光彩濁りて愛となる

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十二話

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 空気を洗浄するかのように、コンビニの期間限定スイーツの話を始める。
 セブンのレモンのフロマージュが、すごい美味しくてさぁ。
 レモンってさっぱりしてるから、体温下げてくれる気しない? とか、そんな感じの雑談だ。
 コメント欄は
『それ、私も食べた! 美味しかった~』とか『ローセンのレモンロールケーキは、食べた?』とかいつもの調子に戻って来た。
 よしよし。このまま、コウを演じ切ろう。
 そう思った矢先に、スパチャが飛んで来たのだ。
 金額は、千円。
 流れていくコメントを、目で追う。
『コウ君、こんにちは。稲澤 穂伸先生の作品なら、【冷菓】シリーズの方が好みに合うと思うよ』
 スパチャの送り主は、ハンドルネーム 沼黒。言うまでもなく、静弥だ。
 俺は飲んでいた麦茶を、シンガポールのマーライオンかのように吹き出してしまった。
 なんでェ!? え、なに!? 突然、どうしたんだよ!?
 俺の頭は、疑問の言葉で支配されている。
 どう取り繕うか、十数える間に考えないと。
 一、ニ、三……。
「お、おー。沼黒、初めましてかな? ありがとー」
 いつも家で、顔合わせてますけどね。配信の画面ーーコウ君としては、初めましてだよね。
 なんて誰に向けてでもない、言い訳を頭の中で垂れ流す。
 静弥は俺から反応を貰ったのが嬉しかったのか、またスパチャを投げて来た。
 金額は、二千五百円。さっきのと合わせたら、三千五百円。
 おい! 自分で言うのもだけど、こんなことにお金使うなよ!
 三千五百円あれば一人でなら飲みに行けるし、二人でランチなり映画行けるだろうが!!
 こ、コイツ、配信者とかハマらせたらダメだ。
 静弥の二回目のコメントの内容は
『お、返事ありがとう。コウ君大好き』の後に、いつものポエムが続いていた。
 すげえわ、コイツ……。色々な意味で。
 他リスナーへのマウントのつもりなんて一ミクロンもなくて、純粋に俺へ愛を伝えてるだけなんだもん。
 だけどさ俺のコメント欄って、暗黙の了解があるんだよ……。
 歩夢に聞いた時に、泡吹いて倒れそうになった自治会のあのルールだ。
 コメント欄は、俺の予想通り荒れている。
『は? 初コメで、何コイツ』だの『半年ROMれ』だの『頭、む~しゅだろwwwコイツwww』だの、以下省略!
 俺が悪口言われるのは、良い。静弥が貶されるのは、腸が煮えくり返りそうになる。
 今すぐにでも「ガタガタうるせえな! ガタガタなんは、お前らの歯並びだけで腹一杯なんだよ! どアホ!」って吠えたいけど、そんなことをしたら静弥と付き合っていると認めるようなもんだ。
 コウ君の表情で「ケンカは、やめて欲しいなー。みんな、仲良くして」とお願いするも、効果がない。
 沼黒が、またコメントを投げた。今回は、投げ銭なしのコメントだ。
『皆様、初めまして。ご挨拶が遅れまして、申し訳ありません。沼黒です。はやみ くゆる先生と、稲沢 穂伸先生と、曲線堂 遊紀先生と、コウ君が好きです。よろしくお願いします』
 沼黒 静弥さん、人間優勝です! 薄汚れたインターネットで、一番必要なのはぶれない軸を貫き通すインナーマッスル! 俺以外に何を言われても、気にしないマイペースさ!! 
 貴方はこの乾いた大地を、生きていけるでしょう!
 コメント欄は、困惑を示す内容のものであふれ返っていた。
「あーっと。そろそろ、支度しなきゃ。枠閉じるね。みんな来てくれて、ありがとう。今日も、楽しかったよ」
 コウ君の表情のままで、リスナーにお別れの挨拶をする。
 俺は画面の配信終了のボタンをクリックして、枠を閉じた。
 ただの一般人でしかないくせに、何様のつもりだよ。って、自分でも思う。
 チャンネル登録者は、十九万と数百人にまで上り詰めた。
 こりゃ、近々二十万人いくな。
 今日みたいな生配信で、二十万人突破しました! ありがとう! みたいな配信をしてみたさはあるけど、俺アドリブ力ねぇんだよな。
 アドリブが上手いRuKIやぼんチ。が、配信者としてウケるのは当たり前だと思う。
「どうすっかなー……」
 二十万人突破記念の生配信の他に、静弥のことも。
 静弥が帰って来たら、一言言わないと。って思うけど、善意でコメントやスパチャ投げてくれたんだろうし……。
 その気持ちは、すごく嬉しい。すごく嬉しいからこそ、説明をどうするか迷うのだ。
 まさかこんなところでも、本を読んどけば。って思う日が来るなんて……。







 大学を終えて、レッスンを終えて、帰宅したのが夜十時前。
 今日は夕方に通り雨が降ってくれたおかげで、気温がまだマシな気がする。
 相変わらず静弥は、廊下で三角座りで俺のことを待っていた。
 何の変哲もないフローリングの床に、静弥が居るだけで俺にとってはオアシスだ。
「ただいまー」
「おかえり、晄君。配信、楽しかったよ」
 まるでサンタさんから貰ったオモチャを、母親に見せる子供みたいな目を向けられて俺は言葉を詰まらせてしまう。
 いや、だってさあ……。こんな純粋な目を、向けて来る人間に「見に来るな」とか「コメントすんな」とか、言えないじゃん。
「静弥、あのさ。配信なんだけど、投げ銭とかしなくて良いからな。自分のことに、お金使いなよ」
「晄君に使うことが、僕の幸せだよ」
 はい、出た~!! 推し活ファンが、言う奴~!!
「そうじゃなくて。好きな作家さんの本買うとか、ゲーム買うとか、ハンドメイド用品買うとかさ!」
 ハンドメイド用品。その言葉に、静弥は反応した。
「コウ君のチェキをメルカルで買ったから、ホイップクリームのデコレーションしたい」
「フリマアプリで、買うなよ! 俺、サンプルで貰ってるから、やるよ!」
 商品のサンプルとして数セットずつくらいは貰うんだけど、自分のチェキを配り歩くほどナルシストじゃない。
 悲しいことに俺のグッズは、フリマアプリに出品しようがあんまり売れない。
 トリニティコンプセットか、ぼんチ。と抱き合わせじゃないと、売れないと言う……。
 これが、現実だ。
 俺は、言葉を続ける。
「静弥が言っている、ホイップクリームデコも俺への推し活じゃねえか。そう言うんじゃなくってさあ……。俺には関係ない、自分のことに使って欲しいんだよ」
 静弥は、何かを思い出したように「あ」と、声を上げた。
「スキンケアに、ハトムギ化粧水とニベア買って良い?」
「それくらい、自由に買え! てか、俺の自由に使って良いから!」
 ダメだ……。やっぱりコイツ、マジもんの天然だ!!
「ありがとう。晄君……」
 静弥はそう言いながら、俺に抱き着いて来た。シトラスの柔らかで、清楚な匂いに包まれた。
 








「今日配信で、追想六断章話してくれて、嬉しかった」
 夕飯の唐揚げを箸でつまみながら、静弥はにっこりと微笑む。
 好きな人が自分の好きな物に触れてくれて、嬉しいよな。
 俺も静弥が、配信を再開してくれなかったのすごく嬉しかったし。
 コウのアカウントで、コメントを投げたり投げ銭出来ないのが悔しいけど……。
 静弥の読書アカウントのフォロワーは、相変わらず少ない。
 こう言ったらなんだけど、俺だけが知っている配信者感があって優越感を感じてしまう。
「え、いいよ。そんなの」
「僕も晄君が好きなのを、配信で話そうかな」
 え? あの読書チャンネルで? 何を、話すの?
 なんて言葉は、唐揚げを飲み込んで喉から下へ下ろす。
「楽しみ~。あ、大学の友達に、しゅんどう えいいち? の小説、借りたよ」
 あのラノベみたいな、表紙のヤツ。分かる? って静弥に、言ったら「え」って驚きの声を上げた。
「え、何?」
「春藤 瑛一先生に、会ったことあるよ。僕」
「え! どんな感じだった!?」
 作家に会ったことあるなんて、すげえ……。
 サイン会とか、行ったのかな? そう思いながら静弥の話を聞いたが、中々に濃いエピソードだった。
 さすが、静弥と言ったら怒られそうだ。コイツ、やっぱり持ってんなぁ。
「……え。フツーに、ダルくね? その作家」
「だ、ダルい?」
 おじいちゃんはヤバいの使い分けが出来ないように、俺が言う「ダルい」も分かっていないようだった。
「だってさあ。見るからに、高校生のバイトって、分かるじゃん。なんの責任も立場もないのに、言ったところでしょうがないじゃん。折角サイン会やるのに飾り付けしてないのは悪いと思うけど、言うべき相手は店長じゃねえか。怒りの矛先、間違えてるなーって。アポなしで来る時点で、大分と世間知らずだろ。tmitterで、店とかスタッフ特定出来るようなコトをぶちぶち言うのもどうなん? って、感じ」
「それ、高校時代に言われたかったな」
 食べ終わった皿を下げながら、ふっと伏し目がちに笑う静弥。
「沢井とかに、言わなかったのか?」
「沢井君、優しいから。僕のことも、作家さんも庇うだろうから」
「あー……」
 確かに、沢井はそう言う奴だ。誰にでも優しく、思いやりを見せる。
 だから、みんな沢井のことが好きなのだ。
 






 風呂に、歯磨きに、スキンケアを済ませて、友達に借りた春藤 瑛一の文庫本を通学用のトートバッグから取り出した。
 表紙はコバルトブルーの空を背景に麦わら帽子を被った白い茶髪のロングヘアーの女の子のイラストと、オシャレだけど読みやすいロゴで『砕け、あの日の夏空』とタイトルが書かれている。
 この小説は、大学の友達に「なぁー。彼氏が本好きで、俺も本読みたいんだけど何がオススメ?  読みやすいの教えて~」と言って、借りた小説だ。
 春藤 瑛一が好きな訳でも、ミステリーが読みたい! とかそんなのはなく、本当になんでもいいから貸して! みたいに、言ったのだ。
 今思えば本好きからしたら、めちゃくちゃ地雷だったかもしれない……。
 俺は文庫本をくるりとひっくり返して、裏表紙に書かれたあらすじを読む。
「通信制高校に通う、高校一年生の悠(ゆう)は周りと上手く馴染めずに居た。彼の生き甲斐は、動画サイトでバズることだ。同級生達のキラキラしたSNS投稿を見ながら、自室でいいねを押すだけの日々を送っていたある夏休みのこと。小学校の頃に引っ越した、初恋の相手香澄(かすみ)と再会する。この再会は、悠の運命を大きく、変えるのだったーー」
 お。なんか、面白そうじゃん。静弥に舐めた態度を取る、作家先生様だけはあるな。
 俺はそんな天から目線なことを思って、文庫本のページを開くのだった。







 通学時間や、大学の休み時間に数日かけて『砕け、あの日の夏空』を、読んだ。
 文章が読みやすく、つまることなくすらすらと読めた。
 主人公の悠の生き辛さや、ちょっとした言葉選びのミスで友達から外されるシーン、楽しかった小学校の記憶の描写は凄かった。
 すごかったからこそ、ラストが納得いかない。
 主人公の悠は香澄と付き合うことになるのだが、物語の終盤で別れてしまうのだ。
 香澄は有名なインフルエンサーで、ツーショットをあげるだけでバズる。
 一緒に過ごすことも楽しくて幸せだが、自分とは考え方が違うと悠はいつも感じてしまうのだ。
 例えば「一匹狼」なんて言葉があるが、狼は仲間想いで群れで行動すると言う。それを聞いた悠は「人間みたい」だと思うが、香澄は「人間は群れたら、争いを産むだけ」と、反論するのだ。
 香澄がとんでもない悪女と言う訳でもなく、悠が悪い訳でもなく、喧嘩をした訳でもなくーーただ、なんとなくの性格の不一致で別れてしまうのだ。
 悠が欲しかったのは、バズやキラキラじゃない。
 子供の頃に、何も考えず「楽しい」や「嬉しい」や「幸せ」と感じられた心だったのだ。
 大人になった今は、物事を感じるのに理由が必要だと悠は言っていた。
 香澄とデートして、楽しい。欲しかったスニーカーが買えて、嬉しい。焼肉食べ放題に行って、幸せ。
 理由の為に香澄を使っていて、理由がなかったら香澄と付き合えないと。
 え、そいつ、可愛いんでしょ? それが、理由じゃね? って思ったけど、それも利用しているうちに入るのかな。
 身に覚えがあるからこそ、遠回しに説教されてるみたいで読んでいて少し辛かった。
 なんか、俺達みたい。
 何よりひっかかったのは、作者の後書きだった。
「自分は、弱者です。昔から他人が怖くて、友達もあまり居ません。私の居場所は、物語の中だけです。そんな辛さを、悠も抱えています」
 自分の作品が本屋に並んでる時点で、弱者じゃないだろ……。
 新人賞に応募された数多の作品から、選ばれているのに、何を言ってんだ? コイツは……。
 他の人は、どう思ったんだろう? と思い、レビューを調べるとボロカスに叩かれていた。
 最後が気に食わないとか、元々小説投稿サイト出身だから文章力が低いとか、ワンパターンすぎるとか。
 ひぃえ~。ここまで言われて、可哀想だな。
 種類は違えど、似たような経験をしてるから分かってしまう。
「この作家、俺と似てるかも……」
 他の作品も、読んでみよう。
 そんなことを、思った。
 
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