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第5話 若い騎士さん
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色々と苦労しながら若い騎士さんを掘り返したら……。
すっごい仏調面で私の事を睨んで来た。しかも、ぶつぶつ文句付きで。
きっと、遅いだの自分も一緒にいくはずだったのにとか言ってるんだろうけど、そんなの私の知ったこっちゃあない。
「他の騎士さん達はあなたの事助けたかったの! そのくらい分かるでしょ!」
まあ言葉は通じないから、左手薬指に輪っかを作った後に若い騎士さんを指さした。多分これで通じると思う。
あの人は貴方の為に死んだんだよ。指輪を持って帰るのが貴方の役目でしょって。
それで通じたのか、若い騎士さんは未だ手に握りしめていた指輪を眺めると、悔しそうに唇を噛み、ポケットに突っ込んだ。
若い騎士さんはのそのそと床下収納庫から這い出てくると、私の頭をポンと軽く叩いて小さな声で何か言う。
多分、このひねくれ具合からすると、悪かったなとか言ったのだろう。
でもその後に続いた言葉が問題だ。これは背の低い人の持つ直感のようなものだが、間違いなくこの騎士は、ガキとかチビとかそういう感じの事を言ったはずだ。
目線とか行動で分かる。私の被害妄想じゃ、絶対ない!
「……ガキじゃないっ!」
私は頭の上に置かれた手を跳ね除けた。
確かにこいつは身長百九十とかそんな高身長だ。つまり私の敵……じゃなくてその分私の事をより年下に見ているはずなのだ。
大体、近くでみたらわかったけど、コイツ、結構子どもっぽい顔してる。もしかしたら私と同年代くらいなんじゃないだろうか。
「私はね、こう見えて十六歳なのっ」
私は強い語調で抗議しつつ自分を指さすと、両手を広げて十を表し、その後右手人差し指と左手の五本で六を作って見せた。
途端。
コイツは、訳の分からない叫び声を上げ、私の顔と頭頂部を交互に見やがった。しかも何度も何度も。
しっつれーな!! もう騎士さんとか呼んでやらない。こんな奴、アンタとかで十分だ。あ、そういえばコイツの名前も知らないや。何度か言われてた気がするけど……。
「アンタ何歳なのよ!?」
私の剣幕に押されたか、コイツは一歩下がりつつ(それ以上下がると床下収納庫に逆戻りしちゃうけど)、手で十と七を作った。多分十七歳なんだろう。
なんだ、一個上か。でも敬ってなんかやらないもんねこんな失礼なヤツ。さっきの王子さまの爪の垢でも煎じて飲んで、百篇謝ってから出直してくるなら考えてやらないでもないけど。
「これからは子ども扱いしないでねっ」
私はそれだけ言うと、ぷいっと横を向いてランドセルの置いてある壁際へと戻った。
しばらく気まずい空気が漂う。アイツは頬をポリポリと掻いてたたずんでいた。
どうやら謝る気とか無いらしい。そう思っていたら、のそのそと私の傍までやってきて、
「グラジオス」
なんて自分を指しながら言って来た。
きっとコイツの名前なんだろう。
「……キララ」
ぶっきらぼうに言い返してやった後で、井伊谷って言えばよかったなと少し反省する。
「キララ」
グラジオスはそう私の名前を呼んだ後に、小さく、ホントに小さく頭を下げて、何か言って来た。しかも一度だけ。
それが済むと、私の反応も待たずに離れてしまった。
なにこのヘタレ。私が良いって言うまで居なさいよ。……まあ、謝らないよりかはマシだけどさ。
私が唇を尖らせて拗ねていたら、グラジオス(まあ、さすがにコイツなんて言い続けるのは止めてやろうと思う。一応謝ったし)は自分の装備をゴソゴソと確認していた。
それが終わると、そのまま外に出て行こうとする。
「待って!」
慌てて私はグラジオスを引き留めた。
「今行っても見つかっちゃう!」
見つかれば、グラジオスに待っているのは死だけ。
一人でバッタバッタと敵兵を倒せるようなら要らない心配だろうけど、それなら老騎士さんに一発でノックアウトされたりしないはず。
私は急いでグラジオスに駆け寄ると、鎧の腰あたりを掴んで引っ張……れなくて引きずられる。なんでこんなに力強いのぉ?
「待ってってばぁ! って言葉通じないよね。えっと……」
私は慌ててランドセルまで取って返し、硬貨の詰まった革袋を取り出した。そしてもう一度走ってグラジオスの前に出ると、革袋を突き付け、平たい胸をドンッと叩いた。
私は貴方を守る様に依頼された。そう伝えたかった。
グラジオスはいぶかし気に革袋を見た後、やっぱり勝手に進んで行ってしまう。
「だから、今はダメなのっ。もっと暗くなってから!」
ええっと……太陽を指さして首を振る。
一応、止まってくれた。止まっただけでその場から動かないけど。
「ちょっと家の中に入って! 説明するからっ」
多分、先に行った騎士さん達も、今脱出することを考えてたはず。でも、それよりももっと生きて帰れる可能性の高い方法を、私は思いついていたのだ。
この世界はきっと技術レベルが地球よりも低い。そして、多分魔法とかもない。見てないだけだからかもしれないけど、少なくとも身分の高い人がそれらしき物を何も使ってないことからいって間違いないはず。
そんなの持ってたら、絶対使ってグラジオスの事を探してたよね。
だったら夜は移動にかなりの制限がかかると思って間違いない。きっと捜索網も手薄になるところが出て来るはず。
私はグラジオスの服の袖を引っ張り、家の中に引き込んだ。
とりあえず、私は以前壮年の騎士さんが地図を書いてくれたところまでグラジオスを連れて行き、そこに座らせた。
うっ、土で消されてる……。ま、まあ払えばワンチャン……うん、薄いけど見えなくもない。
「夜に行く理由は見つからないからだけど……通じないよね。えっと……いいや、見せちゃえ」
私は思い切ってランドセルの中から手回し発電機の付いたラジオを取り出した。
これは結構重いけれど、その分多機能で、ライトがついていたり、ランタンになったり、スマホを充電できたりする。……スマホはここに無いけど。
とりあえずスイッチを入れて……。
LEDライト特有の、白くて強い光が灯る。
それを見ていたグラジオスの目が見開かれた。
「これがあるから、夜に行くの。光に指向性があるから、横や後ろから見られても見つかりにくいしね」
私はライトを、分かりやすい様に壁に当てたりグラジオスの顔に向けてみせる。
グラジオスは腕を上げて自分の目を庇っただけで、これは上手く伝わった様には想えなかった。でも、強力な光があって、夜に脱出するってことだけは理解してもらえたと思う。
じゃあ次は……目的地だ。
私はどこに行けばいいかわからないから……。
「今いる場所はここだよね」
私はライトを床に置くと、だいぶ消えかかっている地図上の私達が居るであろう場所を右手で指さした。
そのまま、グラジオスの顔を見つめ、左手でグラジオスを指さした後、地図上でぐるぐると左手を彷徨わせる。これで言いたいことは伝わるはずだ。
グラジオスはすぐに理解してくれたのか、アルザルド、とか聞こえる言葉を言いながら、地図を指さした。
「……南」
その場所は、今いるところから少し南に行った場所で、イタリアみたいな感じに飛び出た半島だった。
多分、ここがグラジオスの帰るへき場所なのだろう。
それがどのくらいの距離あるか分からないけど……。
「分かった。一緒に行こう」
頷いて、私はおんなじ位置を指した。
グラジオスは私に確認するように見つめてくる。
「うん、一緒に、行く」
私は一度自分を指してから、もう一度同じ場所を指す。
「どうせ、私に行く場所ないから」
言葉は伝わらないけど、きっと分かってくれるはずだった。
だって、私達はもう共犯者みたいなものなんだから。
すっごい仏調面で私の事を睨んで来た。しかも、ぶつぶつ文句付きで。
きっと、遅いだの自分も一緒にいくはずだったのにとか言ってるんだろうけど、そんなの私の知ったこっちゃあない。
「他の騎士さん達はあなたの事助けたかったの! そのくらい分かるでしょ!」
まあ言葉は通じないから、左手薬指に輪っかを作った後に若い騎士さんを指さした。多分これで通じると思う。
あの人は貴方の為に死んだんだよ。指輪を持って帰るのが貴方の役目でしょって。
それで通じたのか、若い騎士さんは未だ手に握りしめていた指輪を眺めると、悔しそうに唇を噛み、ポケットに突っ込んだ。
若い騎士さんはのそのそと床下収納庫から這い出てくると、私の頭をポンと軽く叩いて小さな声で何か言う。
多分、このひねくれ具合からすると、悪かったなとか言ったのだろう。
でもその後に続いた言葉が問題だ。これは背の低い人の持つ直感のようなものだが、間違いなくこの騎士は、ガキとかチビとかそういう感じの事を言ったはずだ。
目線とか行動で分かる。私の被害妄想じゃ、絶対ない!
「……ガキじゃないっ!」
私は頭の上に置かれた手を跳ね除けた。
確かにこいつは身長百九十とかそんな高身長だ。つまり私の敵……じゃなくてその分私の事をより年下に見ているはずなのだ。
大体、近くでみたらわかったけど、コイツ、結構子どもっぽい顔してる。もしかしたら私と同年代くらいなんじゃないだろうか。
「私はね、こう見えて十六歳なのっ」
私は強い語調で抗議しつつ自分を指さすと、両手を広げて十を表し、その後右手人差し指と左手の五本で六を作って見せた。
途端。
コイツは、訳の分からない叫び声を上げ、私の顔と頭頂部を交互に見やがった。しかも何度も何度も。
しっつれーな!! もう騎士さんとか呼んでやらない。こんな奴、アンタとかで十分だ。あ、そういえばコイツの名前も知らないや。何度か言われてた気がするけど……。
「アンタ何歳なのよ!?」
私の剣幕に押されたか、コイツは一歩下がりつつ(それ以上下がると床下収納庫に逆戻りしちゃうけど)、手で十と七を作った。多分十七歳なんだろう。
なんだ、一個上か。でも敬ってなんかやらないもんねこんな失礼なヤツ。さっきの王子さまの爪の垢でも煎じて飲んで、百篇謝ってから出直してくるなら考えてやらないでもないけど。
「これからは子ども扱いしないでねっ」
私はそれだけ言うと、ぷいっと横を向いてランドセルの置いてある壁際へと戻った。
しばらく気まずい空気が漂う。アイツは頬をポリポリと掻いてたたずんでいた。
どうやら謝る気とか無いらしい。そう思っていたら、のそのそと私の傍までやってきて、
「グラジオス」
なんて自分を指しながら言って来た。
きっとコイツの名前なんだろう。
「……キララ」
ぶっきらぼうに言い返してやった後で、井伊谷って言えばよかったなと少し反省する。
「キララ」
グラジオスはそう私の名前を呼んだ後に、小さく、ホントに小さく頭を下げて、何か言って来た。しかも一度だけ。
それが済むと、私の反応も待たずに離れてしまった。
なにこのヘタレ。私が良いって言うまで居なさいよ。……まあ、謝らないよりかはマシだけどさ。
私が唇を尖らせて拗ねていたら、グラジオス(まあ、さすがにコイツなんて言い続けるのは止めてやろうと思う。一応謝ったし)は自分の装備をゴソゴソと確認していた。
それが終わると、そのまま外に出て行こうとする。
「待って!」
慌てて私はグラジオスを引き留めた。
「今行っても見つかっちゃう!」
見つかれば、グラジオスに待っているのは死だけ。
一人でバッタバッタと敵兵を倒せるようなら要らない心配だろうけど、それなら老騎士さんに一発でノックアウトされたりしないはず。
私は急いでグラジオスに駆け寄ると、鎧の腰あたりを掴んで引っ張……れなくて引きずられる。なんでこんなに力強いのぉ?
「待ってってばぁ! って言葉通じないよね。えっと……」
私は慌ててランドセルまで取って返し、硬貨の詰まった革袋を取り出した。そしてもう一度走ってグラジオスの前に出ると、革袋を突き付け、平たい胸をドンッと叩いた。
私は貴方を守る様に依頼された。そう伝えたかった。
グラジオスはいぶかし気に革袋を見た後、やっぱり勝手に進んで行ってしまう。
「だから、今はダメなのっ。もっと暗くなってから!」
ええっと……太陽を指さして首を振る。
一応、止まってくれた。止まっただけでその場から動かないけど。
「ちょっと家の中に入って! 説明するからっ」
多分、先に行った騎士さん達も、今脱出することを考えてたはず。でも、それよりももっと生きて帰れる可能性の高い方法を、私は思いついていたのだ。
この世界はきっと技術レベルが地球よりも低い。そして、多分魔法とかもない。見てないだけだからかもしれないけど、少なくとも身分の高い人がそれらしき物を何も使ってないことからいって間違いないはず。
そんなの持ってたら、絶対使ってグラジオスの事を探してたよね。
だったら夜は移動にかなりの制限がかかると思って間違いない。きっと捜索網も手薄になるところが出て来るはず。
私はグラジオスの服の袖を引っ張り、家の中に引き込んだ。
とりあえず、私は以前壮年の騎士さんが地図を書いてくれたところまでグラジオスを連れて行き、そこに座らせた。
うっ、土で消されてる……。ま、まあ払えばワンチャン……うん、薄いけど見えなくもない。
「夜に行く理由は見つからないからだけど……通じないよね。えっと……いいや、見せちゃえ」
私は思い切ってランドセルの中から手回し発電機の付いたラジオを取り出した。
これは結構重いけれど、その分多機能で、ライトがついていたり、ランタンになったり、スマホを充電できたりする。……スマホはここに無いけど。
とりあえずスイッチを入れて……。
LEDライト特有の、白くて強い光が灯る。
それを見ていたグラジオスの目が見開かれた。
「これがあるから、夜に行くの。光に指向性があるから、横や後ろから見られても見つかりにくいしね」
私はライトを、分かりやすい様に壁に当てたりグラジオスの顔に向けてみせる。
グラジオスは腕を上げて自分の目を庇っただけで、これは上手く伝わった様には想えなかった。でも、強力な光があって、夜に脱出するってことだけは理解してもらえたと思う。
じゃあ次は……目的地だ。
私はどこに行けばいいかわからないから……。
「今いる場所はここだよね」
私はライトを床に置くと、だいぶ消えかかっている地図上の私達が居るであろう場所を右手で指さした。
そのまま、グラジオスの顔を見つめ、左手でグラジオスを指さした後、地図上でぐるぐると左手を彷徨わせる。これで言いたいことは伝わるはずだ。
グラジオスはすぐに理解してくれたのか、アルザルド、とか聞こえる言葉を言いながら、地図を指さした。
「……南」
その場所は、今いるところから少し南に行った場所で、イタリアみたいな感じに飛び出た半島だった。
多分、ここがグラジオスの帰るへき場所なのだろう。
それがどのくらいの距離あるか分からないけど……。
「分かった。一緒に行こう」
頷いて、私はおんなじ位置を指した。
グラジオスは私に確認するように見つめてくる。
「うん、一緒に、行く」
私は一度自分を指してから、もう一度同じ場所を指す。
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