平凡な高校生活を送る予定だったのに

空里

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遊園地

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来た遊園地はとても有名なところであり昼間ながらチケット売場で並ぶことになる。
「それにしてもさっきのエスカレーター長かったね」
「3分位は乗っていたよね」
「日本一長いエスカレーターらしいよ」
ここに来るために乗らなければならないエスカレーターがすごく長かったのだ。
乗ってみるとわかるがいつもより乗る時間が圧倒的に長くまだ降りれないのかとなってしまう。
遊園地にではなくそのエスカレーターの長さに若干興奮しているのが自分にもわかる。
「ここにはよく来るの?」
興奮気味なのもあり気になったことをすぐに聞いた。
「ううん、初めてだよ。僚太くんは?」
「僕も初めて」
「一緒だね!」
前々から思っていたが、やはりこの笑顔には不思議な力がある。
あまり思い出したくない記憶が思い返され暗くなりそうな心を明るく灯してくれている、そんな感じだ。

それからしばらくして入園券(乗り物のフリーパス付き)を無事購入した。
そして、すぐに乗り物へとはならず昼食をとることにした。
向かったのは近くにあったカレー専門店。
そこのおすすめメニューである、見た目がオムライスにカレーをかけたようなメニューにチキンカツ、唐揚げをトッピングして食べた。
思ったよりも量が多く、残りの唐揚げ一個にどうしても手がつけられずにいた。
「限界そうだね。食べてあげようか?」
そこに凛花からの救いの手が差しのべられる。
思わずすぐに首を縦に振ってしまう。
それに笑いながら凛花は、
「でも、条件付きだよ?」
「どんな条件?」
今のこの追い詰められた状態おいて条件もある程度飲む覚悟がすぐに出来た。
「恋人っぽいことしたくない?例えば食べさせてくれたりとか」
一瞬のためらいはあったが、もうするしかないと割りきった。
「じゃあ、ほら口開けて」
凛花が使っていたスプーンに唐揚げを乗せながらそう言う。
しかし、
「そこは、はい、あ~んって言わないと」
なんなんだその妙なこだわりは・・・・・・
「はい、あーん」

咀嚼を終え飲み込んだ凛花は満足げに笑みを浮かべながら
「ありがとう」
その言葉には恥ずかしさが含まれており僕も安心した。
実はこれをやっていたのは外から丸見えの場所だったのだ。
僕も相当恥ずかしかったため僕だけではなかったというのはすごい安心感をもたらした。



その後満腹のまま動くのはしんどいため食べていたテーブルで残っていた水を飲みながらゆっくりした後、アトラクションを乗りに行くのだった。
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