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8話
しおりを挟む「あなたの…公爵家の調査をしている際に新たな真実を見つけたのです」
「な…なんだ?お前!!俺にはなにもないぞ!!」
「ええ、あなたには何もなかった…けどあなたの両親はそうではありません」
「!?」
「ライアン様は幼い頃から好き放題していたみたいですね、ワガママ放題…お金も無限ではありません…あなたのご両親が行っていたことが何か分かりますか?」
私は言葉を続ける
「あなたのご両親が行っていたのは国に秘密にして領地の民から税を多額に受け取っていたのです…この国で重罪…一族全てが罪に問われます」
「な…な…………な、そ、そうか…だからお前たちは!!」
「その通りです、あなたと私は書類上では結婚しております、この罪を問われれば私にも及ぶ」
ここにきてようやく分かったのだろう
彼は怒りで震えているが、私は構わずに話を続ける
「だから妹のマリアがあなたを誘惑して私と離縁するようにしたのです、思ったよりも簡単に物事を考えてくれていて助かりましたよ」
「ふ!!ふざけるな!!!お前に、なぜお前が…そもそもなぜミリアについてお前が調査をしていたのだ!!伯爵家の令嬢だろ!!」
ライアン様の言葉に、そばにいたガリウス様が答えてくれる
「それは、ローザがこの国の聖騎士団の副団長でもあるからだ」
「は、はぁ!?」
今までで一番の驚き…無理もないだろう
なにせその事実を知っている者は少ないのだから
「調査をするために素性を隠していたのです、この国は昔から貴族の中にも聖騎士団を選んでおります…それはこの国の秩序を守るためです」
「な、な…………だ、だましていたのか!?お前も!妹のマリアも!!」
「勘違いしないでください、私達は確かにこうなることを誘導していました…だけど」
私は言いたかった言葉
ずっと彼に伝えたかったこの言葉を口にだす
「全ては、あなたが選んだのですよ?ライアン様…私と結婚して屋敷に呼んだのも、妹に誘惑されて離縁したのも全てあなたの選択です」
「ふ、ふざけるなぁ!!!このイカレタ女が!!こ、殺してや!っ!?」
ガン!!!!
彼が言い終わる前に妹のマリアが笑みを浮かべながら彼の頭を地面に叩き付けていた
「うるさいハエですわね、お姉様に近づいた時はいつ殺そうかと我慢するのが大変でしたよ?」
ガン!!ガン!!ガン!!!
「やめなさい、マリア…やりすぎ」
「え~…まぁお姉様がそう言うのなら」
何度もマリアがライアンの頭を叩きつけているので流石に止める
私を労わってくれるのは嬉しいけど、相変わらずやりすぎな妹だ…
ほら、ガリウス様と他の騎士達も思いっきり引いているじゃないの……
「さて、ではガリウス様…ライアンについては…」
「あぁ…わかった、彼の家にも今頃騎士が向かっている、査問会にて罪を償うことになるだろう」
これで解決だ…肩の荷が落ちた気がする…
でも唯一残った問題がある
「結婚式について…どうしましょうか…」
そう、明日に控える結構式
本来なら結婚式後にこの状況にもってきたかったのだが
これでキャンセルすれば迷惑がかかってしまう
どうしようかと両親と共に頭を抱えていると
ガリウス様が何か言いたそうにしていた
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