行商人

あるちゃいる

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三話

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 「親方!椿通りの貴族の屋敷の修繕終わりやした!」
 「親方!ゴンダール子爵様からお茶会に使う四阿あずまやを新築で建ててほしいと先触れが来ています!」
 親方!親方!と叫ばれているのは自称商人のシダル。

 一番弟子は巣立っていってドワーフの王国で頑張っています!って、手紙が先程届いてお茶を飲みながら桃色綿毛兎ももいろわたげうさぎのサコラと読んでいる。

 弟子にしてくれと泣いて喚くドワーフ達をサブマスが睨む中、仕方なく弟子にしてから数日後商会を開いたらどうかという打診を貰い、冒険者ギルドと商人ギルドと何故か大工ギルドが後見人になってくれて、この程めでたくシダル商会を開いた。
 主な仕事は大工だった。
 二番目から四番目の弟子達も無事に免許皆伝して、手作りのノミと金槌をプレゼントしたのに、まだ俺の元を離れたくないと言われ、そのままシダル商会の社員として色々な仕事を請け負って貰っている。
 そいつ等とは別に新しく弟子も増えて15人居るし、店番の見習い(事務)として二人程預かっている。
 この店番も俺の一個下だったりする。
 この王都に来てからあっという間に一年が過ぎ去っていた。本当に毎日毎日トンテンカンテンと木槌で材木を叩き、棟梁という肩書まで付いてしまった。
 何度も商人だと言っていたら、自称商人と言われる始末……
 一番悪かったのは各国の王太子を招いての晩餐会に使う為の四阿を作った事だろうか、偶々たまたま暗殺者が数人混じって居て、偶々たまたま隣国の王太子を狙っていた。
 そこへ攻撃魔法をしこたま撃ち込み他の国の王太子を巻き込んで殺そうとしたのだが、その日は偶々空から雨が降っていたので、全員四阿の下で寛いでいたのだが、全ての攻撃魔法を弾いた上に誰一人として擦り傷すら出来なかったのだ。
 それはとても頑丈に作ったお陰だったのだが、結構派手に爆発したもんだから無傷の四阿に唖然とした暗殺者達が口をあんぐり開けながら突っ立っていた。
 王太子達は余興と思ってくれたらしく大事には至らなかった。

 暗殺者達が佇む場所を偶々通りがかった俺とサコラが一網打尽で全員捕まえてしまった。
 その後、内密に済ませる為に箝口令が引かれたので勲章は送れないが、色々商会に役立つ権利とか資金とかを貰った、商会を建てる拠点の土地(一等地)と資金も全部出して貰えたし、自分で3階建ての立派な店を建てたので安く済んで資金も潤った。
 まぁそれは良かったのだが、俺と関わった者達に紹介する時

 「王国が誇る大工の棟梁」

 って言っちゃったもんだからこの事件に関わった国々から仕事の依頼が来るようになったり、王都の貴族からもちょくちょく仕事の依頼が入ったりと休む間もなく働かされている。
 あくまでも大工として……
 何度も言うが俺は商人なんだ!!
 周りの人間からしてみれば、もうどうでも良くなってきているが、それでも商人になるっていう俺の拘りは変わらなかった。

 「親方!子爵様の馬車が!」
 「ハイハイ今行くよ、一時間で終わらせてくるから書類の方頼むぞ?」
 「お任せ下さい!」
 「んじゃ行ってきまーす」
 「「行ってらっしゃいませシダル棟梁!!」」

 弟子達の声を背中に受けながら迎えに来てくれた子爵の馬車に乗り込んだ、肩にはサコラの姿も見える。

 『すっかり棟梁として泊が出てきたのじゃ』
 「喧しい!俺は商人だ!」
 『ハイハイ』
 (クッソ!必ず商人として功績を上げてやる!)

 従魔ですら棟梁として認識されてるシダルに商人と認めてくれる人は現れなかった。

 子爵の屋敷は王都にあると思っていたのだが、四阿を造る屋敷は王都では無く、村を二、三個通り過ぎた湖が綺麗な湖畔の辺りに在った。
 子爵の娘と奥方が避暑地として使っている場所で、夏が近づいてから此処で王国貴族のお嬢様や婚約者の居ない第二第三の王子たちとお茶会をしたいそうだ。
 『一時間で終わらないのじゃ……』
 「先触れで場所の説明もしてくれよ本当に……」
 少し呆れながらも文句を言う事も出来ず仕方なく四阿を作った。
 四阿はサクサク作れて執事が3時のオヤツとお茶を用意する前に終わらせた。
 しかし、今から帰っても王都に着く前に暗くなるので、一晩泊まることになった。

 まぁ、晩飯は流石子爵家だった。うまい美味いとおかわりをしてしまったくらい腹いっぱい食った。
 サコラも珍しい西の瓜を丸ごと出され、ピンクの毛玉を更に紅く染めながら貪り食った。
 体積が5センチしかないのに楕円形の形の西瓜を全て完食したサコラ
 その胃はどうなってるのかちよっと解剖したくなったが、肉があるのかも疑わしいくらいモフモフな綿毛である。
 割ける肉は無いものと考えて解剖は諦めた。
 そんなくだらない事をベッドの上でゴロゴロしながら考えていたら、ガチャリとノックもしないまま扉が開いた。

 『「ん?」』

 っと、異変に気付いた俺達は入ってくる者が誰なのか待ってみた。
 流石に子爵の家なので問答無用で魔法をぶっぱなす事ははばかられた。
 そこに現れたのは、シワが少し入ったオバサンで結構有名なゴンダール子爵家の行けず後家だった。
 大胆にも薄いネグリジェを着ていた。
 そしてその後家さんは俺を見ながら

 「待たせたぁん?」

 と、いう甘ったるいのだが全身に鳥肌が立つような声で俺をロックオンしてきた。
 その瞬間俺は無意識で魔法を使っていた。
 サコラも最大級ボムを詠唱破棄して叫んでいた。
 だが、サコラのボムは子爵の屋敷を破壊せずに知らない山を吹き飛ばすだけで済んだ。
 無意識で放った俺の魔法は転移魔法だったらしく、湖畔の辺りに辿り付く前の場所に転移してた様だ。その場所が少し綺麗だったので覚えていたのだが、今は見る影もない。
 最大級ボムで山の形を変えて半分程消えていた。
 「お前……咄嗟とはいえやり過ぎだろ……」
 『むっ……でもあのままシダルの魔法が無かったらヤバかったのじゃ……』
 「まぁ、そうだが……一応礼は言っとくよ、ありがとなサコラ」
 『なんじゃ照れるのぅ~♡』

 ピンク色の丸い綿毛が器用にクネクネしてるのを横目にして、取り敢えずどうすっか……と、考えても埒が明かなかったので、破壊した山の方へと歩いて行って近くに倒れた倒木等を削って材木に加工して木の上にツリーハウスを作って其処で夜を明かすことにした。
 流石にこのままって訳には行かず、日が昇ってから王城へ行き謁見えっけんしながら、謝りに行かねばならんかった。

 「はぁー……」

 溜息を吐きながらスヤスヤ眠るサコラのモフモフを触って月を見ていたシダル。

 山を吹き飛ばすのって流石に弁償は出来ないよなぁ……っと、どうやってこの危機を乗り超えるか考えるのだった。

◇◇

 ガヤガヤと下の方から聴こえる声で目が覚めたシダルは作ったばかりのツリーハウスから下をのぞき込んだ
 そこにはこの辺りの村から来た様な人夫とどう見ても王城の騎士とどっからどう見てもゴンダール子爵本人が唖然としたまま立ち尽くしていた、その視線の先には大きく開いたクレーターだったのだが、朝日に照らされて何かがキラキラ輝いていた。
 木の上からしかそのキラキラした物は見えていなかったようで、下にいる者達は
 「昨晩物凄い音がしたのです!」
 「山の祟りです!」
 「だからあれ程言ったのだ!この山は昔から縁起が悪いと言われていたのに子爵様が手放さなかった!」
 この山には子爵が使わなくなった湿気った火薬等を捨てていた場所だった。
 村の物には近付けないように縁起の悪い山と言っていたに過ぎなかった。
 使わない火薬は王国に返さなければならなかったのだが、返す量から翌年の軍事費を減らされるのでなるべく見つからない様に捨てていたのだが、まさかそれに引火して爆発したと思い込んだ子爵は慌てふためいた。
 
 村人はどうやら子爵の領地に住む人々らしく、子爵以上に慌てていた。
 
 『エッキシ!』

 っとどこの親父だよお前は!?って言いたくなるようなクシャミをしたサコラ。
 その音に気が付いて上を見る人々
 そしてツリーハウスから身を乗り出して下を覗く俺と目があった子爵

 少しの間をあけたあと、子爵が言うに事欠いて

 「大工の棟梁がこの山を買うと言ってたよな!?何かの実験するとか言ってた……ヨナ!?」

 っと突然騒ぎ出した。
 当然そんな話は無く寝耳に冷水ひやみずな俺達は訳が解らず
 「は?」

 っと言うしか無かった。
 だがそれを返事と捉えた騎士はウンウンと頷いて
 「ではその様に……」

 っと呟いた後、持ってた紙に何やら書いて、鳩の脚に付けたあと飛ばした。
 『なんなのじゃ?』
 「さぁ?……だけど碌でもない事になりそうなのは確かかもな」
 そう言って、王城へと飛んでいった鳩を見送った

 取り敢えず降りてきてくださいと騎士に言われて降りていくと、スササっと子爵が近づいて来て、俺の耳にコソッと告げてきたのが

 「この山を買い取ったと言え!悪い様にはしないから!」
 と、言ってきた。まぁ別に半壊させた後ろめたさもあったのだが、俺は商人だ!ここぞとばかりに耳打ちを返して
 「子爵家の後家さんを俺に二度と近付けないようにしてください!」

 そう言うと
 「お主……部屋に泊まってたのか!?何故ここに居たのだ⁉」
 あっ……と思ったが色々黙って欲しいので
 「山を買った事にしますけど、止めておきますか?」
 「う……いや、頼む」

 何か隠し事でもあったのか買うと承諾したら大人しくなった。そして、ちゃんと約束を守らせる為に血判状も書かせた。
 こうして、魔女(娘さんす)との接触は今後一切失くなった。
 ホッとしてたのもつかの間
 村人達が俺を囲んで文句を言ってきた
 「実験するなら先に教えてほしいずら!」
 「祟り神の罰はお主だけが受けるんじゃぞ!?」
 「めんこい童子じゃの~」
 と、散々言って【童顔なシダルにとってめんこいは暴言】帰っていった。

 子爵もまた「ではあとは宜しくな!」っと言って颯爽と去っていった

 残ったのは俺と騎士の二人だけ……
 気まずい空気が流れに流れ、気付けば昼も過ぎたくらいで遠くの方からガラガラと多くの馬車が走る音がして来た。

 道の先に出ると騎士は手を上げて馬車の先頭を止める。
 「どこに行きなさるね?」
 「「親方が山を買ったと聴いて馳せ参じやした!!」」
 見れば見知った顔が馬車と言う馬車に乗っていて、鍬やら鋤やら持って現れた
 弟子達と近隣の鍛冶屋や木工職人など大勢の人達が手に手に鉱石掘りの道具を抱えて現れた。
 「えっと……なぜツルハシ?」
 「山を買ったと聞いたら鉄鉱石かと思うだろ!?」
 そう言ったのは商人ギルドのサブマスだった。その横に満面の笑みでツルハシを肩に背負った冒険者ギルドのギルマスが居た。
 「仮に鉄鉱石だったとしても何故其処に冒険者?」
 疑問に思った事は聞いて見る
 「山と言ったら魔物だろ?」
 いや、間違ってない。間違ってないがアンタの装備してるのはツルハシだよな?
 じーっと武器を見ていると
 「山を吹き飛ばしたなら暫くは魔物も出ないだろう?だから掘削しようと想ってな?」
 人の山で何勝手に掘削しようとしてんだこのおっさんは……手伝いじゃないのかよ!っと、突っ込みそうになったが止めた。
 もしかしたら本当は手伝いかもと思ったからだ。
 「まぁ、取り敢えず昼飯にしよう!」
 そう言って宗砌100人くらいの人数を食わせるために、爆風で吹っ飛んで亡くなった不幸な猪やら鹿やらマトモそうな体躯が残ってる肉を拾ってきて調理していった。
 結構な量だったが運良く血抜きも出来ていたようで、焼いた先から肉が消えて行った。
 二時間も経つ頃には皆腹いっぱいになったようで、軽く体を動かしてから山へと入って行った。

 程なくクレーターが見えてくると、誰もがサコラをチラ見しては首を振っていた。
 (絶対吹き飛ばしたのコイツだろ)って顔をしていた。

 すでに危険物扱いだったが容姿は可愛いので誰も声に出して文句は言わなかった。
 受付達にでも言ったことがバレたら明日からクエストが受けられないし、依頼の札も貼ってくれないと分かっていたからだ。

 取り敢えず皆の顔色は見ない様にしてクレーターの中に入り、上から見た時に光っていた物を探していたが、探すまでもなくそこら辺に沢山落ちていた。

 その一つを手にとって、鍛冶屋の親方に見せると

 「こ、コイツァ……金鉱石だ……しかもこの辺に散らばってるの全部か!?純度も申し分ねぇ!」

 ゴールドラッシュの始まりになった。

 この辺近郊の山にも未だに眠る金鉱脈があるかも知れないと探す山師やこの辺一体が全て俺の山になってた事にも驚いた。
  吹き飛ばした山だけかと思っていたが、颯爽と帰った子爵が面倒事を全て任せるかのように捨て値で俺に譲歩したと王城へ鳩を飛ばしていたのだ。
 そして、謎の山師達の活躍もあってこの辺一体が鉱山として国に報告された。もちろん鉱山主は俺だ……。
 そのうちこの山裾に鉱山を当て込んだ鍛冶屋が引っ越してきて、開拓して街になるのも時間の問題とまで言われるようになった。
 その後、山からは鉄鉱石、ミスリル鉱脈、銀、銅と色々な鉱石が見付かった。
 街になる頃になると冒険者ギルドから支部を建てたいという打診を貰い、冒険者ギルドから鍛冶屋ギルドまで色々なギルドの他に商会までが入ってきて、王城の次にでかい街へと変わっていった。
 其処に商会の2店舗目を建てて三番弟子に任せた俺は、ようやく王都へと帰ってこれた。
 店は二番弟子に任せて俺は会長という席に座ることになった。仕事は二番弟子が中心になったため俺は暇を弄ぶ事になりそうだったのだが、鍛冶屋に誘われて少しの間弟子入りした。そして、幾年か過ぎた。その頃に俺は鍛冶屋で熱い鉄を打っていたが、そろそろ商売でもと思っていたので、鍛冶屋の親方に暇を貰うと真っ直ぐ商人ギルドへと向かった筈だったのに、またもやドワーフ達に行く手を塞がれた。今度は何だよ!?と、思っていたら

 「鍛冶屋でアンタの叩いた武器を見た!オレァあんな見事な刃先は見た事がねぇ!頼む!どうかオレを弟子にしてくれ!」

 「「お願いします!!」」
 っと道端で土下座の嵐だった

 親方に暇を貰う前に武器を一振り叩いた
 ヒヒイロカネが見付かったので、それを使って刀という武器を作っていた。
 昔村長に教わった昔話で出てきた倭国という国の武器だった、そこで使われていた作り方を聴いて想像しながら造ったのが、鍛冶屋の棚に飾られているそうだ。
 鍛冶屋の親方曰く
 「今まで多くの弟子を取ったが、コイツを打った職人が一番腕が良い、もう俺を超えた筈だ!」
 そう嬉しそうに語ったという。
 その親方に弟子入れを申し込もうとしてた面々は俺を探し出して、ここまで来たそうだ。

 「俺忙しいんだよ……これから商いするからさ」
 そう言ったら
「商いなんて弟子の俺たちがやりますから、心置きなく打ってくだセイ!親方!」
 そう言って頑として動かなかった……


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