64 / 140
第64話 みんなで気持ちいい事、しよ?
しおりを挟む
「だからぁ……みんなで気持ちいい事、しよ?」
私はエマと共にベッドの上に座り、蠱惑的な笑みを浮かべながら目の前で立ち尽くしているグラジオスとハイネを手招きする。
私達二人の体はお風呂で温められて上気しており、更には香水入りの石鹸で香しい匂いを放っていた。
グラジオスとハイネはそんな艶やかな私達を前にして思わず生唾を飲み込む。
「ああ、あのっ、雲母さん。ほ、ホントにするんですか?」
「何よぉ、エマだってしたいでしょ? さっきそう言ってたじゃん」
私は隣に座るエマの腰を抱き寄せると、耳にそっと息を吹きかけた。
「いゃ……んっ」
エマが官能的な悲鳴を上げた事でハイネが耐え切れなくなったのか、彼は鼻っ柱を抑えて一歩後退る。
グラジオスも顔を赤くして呆然としていたが、それでも何とか自分を取り戻すと軽く咳ばらいをしてから私達の説得にかかった。
「お、お前たち。自分たちが何を言っているか分かっているのか?」
「なによ~。グラジオスは気持ちいい事されたくないの?」
私はエマと頬を摺り寄せながら熱のこもった眼差しをグラジオスに向ける。
「よ、酔っているのか? 酔っているんだな! まったく、何をしているんだ。早く寝てしま……」
「やぁだ」
私はそう言うと、グラジオスの手を掴んで無理やり引っ張った。
緊張してまともに抵抗できなかったのか、それともするつもりが無かったのか、私がさほど力を入れなくてもグラジオスをベッドの上へと引き込むことが出来た。
そのままグラジオスの頭を抱きすくめると、無理やり膝の上に誘導する。
やめろとグラジオスは抵抗するのだが、言うほど力は籠っていない。
結局、グラジオスは私に膝枕をされてしまう事となった。
「グラジオス……」
私は膝の上で変な表情を浮かべて狼狽えているグラジオスの顔めがけてふぅっと息を吹きかける。
私の甘い吐息を胸いっぱいに吸い込んでしまったのか、グラジオスは目を白黒させていた。
「ほら、お酒飲んでないの分かるでしょ?」
私はグラジオスの額に左手を置いて、空いた右手で頬を優しく撫でる。
グラジオスはもう何が何だか分からないという感じで狼狽えており、緊張から冷や汗を大量に浮かべ、言葉を紡ぐことを忘れた口を意味もなく開閉させていた。
「じゃあエマ、約束通り半分こね」
「は、はい……」
雰囲気に飲まれていたグラジオスだったが、いざとなったところで我を取り戻したのか抵抗を始めてしまう。
とはいえ私が片手で額を抑えるだけで動けなくなってしまうほど弱々しい抵抗だったが。
「ま、待て雲母。こういう事は良くない。き、きちんとお互いの気持ちを確かめ合ってだな。ほ、ほら、エマも雲母を止めるんだ」
「も~、こんな時だけエマのご主人様ぶるなんてずるいぞぉ。いいから……」
私は頭を下げてそっと唇をグラジオスの顔の前にまでもっていき、
「すっごく、気持ちよくしてあげる」
甘い声で囁いた。
「大体、抵抗しないってことはさ。グラジオス、したいんでしょ?」
「なっ」
グラジオスは絶句してはいたが、否定もしなかった。
私はそれを肯定と見て、更に顔をグラジオスに近づける。
「も~、仕方ないなぁ。……してあげるね?」
グラジオスと私の唇の隙間は限りなくゼロに近づいていき、二つが触れ合うその直前――。
「み・み・か・き」
「は?」
私は顔を上げると、グラジオスの額にかかっている前髪をどけてその間抜け面を堪能する。
……というか、ダメだ。めっちゃ笑えて来た。
「ぷっ、あはははははっ!! 何その顔~。何すると思ってたの、このスケベ。というか今絶対期待してたでしょ~」
「そ、その……す、すみません殿下。好奇心が押さえられませんでした……」
エマは精一杯申し訳なさそうにしているのだが、やはりグラジオスが滑稽な表情をしている事が面白かったのか、口元を震わせている。
グラジオスは最初こそ訳が分からないといった感じの表情で目をぱちくりさせて私とエマの顔を交互に見比べていたのだが、大爆笑している私を見て段々と状況を呑み込めていったのか、やがて不機嫌な表情に変わっていった。
「ったく、俺は帰るぞ」
「っととと、待って待って」
憮然とした様子で体を起こそうとするグラジオスの頭を、私は膝に押さえつける。
「耳かきしてあげるのは本当なんだから」
「は、はい。こうして準備してますから」
慌ててエマがポケットから二本の耳かき棒を取り出してグラジオスの目の前にかざして見せる。
それを見たグラジオスはため息をつくと、
「……分かった。もう好きにしてくれ」
と、ちょっと諦めたような感じで言ったのだった。
「おっけー。じゃあまずは私がグラジオスの右耳するから、エマはハイネの……」
言いかけて私はハイネがえらく静かな事に気付く。
ネタばらしをしたのだから、ハイネが何か言ってもおかしくないのに……と思って顔を上げると……。
「ハイネー! 死んじゃダメーー!!」
ハイネは鼻と口を自分で押さえつけ、立ったまま白目をむいていたのだった。
「自分、このまま死んでもいいっす!」
「死なないでください」
ソファに座るエマの膝にハイネは頭を乗せて恍惚としている。
普段からエマにアプローチを繰り返している(とはいえ決定的な言葉は遠慮して言っていないのだが)ハイネからすると、今の状況はまさに天国だろう。
「じゃあグラジオス。したげるね」
「…………」
不機嫌そうにムスッとしているグラジオスだったが、なんだかんだ言っても私の膝枕に頭を乗せたまんまで居てくれてるのだから……やっぱりスケベ?
「グラジオス、絶対動かないでね」
「傷付けるなよ」
「大丈夫大丈夫」
私は金属製の耳かき棒を手にすると、作業を始めた。
まずは耳たぶを引っ張り、入り口周辺についている粉っぽくなった耳垢を掬ってはハンカチの上に落としていく。
それが終われば次は耳たぶの溝にたまったカスを取っていく。
「気持ちいい?」
「……悪くはない」
最近はあまり見なくなったひねくれだったが、不機嫌になると再発するらしい。
子どもみたいなんて感想を抱きつつ、私は丁寧に掃除をしていった。
「じゃあ耳の中をするから痛かったら言ってね」
返事は無かったが、私は勝手に肯定と判断して耳かきを続けることにした。
手始めに先っぽの部分をハンカチで綺麗に拭う。
ゴミがまったくついていない事を確認してから、そっとグラジオスの耳に耳かきを侵入させる。
グラジオスは欧米人らしい見た目の通りあめ耳だったが、匙型の耳かきが意味をなさないわけではない。
私は壁を傷つけないように軽く押し当てる感じで耳垢を掬ってはハンカチでぬぐっていく。
何度かの往復の後、とりあえず見える位置は綺麗に出来た様に思う。
「どう?」
聞いてみても相変わらずグラジオスの反応はない。
文句がないってことは気持ちいいってことかな。今の拗ねた感じだと素直に色々言えないだろうし。
「じゃあもっと奥の方するからね~」
耳たぶを引っ張って更に奥を覗きこむ。
ランプの発する頼りない明りでは見えにくかったが、ちょっと大物がある様に見えた。
大方布で耳を拭いた時、中へと追いやってしまったのだろう。
私は慎重に耳かき棒を操り、手探りで進んでいく。
やがてこつんっと何か固いものにあたる手ごたえがした。
私は色々な方向にグラジオスの頭を転がして正体を探った結果、固まってしまった耳垢だと判断する。
私は持てる最大限の耳かきテクを駆使してグラジオスを傷つけないように慎重に慎重に大物へのアタックを続けたのだった。
「……ぷぅ」
何分経ったかは分からないが、ようやく大物を取り出すことに成功した私は、無意識に止めていた息を吐き出した。
「よしっ、と完了」
私はハンカチの上に耳かき棒を置くと、グラジオスに終わったことを伝えようとして……。
「ありゃ、寝てる」
グラジオスはいつの間にか夢の世界に旅立ってしまっていた。
しかも結構深い眠りに入ってしまったのか、ちょっとやそっとでは起きなさそうである。
「殿下は寝てしまわれたのですか?」
エマがぽつりと呟く。
グラジオスの耳かきが出来ない事がそれだけ残念なのだろう。
「また明日、だね」
起こすのも忍びないのでそう判断する。
部屋を移動させるのも手間だったので、靴を脱がせた後きちんとベッドに寝かせて布団をかけておいた。
その際、ハイネが持ち上げたというのに起きる気配すらなかったので、よっぽど疲れていたのだろうか。
「おやすみ」
そう言い残すと私達は部屋を後にしたのだった。
ちなみに、ハイネはというと……。
「どうだった? エマの膝枕」
「最高だったっす! ありがとうございますっす、姉御。もうホント感謝するっす!」
興奮して眠れなかったみたいだった。
まあ、これでハイネへの感謝になった……よね?
