異世界団地

あるちゃいる

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44話

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あれから3日後ようやく普通の生活が出来る様になったアーニャと朝飯なら此処でっと噂されるくらいになった俺と今は仲よく

 「おいちゃん!4人よろしく!」
「姉さん!こっち3人ね!」
「「はーい!ちょっとまってねー!」」

と、元気に営業中

 「ちょっと!ティング!ティングギルドマスター!アンタ双子と帰って来たのに何で旦那さんの居場所知らないのよ!」

 と、朝から魔法使いギルドに凸って来たのは商業ギルドのマスターで、今回の勝手に弟子取り大作戦の立役者、その名もカッティニスス・メマース(52歳♀未婚)お見合いで断られる事既に伝説と言われる程の女である。

 「だから言ったニャ?別行動だったニャ!」

「このままじゃアタシの立場が無いのよ⁉分かってんのアンタ!」

「知らないニャ。勝手に進めるから悪いニャ!」

「あの双子!そうよ!あの双子に会えば!ちょっとアンタ!案内して紹介しなさいよ!えぇ!」

「ちょ!何持ち上げてんニャ⁉降ろすニャ!」

グワシっと猫を持ち上げて走り出した商人ギルマスにほぼ無抵抗な猫。の図は巷を騒がせた、愛の逃避行として語り継がれる事になった。

どんなに猫が違うと言っても照れ隠しと取られ誰も相手にしなかった

ここらで猫に引き取って欲しいという願いも混ぜこまれていたのは内緒である

異種族なら引取ってもらえるかも!?という、淡い期待もあったからだったが、そ~言えば猫って昔結婚してたんじゃ?っていう年寄りの思い出しから早々に立ち消えた。

 双子の店に着くと扉を勝手に開けて中に入る商人ギルマスと、何故か疲弊してフラフラのデブにゃんが扉にもたれ掛かり呟きました
「む、無自覚エナジードレイン使いめ……だから婚期無くなるんニャ……クソババァ」と、言ったっきり地面に横たわり寝てしまいました。
その姿はまるで軒先に眠る猫の様で誰も心配はしませんでした。むしろ微笑ましいと写真を撮って行く人もおりました。

 店に入ったカッティニススはカウンター扉に手を掛けた瞬間弾かれ向いの壁にぶち当たりぶっ倒れました。そのまま気を失いました。

 それから24時間が過ぎた頃カッティニススは目を覚ましました、後頭部を打ち付けたのか頭をさすって周りを確認し自分がどこにいるか確かめて居ると何かに包囲されてる事が分かりました。
「誰?私がカッティニススと知っての狼藉かしら?」
「いやぁ、知ってますけどね?そちらも私の事は知りませんかね?不法侵入者さん」
帽子に手を掛けて帽子を脱ぎ

「寝住で御座います、不法侵入の現行犯で逮捕しますね?カッティニスス商人ギルドマスター」

「えっ!ちょっとまって!違うの違うのよー?ここの店主に用があるの!」
「ご店主さんは、未だに旅の空ですが?まさか把握してないとでもおっしゃるんですか?」

「そ、そーいうわけじゃないけど!」
「まぁ、話はゆっくり事務所の方で、それと貴方には異世界人法違反の嫌疑も掛けられておりますので、そちらの方もゆっくりと聞きましょうかね?おい連れて行け」

「あ、直接触れるなよ?ソイツはバンパイヤだから、エナジードレイン使うぞ?箸でもて箸で」
そう寝住がいうと、使役してるオークに言いました。オークは頷きマイ箸を出して、カッティニススを箸で摘むと連行して行きました。

 パンパンと、帽子を叩き被ると軒先の猫に呟きました

「サボるなよ腐れ猫」
「うるせぇ今回はいーだろ?」
「語尾の【ニャ】忘れてんぞ?」
「やかましいニャ!」
「じゃあまたな?腐れ猫仕事しろよ?」
そう言うと去っていきました。

「うう……一樹ぃ、幹太ぁ……酒を~……」
と、言ったあとまた寝てしまいました。
どうやら、良い手を思いついた様でした。
そのすぐ後で楓が部屋に帰ってきてカウンター越しに外を見て、軒先に猫が倒れているのを発見
すぐ様一樹を呼びに行き、お酒を掛けてやると元気になりました。

 あまりに不憫に思われたのか一升瓶を渡されて猫は帰っていきましたが、その背中を見送りながら
「デブにゃん益々ボロボロでまるで浮浪者みたいだったね、かずきゅん」
「本当にな……父さん達はまだ帰って無いみたいだから、僕等も戻ろう?楓」
そういうと、愛おしそうに肩を抱きしめ空間に消えていきました
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