9 / 11
開店準備
しおりを挟む「いらっしゃいませぇ」
「此方に甘くないお菓子があると聞いて…」
「はい!五穀ビスケットですね、此方です!」
「本当に甘くないのですか?」
「噛んでれば多生素材から出る甘さは御座いますが、それは気にならないと思います!何でしたら少し食べてみますか?」
そう言って4つに割ったビスケットの欠片を渡す
「い、良いのかね?で、では一口…サクサク、ホオォコレは芳ばしいなぁ!モグモグうんうんこの甘さは…邪魔にならん!実に美味しい!」
「1枚ですと銀貨一枚ですが10枚セットですと銀貨8枚に成りますよ」
「ですが数に限りが御座いまして……おひとり様1セットまでになっております」と頭を下げる
「限りがあるのは仕方なかろう!皇帝様の執事を唸らせたと聴けば誰もが買い求めるだろう!」
男は銀貨8枚を手渡すと布地に綺麗に包まれた菓子を受け取り、満足そうに帰って行った
この店には
バームロール
チョコリエール←new
チョコチップクッキー←new
ルマンド
ホワイトロリータ
ルーベラ
五穀ビスケット←new
と、7種類を主に売る事になった
これ以上増やすなら店を移動してもっと広い店を探さなければならなかったから
裏メニューとして
アルフォート
ラシュクーレ
シルベーヌ
が、あるが一つ金貨3枚~という高額商品だった為
店頭では出せず。完全予約制となった
(出そうと思えばサクッと出せるけど、チョコレートはまだまだ高額で取引されている食品だった為、大量に出したら周りの人が卒倒したので完全予約制になった)
入り口の上には帝国のマークがドドーンと掲げられ
両端に皇帝様の名前と皇后様の名前(船長の本名がここで発覚)が入った看板があり、その下に小さく店名が書いてあった
なので来る客は皆さん礼儀正しく、一人づつの来店という…ちょっと敷居が高すぎて一般庶民はおろか自分が店に近付いたら捕まった程の高さであった
初開店の日、僕は少し寝坊をしてしまい
急いで店に行ったら叩き出された
あれー?ここじゃ無かったっけ?と店の名前を見ると自分の名前はちゃんとある。
店の前には何故か初めて見る貴族さんが陣取っていて誰かを待っているようだった
なので、そこの兵士さんに誰を待ってるんだと聞いてみたら……僕だった
が、僕が店に入ろうとすると叩きだされるという意味不明な事に成っていた
(なんの嫌がらせ何だろうか……)
そこで困っていると、執事さんと船長さんが開店祝いに来てくれた!
「おう!サーチネル開店おめでとう!なんだ私ら待っててくれたのか?」
「いえ!僕がお店に入ろうとすると叩きだされるんです。でも、待っているのは僕だという……何かのトンチなのかと思って考えておりました」
っと笑った
「あ、執事さんも有難うございます!え?五穀ビスケットですか?勿論御用意するつもりです!はい」
とにっこり微笑んだ
そして、3人は店の前でどんなトンチがあるのか考えておりました所で皇帝がお忍びでやって参りました。
「お?サーチネルもお前らもワシが来ることが良くわかったな?出迎え御苦労だが、店には入らないのか?てか、おめでとうサーチネル看板は気に入ったか?」
はい!皇帝様!と言ったら小突かれて今はお忍びじゃ!と言われ「ギラス」と呼べと言われた
「ところでなにしてんの?」
「店に入ると叩きだされて、聞いてみると僕を待ってるというので……どんなトンチなのか考えておりました」
「……おい、誰か此処を仕切ってるやつ居たか?」と
ギラス様が執事さんに聴いている
「いえ!特別では無いと印象付けるために誰にも言ってはおりません」と答える
(帝国看板をコレでもか!!と全面に出してる店に今更特別じゃないなんて印象使えるのだろうか)
と、思った事は黙っておいた
「では、お前ら行くぞ」と船長さんと執事さんに僕と引き連れてお店の前へとやってきた皇帝さん
何するのかなぁっと見ていたら
「皇帝マンダー・サギラス・ド・ロヴァンスポール
と、アリストレス・ロヴァンスポールと、執事のセパスが店主のサーチネルを連れて参った道を開けよ」とおっしゃいました
兵士は跪き道を開きようやく店に入りましたところ
奥から
「店主以外誰も通すなと言ったであろ!!」と声がしてちょび髭の何だろうか……取り敢えず見たこと無い人が出て来た
「誰だお前?」と皇帝さんが聴くと
帝国の子爵だというが、怪しいらしく
(大体爵位持ちが皇帝の顔知らないとか本物だったとしても、縛り首もんだろう?)と船長が笑う
あーまぁ、そうかもと納得してきた所で
ちょび髭は捉えられた
すると2階から誰かが降りてきて
店主は来たのか?と下を見に来て固まった
この男が子爵のカストル・ド・セコイナ
であった。
目の前に居るのは誰であろう皇帝様
その後ろに執事のセパスに皇后妃様に(何だあの小僧は、まさか店主か?)
階段途中から飛び土下座という豪快な技を披露して、今は土下座をしたまま動かない
何を言ってもピクリともしないので、兵士に言ってそのままの形で外に出して貰った。そのまま椅子に座らせて尋問するそうだ
通せんぼした理由も時期わかるだろうという事で、取り敢えずちょび髭である
子爵の母方の甥の息子の母の友達の息子で
ツカエ・ルモノテという名前だそうだ子爵の執事見習いだという
何でも侍女の友達の友達の隣人にちょび髭の知り合いが居て、そこから情報を得た子爵がちょび髭連れて囲もうとしたらしい
「馬鹿なことしたな…」と呟いた船長と、首根っこ掴んで外に追い出した執事さんと、頭を下げる皇帝さんと船長さんにあわてふためく僕という図が暫く続いて
1日目のお店開店行事は終わり
結局お店を披露したのは次の日になった
0
あなたにおすすめの小説
二十年仕えた王女が私を敵に売った。それでも守ることにした
セッシー
ファンタジー
二十年間、王女殿下の護衛騎士として仕えた。その殿下が、私を敵に売った。
牢の中で事実を知り、一分考えて——逃げることにした。殿下の目的を、まだ果たしていないから。
裏切りの真相を確かめるため、一人王都へ戻る護衛騎士の話。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
「君は有能すぎて可愛げがない」と婚約破棄されたので、一晩で全ての魔法結界を撤去して隣国へ行きます。あ、維持マニュアルは燃やしました。
しょくぱん
恋愛
「君の完璧主義には反吐が出る」――婚約者の第一王子にそう告げられ、国外追放を命じられた聖女エルゼ。彼女は微笑み、一晩で国中の魔法結界を撤去。さらに「素人でも直せる」と嘘を吐かれた維持マニュアルを全て焼却処分した。守護を失いパニックに陥る母国を背に、彼女は隣国の軍事帝国へ。そこでは、彼女の「可愛くない」技術を渇望する皇帝が待っていた。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる