光彩濁りて愛となる

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三十九話

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 深優は大口を開けて笑いながら、一連の流れのスクリーンショットを蒼真に送った。
 ついでに、静弥にも送っておく。
 踏切が甲高い音を上げたので、車を停車させる静弥。
 深優が「詩片 しずくのやり取り見てみろよ」と、静弥に促す。
 静弥はスマートフォンの画面に視線を落として見た後ーー無賃乗車の様子をSNSに投稿する大人を見るような目で、深優を見た。
 蒼真からメッセージの返信も、来ている。
『なんで、こんなに女の人の真似が上手いの? 怖いんだけど……』
『中学時代にネトゲで女の子の振りして、おっさんに貢がせてたから』
『カス柱』
 深優はそのおっさんからプレゼントされた、ソフトタッチの動物のイラストの「笑」と書かれたスタンプを蒼真に送信した。
 蒼真から、メッセージが続く。
『詩片 しずくさんは、何がしたいんだろう? 炎上マーケティングをやるにしても、アイドルにとって恋人バレは致命的だと思うんだけど……それも嘘だし』
 深優は目を伏せて、起きている事象の整理を脳内でする。
『炎上マーケティングでも、裁判マーケティング狙いだと思うよ。わざとコウのファンに吹っかけて誹謗中傷を書かせて、開示請求でもして民事の裁判するつもりなんじゃない?』
『えっ』
 蒼真から一言メッセージの後が送られた、数十秒後。新たなメッセージが、表示された。
『開示請求って、お金も時間もかかるよ? かかる費用の割に、回収できる金額は少ないし……心労を差し引いても、マイナスだよ』
 流石常識人の沢井 蒼真である。深優は余りの健全な反応に、ニコニコと笑ってしまった。
『パパ活アプリのプロフページに、スペック115とか書く女だよ? BMI計算出来ないお馬鹿ちゃんだから、そこまで考えてないない笑』
 深優の返信に返って来た蒼真からの返信はーー
『ゲス柱』の一言のみだった。







 それから深優と静弥で一時間毎に運転を交代して、日野駅のロータリーに着いた。
 時間は夕方四時半を、回ったばかりだ。
 駅前ロータリーは買い物帰りの主婦や、お出かけから帰って来たシニアがちらほらと歩いている。
 空はどんよりと灰色で濁っていて、鼻の頭がくすぐったい。
 静弥が車を降りたタイミングでなんの運命の悪戯か、静弥の想い人が駅の中へ入って行ったのだ。
 それも、全身ハイブランドの服をめかし込んで。
 キャップを深く被っているが、キャップから覗く黄緑の髪や野良猫のような警戒心丸出しの顔付きは晄で間違いなかった。
「か、確定演出……!」
 静弥は崩れたフォームで、反射的に晄の背中を追いかけ始めた。
「勘弁しろって~!!」
 水曜夜の番組内でやっている、名探偵のお笑い芸人のように大袈裟に仰け反り声を上げる深優。
 自分は日野駅まで、静弥を無事に送り届けた。その後のことは「自己責任」と突き放しても、筋は通る。
 だけどーー沼黒 静弥はダサいキツネのキーホルダーを本気で深優に似合うと押し付け、恋人への失言で涙を流した男。
 何よりも「母親を殺して欲しい」と言った発言を咎めもせず笑いもせず、シェルターのリーフレットを見せて来た男だ。
 コミュニケーション能力は高く見積もっても、小学校中学年並。それなのに、神様が美貌を与えてしまった男。
(しゃあねえ……乗りかかった船だ)
 深優はカーナビに「コインパーキング」と打ち込み、車を迂回させた。







 静弥は晄が乗った同じ車両に乗り込み、晄の様子を偵察を始めた。
 帰宅ラッシュ前だと言うのに車内は人が多く、東京に戻って来た実感を得た。
 胃がキュルキュルと歯車のように廻っている気がするが、晄の安否がかかっているのだ。
 四の五の言ってられない。
 静弥は自身の頬を軽くつねり、意識を逸らした。
 晄を止めなければ! 頭では分かっているのに、言葉が纏まらない。
 夏の喧嘩した時のように、言われてしまったら? そもそも晄からしたら、顔も見たくない相手かもしれない。過去の人間かもしれない。 
 当の晄本人はボックスシートに座り、熱心にスマートフォンの画面を見ている。
 静弥は晄から離れた位置のボックスシートの上部についた手摺りを握りながら、晄の様子とコウの公式エンスタグラムを交互に見た。
(説得するには、状況をきちんと理解しないと……)
 コウのストーリーにハイブランドの服を着た、コウがの写真の上に『素敵な出会いに、感謝! 今日も、頑張ります!』なんて蛍光グリーンの文字が踊っていた。
(おかしい……ッ!)
 静弥の脳内で再生されたのは、こちらを来てすぐの記憶。
 メンズのキレイめファッションの代表とも言える、ブランドのストライプシャツを贈ろうとした時のことだ。
 晄は「要らん要らん。ソースとか溢したら、悪いし」なんて、言っていた。
 HUの靴下を親指と中指と足の裏に穴を空けていても「まだ壊れてないから、履く!」と言い張り通学用のサンキューショップのトートバッグの中で水筒を溢しても買い換えず、日用品を十円でも安く買おうと薬局やスーパーを梯子する男なのに!
 もっと言うなら晄の先程のストーリーと似た投稿をしているインフルエンサーを「案件だろ、コイツ!」とか笑い飛ばしていたのに。
(きっと悪い人に、騙されてるんだ……! 僕が、絶対に助けるよ!)
 静弥は震える指をなんとか動かして、晄が絡んでいるやっちょのエンスタグラムのアカウントを見に行く。
 やっちょはご丁寧に、エンスタグラムのストーリーに今日のパーティー会場の公式アカウントをタグ付けしていた。
「六本木の、PENDULUM」
 店の公式アカウントを、見てみる。
 天井からネオン煌めく七色のライトが降り注いでいる店内の写真や、今にも踊り出しそうなバブルを引き摺っている容姿をした男性DJの写真や、胸元が大きく空いた真っ黒なタイトドレスに身を包んだ異質な顔付きの女性の写真等が投稿されていた。
 静弥は、カタカタと震え出す。
(ど、どうしよう……!? 僕、ダンスなんて踊れないよ……! 中学校の体育祭で、民舞が下手過ぎて外された腕でも大丈夫かな……。晄君にタップダンスを習っとけば、良かった)
 もし彼に習っていたらみんなに馴染むことは出来なくても、居て良い理由にはなっただろう。
(な、何か余興くらい出来るようにならなきゃ! そうだ! 硬貨を消す手品でも、覚えよう)
 沼黒 静弥の暴走は下り坂にボールを転がしたように、止まらない。







 不幸中の幸いか、コインパーキングはすぐに見つけられた。
 日野駅東口すぐのところにあり、23区外とは言え流石東京だと思う。
「くっっそ。駐車代と交通費三倍に偽って、請求してやろう。カスの呼吸 壱の型 守銭奴乱舞……」
 深優は日野駅の東京行きのホームで、先程の静弥のようにぶつぶつと独り言を言った。
 駐車している間に晄と静弥は電車で行ってしまったようで、深優の焦燥感とイライラが募る。
 深優のスマートフォンは、静弥から通知が沢山来ている。
(……メンヘラかよ、怖)
 目を瞑りながら静弥とのLIMEのトーク画面を開くと、たくさんの画像が共有されていた。
『晄君が前にやっちょさんと、行った会員制のバー。奥の席に、詩片 しずくさんの後ろ姿が映ってる』
『やっちょさんが、さっきエンスタグラムにコウ君の名前を挙げてた。PENDULUMで、間違いなさそう』
『PENDULUMが、過去に数ヶ月間営業停止していたみたい。食中毒でも出たのか保健所の監査基準に満たなかったのか、理由は分からないけど安全なお店ではなさそう。Googleのレビューも、低評価と高評価の二極化だし』
 深優は、深く長いため息を吐いた。
(勘弁してくれよ~!! 俺が、何したって言うんだよ~!! 前世で、人でも殺めたんかよ!?)
 深優は急いで文字を、打ち込み始める。
『お前、篠塚をしばいてでも止めて来い。絶対に、そのクラブハウスは行くなよ! 振りじゃないからな!』
 深優のメッセージの左下に、既読アイコンが付いた。
『えっ』
『た、た、大変』
『と』
『どうしよう』
 何がだよ!! 早く要件を、言え!! メンヘラは何故、メッセージを複数回に分けるのか? 深優はその謎を解明すべく、アマゾンの奥地へ向かった(心の中で)。
 静弥から、何度目かのメッセージが入った。
『今乗り換えの駅に着いたんだけど、晄君を見失っちゃって……』
『とりあえず、現地に向かってみるね』
 深優は公共の場にも関わらず「はあ!?」と、大声を上げてしまった。
(さわっち、ごめん……! ヌマクロー、パーティー界隈デビューします!!)
 深優はこめかみを空いている左手の人差し指で叩き、思考を回転させる。
 何もないのが一番だが、場所が場所だ。何か手を打っておきたい。
 沢井 蒼真には現状を連絡するとして、東京の人間に晄の様子や話は聞きたい。
(……あ、あの子! あの子に、話聞けないかな!?)
 雲雀丘 深優の頭にとある人物の顔が、ぼんやりと浮かんだ。







 クラブ「PENDULUM」は六本木駅から少し歩いた場所にあった。
 戦前から続いていそうな下町人情が溢れている和風料理屋に、繁華街特有の数多の飲食店が詰め込まれた雑多ビルに、ライトに縁取られた大きなギターの飾りがトレードマークのアメリカン料理店が一つの通りにひしめき合っている。
 その通りの最奥地に近い場所に「PENDULUM」はあった。
 グレーの立法体のような建物で、入り口は地下にあるので静弥は前の人間に着いて行く。
 入り口のドアから中に入ると、鼓膜を破るような音量の軽快な音楽が聞こえて来た。
 入り口の脇には長机が二つ置かれていて、客と向かうようにスタッフが配置されている。
(……投票場みたい)
 女性スタッフは仮面のような笑顔で、静弥に「今日は、どなたからのご紹介ですか?」と聞いて来たので咄嗟に「や、やっちょさんから」と言ってしまった。
 女性スタッフは「ああ!」とわざとらしく顔の前で、手を合わせてみせる。
 やはり、笑顔は崩れていない。
 静弥に無地のプラスチックカードと油性ペンを、女性スタッフは渡して来た。
 ご丁寧に記入欄の左横に、名前 紹介者 職業と書いてある。
(し、仕事は、無職だしな……。嘘は書いたら、ダメだよね)
 自分の横で記入している男性の手元を見ると、名前の欄はLに~にょ。と書いていたので、ニックネームでも良いのだろう。
 静弥は名前欄には、ヌマクロー。紹介者は口にしてしまったのでやっちょ。仕事は素直に無職と書いた。
 すると女性スタッフは「夢追い人なんですね! 素敵です! ご縁が、ありますように!」とやはり仮面のような笑顔で言った後に、透明なカードホルダー付きのネックストラップを手渡して来た。
「良かったら、やっちょさんのお席までご案内しますが?」
「あ、い、色々、見て回りたいので、大丈夫です」
 静弥は小さく頭を下げて、逃げるように受付から去る。
 クラブハウスにも関わらずローテーブルと一人掛け用のソファーがひしめき合っていて、基本みんなそこで会話を楽しんでいる。
 パーティーと言う名前の割に、料理の類いはない。テーブルに置かれているアルコールは、縁日の屋台で渡されるようなプラスチックのカップだ。
(何をするパーティーなんだろう……?)
 静弥が小さく首を傾げていると、フロアを巡回している先程とは違うスタッフに肩に手を置かれた。
 そういうマニュアルでもあるのか、笑顔はびっくりするくらい同じだ。
「え? ぼ、僕ですか?」
「はい。あちらのテーブルに、お願いします」
 静弥は促されるまま、スタッフが指し示したテーブルのソファーへ座らされた。

 
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