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少女と死体と夢と現実(5)
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三月下旬から四月の上旬にかけては、生ゴミ以外の混入物が増えて生ゴミの質が一気に下がる。おかげで分別の手間が一工程増えて普段以上に忙しくなる。厄介なものは、生分解しないナイロン袋、ビニールのしょうゆ差し、バレン、スプーン、包装紙の類になる。
生ゴミに限らず、この時期のゴミステーションは分量も種類も違法投棄も増えて、雑然とし始める。ぼくが住む安マンション近くのゴミステーションの管理は、近所の老人会長の日高源吾さんが買って出ているのだが、しばしば早朝から彼の声が聞こえることがある。
『待たんか。曜日が違《ちご》う。分別が出来ちょらん。袋が違っ。ラベルがなか。結ん方がちあらか……』
源吾さんの指摘はおおむね正しいし、無分別な行為に対しての多少の地声の大きさは許されてしかるべきだろう。ただ、生ゴミに関して、ぼくの名前を引き合いに出して指摘するのだけは、勘弁して欲しかった。
「生ゴミは水を切れ。生ゴミ以外の異物を混入すんな。堆肥センターで働いている木塚君も迷惑すっ……」
この辺り、K市を南北に二分して走る甲突川北側沿いの新屋敷町周辺の生ゴミは、北部清掃工場で焼却処分になる。ぼくが働いている堆肥センターは、K市南部の南部清掃工場に持ち込まれる区域の生ゴミの一部を使用している。ここのゴミとは関係ないと言えば言えなくもなかった。だが、今年七十二才になり、思いこんだら聞く耳を持たない源吾さんに対して、今さら違うとは言い出せるものではない。
いつのまにかぼくは、生ゴミは収集日に出さずに、源吾さんに会わないようですむように、センターに直接持ち込むようになっていた。
四月九日の深夜、ぼくはいつもの悪夢を見て目が覚めた。
捜索は何も頼まれていなかったが、嫌な汗は止まらない。
昨日の夕方になって同僚が持ってきた、釣果の黒鯛を捌いた血生臭さのせいかもしれないとも思った。久しぶりに魚を捌いたことが、悪夢を引き出したのだろうと……。
ただ、いつもの夢とは何かが違う気がして、ぼくは妙に不安に駆られた。
時計を見た。午前三時半。ぼくは横になったまま、眠れず、まんじりともせず朝を迎えた。その間、ぼくは呟き続けた。
『何もない。何も起こらない』
六時前に起き出し、弁当の準備をし、捌いた黒鯛のアラを生ゴミ袋に入れた。充分に血抜きをしたつもりだったが、ゴミ袋にはすぐに血が滲み始めていた。ぼくは、もう一枚袋を取り出し、その中に鱚の袋ごと放り込んで、口をきつく結んだ。
この状態ではセンターへは持ち込めない。
ぼくは、生ゴミ袋を下げて部屋を出た。七時前。この時間だと、源吾さんはゴミステーションに居座っているだろう。思わずため息が出た。
『他に誰もいませんように……』
マンション前の道路からは、甲突川の堤防に沿って南北に走る道路脇のゴミステーションが見えた。堤防は幅十メートルほどの河川公園になっていて桜並木が続いている。道路と公園には二メートルほどの段差があって石垣が継いである。
場所によっては、石垣に這うようにして桜の枝が伸びていて、ちらほらとつぼみが開き始めている。その桜の下のゴミステーション内でゴミ袋を整理している、源吾さんひとりの姿が見えた。
『よし。今のうちに棄てて逃げ出そう』
ぼくは小走りに近づく。
と、いきなり妙な声を上げて源吾さんが後ろずさり、ゴミステーションから飛び出るとその場にへたり込んだ。
「源吾さん、どうしました?」
ぼくは慌てて駆け寄り、声を掛けた。
「足が……」
そう言った源吾さんがゴミステーションを指さした瞬間、背筋が総毛立った。
『風だ……』
ぼくは、源吾さんを支えながら指差さされた方向を見た。無造作に置かれた黒いゴミ袋のひとつから血まみれの足、左足のつま先が覗いていた。
さわさわとやわらかな風が、休み休みしながら幾方向からも吹き抜けていった。
『ここだけじゃない。たぶん、川下にも川上にも、いくつにも分けられて置いてある……。でも、もうぼくが見つける必要はないかもしれない』
ぼくは目を閉じ、大きく深呼吸した。瞼の裏で小さなオレンジ色の光の染みが踊っていたが、すぐに消えた。
