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魔石の価値
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翌日……
「早く!森に行こうよ!」
「分かったから!優依!引っ張らないでよ!」
「ルークが遅いからだよ!」
「ええ~!」
何故か僕は優依に腕を引かれながら学園の門を出る。
「今日のユイはテンションが高いみたいだね。ノイン、巻き添えを食らわないように気を付けよう。」
「だね。何かいいことでもあったのかな?カイン、何か聞いてる?」
「いや。何も知らないね。」
「そうなんだ。ならいいや。」
「……最近、ノインが素っ気ない気がするよ…」
「よし!準備できたし始めよっか!」
僕達は何故か朝からテンションが高かった優依に連れられて森に来た。今から、一気に討伐していくよ!
「えーい!」
そんなノインの掛け声と一緒にノインは風魔法(ノインの風魔法の適性はDだよ!)で近くにいた魔物を切り裂く。それを合図に僕と優依、カインも魔法で魔物を討伐していった。
「意外と時間が経つの早かったね。」
カインがそう言う。
僕達は朝から魔物を討伐しまくって途中におにぎりを食べて今は太陽が沈みかかっている。
高かった優依のテンションは元に戻ってるよ!でも、どうしてあんなにテンション高かったのかは謎のままなんだよね……
「そうだね。でもさ…この量の魔石をギルドに持って行って迷惑にならないかな?」
今日は朝から夕方まで魔物を討伐してたから昨日の倍近くあるんだよね……具体的な数は6091個だね!
「あ…確かに…」
優依が今、気付いたように言う。
「今日は半分だけ出してもう半分は明日出す?」
「それがいいだろうね。」
ノインの提案にカインが答え、そうすることにした。
僕達は森を抜けてギルドに来た。
昨日と同じ受付さんに話しかける。
「魔石の鑑定をお願いします。」
「分かりました。……今日はどれほどでしょうか?」
「とりあえず、3000個と少しです。」
「……とりあえず、ですか…分かりました。また、同じ部屋にお願いします。」
「了解です。」
つい、とりあえずって言っちゃったら受付さんがドン引きしちゃったよ……
「皆さん、昨日の魔石の鑑定の結果が出てます。少々、お待ち下さい。」
そうだった!それがあった!忘れてたよ…
受付さんは大きめの袋を持ってきた。
「こちらが皆さんの魔石を換金したものです。お確かめ下さい。」
僕は袋を受け取り中を見る。
「……え?」
「ルーク?どうしたの?………え?」
中を見て唖然とした僕を見て優依も袋の中を覗き込んだ。けど、優依も同じ反応だね!
「二人とも、どうかしたかい?」
「…カイン…これ見て。」
僕はカインに袋を手渡す。
「……なるほど…これは凄い……」
ノインもカインの隣から中を覗き込む。
「……これ、おかしい気がする…」
だよね!絶対おかしいよ!だって昨日の分で金貨が約百枚くらい入ってるんだもん!せいぜい金貨四十枚くらいだよ!?相場で言えば!なんでこうなったの!?
「…金貨が百五枚ですが……何か不備がございましたか?」
「どうしてそんなにもなったんですか!?あの量だと約四十枚くらいですよね!?」
「何を言っているのでしょうか?あの量だとこれくらいが妥当かと。」
「はいぃ!?」
だって僕と優依は知ってるもん!辺境で魔石を換金したらこれくらいだもん!絶対何かおかしい!
「……皆さん、着いてきてください。」
受付さんは何かを考えた後、僕達にそう言った。僕達は受付さんに連れられてギルドの応接室にやってきた。
「まず、皆さんが持ってきた魔石の数は3254個であっていますね?」
「はい。」
うん、数はあってるね。
「でしたら、間違いはありません。」
「どうしてですか?辺境だと私達が言ったように金貨四十枚ほどで換金でしたよ?」
優依が受付さんに聞く。
「なるほど……辺境の方でしたか。納得しました。」
…え?辺境と王都じゃ何か違うの?
「皆さん、確かに辺境ですとお二人が言ったように金貨四十枚ほどかもしれません。私も詳しく辺境での買い取り価格は知りません。ですが、辺境と王都だと王都が比べ物にならないくらい高いです。」
「どういうことです?」
ノインが首を傾げながら聞いた。
「王都は辺境と違い、魔石が貴重だからです。」
…!!そういうことか!
「気付きましたか?そうです。辺境は魔物の討伐数が多いので王都みたいにそこまで貴重な物ではないのですが王都ですと魔物自体の数が少なく魔石の数が少ないのです。ですから、辺境に比べ、高く売れるのです。…ご理解いただけましたか?」
「「「「はい。」」」」
そうだったんだ…辺境での価値しか知らなかったよ…カインとノインはまず、魔石がどれくらいで売られてるか知らなかったから僕と優依が教えてたんだよね…それが辺境限定だなんて知らなかったよ…
「早く!森に行こうよ!」
「分かったから!優依!引っ張らないでよ!」
「ルークが遅いからだよ!」
「ええ~!」
何故か僕は優依に腕を引かれながら学園の門を出る。
「今日のユイはテンションが高いみたいだね。ノイン、巻き添えを食らわないように気を付けよう。」
「だね。何かいいことでもあったのかな?カイン、何か聞いてる?」
「いや。何も知らないね。」
「そうなんだ。ならいいや。」
「……最近、ノインが素っ気ない気がするよ…」
「よし!準備できたし始めよっか!」
僕達は何故か朝からテンションが高かった優依に連れられて森に来た。今から、一気に討伐していくよ!
「えーい!」
そんなノインの掛け声と一緒にノインは風魔法(ノインの風魔法の適性はDだよ!)で近くにいた魔物を切り裂く。それを合図に僕と優依、カインも魔法で魔物を討伐していった。
「意外と時間が経つの早かったね。」
カインがそう言う。
僕達は朝から魔物を討伐しまくって途中におにぎりを食べて今は太陽が沈みかかっている。
高かった優依のテンションは元に戻ってるよ!でも、どうしてあんなにテンション高かったのかは謎のままなんだよね……
「そうだね。でもさ…この量の魔石をギルドに持って行って迷惑にならないかな?」
今日は朝から夕方まで魔物を討伐してたから昨日の倍近くあるんだよね……具体的な数は6091個だね!
「あ…確かに…」
優依が今、気付いたように言う。
「今日は半分だけ出してもう半分は明日出す?」
「それがいいだろうね。」
ノインの提案にカインが答え、そうすることにした。
僕達は森を抜けてギルドに来た。
昨日と同じ受付さんに話しかける。
「魔石の鑑定をお願いします。」
「分かりました。……今日はどれほどでしょうか?」
「とりあえず、3000個と少しです。」
「……とりあえず、ですか…分かりました。また、同じ部屋にお願いします。」
「了解です。」
つい、とりあえずって言っちゃったら受付さんがドン引きしちゃったよ……
「皆さん、昨日の魔石の鑑定の結果が出てます。少々、お待ち下さい。」
そうだった!それがあった!忘れてたよ…
受付さんは大きめの袋を持ってきた。
「こちらが皆さんの魔石を換金したものです。お確かめ下さい。」
僕は袋を受け取り中を見る。
「……え?」
「ルーク?どうしたの?………え?」
中を見て唖然とした僕を見て優依も袋の中を覗き込んだ。けど、優依も同じ反応だね!
「二人とも、どうかしたかい?」
「…カイン…これ見て。」
僕はカインに袋を手渡す。
「……なるほど…これは凄い……」
ノインもカインの隣から中を覗き込む。
「……これ、おかしい気がする…」
だよね!絶対おかしいよ!だって昨日の分で金貨が約百枚くらい入ってるんだもん!せいぜい金貨四十枚くらいだよ!?相場で言えば!なんでこうなったの!?
「…金貨が百五枚ですが……何か不備がございましたか?」
「どうしてそんなにもなったんですか!?あの量だと約四十枚くらいですよね!?」
「何を言っているのでしょうか?あの量だとこれくらいが妥当かと。」
「はいぃ!?」
だって僕と優依は知ってるもん!辺境で魔石を換金したらこれくらいだもん!絶対何かおかしい!
「……皆さん、着いてきてください。」
受付さんは何かを考えた後、僕達にそう言った。僕達は受付さんに連れられてギルドの応接室にやってきた。
「まず、皆さんが持ってきた魔石の数は3254個であっていますね?」
「はい。」
うん、数はあってるね。
「でしたら、間違いはありません。」
「どうしてですか?辺境だと私達が言ったように金貨四十枚ほどで換金でしたよ?」
優依が受付さんに聞く。
「なるほど……辺境の方でしたか。納得しました。」
…え?辺境と王都じゃ何か違うの?
「皆さん、確かに辺境ですとお二人が言ったように金貨四十枚ほどかもしれません。私も詳しく辺境での買い取り価格は知りません。ですが、辺境と王都だと王都が比べ物にならないくらい高いです。」
「どういうことです?」
ノインが首を傾げながら聞いた。
「王都は辺境と違い、魔石が貴重だからです。」
…!!そういうことか!
「気付きましたか?そうです。辺境は魔物の討伐数が多いので王都みたいにそこまで貴重な物ではないのですが王都ですと魔物自体の数が少なく魔石の数が少ないのです。ですから、辺境に比べ、高く売れるのです。…ご理解いただけましたか?」
「「「「はい。」」」」
そうだったんだ…辺境での価値しか知らなかったよ…カインとノインはまず、魔石がどれくらいで売られてるか知らなかったから僕と優依が教えてたんだよね…それが辺境限定だなんて知らなかったよ…
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