私はエマと共にベッドの上に座り、蠱惑的な笑みを浮かべながら目の前で立ち尽くしているグラジオスとハイネを手招きする。
私達二人の体はお風呂で温められて上気しており、更には香水入りの石鹸で香しい匂いを放っていた。
グラジオスとハイネはそんな艶やかな私達を前にして思わず生唾を飲み込む。
「ああ、あのっ、雲母さん。ほ、ホントにするんですか?」
「何よぉ、エマだってしたいでしょ? さっきそう言ってたじゃん」
私は隣に座るエマの腰を抱き寄せると、耳にそっと息を吹きかけた。
「いゃ……んっ」
エマが官能的な悲鳴を上げた事でハイネが耐え切れなくなったのか、彼は鼻っ柱を抑えて一歩後退る。
グラジオスも顔を赤くして呆然としていたが、それでも何とか自分を取り戻すと軽く咳ばらいをしてから私達の説得にかかった。
「お、お前たち。自分たちが何を言っているか分かっているのか?」
「なによ~。グラジオスは気持ちいい事されたくないの?」
私はエマと頬を摺り寄せながら熱のこもった眼差しをグラジオスに向ける。
「よ、酔っているのか? 酔っているんだな! まったく、何をしているんだ。早く寝てしま……」
「やぁだ」
私はそう言うと、グラジオスの手を掴んで無理やり引っ張った。
緊張してまともに抵抗できなかったのか、それともするつもりが無かったのか、私がさほど力を入れなくてもグラジオスをベッドの上へと引き込むことが出来た。
そのままグラジオスの頭を抱きすくめると、無理やり膝の上に誘導する。
やめろとグラジオスは抵抗するのだが、言うほど力は籠っていない。
結局、グラジオスは私に膝枕をされてしまう事となった。
「グラジオス……」
私は膝の上で変な表情を浮かべて狼狽えているグラジオスの顔めがけてふぅっと息を吹きかける。
私の甘い吐息を胸いっぱいに吸い込んでしまったのか、グラジオスは目を白黒させていた。
「ほら、お酒飲んでないの分かるでしょ?」
私はグラジオスの額に左手を置いて、空いた右手で頬を優しく撫でる。
グラジオスはもう何が何だか分からないという感じで狼狽えており、緊張から冷や汗を大量に浮かべ、言葉を紡ぐことを忘れた口を意味もなく開閉させていた。
「じゃあエマ、約束通り半分こね」
「は、はい……」
雰囲気に飲まれていたグラジオスだったが、いざとなったところで我を取り戻したのか抵抗を始めてしまう。
とはいえ私が片手で額を抑えるだけで動けなくなってしまうほど弱々しい抵抗だったが。
「ま、待て雲母。こういう事は良くない。き、きちんとお互いの気持ちを確かめ合ってだな。ほ、ほら、エマも雲母を止めるんだ」
「も~、こんな時だけエマのご主人様ぶるなんてずるいぞぉ。いいから……」
私は頭を下げてそっと唇をグラジオスの顔の前にまでもっていき、
「すっごく、気持ちよくしてあげる」
甘い声で囁いた。
「大体、抵抗しないってことはさ。グラジオス、したいんでしょ?」
「なっ」
グラジオスは絶句してはいたが、否定もしなかった。
私はそれを肯定と見て、更に顔をグラジオスに近づける。
「も~、仕方ないなぁ。……してあげるね?」
グラジオスと私の唇の隙間は限りなくゼロに近づいていき、二つが触れ合うその直前――。
「み・み・か・き」
「は?」
私は顔を上げると、グラジオスの額にかかっている前髪をどけてその間抜け面を堪能する。
……というか、ダメだ。めっちゃ笑えて来た。
「ぷっ、あはははははっ!! 何その顔~。何すると思ってたの、このスケベ。というか今絶対期待してたでしょ~」
「そ、その……す、すみません殿下。好奇心が押さえられませんでした……」
エマは精一杯申し訳なさそうにしているのだが、やはりグラジオスが滑稽な表情をしている事が面白かったのか、口元を震わせている。
