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41話
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オークはこちらを一瞥した後ゴブリンを食い始めた……(舐められてんな……それはそれで好都合)
と、気付かれないように腰の布に入れた石袋を回す
ヒュンヒュンヒュヒュヒュ……
と、静かに勢いを増していく石袋
後頭部を晒したまま一心不乱にゴブリンを食すオークに、音も無く近付くと後頭部目掛けて石袋をぶち当てる
ゴスッ!
と、鈍い音がして前のめりに倒れそうになるが、踏み止まりコチラを振り返るオークの首に短槍を差し込み、横にスライドさせると半分程首が切れて
血が吹き出し絶命
(……オークて馬鹿なのかもしれない。だが、……ソロはきついな……)
耳を切り取りながら思う一樹……
だが自分の力量が足りない事も分かったので
オークの死体をインベントリに仕舞うと、森をあとにした
町に戻ると、そのまま真っ直ぐギルドへ戻り解体所でオークを任せて、受け付けへと並ぶ
「次の人ー」
と、声を聴きオーク耳を1組、ゴブリン耳3組を差し出しギルドカードを出し、依頼表を差し出す。それを確認しながら
「ん?一匹?お前達ならもう少し狩れたろうに……見つからなかったのか?」
「……ソロだったので」
と、首を傾げる姉さんに伝えたら、固まった姉さん
「オーク討伐をEランクのお前が一人だとぉ!?依頼表にPT用って書いてあるだろうが!この馬鹿者が!!」
と、雷が落ちた……オーク単独の狩りはCランクからになっていた。双子の二人なら余裕と見て許可を出した手前、何かあった場合、受注を認めたギルドの確認ミスも追加され重い処分が下される事もあるのだ……そりゃ怒る。(因みに猪単独は、Dランクから)
それから、1時間ほど説教をされ、ギルド内から冒険者が避難して居なくなった頃に、ようやく開放された。
「次からは確認するからな!ほれ、報償金だ」
「すいませんでした……」
と頭を下げながら小袋を受け取り、解体所へ寄ってオークの肉を受け取ると、はぁ、と溜息を付きながら宿屋へと戻った
「おかえりー!」
「おかえりニャー!」
一人と一匹が彼を迎えると、疲労でベッドに突っ伏した一樹に這い寄り成果を聴く
ソロで戦い怒られたと聴くとガッカリする楓
「一度帰るか……」
一樹の一言で嬉しそうに飛び上がる楓に首を傾げるデブにゃん
「帰ってニャにするニャ?」
「……修行する」
「寿司のニャ?」
「いや、篭って武道の訓練と武器の扱い方を」
「ふむニャ……なら、テレポートするニャ」
「テレポートなんて出来るの!?」と、楓
「……頼むわ」
そう言いながらインベントリから日本酒をだしてやった。お礼の前払いらしい
歓喜して湯呑みにも入れずにラッパで飲みだしたデブにゃんを横目にしながら楓に今後を聴いてみる
「楓はもう冒険者はやらないのか?」
「んー、んー……、決めてない」
「そう……か……」
それだけ言うと一樹は、寝てしまった
正直冒険者はパパと仲良く過ごす手段でしか無かった為、本格的にとはまるで考えていなかった楓
一樹も最初こそ楓と同じスタートラインだったので、こんなに変わるとは思ってなかった。
「やっぱり男の子は違うなぁ……」
と、一樹に毛布を掛けてあげながら呟いた
(自分も少し前まで男だった事忘れてるニャ……)
そんな事を思ったが口には出さなかった
(ラッパ中の為出せなかった)
◆
その次の日には宿屋を引き払い、ギルドに一度帰ると報告して町を出ると、デブにゃんを抱える楓の肩に掴まりテレポートで本店へと戻った二人
店を開けると其処には誰も居なかった
馬車で戻り中の二人より早く着いてしまった事など忘れていた二人は取り敢えずもとの世界へ帰り、楓は服を買いに、一樹は武道の参考書を漁りにそれぞれ買い物へと向かうのだった
と、気付かれないように腰の布に入れた石袋を回す
ヒュンヒュンヒュヒュヒュ……
と、静かに勢いを増していく石袋
後頭部を晒したまま一心不乱にゴブリンを食すオークに、音も無く近付くと後頭部目掛けて石袋をぶち当てる
ゴスッ!
と、鈍い音がして前のめりに倒れそうになるが、踏み止まりコチラを振り返るオークの首に短槍を差し込み、横にスライドさせると半分程首が切れて
血が吹き出し絶命
(……オークて馬鹿なのかもしれない。だが、……ソロはきついな……)
耳を切り取りながら思う一樹……
だが自分の力量が足りない事も分かったので
オークの死体をインベントリに仕舞うと、森をあとにした
町に戻ると、そのまま真っ直ぐギルドへ戻り解体所でオークを任せて、受け付けへと並ぶ
「次の人ー」
と、声を聴きオーク耳を1組、ゴブリン耳3組を差し出しギルドカードを出し、依頼表を差し出す。それを確認しながら
「ん?一匹?お前達ならもう少し狩れたろうに……見つからなかったのか?」
「……ソロだったので」
と、首を傾げる姉さんに伝えたら、固まった姉さん
「オーク討伐をEランクのお前が一人だとぉ!?依頼表にPT用って書いてあるだろうが!この馬鹿者が!!」
と、雷が落ちた……オーク単独の狩りはCランクからになっていた。双子の二人なら余裕と見て許可を出した手前、何かあった場合、受注を認めたギルドの確認ミスも追加され重い処分が下される事もあるのだ……そりゃ怒る。(因みに猪単独は、Dランクから)
それから、1時間ほど説教をされ、ギルド内から冒険者が避難して居なくなった頃に、ようやく開放された。
「次からは確認するからな!ほれ、報償金だ」
「すいませんでした……」
と頭を下げながら小袋を受け取り、解体所へ寄ってオークの肉を受け取ると、はぁ、と溜息を付きながら宿屋へと戻った
「おかえりー!」
「おかえりニャー!」
一人と一匹が彼を迎えると、疲労でベッドに突っ伏した一樹に這い寄り成果を聴く
ソロで戦い怒られたと聴くとガッカリする楓
「一度帰るか……」
一樹の一言で嬉しそうに飛び上がる楓に首を傾げるデブにゃん
「帰ってニャにするニャ?」
「……修行する」
「寿司のニャ?」
「いや、篭って武道の訓練と武器の扱い方を」
「ふむニャ……なら、テレポートするニャ」
「テレポートなんて出来るの!?」と、楓
「……頼むわ」
そう言いながらインベントリから日本酒をだしてやった。お礼の前払いらしい
歓喜して湯呑みにも入れずにラッパで飲みだしたデブにゃんを横目にしながら楓に今後を聴いてみる
「楓はもう冒険者はやらないのか?」
「んー、んー……、決めてない」
「そう……か……」
それだけ言うと一樹は、寝てしまった
正直冒険者はパパと仲良く過ごす手段でしか無かった為、本格的にとはまるで考えていなかった楓
一樹も最初こそ楓と同じスタートラインだったので、こんなに変わるとは思ってなかった。
「やっぱり男の子は違うなぁ……」
と、一樹に毛布を掛けてあげながら呟いた
(自分も少し前まで男だった事忘れてるニャ……)
そんな事を思ったが口には出さなかった
(ラッパ中の為出せなかった)
◆
その次の日には宿屋を引き払い、ギルドに一度帰ると報告して町を出ると、デブにゃんを抱える楓の肩に掴まりテレポートで本店へと戻った二人
店を開けると其処には誰も居なかった
馬車で戻り中の二人より早く着いてしまった事など忘れていた二人は取り敢えずもとの世界へ帰り、楓は服を買いに、一樹は武道の参考書を漁りにそれぞれ買い物へと向かうのだった
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