21 / 29
第三話「飛散」
「飛散」(5)
しおりを挟む
研究所のどこか……
緑色の空間に仁王立ちするのは、これも深緑の鎧に身を堅めた騎士だ。
思慮深く考え込むようにして、エメラルドは各々のトラップ部屋を監視している。脳内にある研究所の図面をくまなく確認しつつ、緑騎士は独りごちた。
「こちらの部屋で時間流の罠を破ったのは、黒野美湖。あちらの部屋で金属生物とのデスマッチを制したのは、倉糸壮馬。そして……」
城主のカレイドから、エメラルドがたまわった任務はふたつあった。ひとつは天敵たる逆吸血鬼を召喚の魔法陣から追い払い、そのまま抹殺すること。残るひとつはマタドールシステム・タイプOの奪取だ。
エメラルドは愚痴った。
「エリーとやら、なんという頑丈さか。さらにはその無学っぷり。並の吸血鬼なら千回は滅びている。もうすこし容易くタイプOは手に入るかと思ったが」
体内の各所で繰り広げられる攻防を、エメラルドは慎重に観察した。
「逆吸血鬼め、いったいどこへ向かっている? 一直線に、脇目もふらず。もしや、我が結界の突破口がわかっているというのか?」
緑騎士はひらめいた。
「これこそがタイプOの特殊能力とやらだな。念のため、迷宮の配置をなお複雑に組み替えておく。よし、これで逆吸血鬼と出口の位置はさらに遠のいた」
怒号が響き渡ったのは、次の瞬間だった。
「安泰じゃッッ!!」
おお。
乱暴に自動扉を蹴り開け、エリーが緑騎士の私室に突入してきたではないか。
あまりの突拍子のなさに、さしものエメラルドもたたらを踏んでいる。じぶんと緑騎士の部屋が隣り合わせになった瞬間を、エリーたちは見逃さなかったのだ。
いったいここまで、いくつの罠をくぐり抜けてきたのだろう。謎めいた絶対零度の霜を張る女子高生の制服は、もはやぼろぼろだ。
枠組みだけになった扉に、エリーは息を荒げて必死にすがりついた。たじろぐ緑騎士をまっすぐ見据え、不敵に笑う。
「つ、ついに見つけたぞ、罠師よ」
「ま、まさか……」
恐るべき事実を悟り、エメラルドはあとじさった。
「まさか逆吸血鬼、きさま逃げるでもなく、我を目指して突き進んでいたのか? 結界の核となる我を狙って?」
まだ高圧電流の罠にしびれる手を振りながら、エリーはうなずいた。
「そのとおりじゃ。買ったぞ、わらわと組織に売られたその喧嘩。おとなしう罠の迷宮を解除してお縄を頂戴するなら、吸う血は九割五分にとどめよう。だがもしも逆らうのなら……」
耳に心地よい金属音を奏でて、タイプOはエリーの掌で変形した。眼帯を開封されたエリーの片目から生き血をさずかり、真紅の大剣は高速回転の火花を放ち始める。
鋭刃を上段に引きつけ、エリーは告げた。
「もしも逆らうのなら、三枚おろしに料理して美味しく食らってくれる」
「なめるな!」
エリーが床を蹴るのと、緑騎士が片手を跳ね上げるのはほぼ同時だった。
とたん、見えない壁にでもぶつかったようにエリーの勢いは止まっている。
見よ。エリーに絡みつくのは、呪力の緑柱石で紡がれた超極細の糸だ。とっさに赤剣を盾にして防いだものの、とても間に合わない。かざされた緑騎士の手のひらが閉められるとともに、エリーの体は宝石繊維の糸刃に強く締めつけられる。
じわじわと圧迫されて血を流しながら、エリーはうめいた。
「また下らん罠を……!」
ゆうゆうと踵を返しつつ、エメラルドは背中で言い残した。
「我そのものが目当てというのであれば、迷路も相応の陣形に組み替えよう。きさまが我に追いつくまで、はたしてその肉体は無限の罠の数々にもつかな?」
「ま、待てい! 逃げるのか、卑怯者! 尋常に勝負せよ!」
こんな場所で油を売っている暇はない。自分たちはすみやかに研究室の所員と魔法陣を取り戻し、ハオンたちの救助へ向かわねばならないのに……四騎士の最後の一騎も、やはり戦慄すべき強敵だ。
顔中を口にしてわめくエリーを置き去りにし、緑騎士は高笑いに肩を揺さぶった。
「なにも正面衝突ばかりが、吸血鬼の戦法ではないのだよ。では永遠にさらばだ、逆吸血鬼……うをッ!?」
エメラルドが尻もちをつくのは唐突だった。
開いた自動扉の向こうに、なにかがあったのだ。
いや正確には、なにかがいた。
暗闇の奥から部屋へ歩みだし、その人影はうっとうしげに舌打ちした。重装備の吸血鬼とぶつかってなお押し負けなかった肩を払いつつ、眼下の緑騎士を叱責する。
「なんやねん、痛いな。歩きケータイけ? まっすぐ前見て歩かんかい」
きつい方言とともにエメラルドの自室に現れたのは、制服姿の女子高生だった。その制服の型は、エリーと同じ美須賀大付属のものだ。
まったく、どんな強運が味方してここまでたどり着いたのだろう。とはいえここは、緑騎士の罠の発信源だ。危険極まりないことに変わりはない。
にも関わらず手ぶらの少女へ、エリーは大声で警告した。
「危ないぞ、うぬ! わらわがこの糸から抜けるまで、そこを動くでない! 呪力の罠で死ぬぞ!」
聞き慣れないはずの単語を、女子高生はなぜかきちんと理解したらしい。
「呪力に罠……そういうことやな」
困ったように頭をかきながら、少女はつぶやいた。
「いつもみたいにホシカを探して山歩きしとったら、おかしな場所に迷い込んだ。やっぱり呪力でできてたんけ、ここは」
すぐさま跳ね起きて、少女へ詰問したのはエメラルドだった。
「どうやって我の罠の山をかいくぐった!?」
恫喝するように緑騎士を下から上目遣いにし、不良学生はうなった。
「おんどれか、このはた迷惑な罠を作ったんは。道中、関係のない人間が何人も巻き込まれとったで。返答いかんによっちゃ、ただじゃすまさへん」
ばからしげに、エメラルドは笑い飛ばした。
「すまさない? ただでは済まさないだと? ハッ! なにができる、きさまのような生身の小娘ごときに?」
緑騎士の片腕は、ふたたび翻った。
返事をしたのは、室内のそこらじゅうで作動した未解明の罠たちだ。指先でたえまなく不可視の繰糸をたぐりながら、エメラルドは女子高生に問うた。
「我が迷宮のゴールに到達した褒美をつかわす。罠にはめ殺す前に、名前ぐらいは聞いておいてやろう。小娘、きさま何者だ?」
「逃げよ!」
叫んだのは、身動きがとれないエリーだ。
その間にも、ああ。無防備な少女の前後左右から起き上がったぶ厚い緑の壁は、獲物めがけて地鳴りをあげて迫っている。そのまま彼女は、アイロンがけされた制服のようにペシャンコに……
絶体絶命の状況下で、しかし女子高生は平然と名乗った。
「うちはシヅル。江藤詩鶴……〝魔法少女〟や」
強烈な呪力の奔流に、シヅルの髪は逆立った。
同時に、ほのかな輝きをはなってシヅルの瞳孔は広がっている。その片目に浮かび上がったのは、呪力で編まれた〝五芒星〟だ。
鼻先に触れた圧殺の罠めがけ、シヅルは呪文をとなえた。
「〝蜘蛛の騎士〟第一関門……〝死点〟」
いっきに白黒が反転した世界で、シヅルにだけは視えていた。
周囲の壁の〝ここを突けば死ぬ〟という呪われた〝点〟が。
壁だけではない。緑騎士の死点も、エリーの死点さえも。
壁が木っ端微塵に粉砕されたときには、シヅルの姿は一陣の旋風と化してエメラルドの背後に現れている。遅れて響き渡ったのは、頑丈な鎧が貫かれる金属音だ。
疾駆に急制動をかけたシヅルの指先、輝くのは細長い呪力の針ではないか。背中合わせになって動かない緑騎士に、シヅルはそっと耳打ちした。
「おんどれを生かす命の点は射止めた。さいなら、ナイトさま」
「お、おのれ……」
どうと倒れ伏したエメラルドは、そのまま赤熱する灰と化して散った。生死もあいまいな吸血鬼を、魔法少女が運命ごと必殺したのだ。その場には、緑柱石でできた異世界の宝石だけがぽつんと残されている。
刹那に迷宮の結界は解け、景色は急速に流転した。
身をひるがえしたシヅルへ声をかけたのは、束縛から自由になったエリーだ。
「助かったぞ、魔法少女とやら! わらわはエリザベート・クタート! また会おう!」
ふと思い当たったように、シヅルは顎をもんだ。
「エリザベートはん? たしかちょっと前、英語の授業でも似たような名前の臨時講師がおったような……ま、えっか。ほなまたな」
後ろ手に片腕を振るシヅルの背中は、風景ごとぼやけていった。嵐のように現れ、嵐のように去っていくとはまさにこのことだ。
もとどおり平和の戻った基地に、もはや魔法少女の姿はなかった。
緑色の空間に仁王立ちするのは、これも深緑の鎧に身を堅めた騎士だ。
思慮深く考え込むようにして、エメラルドは各々のトラップ部屋を監視している。脳内にある研究所の図面をくまなく確認しつつ、緑騎士は独りごちた。
「こちらの部屋で時間流の罠を破ったのは、黒野美湖。あちらの部屋で金属生物とのデスマッチを制したのは、倉糸壮馬。そして……」
城主のカレイドから、エメラルドがたまわった任務はふたつあった。ひとつは天敵たる逆吸血鬼を召喚の魔法陣から追い払い、そのまま抹殺すること。残るひとつはマタドールシステム・タイプOの奪取だ。
エメラルドは愚痴った。
「エリーとやら、なんという頑丈さか。さらにはその無学っぷり。並の吸血鬼なら千回は滅びている。もうすこし容易くタイプOは手に入るかと思ったが」
体内の各所で繰り広げられる攻防を、エメラルドは慎重に観察した。
「逆吸血鬼め、いったいどこへ向かっている? 一直線に、脇目もふらず。もしや、我が結界の突破口がわかっているというのか?」
緑騎士はひらめいた。
「これこそがタイプOの特殊能力とやらだな。念のため、迷宮の配置をなお複雑に組み替えておく。よし、これで逆吸血鬼と出口の位置はさらに遠のいた」
怒号が響き渡ったのは、次の瞬間だった。
「安泰じゃッッ!!」
おお。
乱暴に自動扉を蹴り開け、エリーが緑騎士の私室に突入してきたではないか。
あまりの突拍子のなさに、さしものエメラルドもたたらを踏んでいる。じぶんと緑騎士の部屋が隣り合わせになった瞬間を、エリーたちは見逃さなかったのだ。
いったいここまで、いくつの罠をくぐり抜けてきたのだろう。謎めいた絶対零度の霜を張る女子高生の制服は、もはやぼろぼろだ。
枠組みだけになった扉に、エリーは息を荒げて必死にすがりついた。たじろぐ緑騎士をまっすぐ見据え、不敵に笑う。
「つ、ついに見つけたぞ、罠師よ」
「ま、まさか……」
恐るべき事実を悟り、エメラルドはあとじさった。
「まさか逆吸血鬼、きさま逃げるでもなく、我を目指して突き進んでいたのか? 結界の核となる我を狙って?」
まだ高圧電流の罠にしびれる手を振りながら、エリーはうなずいた。
「そのとおりじゃ。買ったぞ、わらわと組織に売られたその喧嘩。おとなしう罠の迷宮を解除してお縄を頂戴するなら、吸う血は九割五分にとどめよう。だがもしも逆らうのなら……」
耳に心地よい金属音を奏でて、タイプOはエリーの掌で変形した。眼帯を開封されたエリーの片目から生き血をさずかり、真紅の大剣は高速回転の火花を放ち始める。
鋭刃を上段に引きつけ、エリーは告げた。
「もしも逆らうのなら、三枚おろしに料理して美味しく食らってくれる」
「なめるな!」
エリーが床を蹴るのと、緑騎士が片手を跳ね上げるのはほぼ同時だった。
とたん、見えない壁にでもぶつかったようにエリーの勢いは止まっている。
見よ。エリーに絡みつくのは、呪力の緑柱石で紡がれた超極細の糸だ。とっさに赤剣を盾にして防いだものの、とても間に合わない。かざされた緑騎士の手のひらが閉められるとともに、エリーの体は宝石繊維の糸刃に強く締めつけられる。
じわじわと圧迫されて血を流しながら、エリーはうめいた。
「また下らん罠を……!」
ゆうゆうと踵を返しつつ、エメラルドは背中で言い残した。
「我そのものが目当てというのであれば、迷路も相応の陣形に組み替えよう。きさまが我に追いつくまで、はたしてその肉体は無限の罠の数々にもつかな?」
「ま、待てい! 逃げるのか、卑怯者! 尋常に勝負せよ!」
こんな場所で油を売っている暇はない。自分たちはすみやかに研究室の所員と魔法陣を取り戻し、ハオンたちの救助へ向かわねばならないのに……四騎士の最後の一騎も、やはり戦慄すべき強敵だ。
顔中を口にしてわめくエリーを置き去りにし、緑騎士は高笑いに肩を揺さぶった。
「なにも正面衝突ばかりが、吸血鬼の戦法ではないのだよ。では永遠にさらばだ、逆吸血鬼……うをッ!?」
エメラルドが尻もちをつくのは唐突だった。
開いた自動扉の向こうに、なにかがあったのだ。
いや正確には、なにかがいた。
暗闇の奥から部屋へ歩みだし、その人影はうっとうしげに舌打ちした。重装備の吸血鬼とぶつかってなお押し負けなかった肩を払いつつ、眼下の緑騎士を叱責する。
「なんやねん、痛いな。歩きケータイけ? まっすぐ前見て歩かんかい」
きつい方言とともにエメラルドの自室に現れたのは、制服姿の女子高生だった。その制服の型は、エリーと同じ美須賀大付属のものだ。
まったく、どんな強運が味方してここまでたどり着いたのだろう。とはいえここは、緑騎士の罠の発信源だ。危険極まりないことに変わりはない。
にも関わらず手ぶらの少女へ、エリーは大声で警告した。
「危ないぞ、うぬ! わらわがこの糸から抜けるまで、そこを動くでない! 呪力の罠で死ぬぞ!」
聞き慣れないはずの単語を、女子高生はなぜかきちんと理解したらしい。
「呪力に罠……そういうことやな」
困ったように頭をかきながら、少女はつぶやいた。
「いつもみたいにホシカを探して山歩きしとったら、おかしな場所に迷い込んだ。やっぱり呪力でできてたんけ、ここは」
すぐさま跳ね起きて、少女へ詰問したのはエメラルドだった。
「どうやって我の罠の山をかいくぐった!?」
恫喝するように緑騎士を下から上目遣いにし、不良学生はうなった。
「おんどれか、このはた迷惑な罠を作ったんは。道中、関係のない人間が何人も巻き込まれとったで。返答いかんによっちゃ、ただじゃすまさへん」
ばからしげに、エメラルドは笑い飛ばした。
「すまさない? ただでは済まさないだと? ハッ! なにができる、きさまのような生身の小娘ごときに?」
緑騎士の片腕は、ふたたび翻った。
返事をしたのは、室内のそこらじゅうで作動した未解明の罠たちだ。指先でたえまなく不可視の繰糸をたぐりながら、エメラルドは女子高生に問うた。
「我が迷宮のゴールに到達した褒美をつかわす。罠にはめ殺す前に、名前ぐらいは聞いておいてやろう。小娘、きさま何者だ?」
「逃げよ!」
叫んだのは、身動きがとれないエリーだ。
その間にも、ああ。無防備な少女の前後左右から起き上がったぶ厚い緑の壁は、獲物めがけて地鳴りをあげて迫っている。そのまま彼女は、アイロンがけされた制服のようにペシャンコに……
絶体絶命の状況下で、しかし女子高生は平然と名乗った。
「うちはシヅル。江藤詩鶴……〝魔法少女〟や」
強烈な呪力の奔流に、シヅルの髪は逆立った。
同時に、ほのかな輝きをはなってシヅルの瞳孔は広がっている。その片目に浮かび上がったのは、呪力で編まれた〝五芒星〟だ。
鼻先に触れた圧殺の罠めがけ、シヅルは呪文をとなえた。
「〝蜘蛛の騎士〟第一関門……〝死点〟」
いっきに白黒が反転した世界で、シヅルにだけは視えていた。
周囲の壁の〝ここを突けば死ぬ〟という呪われた〝点〟が。
壁だけではない。緑騎士の死点も、エリーの死点さえも。
壁が木っ端微塵に粉砕されたときには、シヅルの姿は一陣の旋風と化してエメラルドの背後に現れている。遅れて響き渡ったのは、頑丈な鎧が貫かれる金属音だ。
疾駆に急制動をかけたシヅルの指先、輝くのは細長い呪力の針ではないか。背中合わせになって動かない緑騎士に、シヅルはそっと耳打ちした。
「おんどれを生かす命の点は射止めた。さいなら、ナイトさま」
「お、おのれ……」
どうと倒れ伏したエメラルドは、そのまま赤熱する灰と化して散った。生死もあいまいな吸血鬼を、魔法少女が運命ごと必殺したのだ。その場には、緑柱石でできた異世界の宝石だけがぽつんと残されている。
刹那に迷宮の結界は解け、景色は急速に流転した。
身をひるがえしたシヅルへ声をかけたのは、束縛から自由になったエリーだ。
「助かったぞ、魔法少女とやら! わらわはエリザベート・クタート! また会おう!」
ふと思い当たったように、シヅルは顎をもんだ。
「エリザベートはん? たしかちょっと前、英語の授業でも似たような名前の臨時講師がおったような……ま、えっか。ほなまたな」
後ろ手に片腕を振るシヅルの背中は、風景ごとぼやけていった。嵐のように現れ、嵐のように去っていくとはまさにこのことだ。
もとどおり平和の戻った基地に、もはや魔法少女の姿はなかった。
0
あなたにおすすめの小説
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる