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犬と被害者と少女の夢(その1)
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堆肥センターの火曜日は、二次発酵槽の切り返しと完熟堆肥の袋詰め。
一次発酵槽から二次発酵槽への移動。
袋詰め堆肥ならびにバラ堆肥の配送。
こうした作業が中心となる。
生ゴミと一緒に攪拌され一次発酵槽で寝かされている堆肥は、二日から三日置きに切り返され水分の調整と発酵の促進を促される。二週間ほどで一次発酵は終了し、堆肥は二次発酵槽へ持ち込まれる。
ホイールローダーで一次発酵槽から掬われた堆肥は、異物除去装置に掛けて残滓を取り除きながら攪拌コンベアに投入される。同時に投入される発酵剤と攪拌されながら二次発酵槽へと落とし込まれていく。
二次発酵槽は、形状は一次発酵槽とほぼ同じだが、一回り大きく、槽内に上下前後に動く螺旋状の攪拌棒が設置してある。
二次発酵に入ると、発酵熱によって、堆肥の温度が六十度から時には八十度近くにまで上昇する。
堆肥の温度が六十度以上に上がると、一次発酵の際に堆肥内に存在していたほとんどの細菌や昆虫類が死滅する。その一方で発酵時に大量の酸素を消費するため、堆肥内で発酵斑を生じ、品質の低下を招きやすい。
例えれば、酸欠を起こした箇所が部分的に壊死する。
そう言うイメージだろうか。
そこで、発酵槽の床に設置した曝気ブロアーで空気を送り込みながら、三日に一度の切り返し作業を行い、均等に空気を含ませながら攪拌して発酵させる。
こうやって前後二十日かけて堆肥が完成する。
完成した堆肥は順次袋詰めされて出荷されるか、貯蔵用ヤードにストックされる。仮に在庫過多になった場合は、一次発酵槽や二次発酵槽に投入することもある。完熟堆肥は、良質の発酵剤でもあり、同時に原料でもある。
午前中、ぼくは一次発酵槽から二次発酵槽への移動作業を行っていた。
一次発酵槽から堆肥をすくい取り、異物除去装置を通してコンベアに乗せる。
コンベアの先の二次発酵槽では、有馬工場長が陣取っていて発酵剤の投入と攪拌作業をやっている。
二次発酵槽への移動作業そのものは二時間ほどで終わった。
その後、異物除去装置でふるい落とされたられた残滓の分別を行った。
残滓には大きく分けて、プラスティックなどの化学製品、スプーンや金たわしなどの金属類、甲殻類の殻・骨・貝殻類になる。除去装置を通した時点で大まかにふるい分けられているので、基本的には貝殻類に混じり込んだプラスティック片や金属片を取り除くのが主な仕事になる。分別した貝殻類は、破砕機にかけて粉々に砕き袋詰めにする。つまり、石灰肥料として再生されるというわけだ。
ぼくは、分別された貝殻や蟹の爪や鶏の骨を破砕器に放り込みながら、今朝見た夢のことを考えていた。
『死体を切断して潰すのは、金槌と破砕器の違いはあっても、ぼくの日常の風景だ。眠っておかなければ今日の仕事の支障をきたす……。そんな潜在意識が、金槌でしっかりと死体を潰す夢を見せたのだろう。ちゃんといつもの仕事が出来るんだよ、と。
この五年、ぼくは悪夢を見ている間、自分自身でも遺体を捜してきたが、今回は違う。多分ぼくは捜さなくてもいい。ところが、全部人任せになってしまって、逆に不安になっているのではないか。だから、ぼくは持ち込まれた遺体をただ日常の業務のように潰していればいいのだと。そうやって、悪夢で眠れない日が、それがいつまで続くかわからない不安を安心に変えようとしているのかもしれない』
「おい、木塚。飯の時間だ」
有馬工場長の声に、ぼくは飛び上がった。いつの間にかぼうっとしていたのだろう。驚きのあまり悲鳴を上げなかったのが、幸運なくらいだった。
「なんか調子狂うな……」
と工場長は言った。
「いつもは、風に遭ったかなんか知らんが、死体探しの時はカミソリみたいにぴりぴりしてるくせに、今日は溶けたナメクジみたいになってるぞ」
はあ、すいません、とぼくは生返事をした。
「今日は、運送会社の連中は来れないそうだから、昼からの配送は木塚ひとりで行ってくれ。下福元の押領寺さんとこに、十五キロ袋で二百五十袋。頼むな」
下福元町の押領寺さんの圃場だと、堆肥センターから往復するだけなら三十分もあればすむ。通常だと、堆肥センターの二トンダンプで積み卸しまで入れて一台で一時間ほど、延べで三時間もあれば充分な作業のはずである。しかし、工場長が、木塚ひとりで行ってくれ、と言ったことばが気になった。
「工場長。ぼくひとりですか? あの押領寺さんとこだし、定時にも帰れなくなりますが」
「当然だ。手が足りないからな。それに今回は死体探しもないんだろ。ま、がんばって、定時までには帰ってこい。当然だが、遅くなっても残業代は出ないから」
工場長はにやりと笑った。
押領寺さんの圃場配送の場合、センターの四トンクレーン車が圃場に入らないので、袋詰め堆肥の積み下ろしはすべて手作業になる。そのため、大量に運ぶ場合は二台で運搬するか、積み卸しの作業員を付けて、作業時間の短縮化を図るのが常である。特に押領寺さんは異常な話好きで、積み卸し作業の手伝いをしてくれているのか、妨害をしているのかわからないことがある。そのため、忙しくなると必ず二台以上、ふたり以上の作業員を投じて、彼の話で作業が中断されないように防護策を講じていたほどだった。
ぼくは昼食の弁当を呑み込むようにして食べ、一時過ぎには堆肥を積み込んで押領寺さんの圃場に向かった。
押領寺さんは、十棟のハウスで軟弱野菜を生産していて、作物にもよるが、ハウス一棟につき三四ヶ月から半年ごとに堆肥を投入して土壌改良を行っている。普通の農家よりも堆肥を投入する量回数ともに多い。押領寺さんによると、
「その方が品質も収量も安定してくるし、病害虫にも強い。結果的に生産コストも下がっている」
のだそうだ。年間百トン単位で購入してくださる、ありがたい顧客のひとりである。
ぼくが圃場に着くと、人気もなく静かだった。この時間、昼食をはさんで午後二時過ぎまでは押領寺さんはいない。昼寝をしているのだ。
押領寺さんの日常は、早朝三時過ぎから出荷の準備をし、出荷を終えた八時過ぎに朝食。昼食まで除草施肥散水といった肥培管理。昼食後昼寝をして、除草、施肥、耕耘などの肥培管理を日暮れまで続ける。夜九時前までには就寝。と聞いた。
ぼくは、何事もなく指定された場所に百袋の堆肥を下ろすとセンターに戻った。残り二回、二百袋を下ろしていると、必ず押領寺さんに捕まる。そう考えると気が重かった。
昨日今日のことで、甲突川沿いで見つかったバラバラ死体のことが、押領寺さんの話題の中心になるに違いなかったからだし、ぼくは現場近くに住んでいて、しかも発見者だった。
午前中には各メディアによってばらつきはあったものの、被害者が特定されたと報じられただけだったが、午後からは被害者が実名で報じられるようになり、報じられる被害者情報の周辺から推理した、犯人探しすら流れるようになっていた。
『まだ、首すら見つかっていないのに……』
ぼくはカーラジオのスイッチを切った。電源が落ちるまでのほんのわずかな時間、それまで流れていたラジオの音声が耳障りな雑音に変わり、消えた。
二度目の配送の時も、押領寺さんの姿は見えなかった。姿が見えないだけでこんなに静かなのか、と思いながら堆肥を下ろし終えた。残り一台もこの調子ならいいが、と考えながら圃場を出ようとすると、圃場の片隅を掘っている押領寺さんの後ろ姿が目に入った。
三台目を運び込んだ時、押領寺さんは姿を見せたが口も聞かず黙々と荷下ろしを手伝い、
「いつも、ありがとうな」
ひとことだけ言って大きなためいきをついた。ぼくは納品伝票を切って渡した。
「押領寺さん、今日は話す間もなかったですね。世間は大騒ぎですよ」