「源吾さん、大丈夫ですから」
ぼくは、源吾さんの肩に手をかけたまま携帯電話から一一○番通報した。
このゴミステーションから五百メートル以内にK市中央警察署もあれば、派出所もある。直ぐに警官もパトカーも来るだろう。
司令センターというのだろうか。通報電話の応対は詳細を究めていた。
住所、氏名、年齢、周囲の状況、近接する電信柱の番号が聞かれ、ぼくは丁寧に答えていく。途中で受話器の向こう側の音質が変わり、ざわつきが伝わってくる。
「いいですか。現場周辺のものに手を触れずに、担当の者が行くまでそこで待機していて下さい」
携帯電話の向こうの声に、ぼくは承諾の返事をした。
「源吾さん、ここでこのまま待っていて下さいとのことです」
伝えたが、源吾さんはまだぼんやりとしている。
やがて七時半を回ろうとしていた。そろそろ会社に行かないと遅刻する。それだけが気がかりになる。この時間は、まだ誰もセンターには出ていない。工場長は通勤途中だろう。こんなことで遅刻して、工場長にむくれられてはやりきれない。
すぐに派出所から三名の巡査が来て、ふたりが現場を封鎖するためのテープを張り出した。残った下吉と名乗る年輩の巡査に、事情聴取をされた。住所氏名連絡先、身分証明書、通報時の状況……。
「通報したのはぼくですが、最初に発見したのは、こちらの日高源吾さんなので。ぼくは通報しただけで状況はよくわかりません。それにそろそろ出社時間なのですが」
「あ、いえ。もう少しで終わりますから」
と巡査は構わず聞き続ける。
「わたし以外からも何度も同じことを聞かれるかもしれませんが、よろしくお願いします」
『だめだな。完全に遅刻だ……』
ぼくはため息をついて、聞いた。
「勤務先に電話かけてもいいでしょうか。遅刻の連絡を入れなくてはならないので」
ぼくはセンターに電話を入れた。反応はない。工場長はまだ捕まらない。今日は月曜日で、休日の間の初期点検に手間取る日で、普通なら、もう始めている頃だ。
おそれいりますが、と伸びかけた短髪に白髪の交じった四十半ばに見える私服の警官が声をかけてきた。彼が近づく一歩ごとに、彼が履いているゴム長靴が妙な音を立てた。
「K県警刑事課捜査一係の戸田と申します。お話をお聞きしたいのですが」
戸田という刑事の、もそりとした低い声が、妙に耳に響く。ぼくは一呼吸置いて繰り返した。
「すみません。通報したのはぼくですが、最初に発見したのは日高さんです。そちらの、下吉さんにも申し上げたのですが、遅刻しそうなので、そろそろ仕事に行きたいのです。今日だと六時過ぎには仕事も終わりますので、なんでしたら、こちらからお伺いしますが」
戸田刑事は、目を細めてぼんやりとぼくを見つめたまま、ぼそりと言った。
「ねえ、木塚さん。あなたも例の物を見ましたか」
ぼくは拍子抜けがして、答えようのないまま曖昧に笑った。
「はあ。やむなく、ちらりと」
なるほど、そう戸田刑事はあっさり頷き、下吉巡査と目配せをしてから言った。
「それは、朝から大変でしたな。お仕事に行かれても構いません。何かあったらこちらから連絡しますので、その時はご協力をお願いします」
始業にはまだ間に合うが、立入禁止のテープが張り巡らされたゴミステーションを前にして、ぼくは今さら捨てるわけにもいかなくなったゴミ袋を下げたまま踵を返した。いきなり背後から、
「木塚さん」
戸田刑事の声が斬りつけるように響いた。
「そのゴミ袋。差し支えなかったら、こちらでお預かりしたいのですが」
ぼそりと呟いたような小さな声のはずだったが、どこか有無を言わせぬ響きがある。
『ぼくが犯人なら、その時点で落ちそうな声だ。でも、ぼくはこの事件とは関わり合いがない』
無理に意識して考えながら、ぼくは戸田刑事の方に向き直した。それが合図だったかのように、ふたりの制服警官が、するするとぼくの背後に回ってきた。
「お願いします。貧相な食生活がばれますけど」
ぼくは、素知らぬ振りをして軽口を叩き、ゴミ袋を渡した。黒鯛の血染みがゴミ袋から薄く滲み出していた。
これでは、ぼくは笑うしかなかった。
たぶん切断された死体の一部が遺棄された現場に、血の滲んだゴミ袋を下げてのこのこと現れ、警官が事情を聞こうとすると、詳しいことはわからないのでとにかく仕事に行かせてくれ、などと主張するのだ。どう考えても第一級に怪しい……。
