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オルドワ商会→オルドワ邸
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オルドワ商会の中は、様々な商品が整然と並べられていた。
微かに音楽も流れており、落ち着いた空間だ。今度もイチは自分が場違いな気がしたが、思い直す。自分は獣人でおじさんと。
(あれ…でも…)
周りのお客さんからは、妙に視線を注がれている。
馬鹿にしている視線というよりかは、珍しがるような視線だ。
「あの…ミコトさん。僕、ここに入っちゃいけなかったんじゃ…」
「そんなことはない!我が商会は犯罪者以外は誰でも大歓迎だ!お客様が君を見ているのは、単に獣人族が珍しいからにすぎない!」
「そ、そうですか…」
確かに病院でも、なにか珍しいものを見るような好奇な目で見られていた気がした。
「獣人族は自分たちのナワバリからでたがらないからな。裏番や冒険者に属して転々とする者は珍しいのだ。」
「へぇ…」
コショコショと小声で話していると、スーツ姿の老人が近付いてきた。
「お帰りなさいませお嬢様。お早いお戻りで。」
「む!ノーバス!お嬢様はやめないか!私は頭首だぞ!」
「婿殿もとらず放蕩しやんちゃする、かと思えばあまつさえ、壮年の獣人族を拾い帰ってくる方のどこが頭首でありましょうか。お嬢様で十分。私めは不安でございます。天の国の先代と奥様がご覧になられたらなんとおっしゃられたことか…」
「ワハハハハハハ!父と母ならきっと笑ってくれたはずだ!」
笑って"くれた"…"天の国"の…その言葉を聞いて、やはりゲームと同じく、ミコトは両親を亡くしているのだと察したイチだった。
(ゲームと同じじゃなくていいところは同じだなんて…)
「イチ!紹介しよう!この小うるさい爺は執事のセイノ=ノーバスだ!長らく我が家の執事を務めてくれている!私の本当の祖父のような人だ!」
「またそんな…お嬢様、少しは本音を隠すことを覚えてくださいませ。」
そう言いつつ、ノーバスは嬉しそうに眉をひそめている。
「あ、い、イチ…ショウ=イチって言います。よろしくお願いします…」
「以後、お見知り置きを。イチ様…して、お嬢様。如何様なお知り合いの方ですかな?」
「うむ!内緒だ!」
「お嬢様…内緒事を内緒だと言うのはあまり得策ではございません。」
「私は隠しごとが苦手だと知ってるだろう!だからあえて言おうと思ったまで!内緒だ!」
「はぁ…そうもはっきり言われては聞く気も失せますが…裏社会がらみですかな、全く…では奥へどうぞ。お嬢様、イチ様。」
「うむ!すまないな!行くぞイチ!」
「は、はい…ありがとうございます、ノーバスさん…」
「…ごゆっくり…」
(明らかにお嬢様より年上だが…何故かお嬢様は呼び捨てに…まさか…!?)
ノーバスはある疑惑に駆られた。
2人が奥に消えていった後、老婦人がノーバスに近寄ってくる。
「ちょっとノーバスさん!?ミコトちゃん、あの獣人の方を呼び捨てにしてらしたけどまさかお婿さん…!?」
「まさか!!そんなはずは…!!」
「でもミコトちゃんが年上の殿方を呼び捨てにするなんて、ノーバスさんくらいしか…」
「むむむむむむむむ…」
お婿さん…その言葉に、先程とは違い険しく眉をひそめるノーバスだった。
冷静さを欠いていた。
___________________
奥はさらに広く、いくつも部屋があった。隅々まで掃除が行き届いている。
「すごく広いですね…あの…ここに1人で住んでるんですか…?」
「…仮想現実の中の私は、どうだった?」
「…お父さんとお母さんが死んじゃって、商会を継いでました…でも、今のミコトさんとは違って、髪を下ろして、柔らかい物腰でしゃべる、癒し系のキャラクターとして人気でした…」
「そうか…それは私の表の顔だな!商会の切り盛りは、私の大事な仕事の一つだ!もちろん裏番もな!」
1人で住んでいるかの質問には答えてくれなかったが、どうやら図星らしい。ミコトは否定をしなかったため、そう捉えるイチだった。
「ふーむ…この部屋はどうだろうか!広くて寝転がり放題だぞ!」
「いや…広すぎてちょっと…」
