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「興奮剤と誘惑剤……ですか?」
聞き慣れない単語に私が確認するように尋ねるとアメリア学園長は頷いて説明を続けた。
「暴走していた馬、落馬した騎手、そしてアイザックにはそれぞれ粉末が付着していた、調べてみれば最近あらゆる国で裏ルートで広まっている興奮剤だと分かった」
「裏ルート…ですか?」
「ええ、国から認められていない強過ぎる薬や調合薬が正規の貿易から外れたルートで広く出回っているの……これを作れる可能性があるとすればこの国では一家だけね」
オルレアン公爵家……ローザの実家が真っ先に頭に浮かんだ、アメリア学園長も同様なようで目配せと共に頷くと話を続けた。
「貴方には恐らく誘惑剤の匂いが付着していたと思われるわ、最近は近くに液体があるだけで空気中に散って服に付着する誘惑剤も出回っているようなの、それに当てられたのが暴走馬とアイザックね」
「………っ!ローザ…」
私は記憶からローザが不可思議に開いていた瓶の封を思い出す、飲み物だと思っていたが…まさかそんな物だったとは、知らぬが故の失敗だろう。
完全に油断していたと言えば事実だ、ここまでの強行策に及ぶとは思っていなかった。
「思い当たるようね、ローザ……オルレアン公爵家の彼女なのね」
「はい、確かにそれらしき行動をしていました」
「証拠はすでに処分されているわね、証言だけでは難しい…興奮剤もランドルフが撒いたと思われる証言が幾つもあったけど物的証拠は見つかっていないの…きっとローザが回収しているのね」
「そうですか…」
「学園としてはこれ以上の調査は難しいと判断し、馬が暴れてしまっただけの事件として諸侯貴族達に知らせる」
アメリア学園長はそう言いながらもニヤリと笑う、私もそれに誘われるように微笑む、彼女が何を言おうとしているのか理解しているからだ。
「ここまでは表の学園としてのお話です、ここからは学園長として…此度の騒ぎは学園さえ巻き込んだ事件です、私達のメンツにかけても犯人を探してみせます、興奮剤と誘惑剤の入手ルートをシラミ潰しに探して必ず証拠を掴んでみせます……犯人は予想通りの人物となるでしょう、そうなれば……」
「賢人会議でランドルフの王子としての素質を問えますね」
「ええ、でも…懸念点はあるわ、ローザさんとの話し合いは決裂したのよね?」
「…そちらは少し考えがあります、だから私を信じてくれませんか?」
「………わかったわ、私も学園での騒ぎで間違えれば死人を出していた今回の件には腸が煮えくり返る思いよ、この学園を作るために協力してくれた人々のためにも貴方には全力で協力させてもらうわ」
「ありがとうございます、アメリア学園長………少しだけご相談があります」
「どうしたの?」
私は今回で思い知った、一回目の人生を思い出した時は全てを利用してでも計画を果たすと覚悟を決めたはずなのに、私の隣にいて巻き込まれて怪我をしていたかもしれないエマやエリザ、そして手を折ってしまったマキナ、何よりも辛い想いで耐えてくれたアイザックを見て…分かってしまったのだ。
「私の友達にはこの事を秘密にして、これからは距離をとって過ごしていきます」
「………どうして?」
「今回の件で思い知りました、相手は私だけでなく周囲を巻き込んでも構わないという覚悟を持っています、これ以上私の近くに彼らがいれば、協力関係になってしまえばどれだけの危害があるか分かりません……耐えられないのです、彼らが傷付くのは」
「ふふ、デイジー…貴方らしくない、くだらない自己犠牲ね」
「え?」
「彼らが本当に傷付く事があるとすれば、貴方に頼ってもらえない事じゃないかしら?……彼らは貴方が守る赤子じゃないのよ、一緒に歩いていく友じゃない」
「…………」
「前に会った時に私は言ったはずよ、誰かに頼る事は成長でもあると、1人で出来る事には限界があって抱え込んで潰れては、美談にすらならない、くだらない自己犠牲よ」
「アメリア学園長…」
「貴方の友達を信じてあげなさい、これまで過ごしてきた日々や築いてきた関係を…彼らだって貴方に頼ってもらいたいと思っているはずよ」
アメリア学園長は呟きながら立ち上がり、ニコリと微笑みながら言葉を続けた。
「予定通りに騎乗競技会が終わってからは休学期間となるわ、高等部三年生の貴方達は卒業前日に寮に戻る事になるけどそれまで長い休みがあって会うのも難しくなってしまう………なにが言いたいかわかりますね?」
笑っていながらも圧を感じる言葉遣い、覚悟を決めろと言いたいのだろう。
ようやく見えた賢人会議への光明に私が日和っていた、ここにきて怯えてしまっていたのだ…だからアメリア学園長は協力者として改めて私の背中を押して、戻れないように覚悟を決めろと言っている。
そう、全てを…私の考えている事を友に伝えろと言っているのだろう、もう引き戻れないように。
「わかりました、もう覚悟を決めました…私はもう迷いません」
「ええ、期待しているわ…デイジー・ルドウィン」
流し目で私を見つめながら部屋を去っていくアメリア学園長はもう後戻りなどする気はないのだろう、学園で問題を起こされて言葉にもしていたが怒りは相当なはずだ。
私もこれ以上、日和っている気もない……見えた光明に私が培ってきた全てに頼るべき、アメリア学園長が押してくれた背中、もう後ろは見れない。
全てを…彼らに話そう。
私の真実を。
◇◇◇
「デイジー!もう傷は大丈夫なの!?」
「ええ、モネ……大丈夫よ、ありがとう」
治療室に入ってきた瞬間に涙を瞳に浮かべて抱き寄ってきたモネの頭をゆっくりと撫でる、講師の方に言ってモネ達を呼んでもらったのだ、時期にエリザもアイザックもやって来るだろう。
「髪、自分でやったの?」
モネの三つ編みの髪に触れながら問いかけると、彼女は少しだけ気恥ずかしそうに頬を抑えながら頷いた。
「うん、私もデイジーに頼ってばかりじゃいられないから……」
そう言って笑ったモネの髪をゆっくりと撫でながら、私は自然と頬が緩んでいた。
一回目の人生の私に似ていると思っていた彼女を、私は救ってあげたい、守ってあげたいと思い込んでいたけど…それは傲慢な考えだったのだろう。
彼女はもう立派に1人で強く生きている淑女だ、守る相手なんて考えていた私を恥よう。
続々と私の友達がやって来る、それは二回目の人生で培ってきた大切な友達……。
「やっと起きたみたいね!まぁ貴女なら大丈夫だと私は思っていたけどね!」
「エリザ、そう言いながらもお見舞い品を持ってきてくれるのね」
「う、うるさいわね!怪我はよく食べた方が治りがいいのよ!」
治療室に入ってきたエリザはそう言いながらも手には大量の果物を用意してくれていた。
素直ではないけどエリザも私の大切な友人だ、最初は色々なしがらみも気まずさもあったけど、今では笑い合いながら頼れる友として隣にいてくれる。
「良かった、無事だったんですね!」
「マキナ、そう言いたいのは私の方ですよ…腕は大丈夫ですか?」
「折れてはいましたがいずれ動かせるまで治るそうです、大丈夫ですよ」
マキナはそう言って腕を動かすが無理をしたために痛そうにしていた、私を心配させまいと気丈に振る舞ってくれているのだろう。
優しさに感謝し、私達を暴走馬から助けてくれたことに再度お礼をしていると…大きな音を立てて入ってきた人物が言葉も出さずに私の寝台までやって来ると包帯の巻かれた頭を優しく触れた。
その瞳は泣きそうで、本気で心配してくれているのだと感じる事ができて…嬉しかった。
「デイジーすまない…俺のせいで傷が……」
「貴方のせいじゃないわ、気にしないで」
「気にするに決まっている…俺は、俺は君が傷付く事に耐えられない」
彼の瞳から涙が流れてゆく、初めて会った時は憎くて憎くて仕方がなかった……前世で私をランドルフ同様に捨てて私は自死まで選択した……でもそれは今の彼ではない、私の目の前にいるアイザック、私を想って泣いてくれている彼に……私は心の底から愛を感じる。
アイザックの頬に流れていた涙を指先で拭い、私は皆の顔を見ながら口を開いた。
「私も耐えられない、アイザックや皆が傷付くのを…でも守る事だけが友人ではなく、頼る事が真の友情なのだと信じて、貴方達に私の全てを隠し事なく伝えます、それを聞いて友でいてくれるかは貴方達が決めてください」
「なにを…?デイジー」
正直に言って怖かった、これを言ってしまえば軽蔑されるかもしれない……危険思想だと断罪されても仕方ないだろう、何よりも嫌われてしまう事がこんなに怖いと思わなかった。
でも、その恐怖を覆す程に確信があるのだ、全てを告げても彼らが受け入れてくれるだろうと。
「聞いてください、私は…すでに一度死んでいます、自分で首を切り裂いて自殺しました」
動揺、驚きを見せた皆の質問の前に言葉を続ける。
「私は…二回目の人生を生きています」
聞き慣れない単語に私が確認するように尋ねるとアメリア学園長は頷いて説明を続けた。
「暴走していた馬、落馬した騎手、そしてアイザックにはそれぞれ粉末が付着していた、調べてみれば最近あらゆる国で裏ルートで広まっている興奮剤だと分かった」
「裏ルート…ですか?」
「ええ、国から認められていない強過ぎる薬や調合薬が正規の貿易から外れたルートで広く出回っているの……これを作れる可能性があるとすればこの国では一家だけね」
オルレアン公爵家……ローザの実家が真っ先に頭に浮かんだ、アメリア学園長も同様なようで目配せと共に頷くと話を続けた。
「貴方には恐らく誘惑剤の匂いが付着していたと思われるわ、最近は近くに液体があるだけで空気中に散って服に付着する誘惑剤も出回っているようなの、それに当てられたのが暴走馬とアイザックね」
「………っ!ローザ…」
私は記憶からローザが不可思議に開いていた瓶の封を思い出す、飲み物だと思っていたが…まさかそんな物だったとは、知らぬが故の失敗だろう。
完全に油断していたと言えば事実だ、ここまでの強行策に及ぶとは思っていなかった。
「思い当たるようね、ローザ……オルレアン公爵家の彼女なのね」
「はい、確かにそれらしき行動をしていました」
「証拠はすでに処分されているわね、証言だけでは難しい…興奮剤もランドルフが撒いたと思われる証言が幾つもあったけど物的証拠は見つかっていないの…きっとローザが回収しているのね」
「そうですか…」
「学園としてはこれ以上の調査は難しいと判断し、馬が暴れてしまっただけの事件として諸侯貴族達に知らせる」
アメリア学園長はそう言いながらもニヤリと笑う、私もそれに誘われるように微笑む、彼女が何を言おうとしているのか理解しているからだ。
「ここまでは表の学園としてのお話です、ここからは学園長として…此度の騒ぎは学園さえ巻き込んだ事件です、私達のメンツにかけても犯人を探してみせます、興奮剤と誘惑剤の入手ルートをシラミ潰しに探して必ず証拠を掴んでみせます……犯人は予想通りの人物となるでしょう、そうなれば……」
「賢人会議でランドルフの王子としての素質を問えますね」
「ええ、でも…懸念点はあるわ、ローザさんとの話し合いは決裂したのよね?」
「…そちらは少し考えがあります、だから私を信じてくれませんか?」
「………わかったわ、私も学園での騒ぎで間違えれば死人を出していた今回の件には腸が煮えくり返る思いよ、この学園を作るために協力してくれた人々のためにも貴方には全力で協力させてもらうわ」
「ありがとうございます、アメリア学園長………少しだけご相談があります」
「どうしたの?」
私は今回で思い知った、一回目の人生を思い出した時は全てを利用してでも計画を果たすと覚悟を決めたはずなのに、私の隣にいて巻き込まれて怪我をしていたかもしれないエマやエリザ、そして手を折ってしまったマキナ、何よりも辛い想いで耐えてくれたアイザックを見て…分かってしまったのだ。
「私の友達にはこの事を秘密にして、これからは距離をとって過ごしていきます」
「………どうして?」
「今回の件で思い知りました、相手は私だけでなく周囲を巻き込んでも構わないという覚悟を持っています、これ以上私の近くに彼らがいれば、協力関係になってしまえばどれだけの危害があるか分かりません……耐えられないのです、彼らが傷付くのは」
「ふふ、デイジー…貴方らしくない、くだらない自己犠牲ね」
「え?」
「彼らが本当に傷付く事があるとすれば、貴方に頼ってもらえない事じゃないかしら?……彼らは貴方が守る赤子じゃないのよ、一緒に歩いていく友じゃない」
「…………」
「前に会った時に私は言ったはずよ、誰かに頼る事は成長でもあると、1人で出来る事には限界があって抱え込んで潰れては、美談にすらならない、くだらない自己犠牲よ」
「アメリア学園長…」
「貴方の友達を信じてあげなさい、これまで過ごしてきた日々や築いてきた関係を…彼らだって貴方に頼ってもらいたいと思っているはずよ」
アメリア学園長は呟きながら立ち上がり、ニコリと微笑みながら言葉を続けた。
「予定通りに騎乗競技会が終わってからは休学期間となるわ、高等部三年生の貴方達は卒業前日に寮に戻る事になるけどそれまで長い休みがあって会うのも難しくなってしまう………なにが言いたいかわかりますね?」
笑っていながらも圧を感じる言葉遣い、覚悟を決めろと言いたいのだろう。
ようやく見えた賢人会議への光明に私が日和っていた、ここにきて怯えてしまっていたのだ…だからアメリア学園長は協力者として改めて私の背中を押して、戻れないように覚悟を決めろと言っている。
そう、全てを…私の考えている事を友に伝えろと言っているのだろう、もう引き戻れないように。
「わかりました、もう覚悟を決めました…私はもう迷いません」
「ええ、期待しているわ…デイジー・ルドウィン」
流し目で私を見つめながら部屋を去っていくアメリア学園長はもう後戻りなどする気はないのだろう、学園で問題を起こされて言葉にもしていたが怒りは相当なはずだ。
私もこれ以上、日和っている気もない……見えた光明に私が培ってきた全てに頼るべき、アメリア学園長が押してくれた背中、もう後ろは見れない。
全てを…彼らに話そう。
私の真実を。
◇◇◇
「デイジー!もう傷は大丈夫なの!?」
「ええ、モネ……大丈夫よ、ありがとう」
治療室に入ってきた瞬間に涙を瞳に浮かべて抱き寄ってきたモネの頭をゆっくりと撫でる、講師の方に言ってモネ達を呼んでもらったのだ、時期にエリザもアイザックもやって来るだろう。
「髪、自分でやったの?」
モネの三つ編みの髪に触れながら問いかけると、彼女は少しだけ気恥ずかしそうに頬を抑えながら頷いた。
「うん、私もデイジーに頼ってばかりじゃいられないから……」
そう言って笑ったモネの髪をゆっくりと撫でながら、私は自然と頬が緩んでいた。
一回目の人生の私に似ていると思っていた彼女を、私は救ってあげたい、守ってあげたいと思い込んでいたけど…それは傲慢な考えだったのだろう。
彼女はもう立派に1人で強く生きている淑女だ、守る相手なんて考えていた私を恥よう。
続々と私の友達がやって来る、それは二回目の人生で培ってきた大切な友達……。
「やっと起きたみたいね!まぁ貴女なら大丈夫だと私は思っていたけどね!」
「エリザ、そう言いながらもお見舞い品を持ってきてくれるのね」
「う、うるさいわね!怪我はよく食べた方が治りがいいのよ!」
治療室に入ってきたエリザはそう言いながらも手には大量の果物を用意してくれていた。
素直ではないけどエリザも私の大切な友人だ、最初は色々なしがらみも気まずさもあったけど、今では笑い合いながら頼れる友として隣にいてくれる。
「良かった、無事だったんですね!」
「マキナ、そう言いたいのは私の方ですよ…腕は大丈夫ですか?」
「折れてはいましたがいずれ動かせるまで治るそうです、大丈夫ですよ」
マキナはそう言って腕を動かすが無理をしたために痛そうにしていた、私を心配させまいと気丈に振る舞ってくれているのだろう。
優しさに感謝し、私達を暴走馬から助けてくれたことに再度お礼をしていると…大きな音を立てて入ってきた人物が言葉も出さずに私の寝台までやって来ると包帯の巻かれた頭を優しく触れた。
その瞳は泣きそうで、本気で心配してくれているのだと感じる事ができて…嬉しかった。
「デイジーすまない…俺のせいで傷が……」
「貴方のせいじゃないわ、気にしないで」
「気にするに決まっている…俺は、俺は君が傷付く事に耐えられない」
彼の瞳から涙が流れてゆく、初めて会った時は憎くて憎くて仕方がなかった……前世で私をランドルフ同様に捨てて私は自死まで選択した……でもそれは今の彼ではない、私の目の前にいるアイザック、私を想って泣いてくれている彼に……私は心の底から愛を感じる。
アイザックの頬に流れていた涙を指先で拭い、私は皆の顔を見ながら口を開いた。
「私も耐えられない、アイザックや皆が傷付くのを…でも守る事だけが友人ではなく、頼る事が真の友情なのだと信じて、貴方達に私の全てを隠し事なく伝えます、それを聞いて友でいてくれるかは貴方達が決めてください」
「なにを…?デイジー」
正直に言って怖かった、これを言ってしまえば軽蔑されるかもしれない……危険思想だと断罪されても仕方ないだろう、何よりも嫌われてしまう事がこんなに怖いと思わなかった。
でも、その恐怖を覆す程に確信があるのだ、全てを告げても彼らが受け入れてくれるだろうと。
「聞いてください、私は…すでに一度死んでいます、自分で首を切り裂いて自殺しました」
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