グラジオスは最初こそ訳が分からないといった感じの表情で目をぱちくりさせて私とエマの顔を交互に見比べていたのだが、大爆笑している私を見て段々と状況を呑み込めていったのか、やがて不機嫌な表情に変わっていった。
「ったく、俺は帰るぞ」
「っととと、待って待って」
憮然とした様子で体を起こそうとするグラジオスの頭を、私は膝に押さえつける。
「耳かきしてあげるのは本当なんだから」
「は、はい。こうして準備してますから」
慌ててエマがポケットから二本の耳かき棒を取り出してグラジオスの目の前にかざして見せる。
それを見たグラジオスはため息をつくと、
「……分かった。もう好きにしてくれ」
と、ちょっと諦めたような感じで言ったのだった。
「おっけー。じゃあまずは私がグラジオスの右耳するから、エマはハイネの……」
言いかけて私はハイネがえらく静かな事に気付く。
ネタばらしをしたのだから、ハイネが何か言ってもおかしくないのに……と思って顔を上げると……。
「ハイネー! 死んじゃダメーー!!」
ハイネは鼻と口を自分で押さえつけ、立ったまま白目をむいていたのだった。
「自分、このまま死んでもいいっす!」
「死なないでください」
ソファに座るエマの膝にハイネは頭を乗せて恍惚としている。
普段からエマにアプローチを繰り返している(とはいえ決定的な言葉は遠慮して言っていないのだが)ハイネからすると、今の状況はまさに天国だろう。
「じゃあグラジオス。したげるね」
「…………」
不機嫌そうにムスッとしているグラジオスだったが、なんだかんだ言っても私の膝枕に頭を乗せたまんまで居てくれてるのだから……やっぱりスケベ?
「グラジオス、絶対動かないでね」
「傷付けるなよ」
「大丈夫大丈夫」
私は金属製の耳かき棒を手にすると、作業を始めた。
まずは耳たぶを引っ張り、入り口周辺についている粉っぽくなった耳垢を掬ってはハンカチの上に落としていく。
それが終われば次は耳たぶの溝にたまったカスを取っていく。
「気持ちいい?」
「……悪くはない」
最近はあまり見なくなったひねくれだったが、不機嫌になると再発するらしい。
子どもみたいなんて感想を抱きつつ、私は丁寧に掃除をしていった。
「じゃあ耳の中をするから痛かったら言ってね」
返事は無かったが、私は勝手に肯定と判断して耳かきを続けることにした。
手始めに先っぽの部分をハンカチで綺麗に拭う。
ゴミがまったくついていない事を確認してから、そっとグラジオスの耳に耳かきを侵入させる。
グラジオスは欧米人らしい見た目の通りあめ耳だったが、匙型の耳かきが意味をなさないわけではない。
私は壁を傷つけないように軽く押し当てる感じで耳垢を掬ってはハンカチでぬぐっていく。
何度かの往復の後、とりあえず見える位置は綺麗に出来た様に思う。
「どう?」
聞いてみても相変わらずグラジオスの反応はない。
文句がないってことは気持ちいいってことかな。今の拗ねた感じだと素直に色々言えないだろうし。
「じゃあもっと奥の方するからね~」
耳たぶを引っ張って更に奥を覗きこむ。
ランプの発する頼りない明りでは見えにくかったが、ちょっと大物がある様に見えた。
大方布で耳を拭いた時、中へと追いやってしまったのだろう。
私は慎重に耳かき棒を操り、手探りで進んでいく。
やがてこつんっと何か固いものにあたる手ごたえがした。
私は色々な方向にグラジオスの頭を転がして正体を探った結果、固まってしまった耳垢だと判断する。
私は持てる最大限の耳かきテクを駆使してグラジオスを傷つけないように慎重に慎重に大物へのアタックを続けたのだった。
「……ぷぅ」
何分経ったかは分からないが、ようやく大物を取り出すことに成功した私は、無意識に止めていた息を吐き出した。
「よしっ、と完了」
私はハンカチの上に耳かき棒を置くと、グラジオスに終わったことを伝えようとして……。
