オッドアイの魔眼【予知・解読】持ちは第三王女と世界最強を目指す~追放された忌み子が古代文字を解読したら精霊と契約することができました!

煙雨

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1章 追放

第5話 刺客

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呆然としているところで、ミシェルが風切エア・カッターを使って火玉ファイアーボールを無効化してくれた。

「リアム! きちんとして」
「え? あ、うん」

 そこでやっと今置かれている状況を理解した。

(それにしてもなんで......)

 冒険者同士で戦うのは、ご法度のはずなのに攻撃を仕掛けてくるなんてどう言うことだよ! すると一人の男性が話しかけてきた。

「へ~。今のを避けるってことは最低限実力はあるってことだよな」
「......。なんで攻撃を仕掛けて来たんだよ!」
「まあ、ある人からの頼みってやつだな。お前らみたいなやつらは、いてはいけない存在ってことだよ」

(俺たちが居てはいけない存在だって?)

「お前は殺すとして、そこの女は俺たちが楽しんだ後、殺すとするか」

 そう言うと、ミシェルのことをいやらしい目で見ていた。

(ゲスが)

 俺は、ミシェルの耳元で言う。

「ゴブリンと戦ったとき同様、俺が前衛で戦うからミシェルはカバーを頼む」
「わ、分かったわ」

 話が終わって、戦闘態勢に入ったところで、男性二人が左右に分かれて攻撃を仕掛けて来た。

{シルフ、頼む}
{うん!}

 すると、先程同様に体が軽くなった。まず左から斬りかかってくる奴の攻撃をかわし、足を引っかけて転ばす。

 その時、右から来る奴が斬りかかってきた。それは、剣で受けてつば迫り合いになる。だが、剣が軽くなったため、剣をうまく受け流して相手の剣が土についた。その瞬間を見逃さず、両足に剣を突き刺した。

「あ、あぁぁぁぁ!」

 その叫び声と同時に、後ろにいる奴が火玉ファイアーボールを放ってきたが、それをミシェルがレジストした。

 そして、もう一人が立ち上がって攻撃を仕掛けてこようとした時、シルフが言った。

{もうちょっと力貸す?}
{頼む}
{わかった!}

 すると、剣の周りに風が起き始めた。そして攻撃を仕掛けて来た剣とぶつかった瞬間、剣が斬り落とされた。

(え? どう言うこと!?)

 それを見た男性は、座り込んでしまった。

「わ、悪かった。だから助けてくれ」
「......」

 そこで一瞬迷ってしまった。その瞬間、男性が殴りかかろうとしてきた。それをミシェルの魔法、風竜ハリケーンで飛ばした。

「リアム! あなた、この状況で何しているの!」
「あ......」

 ミシェルが言う通りだ。俺は何をしていたんだ。向こうは命を狙ってきていたのに俺は、俺は......。

 その時、魔法を使ってきていた男性が逃亡しようとしていた。

(もう迷わない)

 その男性の方に走り始めた。

(え?)

 どうなっているんだ? 早い。あっという間に男性の背後まで取ることができたので、両手両足を刺して、動けないようにした。男性を担いで、ミシェルと合流する。

「さっきはありがとう」
「うん。でもきちんとしてよね」
「あぁ」

 その後、三人を縄で縛って尋問をする。

「誰に雇われた?」
「わ、わからないんだ」
「は?」

 わからないなんて無いだろ! 依頼されたんだから依頼主ぐらいわかるはずだろ!

「前払いで報酬が払われて、顔写真とかが入っていたんだ。信じてくれ!」
「前払いなら受けなくてもよかっただろ」
「脅されて......」

 その後、黙々と状況を説明し始めた。家族の情報、そして何時何分にどの行動をしていたかなどの書類も入っていたこと。

「......。でもギルドには報告させてもらうぞ」

 俺がそう言うと、ミシェルは驚きながら言った。

「いいの!? こいつらは私たちの命を狙ったのよ?」
「だからって俺たちが殺す意味はないじゃないか! 殺してしまったら俺たちもこの人たちと一緒の土俵に立ってしまう」
「......。そうね。ごめんなさい。頭に血が上っていたわ」
「うん。わかっているよ」

 ミシェルが言っていることもわかる。命を狙ってきたってことは、殺されても文句は言えない。戦っていて、殺意は感じたし、俺たちだって少しはもっただろう。そんな状況で、冷静な判断をするのは非常に難しいと思う。

「じゃあ行こうか」

 三人を連れて、街へ戻って行った。
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