「むぅ…ではこっちは!?」
「あの…倉庫とかで良いので…」
「バカもの!そんな部屋をあてがっては、末代までの恥話だ!君は私の客人なのだから、遠慮されては困る!」
「じゃ、じゃあせめてもう少し狭い部屋を…広いと怖いです…」
「そうか…ふーーむ…」
イチは広い部屋が嫌いだった。
元々父親と母親と一緒に過ごすのが好きで、部屋が広すぎると何故か不安になっていた。誰かがいれば平気だったが。
「では、この部屋はどうだ?以前雇っていた給仕達の仮眠室だが…」
「あ!はい!いいです!ありがとうございます!!」
広すぎず、イチの今の体では少々手狭なほどだが、それぐらいがちょうど良かった。
「むぅ…仕方ない。だが、いつでも他の部屋に変えてくれていいからな。ノーバスか私に言ってくれ。」
「はい…でも、ここが良いです。僕…。ほんとにありがとうございます。」
「よし!では外套は脱いでそこらに掛けておくと良い!広間で少し話を…」
ぐるるるるぅ~
「あ!ご、ごめんなさい…!」
少し安心したからか、イチの腹が鳴った。
「ワハハハハ!体が元気を出そうとしている証拠だな!私も腹が減った!話の前に昼食にしよう!」
そう言うが早いか、ミコトは駆け出した。
「あ!待ってください!」
慌ててイチも後を追うのだった。
___________________
着いた部屋は厨房だった。
ミコトはガチャガチャと棚を漁っている。
(冷蔵庫っぽいものとか…コンロもあるんだ…ゲームでは詳しく描かれて無かったけど、日本っぽいんだなぁ…)
外の街並みも、洋風の物から、日本家屋っぽいものやビルのような物など様々であった。
「むぅ…料理など久々だからな…鍋はどこだ!?イチ!そこらに無いか!?」
「あ!あの、フライパンならありますけど…」
「む?そうか!ではそれを使おう!」
「はい!」
「うむ!」
「…」
「…」
「え?あの…」
「ん?なんだ!」
「何を作るんですか…?」
「いや、普段は出先で適当な原生生物の肉を煮込んでいるばかりだからな…どうしようかと思ってな!」
「なるほど…」
「…そうだ、冷蔵庫に何かあった気がするぞ!」
(この世界でも冷蔵庫なんだ…)
「…おお!肉だ!これは上等なウーの肉だ!美味そうだぞ!」
「うわ…でかいですね…」
(ウーって確か牛みたいな生き物だったよな…)
ウーの肉は現実の牛肉よりもかなりデカく分厚かった。イチの胴ぐらいの大きさはあるだろう。
「これは大物だったからな!これでもほんの一部なのだ!保存魔法による処理もされていて品質も申し分ないぞ!さて!これを…」
ミコトはまな板にウー肉を乗せると、収納カバンから大剣を取り出した。
「うわあ!何する気ですか!?」
「料理だ!包丁が見つからないからこれで…」
「ありますよ!ここにあります!」
「なんと!早く言わないか!」
「あ、あの…もしかして、料理苦手ですか…?」
「…煮るのは得意だ!」
「…ぼ、僕がやっても良いですか?」
「なに!?子供だろう!料理できるのか!?」
「は、はい…父さんと母さん、夜家にいないことも多かったし…塩胡椒で焼くくらいならできます…」
「塩胡椒…?調味料のことか!?…確かに私より詳しそうだな…では任せた!」
「あの…他にはどんな食べ物がありますか?」
ゲームと同じならば、米のような穀物・マイや、塩胡椒…もといエンミとペパーなどがあるはずだった。
「うむ…今のところはマイとエンミがあるな…あまり私も家の方には帰らないからな!それにマイは炊くのが難しい!私がやるとぐちゃぐちゃになるかカチカチになるのだ!無理だ!」
「わ、分かりました。僕に任せてください…」
「頼んだぞ!」
そしてイチは、ごく普通にいつものように肉を切り分け、フライパンで焼き塩を振った。
米…マイも、計量カップに掬い取り、5合分を炊く支度をした。
炊飯器のような物もあったのには驚くイチだった。
「マイ炊きという魔道具だぞ!私には使いこなせないがな!ワハハハハ!」
炊飯器と同じく、釜があり、内側に合数に応じた水を入れる目盛があるのだが、どうやらミコトは大雑把らしい。先程の失敗発言からするに、水を適当に入れていたのだろう。
「あとはこのまま待ちましょう…」
「うむ!中々手慣れている!見事!」
