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28話
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「ねぇねぇ知ってる?どっかの田舎に麹村ってのがあってさ其処に住所移して住むと異世界に行けるんだって!」
「なにそれ?ガセだろw村人募集してるだけの限界集落だろwww流石に騙されねーよ」
「私の知り合いで移住した人居るよ!農業やってるってwww」
「ほら!釣りだろーが!www」
カタカタとパソコン動かしながらSMSを観る
最近仕事が無くなったフリーター(32)
異世界に行ける夢を見ながらネトゲに給料打ち込んでる廃人です
最近たまに聴く噂
山間部の山に限界集落があって其処から異世界に行けるらしいとか
限界集落に名前が付いて【麹村】になったとか
そこの酒が幻級に美味いとか?
根の葉もない噂でしか無かったが
仕事も無くなって新しく探すのも疲れるのでノンビリ田舎にでも引っ込んで飽きたら戻ってまたバイトでもーっと考えていた
アパートを引き払って原ちゃりは売り
電動バイクを買って電車乗ってその村へと向かった
幸いな事に名前を検索したら直ぐに出てきたので
探すのは楽だった
ただ山なので途中何度もバッテリーが無くなり
ソーラーで充電しながらキャンプの日々が続いた
俺はどちらかと言うとツリーハウスが好きだったので、業務用缶に穴開けた簡易竈を木の上で使って
肉とか焼いてキャンプしていた
麹村を目指して10日後…やっとその村は見えて来た
この村に近づく度に何かホタルが良く飛んでるのを見かけた
そのホタルがこの村から来てるのが分かった
着いたのが大分遅かったせいもあるが
高台の道路から見下ろしたその村は
地面に星が散りばめられたかの様な…
いや、宝石箱をぶち撒けたようにキラキラと輝いていた(蛍でそう見えた)
暫しそこで立ち止まりズーっと魅入っていた
やがて後ろから軽トラが来たようで端によったら
「珍しいなぁ旅人かい?」
と声を掛けられた
「はい、電気バイクでここ迄来ました!旅人というか移住しに来たんですけど…」
そういったら
「本当かい?なら、役場に案内するよ!車に乗ってくれ!」
と嬉しそうに助手席を開けてくれました
その言葉に甘えて自転車は荷台へ載せて
助手先へと乗り込みました
「僕の義弟がここの村長なんですよ!いやー喜びますよ!」
本当に嬉しそうにニコニコしてるのを見て少し安心した
「仕事とかってあるんですかね?」
「山程あるよー!選ばなきゃだけど…」
「え?」
と一瞬語尾に違和感を感じたが
「ほらアソコだよ役場は!」
という言葉に流されてしまった
そのまま奥へと通されて
「今呼んでくるから御茶でも呑んでて!」
っとその人は行ってしまった
急須にお湯を挿れてフゥフゥと呑んでいると
扉がガチャっと開きドアをノックしながら開ける人が居た
その人は20代後半から30代前半くらいの人だった
「やぁやぁこんばんは!田辺浩二と申します!この麹村の村長をやっております、どうぞよろしく!」
っと一気にまくしたてられた
「あ、これはご丁寧に内田幹樹《うちだもとき》と申します、あ!これ転移届です」
あ~どうもどうもと受け取って棚に入れたと思ったが、入れた棚には何も無かった
(あ、やばいシルフに渡しちまった!)
何か焦った顔してる村長を怪訝そうに見ていたが
うっかり棚の隙間に落としてしまったと言っているので信じた
(おっちょこちょいなのかな?)
そんな事を思っていると
「今日はもう遅いので明日事務的な事はやるとして、今は仕事を決めましょうか!」
と言い始めた
「この村の仕事は人気職に片寄りがちなので、ランダムで一年毎にクジで決める事になってるんですよ!なので、この箱の中からどうぞ!」
と箱を出した
(クジで決める仕事って何だろう…大丈夫だろうか…)と不安に成ったが
仕事が無いよりはマシかと思い、箱に手を突っ込んだ!そして一つのカラーボールを取ると
「おおっ!一番人気の兎狩りが当たりましたね!!!おめでとうございます!!!」と言われた
一番人気が兎狩り…そもそも兎狩りが何なのかよく分からなかったので村長さんに聞いてみた
「この村のでの主なタンパク源は肉なんだよ
そこで、(異世界)周辺でよく取れる兔肉を食べる様になったんだ!」という
(なんだ、そのまんまの意味だったのか…っていうか兎って野兎……食うの?)
