシェルは前衛と後衛、どっちが得意?」
「えっと、後衛かな?」

 後衛ってことは、魔法を使うことが得意ってことだよね。まあ俺は、魔法が得意ってよりかは、前衛で戦う方が得意だからよかった。

(それにまだ、シルフの力も使ったことがなかったしね)

「じゃあ、俺が戦闘を仕掛けるよ」
「わ、分かったわ」

 手の甲に魔力を注ぐと、シルフが出てきてくれた。

{力、貸す?}
{お願い}
{わかった!}

 ミシェルとアイコンタクトをして、お互い仕掛けられる体勢を確認して、俺がゴブリンに攻撃を仕掛けた。

(あれ?)

 いつもより、体が軽い......。そして一体目のゴブリンに斬りかかる。すると一瞬にして真っ二つにすることができた。

 それを見た近くに居たゴブリンが、俺に攻撃を仕掛けようとした時、瞬時に九十度回転することができて、そのゴブリンも倒す。

(これがシルフの力?)

 戦う前から体が軽かったし、剣もスムーズに振り下ろす事ができた。そして一番驚いたことは、二体目ゴブリンを倒すとき、スムーズに九十度回転することができた。

 普通なら、一体倒したら、最初より体が重くなってあんなスムーズに動くことなん手出来ない。俺が驚いているところで、ミシェルがこちらに寄ってきた。

「リアムすごいじゃない!」
「あはは......」

 すると、シルフが笑顔で話しかけてきた。

{どうだった?}
{すごかったよ}
{よかった、よかった!!}

 その後もゴブリンを倒して行ったところで、男性三人組のパーティと出くわした。

「やっと見つけたよ」
「え?」

 俺が驚きながらそのパーティを見ていると、パーティの一人が火玉ファイアーボールを放ってきた。
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