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お茶会 ※シルファ視点
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お久し振りです、皆様。シルファ ネルフィンです。私は今、ルークさんと学園の庭園でお茶をしています。誕生日プレゼントのお礼にと、クマのぬいぐるみとヤマトのお菓子とお茶をプレゼントしてくださいました。私はお土産に頂いたお菓子だけで良かったのですが、ルークさんの笑顔に断れず、頂くことになりました。
そして、何故か今、二人でお茶をしています。殿下方とユイ様、同じクラスの男爵令嬢のミヤさんが皆さん揃って「どうせなら二人でお茶でもしてきたら?」と言われ、今に至ります。
「あ、あの…ルークさん。ほ、本当にわ、私の声が聞こえたのです…か?」
私が恐る恐る聞くとルークさんはきょとんとしました。
「!!えっと、ルークさんを疑ってるわけでは……」
はわわわっ!気を悪くしてしまったんじゃ……
「ふふふ、大丈夫だよ。……うん、ちゃんと聞こえたよ。」
「そう…ですか。」
剣術の授業中に小さく呟いただけで、聞こえるとは思ってもいませんでした。嬉しいような、恥ずかしいような……
「ルークさんは凄いですね。魔法だけでなく剣術も学長様に勝てるなんて、ほとんどいないらしいです。大人の騎士の方でも勝てる人は限られた人だけみたいです。」
「そうだったんだ……学長より強い人もいるんだ……あの打ち合い程度で根は上げれないね……もっと強くならないと。」
……えっと、ツッコミなんて私の柄ではないのですが………………ルークさん、反応する所はそこでしょうか……?王国の中でも上から数えた方が早い実力者に授業での打ち合いとはいえ、勝ったのですよ?
「あ、あの……ルークさんは将来騎士を目指しているんですか?」
「え?…………そういえば、将来の夢なんて考えたことなかったかも。」
「そ、そうなのですか?剣術の鍛練をしているようでしたからてっきり騎士になりたいのかと……」
……では、何故そこまで強くなりたいのでしょうか?
「ううん、別に騎士になりたかったわけじゃないんだけど………そっか…進路なんて考えたことなかったよ。シルファは?やりたいこととかあるの?」
「ふぇ?わ、私ですか?…私は……将来…お、お洋服をデザインするデザイナーになりたい…です。」
普通は貴族の令嬢が働くことはないので、おかしいと思われたでしょうか……?
「素敵だね!いつかシルファがデザインした服着てみたいよ!」
「ほ、本当ですか!じ、実は…お父様には貴族令嬢は働かない…って言われて…半分諦めていたんです。」
「そうなの?でも僕はいいと思うよ!やりたいことはやったもん勝ちだよ!」
「な、なら!私!いつかルークさんのためにデザインしたお洋服を作ります!なので…それまで待っていてくれますか……?」
ルークさんは目を見開いた後、優しい笑みを浮かべました。
「うん!もちろん!楽しみに待ってるね!」
「はい!私、頑張ります!」
私の夢を応援してくれたのはルークさんが初めてなんです。ですから、ルークさんに喜んでもらえるようなお洋服を絶対に作ってみせます!
「あ、あの…良ければルークさんのやりたいことを聞いてもいいですか……?」
「う~ん…僕は……今のところは見つからない…かな。」
「……あの…こんなことを聞いてもいいのか分かりませんが……ルークさんは…どうして強くなりたいのですか?」
「……それは……」
……余計なことを聞いてしまったみたいです……
「……全部終わったら。」
「ふぇ?」
ルークさんの突然の言葉に変な声が出てしまいました。
「全部終わったら……全部話すね。」
「それは……私が聞いてもいいのでしょうか?」
「うん、大丈夫だよ。だから…それまで待っててくれる?」
「はい!もちろんです!」
私の言葉にルークさんは、穏やかや笑みを浮かべて言いました。
「ありがとう。」
……私はつい、見とれてしまいました……
そして、何故か今、二人でお茶をしています。殿下方とユイ様、同じクラスの男爵令嬢のミヤさんが皆さん揃って「どうせなら二人でお茶でもしてきたら?」と言われ、今に至ります。
「あ、あの…ルークさん。ほ、本当にわ、私の声が聞こえたのです…か?」
私が恐る恐る聞くとルークさんはきょとんとしました。
「!!えっと、ルークさんを疑ってるわけでは……」
はわわわっ!気を悪くしてしまったんじゃ……
「ふふふ、大丈夫だよ。……うん、ちゃんと聞こえたよ。」
「そう…ですか。」
剣術の授業中に小さく呟いただけで、聞こえるとは思ってもいませんでした。嬉しいような、恥ずかしいような……
「ルークさんは凄いですね。魔法だけでなく剣術も学長様に勝てるなんて、ほとんどいないらしいです。大人の騎士の方でも勝てる人は限られた人だけみたいです。」
「そうだったんだ……学長より強い人もいるんだ……あの打ち合い程度で根は上げれないね……もっと強くならないと。」
……えっと、ツッコミなんて私の柄ではないのですが………………ルークさん、反応する所はそこでしょうか……?王国の中でも上から数えた方が早い実力者に授業での打ち合いとはいえ、勝ったのですよ?
「あ、あの……ルークさんは将来騎士を目指しているんですか?」
「え?…………そういえば、将来の夢なんて考えたことなかったかも。」
「そ、そうなのですか?剣術の鍛練をしているようでしたからてっきり騎士になりたいのかと……」
……では、何故そこまで強くなりたいのでしょうか?
「ううん、別に騎士になりたかったわけじゃないんだけど………そっか…進路なんて考えたことなかったよ。シルファは?やりたいこととかあるの?」
「ふぇ?わ、私ですか?…私は……将来…お、お洋服をデザインするデザイナーになりたい…です。」
普通は貴族の令嬢が働くことはないので、おかしいと思われたでしょうか……?
「素敵だね!いつかシルファがデザインした服着てみたいよ!」
「ほ、本当ですか!じ、実は…お父様には貴族令嬢は働かない…って言われて…半分諦めていたんです。」
「そうなの?でも僕はいいと思うよ!やりたいことはやったもん勝ちだよ!」
「な、なら!私!いつかルークさんのためにデザインしたお洋服を作ります!なので…それまで待っていてくれますか……?」
ルークさんは目を見開いた後、優しい笑みを浮かべました。
「うん!もちろん!楽しみに待ってるね!」
「はい!私、頑張ります!」
私の夢を応援してくれたのはルークさんが初めてなんです。ですから、ルークさんに喜んでもらえるようなお洋服を絶対に作ってみせます!
「あ、あの…良ければルークさんのやりたいことを聞いてもいいですか……?」
「う~ん…僕は……今のところは見つからない…かな。」
「……あの…こんなことを聞いてもいいのか分かりませんが……ルークさんは…どうして強くなりたいのですか?」
「……それは……」
……余計なことを聞いてしまったみたいです……
「……全部終わったら。」
「ふぇ?」
ルークさんの突然の言葉に変な声が出てしまいました。
「全部終わったら……全部話すね。」
「それは……私が聞いてもいいのでしょうか?」
「うん、大丈夫だよ。だから…それまで待っててくれる?」
「はい!もちろんです!」
私の言葉にルークさんは、穏やかや笑みを浮かべて言いました。
「ありがとう。」
……私はつい、見とれてしまいました……
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