光彩濁りて愛となる

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九話

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 ワイドショーは連日酷暑を報道していて、毎年この時期は「異常気象」と言うフレーズを聞いている気がする。
 日が落ちた後も外は暑く、流れる汗にウンザリとしてしまう。
 ダンススクールで上下コンビにレッスンして貰っていたら、受付の大学生くらいのアルバイトの子がレッスンルームに入って来た。
 ハーレイクイーンみたいな髪型をした、コンカフェっぽい女の子。ダンススクールのアルバイトにしては、珍しいタイプな気がする。
「あ、あのー。なんだか、トリニティさんのダンスレッスンを見学したいって人が、受付に来ててー。断ったんですけど、しつこいんですよ~。上坂さん、来てくれませーん?」
 語尾が上がり、力の入ってない綿飴のような話し方。喋り方も、コンカフェ嬢っぽいのかよ。
 スーパーでレジを打ったら、ジジババに「なんて?」って何回も聞き返されそうな声だ。
 子供用のダンススクールですら、保護者の見学がダメな場所もあると聞いた。
 禁止にしている理由は、自分の子供が踊る姿を見て騒ぎながら撮影する親が居るからとかそんなのだろう。
 大人用のダンススクールで、見学を必要とする理由なんてないに等しい。
 歩夢が「え、ファンにバレた……?」と青ざめてる中、俺には心当たりがあった。
「そいつ、黒髪の痩せた男でした……?」
「あ、はぁい。あ。篠塚さんのこと、言ってました」
「あー……」
 歩夢と智顕も察したようで、どうする? と、顔を見合わせている。
 上坂さんが「俺、行きますよ」と言って、レッスンルームから出て行った。
 その背中を追うように、智顕も部屋から出て行く。
 静弥と智顕を鉢合わせるのはヤバいだろ。俺も慌てて、後を追う。
「篠塚さん」
「あ、はい」
 低く、太く、下村さんに話しかけられる。
「貴方は、レッスン。良いですね?」
 デカい声なんて出していないのに、生活指導の先生の怒鳴り声よりも下村さんの声は腹に響いた。
「申し訳ありませんでした。よろしくお願いします」
「はい」
 あ、ヤバい。この人、すごい怖い。
 最近会う人会う人、怖い人な気がする……。
 程なくして上坂さんは戻って来たが、智顕は戻って来ていない。
「二人で、話したいんだってさ」
 上坂さんの短い言葉に、歩夢と俺は戸惑いを隠せなかった。
 やっぱり、あの二人は何かあるんじゃ……?
 その後のレッスンは、自分で分かるくらいに上の空でトレーナー二人に悪いことをしたと思う。
 戻って来た智顕も、大分と苛立っているようだった。
 いつもと変わらないレッスンルームなのに、狭苦しく感じた。
 狭苦しいだけじゃなく、空間がぐにゃぐにゃと歪んで見える。
 まるで俺に紙と鉛筆を与えて、なんか部屋描いて。って、描かせた部屋みたいだ。
 静弥と智顕に、一体何があったんだろうか? この間は静弥に「言いたくない」とはっきりと否定されたけど、やっぱり気になる。
 まさか俺のことで、話してたりしたんだろうか?
 こう言う予想って、大体当たるんだよなぁ。







 梵 智顕は、文字も時計も読めない子供の頃からダンスの才能は頭角を現していた。
 智顕の父方の祖父は書道家、祖母は絵本作家である。
 祖父の書く文字には、力強く魂が籠っている。一日あたりの利用者数が世界一とされる新宿駅の駅ポスターに、個展の広告を掲出したら朝昼晩問わず人だかりが出来たのだ。
 智顕の祖父に名前を書いて貰ったら、必ず成功を収めるとも言われている。
 選挙前の政治家が、自分の名前を書いてくれ。と、智顕の実家にやって来ることもある。日本料理家が自店を出すことになったから書いてくれ。と、祖父のアトリエにやって来たこともあった。
 祖父は大変気難しい性格で、とある芸能人を洗脳して搾取しまくった占い師が「自分の名前を書いてくれ」と、アポなしでアトリエに押しかけたこともあった。
 祖父は眉間の深い皺を更に深くして
「占い師なんだから、自分がどのタイミングで成功するかくらい分かるだろう。儂の文字など、必要ない」と、突っぱねたのだった。
 当然ながら占い師は、耳まで真っ赤にして激怒して祖父を罵った。
 祖父は大きく開かれた白目で占い師を見つめ、湯呑みを口につけてこう言ったのだ。
「これからおやつの時間だから、蠅が飛んでたら不味くなる。さっさと帰ってくれ」
と。
 占い師は大股で象のように足音を鳴らしながら、帰って行った。
 祖母は祖父とは違い、大らかな人で童話から出て来たような人だ。
 朝食にパンプディングと、かぼちゃスープと、サラダと、デザートにフルーツゼリーケーキをなんでもない日に出してくれるような人。
 この話を聞いた晄は「うちなんか、良くて卵焼きだぞ」と生活水準の差に驚いていた。
 篠塚家は基本的に大鍋に入った味噌汁と、ご飯、冷蔵庫にある納豆レベルの朝食だ。
 ご飯が嫌ならば、インスタントのコーンスープとトーストを自分で作りなさい。と言う、スタンス。
 篠塚家の大半以上がご飯派なので、パン派の蓮と彗の二人は自分で朝食を作っているのだ。
 祖母の作品は温かく、読むと今から他人に優しくしよう。と、思える作品ばかりだ。
 祖母の作品の中には、小学校の教科書に載ったものもある。
 智顕の父親は、懐石弁当屋「満閑(まんかん)」の重役である。一昨年に創業百五十年の節目を迎えた、老舗の有名店でもある。
「満閑」は智顕の母方の祖父の会社であり、智顕の父親は婿養子という名の逆玉の輿に乗ったのだ。
 書道家と絵本作家の親から生まれながらも、芸術の才能は一切なかった父親。
 平成時代初期に弾けたバブルの煽りを受けた「満閑」を、立て直した一人でもある。
 智顕の父親は、リーズナブルな値段の高齢者向けの宅配弁当を発案した。
 企画初期は、会社の上の人間から「うちのイメージが崩れる」だの「こんな簡素な弁当は、弁当じゃない」と非難轟々だったのである。
 しかしドライバーが対面で弁当を渡すことにより、遠方に住んでいる親の生存確認が出来るというメリットは高齢者社会のニーズに合っているかもしれない。
 試しに、やってみる価値はあるか……。と始めた宅配弁当サービスは予想を超える売り上げで、智顕の父親は評価された。
 程なくして社長の孫娘の母親と恋に落ちて、結婚したのだと言う。
 有名大学卒業、顔良し、器量良しで反対する理由なんてなかった。
 智顕の父親は芸術のげの才能さえない代わりに、先見の明はあった。
 父親が手掛ける企画は、ほぼ必ず成功して会社では辣腕家と評されているのだ。
 母親は生まれながらにして「満閑」の社長の孫娘であり、物心ついた頃には「満閑」を継ぐのだとぼんやりと思っていた。
 年を重ねるに連れて、母親は弁え始めたのだった。
 小学校一年生の時。漢字の四と五を、逆で覚えていた。
 何故ならば五は四画で、四は五画だから。一、二、三と来て、四から形が変わっただけでも母親はパニックになった。
 その挙句、画数まで変だ。
 小学校は日本有数のお嬢様学校で、晄風に言うなら「家太」じゃないと入学出来ない学校だ。
 小学校一年生にして、英語の授業があったり、アメリカへ修学旅行に行ったり、バイオリンの授業があったりとにかくおハイソ。
 そんな学校に通う子供達なので、漢数字の四と五で躓く子は居なかったのだ。
 何回先生に言われても、書き間違えては苛々された。
 そして、なんとなく気付いたのだ。
 自分は人の上に立つ器を、持っていないと。
 仮に「満閑」の女社長になったとしても、この不景気の中で業績を上げられる自信がない。
 自分のことをやっかむ人間は、少なからず居るだろう。
 きっと自分より優秀な人材にやっかまれて、みじめな気持ちになるだけだ。
 男性の後ろを歩き、男性を立てた方が良い。
 その方が、他人と波風を立てずに済む。
 自分みたいな秀でた能力がないのに、血筋だけは与えられてしまった人間は他人より場所取りを慎重にしなくてはならない。
 旦那との間には、二人の子供を授かった。
 智顕と、智顕の妹の和奏(わかな)。
 義父は初孫の智顕を、何がなんでも書道家にさせたかったらしい。
 智顕が幼稚園の頃。ひらがなを覚えたての智顕が、祖父の似顔絵と「じいじ だいすち」とメッセージを書いた、画用紙を祖父にプレゼントした。
 祖父はその画用紙を見るなり「こりゃダメだ」と、吐き捨てた。
 実の息子にも同様に吐き捨てたように、孫にも同じことをしたのだった。
 智顕は漢字はなんとなくは読めるが、書くのはてんでダメ。
 漢数字の四と五に躓いた母親だから、智顕の気持ちは痛いほど分かった。
 男の子だから「満閑」を継ぐ可能性が高いし、継がないにしても大手企業に就職するか、義父義母のような名が知れた芸術家になるしか人間扱いをされないのではないか?