そんな事を考えながら今日は何処で寝ようか考えていたら
「宿ならあるから其処で頼むね!
村人用かキャンパー用風呂あるけど好きな方入ってくれ」無料だから!
と言ってまた明日ーっと帰っていった村長
中々の変わり者らしい…
貰った手書きの地図を見ながら歩いていると
目の前から美女とお付みたいなカップルが歩いてきた(ウンディーネと移り住んだ元バイカー)…不釣り合いだが仲良さそうな二人に会釈して宿へ向かった
「今晩は!村長に暫く此方で寝泊まりする様に言われた内田と申しますが、聞いておられますか?」
っと、宿へ付くなり聴いてみたが…
「あら、そうなの?まぁ!新しい住人さんかしら?村長の母です宜しくね」と挨拶された……
母なの?
え。
40代くらいにしか見えねーのに?
じゃああの村長もっと若いの?老け顔なの?
と、考えてる間に部屋が用意出来たと言われたので2階の手前の部屋へとやって来た
「ここを今日から使ってくださいね!1ヶ月銀貨5枚ですけど、後払いでも構いませんよ」
とニッコリ笑ってもう直ぐ晩御飯出来ますからねーっと、パタパタスリッパを鳴らして降りてった
(銀貨?)謎の言葉を残して去って行かれた
「やあ!おはよーさんよく眠れたかい?朝食は食堂で食べれるから言ってくれたら出すよ!昼飯は有るけど有料だよ晩飯は18:00~22:00までだからね、それ迄に食堂に来ておくれ!」
そうすれ違う時に女将さんに言われた
布団はふかふかで寝たら即朝ってくらいぐっすり眠った
食堂は1階にあって、先客はおじさん?お爺さん?いや、おじさんか?ちょい悪オヤジみたいな人が居たので、挨拶した
「おはようございます」
「おう!おはよーさん!あ、君か?新しい住民て、まぁヨロシクな!わしの名前はハルトでいーから!」っと言うので
「宜しくお願いしますハルトさん!内田と申します」
中々取っ付きやすい人で良かった…
「内田くんはもう仕事は決まったのかね?」
此方に向いて座り直して聴いてきた
「はい!昨晩村長さんからくじ引きで【兎狩り】に成りました正直なんの事かサッパリで困ってます」
そう言って適当な椅子に座る
「おおっ!初でそれとは運が良いね‼君もアレだろ?異世界の噂聞いて来た口だろ?」
ニヤッと笑って悪戯っ子みたいな目で笑う
(え。異世界…?ロマンスグレーなちょい悪オヤジから出てくる言葉とは…思えんが)
「いやぁ、まぁ有れば良いですけど流石にねぇ?」
はははははっと苦笑い
「あるんだよね、これが!今日は俺と行動するからそのつもりでな!」そうニヤリと笑って飯の続きを食い始めた
今の俺はどんな顔をしているだろうか
そう思うほど俺は固まっていたと思う
そのうち良い臭がしてきたと思ったら
女将さんが朝飯を運んで来るところだった
「はい!たくさん食べてね!オカワリもあるから!」
と山盛りご飯に肉と野菜の炒め物が出てきた
正直朝から重っ!って思ったが食べたらアッと言う間に無くなって肉とご飯とオカワリしていた…
高校の時以来じゃないか?ってくらい食った
腹を擦っているとハルトさんが側に来て
「朝からよう食ったな!うちのかぁちゃんの飯はうまいから仕方ないが!少し休んだら出掛けるから汚れても良い服に着替えておいてくれな!」
そう言って準備があるからと出掛けていった
(汚れても良い服か…作業着あったな…あれでいいや)
暫く腹が落ちつくまで待ってから部屋へ着替えに戻った
作業着に着替えて降りていくと美女が現れた
隣の隣の部屋から現れた
ロシア系に居そうな美少女ともとれるが
立ち居振る舞いが洗練されてて美女としか呼べなかった
美女の口から何かが溢れた
「あら、おはよう昨晩すれ違ったわね、新しい住人さん?私はウンディーネよ宜しくね!内田さん」
それは挨拶の言葉だった
暫くぼーっとしてしまったが、はっ!っと気付いて直ぐに頭を下げて
「お、おはようございましゅ!!内田です!よ、よらしくおねげしましゅ!!」とカミカミだったが挨拶できた
クスっと笑って「ええヨロシクね!」っと言って食堂へと入っていった
そのまま直立不動でぼーっと見ていたら同じ部屋から出てきた人に
「やぁおはようございます!」と声をかけられた
「新しい人だよね?田島って言いますヨロシクね!僕も此処に移住した口なんだよ!分からない事あったら何でも聞いてね?」
そう言われた
「宜しくお願いします!内田です!」
じゃ、朝飯食うからっと食堂へと入っていった
(分からない事は…貴方とウンディーネさんとの関係ですかね…?同じ部屋から出て来ましたよね!?
ってきけねーーーーーーーっ!!!!)
一人悶ていると
「おう、ココだったか……どした?」
っとハルトさんに悶てるところを見られてしまった
顔赤くして「いえ!何でも無いです!」
というと、そっか!と俺を連立って外へと向かった
外に出るとそのまま一番大きな建物へと向かって歩いてるようだったので、ついて行くと
「今から森に入るが、今日は多分仕事にならないと思うから見ててくれ」そう言われた
中々激しい仕事なのか鎧?を着けていた
なんと言うか……よく異世界者のアニメで見る様な格好をしている
革鎧に、チョーカー?だろうかスネに巻いてある装備を着けていた、肩には弓腰には矢筒…?
え、弓で狩りして良かったっけ?
っと思ったが口には出さなかった
そのまま大きな家を通り過ぎ裏の山へと入っていく
峠を過ぎて下に降ると川があって、そこに橋が有った
そこにも人が居て…何故か狼のコスプレをしてる美少女が村長とイチャコラしていた
「おはよーさん!シノちゃん橋通るよー」と伝えるとはーい!っと可愛い声で返事をしてた
何だろう…橋を通るだけなのに許可でもいるんだろうか?
そのまま後ろについて行くとシノちゃんって娘に
「ん?君は誰かな?」っと止められた
すると隣の村長が「その人が内田さんだよ!シノ」
と教えてあげていた
「悪いね、説明ていうか先に村の皆に紹介したかったんだけど親父が狩りに先に行くと煩くてな」と
言ったあとに
「はいコレ持ってって」
と刃渡り30cmくらいのサバイバルナイフを渡す
「え。」と固まってると
「護身用ね、あと橋渡ると異世界で其処に獣人居るけど仲間だから斬り付けないでね?あと覚悟だけしといて」
と笑顔で送り出された
(何の覚悟!!!?)と言おうとしたが
ハルトさんに引っ張られて橋を渡ってた
「なにそれ?ガセだろw村人募集してるだけの限界集落だろwww流石に騙されねーよ」
「私の知り合いで移住した人居るよ!農業やってるってwww」
「ほら!釣りだろーが!www」
カタカタとパソコン動かしながらSMSを観る
最近仕事が無くなったフリーター(32)
異世界に行ける夢を見ながらネトゲに給料打ち込んでる廃人です
最近たまに聴く噂
山間部の山に限界集落があって其処から異世界に行けるらしいとか
限界集落に名前が付いて【麹村】になったとか
そこの酒が幻級に美味いとか?
根の葉もない噂でしか無かったが
仕事も無くなって新しく探すのも疲れるのでノンビリ田舎にでも引っ込んで飽きたら戻ってまたバイトでもーっと考えていた
アパートを引き払って原ちゃりは売り
電動バイクを買って電車乗ってその村へと向かった
幸いな事に名前を検索したら直ぐに出てきたので
探すのは楽だった
ただ山なので途中何度もバッテリーが無くなり
ソーラーで充電しながらキャンプの日々が続いた
俺はどちらかと言うとツリーハウスが好きだったので、業務用缶に穴開けた簡易竈を木の上で使って
肉とか焼いてキャンプしていた
麹村を目指して10日後…やっとその村は見えて来た
この村に近づく度に何かホタルが良く飛んでるのを見かけた
そのホタルがこの村から来てるのが分かった
着いたのが大分遅かったせいもあるが
高台の道路から見下ろしたその村は
地面に星が散りばめられたかの様な…
いや、宝石箱をぶち撒けたようにキラキラと輝いていた(蛍でそう見えた)
暫しそこで立ち止まりズーっと魅入っていた
やがて後ろから軽トラが来たようで端によったら
「珍しいなぁ旅人かい?」
と声を掛けられた
「はい、電気バイクでここ迄来ました!旅人というか移住しに来たんですけど…」
そういったら
「本当かい?なら、役場に案内するよ!車に乗ってくれ!」
と嬉しそうに助手席を開けてくれました
その言葉に甘えて自転車は荷台へ載せて
助手先へと乗り込みました
「僕の義弟がここの村長なんですよ!いやー喜びますよ!」
本当に嬉しそうにニコニコしてるのを見て少し安心した
「仕事とかってあるんですかね?」
「山程あるよー!選ばなきゃだけど…」
「え?」
と一瞬語尾に違和感を感じたが
「ほらアソコだよ役場は!」
という言葉に流されてしまった
そのまま奥へと通されて
「今呼んでくるから御茶でも呑んでて!」
っとその人は行ってしまった
急須にお湯を挿れてフゥフゥと呑んでいると
扉がガチャっと開きドアをノックしながら開ける人が居た
その人は20代後半から30代前半くらいの人だった
「やぁやぁこんばんは!田辺浩二と申します!この麹村の村長をやっております、どうぞよろしく!」
っと一気にまくしたてられた
「あ、これはご丁寧に内田幹樹《うちだもとき》と申します、あ!これ転移届です」
あ~どうもどうもと受け取って棚に入れたと思ったが、入れた棚には何も無かった
(あ、やばいシルフに渡しちまった!)
何か焦った顔してる村長を怪訝そうに見ていたが
うっかり棚の隙間に落としてしまったと言っているので信じた
(おっちょこちょいなのかな?)
そんな事を思っていると
「今日はもう遅いので明日事務的な事はやるとして、今は仕事を決めましょうか!」
と言い始めた
「この村の仕事は人気職に片寄りがちなので、ランダムで一年毎にクジで決める事になってるんですよ!なので、この箱の中からどうぞ!」
と箱を出した
(クジで決める仕事って何だろう…大丈夫だろうか…)と不安に成ったが
仕事が無いよりはマシかと思い、箱に手を突っ込んだ!そして一つのカラーボールを取ると
「おおっ!一番人気の兎狩りが当たりましたね!!!おめでとうございます!!!」と言われた
一番人気が兎狩り…そもそも兎狩りが何なのかよく分からなかったので村長さんに聞いてみた
「この村のでの主なタンパク源は肉なんだよ
そこで、(異世界)周辺でよく取れる兔肉を食べる様になったんだ!」という
(なんだ、そのまんまの意味だったのか…っていうか兎って野兎……食うの?)
そんな事を考えながら今日は何処で寝ようか考えていたら
「宿ならあるから其処で頼むね!
村人用かキャンパー用風呂あるけど好きな方入ってくれ」無料だから!
と言ってまた明日ーっと帰っていった村長
中々の変わり者らしい…
貰った手書きの地図を見ながら歩いていると
目の前から美女とお付みたいなカップルが歩いてきた(ウンディーネと移り住んだ元バイカー)…不釣り合いだが仲良さそうな二人に会釈して宿へ向かった
「今晩は!村長に暫く此方で寝泊まりする様に言われた内田と申しますが、聞いておられますか?」
っと、宿へ付くなり聴いてみたが…
「あら、そうなの?まぁ!新しい住人さんかしら?村長の母です宜しくね」と挨拶された……
母なの?
え。
40代くらいにしか見えねーのに?
じゃああの村長もっと若いの?老け顔なの?
