4 / 26
[4話] 天使に喰われる
しおりを挟む
変わり果てていくエレナの姿がぼんやりとしか見えない。なんとか見つけようと必死に探る。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
エレナの姿をしっかり見つけた時には、エレナの背中から生えた白い翼が広がって宙に浮いていた。
「エレナッ!!」
何故だかエレナが窓から帰ってしまう気がして呼び止める。
その声でエレナは俺がいる事を理解したようだ。
エレナは床に足をついて、宝石のような何かを踏みつぶす。
次の瞬間には俺に向かって来て
「イッッテエェ!?」
俺を押し倒して肩を噛み始めた。
そういえば天使病になったら人間を襲うんだっけ。
ってことはエレナは天使病にかかったということだ。
天使病って、天使になることなのか、化け物になることなのか、俺にはよく分からない。
「エレナ!! お前幼馴染やめるんじゃねえぞ!!」
よく分からないけど、俺はエレナの幼馴染だ。それは一生変わらない。
天使になろうが、化け物になろうが、エレナは俺のただ1人の幼馴染。病気なんかに変えられるわけねえだろうが。
「お前はイヤでも、俺はエレナが幼馴染じゃないと許さねぇからな!!」
痛いとか、意識が朦朧としているのかとか、どのくらい肩を喰われているのかとか、そんなことどうでもいい。
ただ目の前で苦しむエレナを失いたくないだけだ。
毎日一緒に学校へ行って、うちの店で会って、窓越しに会話する。これからも当たり前のように一緒に過ごすんだ。だからその日常をどうしても諦められない。
こういうのって、なんて言うんだっけ。
「……だ」
夏の終わりに鳴くセミのような声。
何を言ったのかさえ分からなくなって、目の前が真っ暗になる。
◆◇◆
ポカポカする気温と眩しい位の日差しを感じて俺は目を開ける。
「テオ! よかった……」
青空から降り注がれる太陽の日差しは木漏れ日で揺れていて、目の前には天使がいるような錯覚。
「……エレナ?」
エレナなのか天使なのか分からない人物に膝枕をされていて、起き上がろうと身体に力を入れる。
「ヅッッ!!」
激痛が走るというのを初めて体験した。
「あ、まだ安静にしていて。もう少し時間がかかるから」
「え……?」
傷んだ肩を見ると歪に欠けている。ああそうだ、ここはエレナが喰っていた部分。
目の前の人物は俺の肩に手をかざしていて、手から光があふれているのが見えた。
「ごめんね……テオを巻き込んじゃった……。私、天使病になっちゃったの」
エレナの言葉を上手く理解できない。
誤魔化すように顔を背けて辺りを見渡す。草原の木陰にいるのだと理解できたけど、どうしてこんなところにいるのだろうか。
「エレナは痛いところはないか?」
「……痛いよ」
エレナは俺の肩にかざしてない方の手で胸をギュッと掴んでいる。
「そっか。なら治しに行かないとだな」
「無理だよ」
「無理じゃないだろ」
「天才のテオには分からないだろうけど、無理なことも世の中にはあるの」
すごく苦しそうな顔をしてエレナは俺の肩に視線を送っている。
俺も肩を見ると少しずつ元の形に戻っているのが分かった。
「エレナはいつも俺の隣にいてくれたよな」
「……幼馴染だから当然だよ」
「落ち込んだ時も、風邪を引いた時も、親父と喧嘩した時も、ずっと一緒にいてくれた。だから俺はなんでもできたんだ。理屈とか理由とかよく分からないけど、エレナが隣にいるなら無理なことは今までなかった。……だけど初めて何もできないことがあった」
「……天才なのに?」
「エレナが天使になっていく時、俺は何もできなかった。だけど今エレナは隣にいてくれてる。無理じゃないだろ?」
「……バカみたい」
泣きそうになりながらも笑いかけてくれるエレナは世界一可愛い。
「赤点しかとれない人に言われたくない」
俺は肩に添えるエレナの手を握りながら、つられて微笑んだ。