 男の子だから、何かがないと私より大変。母親は、そう思ったのだ。
 智顕がダンスを始めたのは、些細なきっかけだった。
 戦隊ヒーローのエンディングのダンスを余りに楽しく踊るものだから、ダンススクールの体験に行かせたことがきっかけだった。
 見たことのない表情で、夢中に踊る息子は母親にとって世界一のスターに見えたのだ。
 智顕は富、権力、才能ーー何もかも与えられて、生まれて来た。
 その代わりに、みんなが当たり前に分かる漢字を書けず、当たり前に分かる口にしてはいけないことが分からず、時計の文字盤も読めない。
 神様が与えて下さったダンスの才能は、伸ばしてあげたい。
 その母親の願いは、存外すぐに叶うのだった。







 話は現在より、数十分前に遡る。日はとっくに沈んだのに、まだ暑い。
 コンクリートの道には真新しい蝉の死骸が転がっているにも関わらず、誰も歯牙にも掛けてない。
「沼黒君さ。ヒカルのこと好きなら、大人しくしててくんない? この間だって、アンタ酔っ払ってメイワクかけたでしょ。アレなかったら、早朝からレッスン出来たんだよ」
「それは、申し訳なく思ってます。恋人なのに、遠慮が必要なんですか?」
 ダメだ。コイツ、言葉が通じない。なんだっけ? こう言う奴と話すことを、平行線って言うんだっけ?
 そう思っている智顕の頭には、垂直の図が浮かんだ。
「空気読んで。って、言ってるの。このダンススクールさ。お金払ってるとは言えめちゃくちゃ頼み込んでレッスン受け入れてもらってる立場だから、ファンが押し寄せたとかでメイワクかけたくないの」
「僕、恋人ですけど」
 静弥の顔色から血色が消えて、顔色がみるみる青くなっていく。
「……あのさ」
 智顕は深く息を吐いて、仕切り直してから言葉を紡ぐ。
「アンタにダンスや配信界隈のことは分からないかもしれないけど、今が一番大事な時期なの。【NWF】は、コウの次のキャリアに繋がる大舞台だから。歩夢はその大舞台のセンターを、コウに託した。その理由、分かる?」
「……さあ」
 静弥は左手の甲を、もう片方の爪で引っ掻き始めた。
 まるでこれから受ける心の痛みを、物理的な痛みで逸らすように。
「【NWF】は大手事務所の重役とか、2.5次元舞台のプロデューサーとか、それ以外にもたくさんの偉い人が来る。俺と歩夢は【NWF】のポジションがドコであろうが、仕事の依頼をされると思う。実際オレら二人には、案件来てるしね。ヒカルは、コウは違う」
「晄君だって、ダンス上手いよ!」
「赤の他人だったとして、お金をはらってヒカルのダンス見ようと思う?」
 智顕の質問に、静弥は答えなかった。いや、答えられなかった。
「ね。分かるでしょ? 好きだったら、時期考えてあげて」
「僕、ずっと晄君のこと好きだった。時期って、関係あるんですか……」
「話、聞けよ!!」
 智顕は静弥の胸倉を掴んで、顔を近付けた。今にも静弥の頬を、殴りかねない勢いだ。
「別に、別れろとか言ってないよ。今が大事な時期だから、ヒカルのふたんにならないようにしてって言ってんの!」
 智顕の言葉はまるで宇宙人が話す子供のように、静弥には聞こえた。
(晄君は梵君のこと、大切なチームメイトだって思ってるだろうけど。大切なチームメイトなのに、晄君を蔑むことを言うんだろう? チームの為? ダンスの為? イベントを成功させる為?
 晄君の将来の為? 分からないよ。晄君は僕に「迷惑」とか「お荷物」とか、言ってないのに……! コイツが、一番晄君をコウ君としか扱ってないんだ!)
 智顕は言葉を、続ける。
 言葉の棘は次第に、次第に大きく鋭くなっていく。
 話し始めは針のような殺傷能力でしかなかったものが、今はカッターナイフのような切れ味になっている。
「オレの言葉が分からないなら、もともと住む世界が違うんだよ。沼黒君だって、感じたことあるでしょう? ああ『そっち側の人だったんだ』って」
「うっ、うう……」
「ねえ。泣くのやめてくんない? オレが、悪いみたいじゃん。じゃあね」
 智顕はそう言って、ダンススクールの建物に戻って行くのだった。
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