消滅集落見付けて住んでたら異世界に行けた件

あるちゃいる

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50話

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 口々に周りの村人から祝福の声が貰えた
「村長おめでと! 」
「魔王おめでと! 」
「息子よ! おめでと! 」
「これで少しは落ち着けよ! 」
「めでてぇなぁ! 久しぶりに飲み会か? 」
「村上げて祝杯だな! 」
 『異世界でも妖精やら精霊やら魔物まで祝い始めたぞ』
 『帝国から苦情が来たんだが、オーク妖精がお祭り騒ぎだそうだが、何だ?オーク妖精って? 』

 「とりあえず落ち着け! 誰が何言ってんだかわかんねーよ⁉」

 全員が一斉に喋りだして祝福してるのは分かるけど、聖徳太子じゃねーんだからわかるかっ!
なんで全員で返答待ってんだよ! 知るか!

 「取り敢えず! 宴会準備! 」
と、叫んだら一斉に動き出し宿屋から姿をけした村人

 「はぁ……やっと静まったな」
と、落ち着いていると奥から母親が来て
「見に行ってきな! 」と、涙ながらに言った
それを、親父が(居たのか)肩を貸していた

 ウンディーネの部屋らしいので、ノックした
「開いてるよー」と、知らない人の声がしたが、多分お産婆さんだろうか
ソーッと扉を開けるとチラッと覗く「堂々と入ってきんしゃい! お父さんだろうが! 」と、ニコヤカに笑いながらお産婆さんがいう

 ウンディーネもシルフもドライアドも居たが皆泣いていた

 「シノ……? 」そっと寄り添って寝ていたシノに声を掛けると
 この世のどんな女神も叶わないと思わせる様な慈愛のこもった眼で子供を見て神の如き声で
 「シノ、頑張った! 」とだけ言った
「ああ、頑張ったな……」それだけしか声にならなかった。優しく頭を撫でて、子供を見た。三人産まれていた

 その後俺は外へと走っていた
走っていって泣いた、声にならない声だったが
しゃがみこんで手で顔を覆って泣いた
ものすごく嬉しくて神に祈ったあとお礼を言った
魔王が神に祈るとか絵面的にどうなん?と、思ったが祝福された気がした

 その周りを精霊が囲んで詩を歌っていた
何を言っているか分からなかったが別にそれで良かったんだろう「ありがとう」それだけ精霊達に告げて立ち上がると、集会所へと向って歩いた


シノside

 「コージどうしたんだろう?走ってっちゃった」
子供見て欲しかったのにーっと、呟いていた
 走り去る時コージは泣いていた
顔を歪めて口角上げて……それそれは怖ろしげな……
『嬉しすぎてどっかで泣いてるのさ』と、シルフがシノに伝えた

 「そっか、ならいーんだフフフ♪」

『コレから忙しくなるぞ?ウンディーネ……』
ドライアドが案じてか私に声を掛けてきた
まぁ、そーだろーね。魔王にして世界樹の母……肩書がアホな事に成ってるコージは順風満帆だがね……
その側近は……考えると吐いちゃいそうね……

 『まぁ、取り敢えず宴会かしらね? 』
「だろーねー皆走ってったみたいだし? 」
『フフ、久し振りに皆が集まるな……』
「でも、月島のところとか増えただろう? 集会所広げないと駄目だな」

 「そこは村長がなんとかするでしょ? 」
それもそうねー!と、笑い 何となく懐かしさもあった



 「村長!!狭い狭い!集会所の中じゃもう人が入らないよ! 」と、月島が叫ぶ

村民増えたしな……どうすっか……
「なんだか朝から賑やかね? 愚弟親になったって?お前が親かーははは」と、汚姉様が登場
 「あーいたな、そーいや汚姉様おかえりですか?さようなら」っと言ったら殴られた

 「折角の宴会じゃないか?呼ばれよう!」
(呼んでネーし呼ばれようっておまえ……)
まぁ、いーや「マリアさんも居るんだろ?まぁ、楽しんでいけ」
そう言って笑う俺に「キモい」と言って去ってった
「……汚姉様は相変わらずですねったく……」

 「そんちょー!」と、あちらこちらで声がして
あっちじゃ狭いだの、空き家潰して体育館みたいな宴会場所作るべきだの中々カオスな感じになって来た

 「宴会所を……じゃない!公民館を作ろうと思う!」
と、叫ぶと(わー!!パチパチパチパチ)
と、歓声が上がった。懐かしいなと思いながら

「今ある建物はそのまま使う!
東屋と温泉施設は一旦壊して更地に!
役場も更地にしたらそこを全部使って4階建ての公民館を作る!」

 「明日の朝には使えるようにするぞ!人外共!!」
と、叫ぶと怒号のような声が人類、精霊、妖精達に王クラスの妖精、精霊が叫ぶ

 魔王の眷属が呼び出した昆虫王と、彩り宜しく花の王とドライアドが手を組んで、そこに草の王も呼び出してスリーマンセルにして建物の基礎やら骨組みから壁に床を任せた

 サラマンとノームには謎の鉱石を集めて溶かして棒状にしたり、導線作って配線任せたりした

 昆虫王と達くん蜂くんには蜜を集めさせた
花の王のテリトリーを開放させてとことん集めさせている。祝の酒に蜂蜜酒を作るためだ、そこのチームに亮ちゃんと酒精霊の二人も付けた

 シルフと内田には各部署の連絡用人になってもらいシルフ隊の翅妖精も携帯代わりに持ってって貰った

 母親と親父、姉と客人にはシノに着いてて貰って
こっちに来ないようにさせた。(シノを)

 他の獣人やらは月島と新島に任せて各部署で必要な人数を分けてもらい、働いてもらった

 精霊の指揮はベロに任せた。
「他の王も好きにつかえ」と言ったら
「お任せください!」と、珍しく素直に言う事を聞いて意気揚々と飛んで消えた

 「なんか心境の変化でもあったのか?」と、首を傾げていたが
 『妖精と精霊の合同賛美歌聞いたでしょ? 』と
ウンディーネ

 「あー!生まれる前の? 」

『ちがう!まぁ、ソレもだけど……』

産まれたあと俺が外で泣いたときの歌が精霊言語で祝福する歌だったからだって……

 「何言ってるか俺にはわからなかったぞ?」
と、言っても
『いいのよソレでも、忘れられた言語だったからね』

オーベロンには感動する歌声だったんだそうな

 「村長ー! ちっとこっち見てー!!」
と、声が聞こえてきたので
『ほら!行きなさいよ!村長!』

と、背中を押された

「んじゃま!頑張りますか!」
と言って外へ走ってった


コージが外に出るとウンディーネは呟いた
『真の魔王が精霊達に祝福なんてされる訳無いでしょうに……まったく、祝福されたってことはね……』肩書が変わったんだろーとは思ったが怖くて観れなかったウンディーネでした

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