「ご協力感謝します。もう仕事に向かわれても構いませんよ」
戸田刑事は、ぼくを通り抜けてずっと後ろを見るような目をして笑った。
きゅっ、と戸田刑事の足下でゴム長靴が鳴り、だんだん源吾さんの方向に向かって音が遠くなっていき、止まり、戸田刑事のぼそりとした声がなぜか腹に響いてきた。
「日高さん。朝っぱらからたいへんやったな」
生ゴミに限らず、この時期のゴミステーションは分量も種類も違法投棄も増えて、雑然とし始める。ぼくが住む安マンション近くのゴミステーションの管理は、近所の老人会長の日高源吾さんが買って出ているのだが、しばしば早朝から彼の声が聞こえることがある。
『待たんか。曜日が違《ちご》う。分別が出来ちょらん。袋が違っ。ラベルがなか。結ん方がちあらか……』
源吾さんの指摘はおおむね正しいし、無分別な行為に対しての多少の地声の大きさは許されてしかるべきだろう。ただ、生ゴミに関して、ぼくの名前を引き合いに出して指摘するのだけは、勘弁して欲しかった。
「生ゴミは水を切れ。生ゴミ以外の異物を混入すんな。堆肥センターで働いている木塚君も迷惑すっ……」
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いつのまにかぼくは、生ゴミは収集日に出さずに、源吾さんに会わないようですむように、センターに直接持ち込むようになっていた。
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捜索は何も頼まれていなかったが、嫌な汗は止まらない。
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ただ、いつもの夢とは何かが違う気がして、ぼくは妙に不安に駆られた。
時計を見た。午前三時半。ぼくは横になったまま、眠れず、まんじりともせず朝を迎えた。その間、ぼくは呟き続けた。
『何もない。何も起こらない』
六時前に起き出し、弁当の準備をし、捌いた黒鯛のアラを生ゴミ袋に入れた。充分に血抜きをしたつもりだったが、ゴミ袋にはすぐに血が滲み始めていた。ぼくは、もう一枚袋を取り出し、その中に鱚の袋ごと放り込んで、口をきつく結んだ。
この状態ではセンターへは持ち込めない。
ぼくは、生ゴミ袋を下げて部屋を出た。七時前。この時間だと、源吾さんはゴミステーションに居座っているだろう。思わずため息が出た。
『他に誰もいませんように……』
マンション前の道路からは、甲突川の堤防に沿って南北に走る道路脇のゴミステーションが見えた。堤防は幅十メートルほどの河川公園になっていて桜並木が続いている。道路と公園には二メートルほどの段差があって石垣が継いである。
場所によっては、石垣に這うようにして桜の枝が伸びていて、ちらほらとつぼみが開き始めている。その桜の下のゴミステーション内でゴミ袋を整理している、源吾さんひとりの姿が見えた。
『よし。今のうちに棄てて逃げ出そう』
ぼくは小走りに近づく。
と、いきなり妙な声を上げて源吾さんが後ろずさり、ゴミステーションから飛び出るとその場にへたり込んだ。
「源吾さん、どうしました?」
ぼくは慌てて駆け寄り、声を掛けた。
「足が……」
そう言った源吾さんがゴミステーションを指さした瞬間、背筋が総毛立った。
『風だ……』
ぼくは、源吾さんを支えながら指差さされた方向を見た。無造作に置かれた黒いゴミ袋のひとつから血まみれの足、左足のつま先が覗いていた。
さわさわとやわらかな風が、休み休みしながら幾方向からも吹き抜けていった。
『ここだけじゃない。たぶん、川下にも川上にも、いくつにも分けられて置いてある……。でも、もうぼくが見つける必要はないかもしれない』
ぼくは目を閉じ、大きく深呼吸した。瞼の裏で小さなオレンジ色の光の染みが踊っていたが、すぐに消えた。
「源吾さん、大丈夫ですから」
ぼくは、源吾さんの肩に手をかけたまま携帯電話から一一○番通報した。
このゴミステーションから五百メートル以内にK市中央警察署もあれば、派出所もある。直ぐに警官もパトカーも来るだろう。
司令センターというのだろうか。通報電話の応対は詳細を究めていた。
住所、氏名、年齢、周囲の状況、近接する電信柱の番号が聞かれ、ぼくは丁寧に答えていく。途中で受話器の向こう側の音質が変わり、ざわつきが伝わってくる。
「いいですか。現場周辺のものに手を触れずに、担当の者が行くまでそこで待機していて下さい」
携帯電話の向こうの声に、ぼくは承諾の返事をした。
「源吾さん、ここでこのまま待っていて下さいとのことです」
伝えたが、源吾さんはまだぼんやりとしている。
やがて七時半を回ろうとしていた。そろそろ会社に行かないと遅刻する。それだけが気がかりになる。この時間は、まだ誰もセンターには出ていない。工場長は通勤途中だろう。こんなことで遅刻して、工場長にむくれられてはやりきれない。
すぐに派出所から三名の巡査が来て、ふたりが現場を封鎖するためのテープを張り出した。残った下吉と名乗る年輩の巡査に、事情聴取をされた。住所氏名連絡先、身分証明書、通報時の状況……。
「通報したのはぼくですが、最初に発見したのは、こちらの日高源吾さんなので。ぼくは通報しただけで状況はよくわかりません。それにそろそろ出社時間なのですが」
「あ、いえ。もう少しで終わりますから」
と巡査は構わず聞き続ける。
「わたし以外からも何度も同じことを聞かれるかもしれませんが、よろしくお願いします」
『だめだな。完全に遅刻だ……』
ぼくはため息をついて、聞いた。
「勤務先に電話かけてもいいでしょうか。遅刻の連絡を入れなくてはならないので」
ぼくはセンターに電話を入れた。反応はない。工場長はまだ捕まらない。今日は月曜日で、休日の間の初期点検に手間取る日で、普通なら、もう始めている頃だ。
おそれいりますが、と伸びかけた短髪に白髪の交じった四十半ばに見える私服の警官が声をかけてきた。彼が近づく一歩ごとに、彼が履いているゴム長靴が妙な音を立てた。
「K県警刑事課捜査一係の戸田と申します。お話をお聞きしたいのですが」
戸田という刑事の、もそりとした低い声が、妙に耳に響く。ぼくは一呼吸置いて繰り返した。
「すみません。通報したのはぼくですが、最初に発見したのは日高さんです。そちらの、下吉さんにも申し上げたのですが、遅刻しそうなので、そろそろ仕事に行きたいのです。今日だと六時過ぎには仕事も終わりますので、なんでしたら、こちらからお伺いしますが」
戸田刑事は、目を細めてぼんやりとぼくを見つめたまま、ぼそりと言った。
「ねえ、木塚さん。あなたも例の物を見ましたか」
ぼくは拍子抜けがして、答えようのないまま曖昧に笑った。
「はあ。やむなく、ちらりと」
なるほど、そう戸田刑事はあっさり頷き、下吉巡査と目配せをしてから言った。
「それは、朝から大変でしたな。お仕事に行かれても構いません。何かあったらこちらから連絡しますので、その時はご協力をお願いします」
始業にはまだ間に合うが、立入禁止のテープが張り巡らされたゴミステーションを前にして、ぼくは今さら捨てるわけにもいかなくなったゴミ袋を下げたまま踵を返した。いきなり背後から、
「木塚さん」
戸田刑事の声が斬りつけるように響いた。
「そのゴミ袋。差し支えなかったら、こちらでお預かりしたいのですが」
ぼそりと呟いたような小さな声のはずだったが、どこか有無を言わせぬ響きがある。
『ぼくが犯人なら、その時点で落ちそうな声だ。でも、ぼくはこの事件とは関わり合いがない』
無理に意識して考えながら、ぼくは戸田刑事の方に向き直した。それが合図だったかのように、ふたりの制服警官が、するするとぼくの背後に回ってきた。
「お願いします。貧相な食生活がばれますけど」
ぼくは、素知らぬ振りをして軽口を叩き、ゴミ袋を渡した。黒鯛の血染みがゴミ袋から薄く滲み出していた。
これでは、ぼくは笑うしかなかった。
たぶん切断された死体の一部が遺棄された現場に、血の滲んだゴミ袋を下げてのこのこと現れ、警官が事情を聞こうとすると、詳しいことはわからないのでとにかく仕事に行かせてくれ、などと主張するのだ。どう考えても第一級に怪しい……。
「ご協力感謝します。もう仕事に向かわれても構いませんよ」
戸田刑事は、ぼくを通り抜けてずっと後ろを見るような目をして笑った。
きゅっ、と戸田刑事の足下でゴム長靴が鳴り、だんだん源吾さんの方向に向かって音が遠くなっていき、止まり、戸田刑事のぼそりとした声がなぜか腹に響いてきた。
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