「ありゃ、寝てる」
グラジオスはいつの間にか夢の世界に旅立ってしまっていた。
しかも結構深い眠りに入ってしまったのか、ちょっとやそっとでは起きなさそうである。
「殿下は寝てしまわれたのですか?」
エマがぽつりと呟く。
グラジオスの耳かきが出来ない事がそれだけ残念なのだろう。
「また明日、だね」
起こすのも忍びないのでそう判断する。
部屋を移動させるのも手間だったので、靴を脱がせた後きちんとベッドに寝かせて布団をかけておいた。
その際、ハイネが持ち上げたというのに起きる気配すらなかったので、よっぽど疲れていたのだろうか。
「おやすみ」
そう言い残すと私達は部屋を後にしたのだった。
ちなみに、ハイネはというと……。
「どうだった? エマの膝枕」
「最高だったっす! ありがとうございますっす、姉御。もうホント感謝するっす!」
興奮して眠れなかったみたいだった。
まあ、これでハイネへの感謝になった……よね?
1
あなたにおすすめの小説
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
【完結】身分を隠して恋文相談屋をしていたら、子犬系騎士様が毎日通ってくるんですが?
エス
恋愛
前世で日本の文房具好き書店員だった記憶を持つ伯爵令嬢ミリアンヌは、父との約束で、絶対に身分を明かさないことを条件に、変装してオリジナル文具を扱うお店《ことのは堂》を開店することに。
文具の販売はもちろん、手紙の代筆や添削を通して、ささやかながら誰かの想いを届ける手助けをしていた。
そんなある日、イケメン騎士レイが突然来店し、ミリアンヌにいきなり愛の告白!? 聞けば、以前ミリアンヌが代筆したラブレターに感動し、本当の筆者である彼女を探して、告白しに来たのだとか。
もちろんキッパリ断りましたが、それ以来、彼は毎日ミリアンヌ宛ての恋文を抱えてやって来るようになりまして。
「あなた宛の恋文の、添削お願いします!」
......って言われましても、ねぇ?
レイの一途なアプローチに振り回されつつも、大好きな文房具に囲まれ、店主としての仕事を楽しむ日々。
お客様の相談にのったり、前世の知識を活かして、この世界にはない文房具を開発したり。
気づけば店は、騎士達から、果ては王城の使者までが買いに来る人気店に。お願いだから、身バレだけは勘弁してほしい!!
しかしついに、ミリアンヌの正体を知る者が、店にやって来て......!?
恋文から始まる、秘密だらけの恋とお仕事。果たしてその結末は!?
※ほかサイトで投稿していたものを、少し修正して投稿しています。
ブラック企業に勤めていた私、深夜帰宅途中にトラックにはねられ異世界転生、転生先がホワイト貴族すぎて困惑しております
さくら
恋愛
ブラック企業で心身をすり減らしていた私。
深夜残業の帰り道、トラックにはねられて目覚めた先は――まさかの異世界。
しかも転生先は「ホワイト貴族の領地」!?
毎日が定時退社、三食昼寝つき、村人たちは優しく、領主様はとんでもなくイケメンで……。
「働きすぎて倒れる世界」しか知らなかった私には、甘すぎる環境にただただ困惑するばかり。
けれど、領主レオンハルトはまっすぐに告げる。
「あなたを守りたい。隣に立ってほしい」
血筋も財産もない庶民の私が、彼に選ばれるなんてあり得ない――そう思っていたのに。
やがて王都の舞踏会、王や王妃との対面、数々の試練を経て、私たちは互いの覚悟を誓う。
社畜人生から一転、異世界で見つけたのは「愛されて生きる喜び」。
――これは、ブラックからホワイトへ、過労死寸前OLが掴む異世界恋愛譚。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる