異世界団地

あるちゃいる

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42話

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 こちらに帰って来てから10日が過ぎた。未だにパパ達は帰って来ていない。どーしたんだろうか、何処かで事故にでも遭って居るんだろうかと、気が気でない日々を送る。

 一樹は10日前に本を数冊買って帰ってから姿が見え無い。多分潜って居るのだろう。また何年も訓練しているのだろう。ある意味羨ましい……私には無い能力だからだ……。チート過ぎる。

 何年も何十年も努力出来る場所があったら私だって欲しかった。周りの人が年老いて亡くなって失わない空間に私も入って行ければ……行ければ……行けるんじゃないか?あの倉庫に住めると言う事は。
何故其処に気が付かなかったんだろう。

 私は一樹の部屋へと向かい一樹が部屋に帰ってないか調べる事にした。案の定何回か帰って来てる様だった、擦れきれてボロボロになった下着や読み過ぎてボロボロに成った数日前に買ってきた武術の参考書(?)何かが置いてあった。つまり定期的に戻って来てるのだ!なので、私は一樹の部屋で待った。毎日毎日と、待たなくてもすぐに現れた

 「あれ?楓?何してんだ人の部屋で……?あれ?ここ俺の部屋だよな?確か」

部屋の中をキョロキョロしながら確認する一樹

「ねぇ!一樹のその部屋に私も連れてって?」
「……は?」
「修行する部屋に私も連れてって出来るはずよね?」
「え……あぁ。うん、出来るか出来ないかで言ったら出来るけど……いーのか?俺と……近親相姦みたいな関係になるかも知れないぞ?」
「は?なんでよ……なる訳無いでしょ」
「馬鹿言ってないで早く連れて行きなさいよ!」
「え……マジで……」

そしてそのまま私達は一樹の倉庫へ連だって消えた



 馬車が川の街から抜けれて、次の村に辿り着いた時俺は唖然とした、村には人間が居なかったのだ。
 人間は居なかったがゴブリンが集落作って住んでいた。俺達の馬車を見付けて、襲いかかって来るが追い払い何とか逃げながらあの時の空き地へと馬車ごと入った。

 ここで、アーニャは弾かれると一瞬思ったが、何ともなかった。そしてゴブリン達は結界なのか何かわからない壁に阻まれてどんな攻撃も通じなかった。

 姿は見えるのに襲えないもどかしさで仲間を呼び出し、キングやクイーンがその空き地を囲んで延々と攻撃し始めた。

 止むことの無さそうな攻撃で永遠に攻撃して来そうな感じはしたが、そうはならなかった。何故か?
中から攻撃出来たからだ……

 ヤバイなこの空間……この場所だけなら最強だわ
アーニャも弓で遠くのゴブリンを攻撃して行くとジワジワ上手くなっていった。10日も過ぎれば当たらない矢の方が少なくなって来た。

 俺は俺でクイーンを先に葬った。槍でサクッと首チョンした。すると激怒したキングが目茶苦茶攻撃して来たが、腹が減るとそのクイーンだった物を食い出した……、アッーそこはいーんですね?愛でたりしないだけグロくは無かったが、耐性は鍛えられていった。

 そして、遂にキングだけになった。誘い出しは一歩外に足を出せば寄ってくる。

 近付いてきたら槍と矢で攻撃して、逃げたらまた足だけを出しての繰り返しで、三回目の誘い出しでようやく倒れてくれた。

 キングだった物を俺のインベントリにしまい、二週間振りくらいにその空き地から出て行った
何個か馬車が破壊されて落ちていたが、中には何もなかった。金銀財宝何かも元々無かったようで、完全放置された村のようだった。

 その発端が自分だと考えると複雑な気持ちになった……少し落ち込んでいるとアーニャが慰めてくれた、「あなたのせいでは無い、あなたが居なくても遅かれ早かれ朽ちていた村よ。あなたは切っ掛けを作っただけよ?」

 その切っ掛けを作った事で複雑になってるんですが……?と、言うと苦笑いしながら時間が解決してくれるよ!っと、背中を叩かれた。その夜は、久しぶりに訓練室で長い時を過ごした。時間が解決するのなら、時間で解決すれば良いと思ったので。お蔭で解決出来ました。感謝ですね!

 しかも長い時間一人だったので、出て来てすぐにアーニャを抱きしめ、2日程愛で続けましたよ。
彼女にとっては次の日の出来事で、困惑してましたし、無尽蔵な俺の愛で疲弊して今はぐっすら寝ています。腰も痛くて動かさない様で……また暫くここらで野営ですね。まともに走ればどんなに遅くても5日は掛からず辿り着くと思うんですが……中々進まないですねぇ……

 そう言いながら幹太は、外に居た馬の馬装を外し、自分の中の倉庫へと連れて行き放牧した。
空間能力って一番チートな能力だと思う。
努力は必要だが……



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