消滅集落見付けて住んでたら異世界に行けた件

あるちゃいる

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学校を作ろう②

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 村人の長クラスを集め、緊急集会として、公民館に集まってもらった。

 「えー、毎度おなじみ村長で御座います。今回集まって貰ったのは、学校を作ったのですが、先生が足りません。何方かやっていただける方を募集、または広く世界(異世界、現世界)に公募したいと考えております」

 今回集まってくれたのは、少し前に意識が戻った精霊王、妖精王、シルフ、ドライアドの精霊達と
ぬらりひょん(居着いた)猫又の妖怪達
ドワーフ(居着いた)や、森にいつの間にか潜んでたエルフと内田の半妖精
月島、新島、田島、親父、の人間
お茶汲み要員でシノと母
姉と聖人さん夫婦
ハチ君達昆虫種

 それぞれ子供を増やしまして、これから学校をと、考えていた人達が集まりました。

 親父と母にも子供ができたそうで……来年には俺の弟か妹が出来ます。
 歳の離れた兄弟……半世紀離れた兄弟というのも不思議なもので……(張り切り過ぎだろう?父母)
すっかり精神的にも肉体的にも若がった様で……
そのうち裏台帳に名前が乗りそうな二人は置いといて、姉と聖人さんとの間にも子供が出来ました。

 聖人さん涼しい顔しながらやる事はやっていたようです。姉の言う言葉なので信憑性は無いのですが、まともに育てたいので成長するまでは隣町で生みたいなどと、申されてました。ハッハッハ却下で。

 こんな感じでベビーラッシュが続きますと……
え?うちですか?あーはい。次の子種は仕込んであるので、大丈夫。順調に月島、新島達に並べられるくらいのペースで群れを形成中ですよー。

 そのうち子供等連れて異世界を蹂躙……いえ、観光しに行く予定です。月島、新島の一族も連れていけば、ちょっとした(デス)パレードに……

 まぁ、今は取り敢えず学校の先生を決めなければ!

 と、妄想に浸ってるところに
「村長しつもーん」
と、月島が手を……
「はい、月島くん」
「外から先生連れてくるってのは、どうやって?」
「……拉致ですかね。はい次!」
「イヤイヤイヤイヤ!せめて神隠しにしとけよ」
「ではそれで!」
と、一つ決まったと思ったらウンディーネと姉の飛び蹴りが背中にクリーンヒット!
「ゴフェッ!」
ビターンッと公民館の床に顔面から突っ込みましたよ酷いですね!
「「駄目に決まってんだろーが!」」
 『ツッコミでっ……ツッコミで死人出ますよ!?』
本当に容赦無いですよね……っと、ここでお茶の用意ができたとかで

シノ『おー茶ぁのぉ葉ぁ♪ガーリガリー♪

抹ぁっ茶ぁをー挽ぃけぇばぁ♪

サーラサラーとぉ混ぁぜぇてぇ♪』

『さぁっ!呑みねぇ!』タンッ!と、お茶を出す

「……一杯一杯それやるの?」日が暮れるぞ?

『むっ!粗茶の出し方教えたのコージでしょ!』
まぁーそ~なんだけどね?可愛いかと思ってやらせてたんだが、一杯づつそれをやるのはどーかと……

うーん。と悩んでるとコソコソと親父が来て
「半分以上はあっちでかぁちゃんがやってるから、好きにヤラせとけ」と、鼻の下伸ばしながら言う
ふと、周りをみると何気に鼻の下伸ばしながらお茶を受け取ってる奴多いな……

 「月島……お前もか……」
「何だよ!良いーだろ?お茶くらい!」
妙に顔が赤い……シノと二人きりにはさせないで置こう【絶対】に。
何かを誓うようにそう決めた目の前でオーベロンが鼻の下を伸ばしきった顔でシノからお茶を受け取っていた……
 (……ベロまで簡単に!?)

ちょっと奥さん舐めてたのかも知れない……
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