木漏れ日を浴びながらいつものように他愛無い会話をする。だけどいつもとは違うのだと理解させられる。
エレナは天使になったことで魔法を使えるようになった。
俺の肩に治癒術を当て続けて、他愛無い会話をしていれば欠けていた肩は元通りになる。
「んで、天使病を治すには情報が必要だと思うんだ」
「情報?」
「俺たちのいた町は天使病に関する情報はない。それにここからなら隣町の方が近いから、まずはそこへ行って情報を集めるのがいい」
「……そうだよね」
そもそもどうして草原にいるのかは分からないんだが、どちらにせよ町に行って少し休む時間も必要だ。
エレナを休ませている間に俺が町で情報を集めるのが最初の目標。
「体調悪くなければ明るい内に行こう」
俺は立ち上がってエレナに手を差し伸べる。
「うん、早く行こうっあッッ」
エレナは俺の手を掴んで立ち上がったが、すぐにふらついて俺に寄り掛かった。
「……足、痛いのか?」
「ううん……でも骨折してるかも」
「なっ、なんで言わなかったんだ!?」
「あ、痛くはないよ! 治癒術かけたから大丈夫! 思ったように動かないだけなの」
痛くないとかそういう問題ではないのだが。
エレナは俺から離れて1人で立った。左足が少しふらついている。
視線を合わせれば「大丈夫」だと微笑まれてしまって、エレナのその顔には俺は勝てない。
「少しでも異変があったらちゃんと言うこと」
指切りをする代わりに、俺はエレナの左手を握る。
「うん!」
握り返してくれた手をゆっくり引いて、隣町へ向かって歩いて行く。
◆◇◆
日が暮れる前に町が見えてきて、エレナの手を握ったまま町の入口へ向かって行く。
「もうすぐ日が暮れるだろうし、今日は宿屋に泊まろう。情報は明日俺が探してくるから」
「テオ」
エレナは急に立ち止まって、俺の手を離した。
「私、行けない」
「え、れな……?」
振り向いて見えたエレナの顔は、口からよだれが垂れ続けていて、正常な目をしていない。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
エレナの姿をしっかり見つけた時には、エレナの背中から生えた白い翼が広がって宙に浮いていた。
「エレナッ!!」
何故だかエレナが窓から帰ってしまう気がして呼び止める。
その声でエレナは俺がいる事を理解したようだ。
エレナは床に足をついて、宝石のような何かを踏みつぶす。
次の瞬間には俺に向かって来て
「イッッテエェ!?」
俺を押し倒して肩を噛み始めた。
そういえば天使病になったら人間を襲うんだっけ。
ってことはエレナは天使病にかかったということだ。
天使病って、天使になることなのか、化け物になることなのか、俺にはよく分からない。
「エレナ!! お前幼馴染やめるんじゃねえぞ!!」
よく分からないけど、俺はエレナの幼馴染だ。それは一生変わらない。
天使になろうが、化け物になろうが、エレナは俺のただ1人の幼馴染。病気なんかに変えられるわけねえだろうが。
「お前はイヤでも、俺はエレナが幼馴染じゃないと許さねぇからな!!」
痛いとか、意識が朦朧としているのかとか、どのくらい肩を喰われているのかとか、そんなことどうでもいい。
ただ目の前で苦しむエレナを失いたくないだけだ。
毎日一緒に学校へ行って、うちの店で会って、窓越しに会話する。これからも当たり前のように一緒に過ごすんだ。だからその日常をどうしても諦められない。
こういうのって、なんて言うんだっけ。
「……だ」
夏の終わりに鳴くセミのような声。
何を言ったのかさえ分からなくなって、目の前が真っ暗になる。
◆◇◆
ポカポカする気温と眩しい位の日差しを感じて俺は目を開ける。
「テオ! よかった……」
青空から降り注がれる太陽の日差しは木漏れ日で揺れていて、目の前には天使がいるような錯覚。
「……エレナ?」
エレナなのか天使なのか分からない人物に膝枕をされていて、起き上がろうと身体に力を入れる。
「ヅッッ!!」
激痛が走るというのを初めて体験した。
「あ、まだ安静にしていて。もう少し時間がかかるから」
「え……?」
傷んだ肩を見ると歪に欠けている。ああそうだ、ここはエレナが喰っていた部分。
目の前の人物は俺の肩に手をかざしていて、手から光があふれているのが見えた。
「ごめんね……テオを巻き込んじゃった……。私、天使病になっちゃったの」
エレナの言葉を上手く理解できない。
誤魔化すように顔を背けて辺りを見渡す。草原の木陰にいるのだと理解できたけど、どうしてこんなところにいるのだろうか。
「エレナは痛いところはないか?」
「……痛いよ」
エレナは俺の肩にかざしてない方の手で胸をギュッと掴んでいる。
「そっか。なら治しに行かないとだな」
「無理だよ」
「無理じゃないだろ」
「天才のテオには分からないだろうけど、無理なことも世の中にはあるの」
すごく苦しそうな顔をしてエレナは俺の肩に視線を送っている。
俺も肩を見ると少しずつ元の形に戻っているのが分かった。
「エレナはいつも俺の隣にいてくれたよな」
「……幼馴染だから当然だよ」
「落ち込んだ時も、風邪を引いた時も、親父と喧嘩した時も、ずっと一緒にいてくれた。だから俺はなんでもできたんだ。理屈とか理由とかよく分からないけど、エレナが隣にいるなら無理なことは今までなかった。……だけど初めて何もできないことがあった」
「……天才なのに?」
「エレナが天使になっていく時、俺は何もできなかった。だけど今エレナは隣にいてくれてる。無理じゃないだろ?」
「……バカみたい」
泣きそうになりながらも笑いかけてくれるエレナは世界一可愛い。
「赤点しかとれない人に言われたくない」
俺は肩に添えるエレナの手を握りながら、つられて微笑んだ。
木漏れ日を浴びながらいつものように他愛無い会話をする。だけどいつもとは違うのだと理解させられる。
エレナは天使になったことで魔法を使えるようになった。
俺の肩に治癒術を当て続けて、他愛無い会話をしていれば欠けていた肩は元通りになる。
「んで、天使病を治すには情報が必要だと思うんだ」
「情報?」
「俺たちのいた町は天使病に関する情報はない。それにここからなら隣町の方が近いから、まずはそこへ行って情報を集めるのがいい」
「……そうだよね」
そもそもどうして草原にいるのかは分からないんだが、どちらにせよ町に行って少し休む時間も必要だ。
エレナを休ませている間に俺が町で情報を集めるのが最初の目標。
「体調悪くなければ明るい内に行こう」
俺は立ち上がってエレナに手を差し伸べる。
「うん、早く行こうっあッッ」
エレナは俺の手を掴んで立ち上がったが、すぐにふらついて俺に寄り掛かった。
「……足、痛いのか?」
「ううん……でも骨折してるかも」
「なっ、なんで言わなかったんだ!?」
「あ、痛くはないよ! 治癒術かけたから大丈夫! 思ったように動かないだけなの」
痛くないとかそういう問題ではないのだが。
エレナは俺から離れて1人で立った。左足が少しふらついている。
視線を合わせれば「大丈夫」だと微笑まれてしまって、エレナのその顔には俺は勝てない。
「少しでも異変があったらちゃんと言うこと」
指切りをする代わりに、俺はエレナの左手を握る。
「うん!」
握り返してくれた手をゆっくり引いて、隣町へ向かって歩いて行く。
◆◇◆
日が暮れる前に町が見えてきて、エレナの手を握ったまま町の入口へ向かって行く。
「もうすぐ日が暮れるだろうし、今日は宿屋に泊まろう。情報は明日俺が探してくるから」
「テオ」
エレナは急に立ち止まって、俺の手を離した。
「私、行けない」
「え、れな……?」
振り向いて見えたエレナの顔は、口からよだれが垂れ続けていて、正常な目をしていない。
0
あなたにおすすめの小説
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる