異世界団地

あるちゃいる

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16話

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 「今年のGWって、何日あんの? 」そう楓に聞いてみた。全く関係無いから知らんのですよ

 「10日くらいかな? 」じゃあ、少なくとも10日は帰ってこないのか……?

 全く我儘に育ったな……部活休ませたのは失敗だった……

 いや異世界教えたのが失敗か?何にしても時すでに遅しか、どーしたもんかねぇ……

 まぁ、怪我して帰ってきたら治せる様に猫ニャンところで回復魔法覚えて来ますかね……

 って事で、楓も一緒に連れて魔法使いギルドへ朝から向かっているところ

 「処でなんで喧嘩したの?原因なに? 」

「原因は嫉妬。パパが強いからチート何だって言い始めて、努力しないで強くなれる訳無いって反論したら、お前の反応力もチートだって言い始めて努力しないお前が悪い! って、言ったらグラス投げて来て……避けたら壁に当たって……避けるな‼って、殴られたからボコボコにしたの」

 「グラスの事はもういいから忘れろ、な? 」
また泣きだしてしまった楓を慰めながら、歩いた

 「その次の日には、もう居なくて学校も休んでたから、僕も午前中に早退して装備だけ整えて異世界行ったら、ソロするとか言い出して、止めようとしてたらこの前すれ違った冒険者の人居たでしょ?その人が短期だけって約束で入れてくれる事になって今はそこに居る」

 (あー。昨晩来てた人か……あれは、様子見に来たんだな……此方の状況見に来たのか、俺の様子見に来たのか知らんけど。まぁ、良さげな人だったのは憶えてる)

 「そうか、ならまだ安心出来るな……」
「うん……」
 気にすんな、そのうち分かるさと、また慰めて
ギルドに入り3階へと進む。すると聴きなれた怒鳴り声が響いて来た。
 「オヤジにばっかりチート渡すな! この猫野郎が! 俺に攻撃魔法教えやがれ! 適性がないとか嘘付くなコラァ‼ 」

 ガチャンゴチャン言ってたので急いで中に入ると
部屋がぐちゃぐちゃで既に衛兵に拘束されながらジタバタと暴れている一樹が目に映った

 俺はその場で土下座して謝ってた、ほぼ無意識だったと思う「すいません! 俺の息子なんです! ごめんなさい! 俺の監督不行届です! ですが、拘束は解いて下さい! お願いします! まだ、未成年なんです! 奴隷落ちは勘弁してください! 」と、謝ってた。

 何があったか何て分からなかったが、兎に角衛兵に連れてかれたら奴隷落ちもあり得た、だから必死に縋ったし、こんな頭ならいくらでも下げたるよ

 「御主人! 頭あげるニャ! 奴隷落ちはしないから取り敢えず落ち着くニャ! 」 と猫ニャンが言った。

 取り敢えず暴れる息子は簀巻にされて、部屋の隅に転がってる。芋虫の様にグニグニしてるが、問題ないだろう。見た目は気持悪いが……

 一樹のPTリーダーも呼ばれて、一樹を見てから顔色変えて土下座して謝った。内容は俺と変わらん事を言っていた

 その人の頭も上げさせた、リーダーはソファに座って事の顛末を話し始めた。結論から言うと、
 原因は嫉妬。頭が痛くなる程アホな理由だった。

 「その日は遠征で3日ほど歩いて行く場所でした、一樹くんも最初こそ意気揚々と歩いて居たのですが、段々疲れて来たらしく我侭を言う様に成りまして、休憩ばかり要求する様になりました。他のメンバも居たので皆辟易としてしまって、お荷物が過ぎると置いて行くことに成りました。一人じゃアレなので私も残りました。場所が遠いだけで、内容としては私が居なくでも余裕でしたので。すると今度はチート持ちだというお父様の愚痴が延々と続きまして…寝静まった夜に見てみようと店に行きましたが、特に普通の強い人でしたので、一樹くんの勘違いだと、すぐに分かりました。それを朝に伝えたら怒り始めまして…こんなPT辞めてやる!と、出て行きましたが、預かって居るのもあって見つからない様に跡を着けていました所、此方に入って行きまして……」

 はぁぁ……と、一同揃って溜息が出た

 まぁ何だと一樹の勘違いを正す事にして、皆の前で顔だけ解くと、説明が入り始めましたが全く聞き耳持たず。そもそもなんで強い=チートなのかと聴いてみれば……俺ツエー系のラノベをバイブルにしてるとの情報が楓から入りました。

「大体なんでオヤジが強いんだよ!」て、話になったので俺の倉庫の話をしました
 「チートと言えば俺の倉庫でしょうね、俺の倉庫は変わっていて、望みを叶えてくれる倉庫でした。魚を釣れば生け簀が出来、魚を捌いていたら台所や調理場が出来水場も出来またした。角兎を入れたら草原が出来てコストゼロの肉が使える様に成りました。少し寝不足でユックリ寝たいと思ったらその部屋にいる間は1日で外の世界の1分しか、過ぎない部屋が出来上がりまして……そこで、槍(薙刀)の練習を倉庫時間で10年修行しました。だから、強いんですよ」というと。リーダーに「あ、それはチートだねー」と、白い目をされた……

「そんな普通の話してんじゃねーよ!倉庫時間1分なら、俺の倉庫と変わんねんだよ!」
という……

全員固まり「は? 」という声が重なった

「じ、じゃあお前はその倉庫で何をしてるんだ?」と聴くと、ゲームしたり寝たりテニスの壁打ちしたり、だそうだ。20年も……(因みにこの倉庫、年は取らないのよ)だからチートなの

 結論的に馬鹿ズキは拘束して、魔法の牢屋でGW期間そこで生産系ラノベと異空間系ラノベだけを読ませて洗脳し直した。俺ツエー系は全て封印して、俺の倉庫で保管する事になった。

 部屋の弁償で借金が出来たけどそれをリーダーが肩代わりしてくれた。

 俺の至らなさもあるからって
なので、もし店に来たら好きなだけ無料で呑んで良い券を発行して渡したら

 猫ニャンが借金代の1.5倍で買い占め様としたが素気なく断られて落ち込んでいた。
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