「いや、普通です…」
少し照れるイチだった。
微かに音楽も流れており、落ち着いた空間だ。今度もイチは自分が場違いな気がしたが、思い直す。自分は獣人でおじさんと。
(あれ…でも…)
周りのお客さんからは、妙に視線を注がれている。
馬鹿にしている視線というよりかは、珍しがるような視線だ。
「あの…ミコトさん。僕、ここに入っちゃいけなかったんじゃ…」
「そんなことはない!我が商会は犯罪者以外は誰でも大歓迎だ!お客様が君を見ているのは、単に獣人族が珍しいからにすぎない!」
「そ、そうですか…」
確かに病院でも、なにか珍しいものを見るような好奇な目で見られていた気がした。
「獣人族は自分たちのナワバリからでたがらないからな。裏番や冒険者に属して転々とする者は珍しいのだ。」
「へぇ…」
コショコショと小声で話していると、スーツ姿の老人が近付いてきた。
「お帰りなさいませお嬢様。お早いお戻りで。」
「む!ノーバス!お嬢様はやめないか!私は頭首だぞ!」
「婿殿もとらず放蕩しやんちゃする、かと思えばあまつさえ、壮年の獣人族を拾い帰ってくる方のどこが頭首でありましょうか。お嬢様で十分。私めは不安でございます。天の国の先代と奥様がご覧になられたらなんとおっしゃられたことか…」
「ワハハハハハハ!父と母ならきっと笑ってくれたはずだ!」
笑って"くれた"…"天の国"の…その言葉を聞いて、やはりゲームと同じく、ミコトは両親を亡くしているのだと察したイチだった。
(ゲームと同じじゃなくていいところは同じだなんて…)
「イチ!紹介しよう!この小うるさい爺は執事のセイノ=ノーバスだ!長らく我が家の執事を務めてくれている!私の本当の祖父のような人だ!」
「またそんな…お嬢様、少しは本音を隠すことを覚えてくださいませ。」
そう言いつつ、ノーバスは嬉しそうに眉をひそめている。
「あ、い、イチ…ショウ=イチって言います。よろしくお願いします…」
「以後、お見知り置きを。イチ様…して、お嬢様。如何様なお知り合いの方ですかな?」
「うむ!内緒だ!」
「お嬢様…内緒事を内緒だと言うのはあまり得策ではございません。」
「私は隠しごとが苦手だと知ってるだろう!だからあえて言おうと思ったまで!内緒だ!」
「はぁ…そうもはっきり言われては聞く気も失せますが…裏社会がらみですかな、全く…では奥へどうぞ。お嬢様、イチ様。」
「うむ!すまないな!行くぞイチ!」
「は、はい…ありがとうございます、ノーバスさん…」
「…ごゆっくり…」
(明らかにお嬢様より年上だが…何故かお嬢様は呼び捨てに…まさか…!?)
ノーバスはある疑惑に駆られた。
2人が奥に消えていった後、老婦人がノーバスに近寄ってくる。
「ちょっとノーバスさん!?ミコトちゃん、あの獣人の方を呼び捨てにしてらしたけどまさかお婿さん…!?」
「まさか!!そんなはずは…!!」
「でもミコトちゃんが年上の殿方を呼び捨てにするなんて、ノーバスさんくらいしか…」
「むむむむむむむむ…」
お婿さん…その言葉に、先程とは違い険しく眉をひそめるノーバスだった。
冷静さを欠いていた。
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奥はさらに広く、いくつも部屋があった。隅々まで掃除が行き届いている。
「すごく広いですね…あの…ここに1人で住んでるんですか…?」
「…仮想現実の中の私は、どうだった?」
「…お父さんとお母さんが死んじゃって、商会を継いでました…でも、今のミコトさんとは違って、髪を下ろして、柔らかい物腰でしゃべる、癒し系のキャラクターとして人気でした…」
「そうか…それは私の表の顔だな!商会の切り盛りは、私の大事な仕事の一つだ!もちろん裏番もな!」
1人で住んでいるかの質問には答えてくれなかったが、どうやら図星らしい。ミコトは否定をしなかったため、そう捉えるイチだった。
「ふーむ…この部屋はどうだろうか!広くて寝転がり放題だぞ!」
「いや…広すぎてちょっと…」
「むぅ…ではこっちは!?」
「あの…倉庫とかで良いので…」
「バカもの!そんな部屋をあてがっては、末代までの恥話だ!君は私の客人なのだから、遠慮されては困る!」
「じゃ、じゃあせめてもう少し狭い部屋を…広いと怖いです…」
「そうか…ふーーむ…」
イチは広い部屋が嫌いだった。
元々父親と母親と一緒に過ごすのが好きで、部屋が広すぎると何故か不安になっていた。誰かがいれば平気だったが。
「では、この部屋はどうだ?以前雇っていた給仕達の仮眠室だが…」
「あ!はい!いいです!ありがとうございます!!」
広すぎず、イチの今の体では少々手狭なほどだが、それぐらいがちょうど良かった。
「むぅ…仕方ない。だが、いつでも他の部屋に変えてくれていいからな。ノーバスか私に言ってくれ。」
「はい…でも、ここが良いです。僕…。ほんとにありがとうございます。」
「よし!では外套は脱いでそこらに掛けておくと良い!広間で少し話を…」
ぐるるるるぅ~
「あ!ご、ごめんなさい…!」
少し安心したからか、イチの腹が鳴った。
「ワハハハハ!体が元気を出そうとしている証拠だな!私も腹が減った!話の前に昼食にしよう!」
そう言うが早いか、ミコトは駆け出した。
「あ!待ってください!」
慌ててイチも後を追うのだった。
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着いた部屋は厨房だった。
ミコトはガチャガチャと棚を漁っている。
(冷蔵庫っぽいものとか…コンロもあるんだ…ゲームでは詳しく描かれて無かったけど、日本っぽいんだなぁ…)
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「むぅ…料理など久々だからな…鍋はどこだ!?イチ!そこらに無いか!?」
「あ!あの、フライパンならありますけど…」
「む?そうか!ではそれを使おう!」
「はい!」
「うむ!」
「…」
「…」
「え?あの…」
「ん?なんだ!」
「何を作るんですか…?」
「いや、普段は出先で適当な原生生物の肉を煮込んでいるばかりだからな…どうしようかと思ってな!」
「なるほど…」
「…そうだ、冷蔵庫に何かあった気がするぞ!」
(この世界でも冷蔵庫なんだ…)
「…おお!肉だ!これは上等なウーの肉だ!美味そうだぞ!」
「うわ…でかいですね…」
(ウーって確か牛みたいな生き物だったよな…)
ウーの肉は現実の牛肉よりもかなりデカく分厚かった。イチの胴ぐらいの大きさはあるだろう。
「これは大物だったからな!これでもほんの一部なのだ!保存魔法による処理もされていて品質も申し分ないぞ!さて!これを…」
ミコトはまな板にウー肉を乗せると、収納カバンから大剣を取り出した。
「うわあ!何する気ですか!?」
「料理だ!包丁が見つからないからこれで…」
「ありますよ!ここにあります!」
「なんと!早く言わないか!」
「あ、あの…もしかして、料理苦手ですか…?」
「…煮るのは得意だ!」
「…ぼ、僕がやっても良いですか?」
「なに!?子供だろう!料理できるのか!?」
「は、はい…父さんと母さん、夜家にいないことも多かったし…塩胡椒で焼くくらいならできます…」
「塩胡椒…?調味料のことか!?…確かに私より詳しそうだな…では任せた!」
「あの…他にはどんな食べ物がありますか?」
ゲームと同じならば、米のような穀物・マイや、塩胡椒…もといエンミとペパーなどがあるはずだった。
「うむ…今のところはマイとエンミがあるな…あまり私も家の方には帰らないからな!それにマイは炊くのが難しい!私がやるとぐちゃぐちゃになるかカチカチになるのだ!無理だ!」
「わ、分かりました。僕に任せてください…」
「頼んだぞ!」
そしてイチは、ごく普通にいつものように肉を切り分け、フライパンで焼き塩を振った。
米…マイも、計量カップに掬い取り、5合分を炊く支度をした。
炊飯器のような物もあったのには驚くイチだった。
「マイ炊きという魔道具だぞ!私には使いこなせないがな!ワハハハハ!」
炊飯器と同じく、釜があり、内側に合数に応じた水を入れる目盛があるのだが、どうやらミコトは大雑把らしい。先程の失敗発言からするに、水を適当に入れていたのだろう。
「あとはこのまま待ちましょう…」
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