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銭湯
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二人部屋を予約・・・・・・?
どういうことだ。何かの手違い?
そう思っていると部屋に案内され始める。
凛花を問い詰めようにも女将さんがいるため出来ない。
結局そのまま二人部屋に案内された。
宿の中が和風だったが部屋の中も同じように和風で畳が敷いてある。
ベッドなどは見当たらないため敷布団だろう。
ダブルベッドでなくてひとまず安心する。
「ご夕食はどうなされますか?」
「隣の銭湯に行った後にします」
あれ?うどん食べたのにな。
まあ、でもあの階段の登り降りで結構動いたし食べないと空腹で眠れないかもしれない。
「かしこまりました。では、帰ってこられる時間に合わせて準備し、お部屋に運び並べておきます。
その他、ご入り用の際はご気軽にお呼びください」
それではと言いながら部屋の入り口に立っていた女将さんは部屋を出ていった。
それを確認した後、
「どういうこと?」
即行で凛花に事情を聞く。
「知ってる?一人部屋を二部屋よりも二人部屋を一部屋の方が安いんだよ」
「それはそうだろうけど・・・・・・」
「それに毎日一つ屋根の下で暮らしてるんだから今さらじゃない?」
そっちが今さらでもこっちは・・・・・・
「はぁ、まあ良いや。銭湯行こう」
ここからどうにかすることは出来ないと考え切り替えるために銭湯に行くことにする。
「あ、置いていこうとしたでしょ?デート中の彼女を置いていくんですか?」
煽るようにそう言ってくる凛花。
しかし、今日一日デートと約束したのは僕のためそれは守らなければならない。
明日まで期間を延ばされているが・・・・・・
少し立ち止まって少し凛花を待った後部屋を出た。
◆
外に出てすぐ横が銭湯だった。
男湯、女湯に分かれて入る。
思えば今日凛花から本格的に離れたのは初めての気がする。
服屋で下着を選ぶときだけ少し分かれたがそこまで長くなかった。
そんなことを思いながら体を洗い湯船に浸かる。
遊園地での疲れや階段を上った疲れもあるためかやっと体が休まった気がする。
するとこんな声が聞こえてきた。
「はぁ~、気持ちいね~」
「そんなこと言って、この後の段取りはちゃんと大丈夫なんだろうな?」
「う~、休まっているときにそれを思い出させないでくれ」
「それで、何て言うんだ?やっぱりシンプルにいくのか?」
「え?それは・・・・・・」
「俺を彼女だと思って言ってみ」
「・・・・・・貴女の笑顔を見てると自然に僕も笑顔になります。僕と付き合ってくれませんか」
「この流れで本当に言うやついるんだな・・・」
「じゃ、じゃあ止めてよ!」
「悪い悪い。でも、良いんじゃないか?やっぱり笑いあえるのって良いもんな」
「・・・う、うん」
「まあ、頑張れよ」
そう言いながらその二人組は銭湯から出ていった。
笑顔を見てるとこっちまで笑顔になる、か。
まさか、ね・・・・・・
どういうことだ。何かの手違い?
そう思っていると部屋に案内され始める。
凛花を問い詰めようにも女将さんがいるため出来ない。
結局そのまま二人部屋に案内された。
宿の中が和風だったが部屋の中も同じように和風で畳が敷いてある。
ベッドなどは見当たらないため敷布団だろう。
ダブルベッドでなくてひとまず安心する。
「ご夕食はどうなされますか?」
「隣の銭湯に行った後にします」
あれ?うどん食べたのにな。
まあ、でもあの階段の登り降りで結構動いたし食べないと空腹で眠れないかもしれない。
「かしこまりました。では、帰ってこられる時間に合わせて準備し、お部屋に運び並べておきます。
その他、ご入り用の際はご気軽にお呼びください」
それではと言いながら部屋の入り口に立っていた女将さんは部屋を出ていった。
それを確認した後、
「どういうこと?」
即行で凛花に事情を聞く。
「知ってる?一人部屋を二部屋よりも二人部屋を一部屋の方が安いんだよ」
「それはそうだろうけど・・・・・・」
「それに毎日一つ屋根の下で暮らしてるんだから今さらじゃない?」
そっちが今さらでもこっちは・・・・・・
「はぁ、まあ良いや。銭湯行こう」
ここからどうにかすることは出来ないと考え切り替えるために銭湯に行くことにする。
「あ、置いていこうとしたでしょ?デート中の彼女を置いていくんですか?」
煽るようにそう言ってくる凛花。
しかし、今日一日デートと約束したのは僕のためそれは守らなければならない。
明日まで期間を延ばされているが・・・・・・
少し立ち止まって少し凛花を待った後部屋を出た。
◆
外に出てすぐ横が銭湯だった。
男湯、女湯に分かれて入る。
思えば今日凛花から本格的に離れたのは初めての気がする。
服屋で下着を選ぶときだけ少し分かれたがそこまで長くなかった。
そんなことを思いながら体を洗い湯船に浸かる。
遊園地での疲れや階段を上った疲れもあるためかやっと体が休まった気がする。
するとこんな声が聞こえてきた。
「はぁ~、気持ちいね~」
「そんなこと言って、この後の段取りはちゃんと大丈夫なんだろうな?」
「う~、休まっているときにそれを思い出させないでくれ」
「それで、何て言うんだ?やっぱりシンプルにいくのか?」
「え?それは・・・・・・」
「俺を彼女だと思って言ってみ」
「・・・・・・貴女の笑顔を見てると自然に僕も笑顔になります。僕と付き合ってくれませんか」
「この流れで本当に言うやついるんだな・・・」
「じゃ、じゃあ止めてよ!」
「悪い悪い。でも、良いんじゃないか?やっぱり笑いあえるのって良いもんな」
「・・・う、うん」
「まあ、頑張れよ」
そう言いながらその二人組は銭湯から出ていった。
笑顔を見てるとこっちまで笑顔になる、か。
まさか、ね・・・・・・
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