水を向けたが、押領寺さんはどこか上の空で、
「しばらくは寂しいだろうな」
とだけ言って、ハウスの中に入っていった。押領寺さんが、ハウス内の作業机に伝票を置き、ひものような物を置くのを見ながら、ぼくは、何か物足りなさを感じつつ圃場を出、センターへと戻った。
一次発酵槽から二次発酵槽への移動。
袋詰め堆肥ならびにバラ堆肥の配送。
こうした作業が中心となる。
生ゴミと一緒に攪拌され一次発酵槽で寝かされている堆肥は、二日から三日置きに切り返され水分の調整と発酵の促進を促される。二週間ほどで一次発酵は終了し、堆肥は二次発酵槽へ持ち込まれる。
ホイールローダーで一次発酵槽から掬われた堆肥は、異物除去装置に掛けて残滓を取り除きながら攪拌コンベアに投入される。同時に投入される発酵剤と攪拌されながら二次発酵槽へと落とし込まれていく。
二次発酵槽は、形状は一次発酵槽とほぼ同じだが、一回り大きく、槽内に上下前後に動く螺旋状の攪拌棒が設置してある。
二次発酵に入ると、発酵熱によって、堆肥の温度が六十度から時には八十度近くにまで上昇する。
堆肥の温度が六十度以上に上がると、一次発酵の際に堆肥内に存在していたほとんどの細菌や昆虫類が死滅する。その一方で発酵時に大量の酸素を消費するため、堆肥内で発酵斑を生じ、品質の低下を招きやすい。
例えれば、酸欠を起こした箇所が部分的に壊死する。
そう言うイメージだろうか。
そこで、発酵槽の床に設置した曝気ブロアーで空気を送り込みながら、三日に一度の切り返し作業を行い、均等に空気を含ませながら攪拌して発酵させる。
こうやって前後二十日かけて堆肥が完成する。
完成した堆肥は順次袋詰めされて出荷されるか、貯蔵用ヤードにストックされる。仮に在庫過多になった場合は、一次発酵槽や二次発酵槽に投入することもある。完熟堆肥は、良質の発酵剤でもあり、同時に原料でもある。
午前中、ぼくは一次発酵槽から二次発酵槽への移動作業を行っていた。
一次発酵槽から堆肥をすくい取り、異物除去装置を通してコンベアに乗せる。
コンベアの先の二次発酵槽では、有馬工場長が陣取っていて発酵剤の投入と攪拌作業をやっている。
二次発酵槽への移動作業そのものは二時間ほどで終わった。
その後、異物除去装置でふるい落とされたられた残滓の分別を行った。
残滓には大きく分けて、プラスティックなどの化学製品、スプーンや金たわしなどの金属類、甲殻類の殻・骨・貝殻類になる。除去装置を通した時点で大まかにふるい分けられているので、基本的には貝殻類に混じり込んだプラスティック片や金属片を取り除くのが主な仕事になる。分別した貝殻類は、破砕機にかけて粉々に砕き袋詰めにする。つまり、石灰肥料として再生されるというわけだ。
ぼくは、分別された貝殻や蟹の爪や鶏の骨を破砕器に放り込みながら、今朝見た夢のことを考えていた。
『死体を切断して潰すのは、金槌と破砕器の違いはあっても、ぼくの日常の風景だ。眠っておかなければ今日の仕事の支障をきたす……。そんな潜在意識が、金槌でしっかりと死体を潰す夢を見せたのだろう。ちゃんといつもの仕事が出来るんだよ、と。
この五年、ぼくは悪夢を見ている間、自分自身でも遺体を捜してきたが、今回は違う。多分ぼくは捜さなくてもいい。ところが、全部人任せになってしまって、逆に不安になっているのではないか。だから、ぼくは持ち込まれた遺体をただ日常の業務のように潰していればいいのだと。そうやって、悪夢で眠れない日が、それがいつまで続くかわからない不安を安心に変えようとしているのかもしれない』
「おい、木塚。飯の時間だ」
有馬工場長の声に、ぼくは飛び上がった。いつの間にかぼうっとしていたのだろう。驚きのあまり悲鳴を上げなかったのが、幸運なくらいだった。
「なんか調子狂うな……」
と工場長は言った。
「いつもは、風に遭ったかなんか知らんが、死体探しの時はカミソリみたいにぴりぴりしてるくせに、今日は溶けたナメクジみたいになってるぞ」
はあ、すいません、とぼくは生返事をした。
「今日は、運送会社の連中は来れないそうだから、昼からの配送は木塚ひとりで行ってくれ。下福元の押領寺さんとこに、十五キロ袋で二百五十袋。頼むな」
下福元町の押領寺さんの圃場だと、堆肥センターから往復するだけなら三十分もあればすむ。通常だと、堆肥センターの二トンダンプで積み卸しまで入れて一台で一時間ほど、延べで三時間もあれば充分な作業のはずである。しかし、工場長が、木塚ひとりで行ってくれ、と言ったことばが気になった。
「工場長。ぼくひとりですか? あの押領寺さんとこだし、定時にも帰れなくなりますが」
「当然だ。手が足りないからな。それに今回は死体探しもないんだろ。ま、がんばって、定時までには帰ってこい。当然だが、遅くなっても残業代は出ないから」
工場長はにやりと笑った。
押領寺さんの圃場配送の場合、センターの四トンクレーン車が圃場に入らないので、袋詰め堆肥の積み下ろしはすべて手作業になる。そのため、大量に運ぶ場合は二台で運搬するか、積み卸しの作業員を付けて、作業時間の短縮化を図るのが常である。特に押領寺さんは異常な話好きで、積み卸し作業の手伝いをしてくれているのか、妨害をしているのかわからないことがある。そのため、忙しくなると必ず二台以上、ふたり以上の作業員を投じて、彼の話で作業が中断されないように防護策を講じていたほどだった。
ぼくは昼食の弁当を呑み込むようにして食べ、一時過ぎには堆肥を積み込んで押領寺さんの圃場に向かった。
押領寺さんは、十棟のハウスで軟弱野菜を生産していて、作物にもよるが、ハウス一棟につき三四ヶ月から半年ごとに堆肥を投入して土壌改良を行っている。普通の農家よりも堆肥を投入する量回数ともに多い。押領寺さんによると、
「その方が品質も収量も安定してくるし、病害虫にも強い。結果的に生産コストも下がっている」
のだそうだ。年間百トン単位で購入してくださる、ありがたい顧客のひとりである。
ぼくが圃場に着くと、人気もなく静かだった。この時間、昼食をはさんで午後二時過ぎまでは押領寺さんはいない。昼寝をしているのだ。
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昨日今日のことで、甲突川沿いで見つかったバラバラ死体のことが、押領寺さんの話題の中心になるに違いなかったからだし、ぼくは現場近くに住んでいて、しかも発見者だった。
午前中には各メディアによってばらつきはあったものの、被害者が特定されたと報じられただけだったが、午後からは被害者が実名で報じられるようになり、報じられる被害者情報の周辺から推理した、犯人探しすら流れるようになっていた。
『まだ、首すら見つかっていないのに……』
ぼくはカーラジオのスイッチを切った。電源が落ちるまでのほんのわずかな時間、それまで流れていたラジオの音声が耳障りな雑音に変わり、消えた。
二度目の配送の時も、押領寺さんの姿は見えなかった。姿が見えないだけでこんなに静かなのか、と思いながら堆肥を下ろし終えた。残り一台もこの調子ならいいが、と考えながら圃場を出ようとすると、圃場の片隅を掘っている押領寺さんの後ろ姿が目に入った。
三台目を運び込んだ時、押領寺さんは姿を見せたが口も聞かず黙々と荷下ろしを手伝い、
「いつも、ありがとうな」
ひとことだけ言って大きなためいきをついた。ぼくは納品伝票を切って渡した。
「押領寺さん、今日は話す間もなかったですね。世間は大騒ぎですよ」
水を向けたが、押領寺さんはどこか上の空で、
「しばらくは寂しいだろうな」
とだけ言って、ハウスの中に入っていった。押領寺さんが、ハウス内の作業机に伝票を置き、ひものような物を置くのを見ながら、ぼくは、何か物足りなさを感じつつ圃場を出、センターへと戻った。
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