と、考えてる間に部屋が用意出来たと言われたので2階の手前の部屋へとやって来た
「ここを今日から使ってくださいね!1ヶ月銀貨5枚ですけど、後払いでも構いませんよ」
とニッコリ笑ってもう直ぐ晩御飯出来ますからねーっと、パタパタスリッパを鳴らして降りてった
(銀貨?)謎の言葉を残して去って行かれた
「やあ!おはよーさんよく眠れたかい?朝食は食堂で食べれるから言ってくれたら出すよ!昼飯は有るけど有料だよ晩飯は18:00~22:00までだからね、それ迄に食堂に来ておくれ!」
そうすれ違う時に女将さんに言われた
布団はふかふかで寝たら即朝ってくらいぐっすり眠った
食堂は1階にあって、先客はおじさん?お爺さん?いや、おじさんか?ちょい悪オヤジみたいな人が居たので、挨拶した
「おはようございます」
「おう!おはよーさん!あ、君か?新しい住民て、まぁヨロシクな!わしの名前はハルトでいーから!」っと言うので
「宜しくお願いしますハルトさん!内田と申します」
中々取っ付きやすい人で良かった…
「内田くんはもう仕事は決まったのかね?」
此方に向いて座り直して聴いてきた
「はい!昨晩村長さんからくじ引きで【兎狩り】に成りました正直なんの事かサッパリで困ってます」
そう言って適当な椅子に座る
「おおっ!初でそれとは運が良いね‼君もアレだろ?異世界の噂聞いて来た口だろ?」
ニヤッと笑って悪戯っ子みたいな目で笑う
(え。異世界…?ロマンスグレーなちょい悪オヤジから出てくる言葉とは…思えんが)
「いやぁ、まぁ有れば良いですけど流石にねぇ?」
はははははっと苦笑い
「あるんだよね、これが!今日は俺と行動するからそのつもりでな!」そうニヤリと笑って飯の続きを食い始めた
今の俺はどんな顔をしているだろうか
そう思うほど俺は固まっていたと思う
そのうち良い臭がしてきたと思ったら
女将さんが朝飯を運んで来るところだった
「はい!たくさん食べてね!オカワリもあるから!」
と山盛りご飯に肉と野菜の炒め物が出てきた
正直朝から重っ!って思ったが食べたらアッと言う間に無くなって肉とご飯とオカワリしていた…
高校の時以来じゃないか?ってくらい食った
腹を擦っているとハルトさんが側に来て
「朝からよう食ったな!うちのかぁちゃんの飯はうまいから仕方ないが!少し休んだら出掛けるから汚れても良い服に着替えておいてくれな!」
そう言って準備があるからと出掛けていった
(汚れても良い服か…作業着あったな…あれでいいや)
暫く腹が落ちつくまで待ってから部屋へ着替えに戻った
作業着に着替えて降りていくと美女が現れた
隣の隣の部屋から現れた
ロシア系に居そうな美少女ともとれるが
立ち居振る舞いが洗練されてて美女としか呼べなかった
美女の口から何かが溢れた
「あら、おはよう昨晩すれ違ったわね、新しい住人さん?私はウンディーネよ宜しくね!内田さん」
それは挨拶の言葉だった
暫くぼーっとしてしまったが、はっ!っと気付いて直ぐに頭を下げて
「お、おはようございましゅ!!内田です!よ、よらしくおねげしましゅ!!」とカミカミだったが挨拶できた
クスっと笑って「ええヨロシクね!」っと言って食堂へと入っていった
そのまま直立不動でぼーっと見ていたら同じ部屋から出てきた人に
「やぁおはようございます!」と声をかけられた
「新しい人だよね?田島って言いますヨロシクね!僕も此処に移住した口なんだよ!分からない事あったら何でも聞いてね?」
そう言われた
「宜しくお願いします!内田です!」
じゃ、朝飯食うからっと食堂へと入っていった
(分からない事は…貴方とウンディーネさんとの関係ですかね…?同じ部屋から出て来ましたよね!?
ってきけねーーーーーーーっ!!!!)
一人悶ていると
「おう、ココだったか……どした?」
っとハルトさんに悶てるところを見られてしまった
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外に出るとそのまま一番大きな建物へと向かって歩いてるようだったので、ついて行くと
「今から森に入るが、今日は多分仕事にならないと思うから見ててくれ」そう言われた
中々激しい仕事なのか鎧?を着けていた
なんと言うか……よく異世界者のアニメで見る様な格好をしている
革鎧に、チョーカー?だろうかスネに巻いてある装備を着けていた、肩には弓腰には矢筒…?
え、弓で狩りして良かったっけ?
っと思ったが口には出さなかった
そのまま大きな家を通り過ぎ裏の山へと入っていく
峠を過ぎて下に降ると川があって、そこに橋が有った
そこにも人が居て…何故か狼のコスプレをしてる美少女が村長とイチャコラしていた
「おはよーさん!シノちゃん橋通るよー」と伝えるとはーい!っと可愛い声で返事をしてた
何だろう…橋を通るだけなのに許可でもいるんだろうか?
そのまま後ろについて行くとシノちゃんって娘に
「ん?君は誰かな?」っと止められた
すると隣の村長が「その人が内田さんだよ!シノ」
と教えてあげていた
「悪いね、説明ていうか先に村の皆に紹介したかったんだけど親父が狩りに先に行くと煩くてな」と
言ったあとに
「はいコレ持ってって」
と刃渡り30cmくらいのサバイバルナイフを渡す
「え。」と固まってると
「護身用ね、あと橋渡ると異世界で其処に獣人居るけど仲間だから斬り付けないでね?あと覚悟だけしといて」
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