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29話
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最近妙にお茶が美味い。
それも、緑茶が妙に美味いんだ。
「何黄昏れてるニャ? 」
「いや、やっぱ寿司の後にはお茶かなぁってな? 」
「お茶ってあの渋い奴ニャ? あれはだめニャ」
「なっ⁉何が駄目何だよ!美味いだろ? 」
「ワシこう見えて甘党ニャ」
「酒好きなのに⁉ 寧ろ、甘党なら尚更お茶だろう⁉ 」
「オヤジー! 村が見えてきたんだけど? 」
「それは可笑しいニャ、この先は何も無かった筈にゃ」
「じゃあ誰かが住み始めたんじゃないの? 」
「まぁ、着けば分かるさ! 」
「山賊だけニャったら終わるニャね 」
死ぬ前に呑んどこ……と言ってチビリとやり始めた、くそ猫……塩舐めながら焼酎呑んでやがる……
「やっぱり甘党は嘘だろ? 塩舐めてるし」
「これは味砂糖胡椒ニャ」
「いや寧ろ美味いの⁉ それ? 」
「これが分からんとはお主もまだまだよのぅ」
「【ニャ】語尾抜けてんぞ、妖怪猫! 」
馬鹿な話に夢中になっていると、村に付いた
「わぁっ! 凄いお茶の匂い! 」
「おおっ! 良い香りだな! お茶を炒ってるんかな? 」
芳ばしい香りが鼻を擽り背中から抜けて行く様な
そんな香りが馬車の隅々にまで舞い、馬車に漂った邪気を散らす様に漂って来る
「ほう……良い腕の浄化魔法ニャ」
「えっ! 浄化!? これが? 」一樹が鼻をひくつかせて、呟くと
「んむニャ、この香りは邪気を払う香りニャね」
「さっきのお茶の何倍も美味しそうな香りなのになぁ……
呑めないのは残念至極……」
「呑めない事はありませんよ? お客人」
そう答えるのは外に居たエルフ耳の少女であった
銀髪が風に棚引くとキラキラと輝き、まるで絹糸の様に光って見えた。
均整の取れた美しい目鼻立ちで麗しい唇、長い睫毛と扁桃型の瞳の色は深い海の蒼であった
「綺麗な子……だな」と呟いてしまった
「フフ、お褒めに預かり光栄ですな、お客人」と下がった髪を少し上げながらフワリと微笑む
(これはヤバイやつだ……惚れそうになる)
そんな事が頭にチラチラ浮かんでいると脇腹に痛みがあり
何?てみて見ると楓さんの脚の爪先が抉ってました。
(蹴りは酷いと思うだ、パパ……)
涙目に成りながらも、瞳の奥に残そうと必死で魅入る、目が合うとまた、ふわりと微笑む……
(ああ……幸せ……)と、鼻の下が伸びるのを感じた
「君は誰? ここは村? 」と、周りをキョロキョロしながら、建物が一つしか無いが茶が一列あり中々良く育った葉が付いていた
「ここは、私が一人で住んでいる小屋ですよ、お客人。邪気は感じられませんでしたが、一応身を守るために放ちましたがご不快でなければ幸いです」そういうと、にっこりと微笑んだ
(あらら、楓にライバル登場……?)
と、心の中で呟いた一樹。まぁ、完全に目が♡マークのオヤジを見れば、誰でもわかるか……
「幹太はロリ気質あったんだニャ……」
そーいえば、お母さんも結構な童顔だったなぁと昔見たお母さんの写真を思い出していた楓。
「こ、こんな辺鄙なところで一人だなんていけません! どうでしょう? 私共の馬車に乗っては如何でしょう? 」と、彼女の前に膝まずき手にはどこから出したか薔薇の花を差し出していた幹太……
(思い出に浸っていたらパパが素早く口説き始めた⁉ 何その素早さ! それで昔のお母さん口説き落としたの⁉ しかも、いつ馬車降りたの⁉ )
「ニャハハ……幹太の動きが全く見えなかったニャ……儂もまだまだのようじゃニャ」
チビリとやりながら冷や汗を掻いた猫
周りをキョロキョロ見渡して馬車どこに止めようかなぁっと、探してる一樹。
お茶と寿司の出会いが今、始まろうとしていた
それも、緑茶が妙に美味いんだ。
「何黄昏れてるニャ? 」
「いや、やっぱ寿司の後にはお茶かなぁってな? 」
「お茶ってあの渋い奴ニャ? あれはだめニャ」
「なっ⁉何が駄目何だよ!美味いだろ? 」
「ワシこう見えて甘党ニャ」
「酒好きなのに⁉ 寧ろ、甘党なら尚更お茶だろう⁉ 」
「オヤジー! 村が見えてきたんだけど? 」
「それは可笑しいニャ、この先は何も無かった筈にゃ」
「じゃあ誰かが住み始めたんじゃないの? 」
「まぁ、着けば分かるさ! 」
「山賊だけニャったら終わるニャね 」
死ぬ前に呑んどこ……と言ってチビリとやり始めた、くそ猫……塩舐めながら焼酎呑んでやがる……
「やっぱり甘党は嘘だろ? 塩舐めてるし」
「これは味砂糖胡椒ニャ」
「いや寧ろ美味いの⁉ それ? 」
「これが分からんとはお主もまだまだよのぅ」
「【ニャ】語尾抜けてんぞ、妖怪猫! 」
馬鹿な話に夢中になっていると、村に付いた
「わぁっ! 凄いお茶の匂い! 」
「おおっ! 良い香りだな! お茶を炒ってるんかな? 」
芳ばしい香りが鼻を擽り背中から抜けて行く様な
そんな香りが馬車の隅々にまで舞い、馬車に漂った邪気を散らす様に漂って来る
「ほう……良い腕の浄化魔法ニャ」
「えっ! 浄化!? これが? 」一樹が鼻をひくつかせて、呟くと
「んむニャ、この香りは邪気を払う香りニャね」
「さっきのお茶の何倍も美味しそうな香りなのになぁ……
呑めないのは残念至極……」
「呑めない事はありませんよ? お客人」
そう答えるのは外に居たエルフ耳の少女であった
銀髪が風に棚引くとキラキラと輝き、まるで絹糸の様に光って見えた。
均整の取れた美しい目鼻立ちで麗しい唇、長い睫毛と扁桃型の瞳の色は深い海の蒼であった
「綺麗な子……だな」と呟いてしまった
「フフ、お褒めに預かり光栄ですな、お客人」と下がった髪を少し上げながらフワリと微笑む
(これはヤバイやつだ……惚れそうになる)
そんな事が頭にチラチラ浮かんでいると脇腹に痛みがあり
何?てみて見ると楓さんの脚の爪先が抉ってました。
(蹴りは酷いと思うだ、パパ……)
涙目に成りながらも、瞳の奥に残そうと必死で魅入る、目が合うとまた、ふわりと微笑む……
(ああ……幸せ……)と、鼻の下が伸びるのを感じた
「君は誰? ここは村? 」と、周りをキョロキョロしながら、建物が一つしか無いが茶が一列あり中々良く育った葉が付いていた
「ここは、私が一人で住んでいる小屋ですよ、お客人。邪気は感じられませんでしたが、一応身を守るために放ちましたがご不快でなければ幸いです」そういうと、にっこりと微笑んだ
(あらら、楓にライバル登場……?)
と、心の中で呟いた一樹。まぁ、完全に目が♡マークのオヤジを見れば、誰でもわかるか……
「幹太はロリ気質あったんだニャ……」
そーいえば、お母さんも結構な童顔だったなぁと昔見たお母さんの写真を思い出していた楓。
「こ、こんな辺鄙なところで一人だなんていけません! どうでしょう? 私共の馬車に乗っては如何でしょう? 」と、彼女の前に膝まずき手にはどこから出したか薔薇の花を差し出していた幹太……
(思い出に浸っていたらパパが素早く口説き始めた⁉ 何その素早さ! それで昔のお母さん口説き落としたの⁉ しかも、いつ馬車降りたの⁉ )
「ニャハハ……幹太の動きが全く見えなかったニャ……儂もまだまだのようじゃニャ」
チビリとやりながら冷や汗を掻いた猫
周りをキョロキョロ見渡して馬車どこに止めようかなぁっと、探してる一樹。
お茶と寿司の出会いが今、始まろうとしていた
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