88 / 140
第87話 音の表情
しおりを挟む
二カ月という長い時間を過ぎても私とグラジオスの関係はギクシャクしたままだった。
仲直りが出来ないわけじゃない。感情的には許すとか許さないとかどうでもいい。
私が、仲直りしたくなかったのだ。
だって私の目的がグラジオスから距離を取る事だったから。
「やあ、キララ。約束通り遊びに来たよ」
そう言って相変わらず心臓に悪い笑顔を振りまいているのは帝国からやって来たルドルフさまだ。
遊びに、なんて軽く言うけれど、帝国からアルザルド王国まで実に一ヶ月以上の時間がかかる。そんな労力を割いてまで来て下さったのにはきちんと理由があった。
何台もの馬車を使って運ばれてきた楽器のパーツが、今まさに目の前で組み立てられている。
謁見の間というある種荘厳な雰囲気を持った場所にその楽器は見事なまでにマッチしていた。
その楽器の正体は……。
「君の要望通り、チェンバロを元に改良して作った楽器、ピアノフォルテだよ。ついに納得のいく出来になったから持って来たんだ」
「ふぁい」
ピッカピカのニスが塗られた美しい木目を持つ大屋根(いわゆる蓋)。足一つ一つにも美しい彫刻が施されており、職人のこだわりが見える。
八十八鍵ある鍵盤も白と黒の美しいコントラストを見せていて、その形は私の理想通りの代物だった。
「キララキララ。意識は保っているかい?」
「ふぁい。らいじょうぶです」
ルドルフ様から何か言われているが、私の目は目の前のピアノにくぎ付けだ。
調律の為か、何人かがピアノの鍵盤をたたいて音を確認しているが、音自体はもうぜんっぜん問題ない。完璧だ。
後は微調整を待つだけなのだが、これがとても長い。
私はもう歯がゆくて歯がゆくてつま先をトントンと床に叩きつけながら作業が終わるのをひたすら待っていた。
「……駄目みたいだね」
「大丈夫です」
「…………」
あ、そこ半音ズレてるっ。音がブレてるちょい締めて……締め過ぎだってば!
ああ、もう……まだるっこしい。
はやく終われ~、はやく終われ~。
「グラジオス陛下も目が輝いているね。私よりもピアノが届いた事の方が嬉しそうだ」
「い、いえ、そんな事はありませんよ。それから私は王ではありませんので」
「おやおや」
グラジオスとルドルフさまが隣で何事か話しているが、正直どうでもよかった。大事な外交とやらは二人に任せておけばいいのだ。
私はこっち! ピアノがいいっ!!
ああもう、早く弾きたい弾きたい弾きたい弾きたい!
そうこうしているうちに、調律師らしき人が満足そうにうなずいた。
「いいですかっ!? 調律終わったみたいなので弾いてもっ?」
顔はルドルフさまの方へ向けていたが、視線はピアノから離さない。
私の心は既に準備万端で、体の方も引き絞られた矢のごとく了承を貰えれば何時でもピアノへ向かって突進する準備が出来ていた。
「それは一応キララとグラジオスへ……殿へのお土産だからね。私じゃなくてグラジオス殿に聞くと良いよ」
「いいっ!? グラジオスっ!? いいよね? 良いって言わなくても弾いちゃうよ?」
「ああ、存分に弾け」
「ありがとー!!」
了解が出た瞬間私はピアノへと走り寄っていた。
夢にまで見たピアノが目の前にある。
その事実だけで私の頬は緩みっぱなしだった。
私は手始めにつるつるとした鍵盤に触れてみる。そして音の出ない位ゆっくりと鍵盤を押す。
ゆっくりゆっくりと沈んだ鍵盤が内部の機構を動かし、ハンマーが内部の鋼線をゆっくり叩く。当然、音はしない。
実に最高だ。
ピアノの元になったチェンバロは、弦に爪を引っかけて弾く事で音を鳴らす。
その構造上、どれだけゆっくり鍵盤を押しても必ず音が出る。しかもほぼ一定の音が。
ピアノは違う。ハンマーで内部の鋼線を叩く仕掛けであるため、音の強弱などより複雑な表現が出来るのだ。これがピアノフォルテという名前の由来になった。
そしてこのピアノは私の要求を完璧に満たしている。
ああ、もう最高だ。
私の心は勘当に打ち震えていた。
手始めに私はグーパーグーパーと指を動かして久しぶりのピアノ演奏に備える。
本当に久しぶり過ぎて、きちんと演奏できるか少し心配になるが、期待感の前には障害にもならない。
大丈夫なはずだ。一応オルガンなんかで指そのものは動くはず。
表情を付けられるかは……指が覚えていてくれる事を信じるだけだ。
そして私はピアノの前に座って、深呼吸を一つ。肘は気持ち広げて手首をしっかりと支え、指は少し脱力させて垂らす。
――いくよっ。
――This game――
ピアノの独奏によるイントロが始まる。
始めは小さく、だんだん大きく。うねる波のように音に表情を付けて、私は奏でていく。
深く深く沈む時があったかと思えばその逆、綺羅星のように高くきらめかせる。時に独奏を、時に合奏を、たった一つの楽器が生み出していく。
ああそうだ。この多彩な表現こそがピアノの真骨頂。
楽器の中で王様と言われている所以なのだ。
でも私はこれだけじゃない。これで終わりじゃない。
ピアノは手を使って演奏する物なのだから、まだ口が空いている。
私は――歌える!
演奏に加えて更に歌い出した私をルドルフさまは、グラジオスは、ハイネにエマ、そして居並ぶ貴族たちはどう思っているだろうか。
私の閉じられた瞳の中では彼らの表情を見る事は出来ない。
いや、関係ない。
私の中にある情熱をこの音楽に叩きつけるだけ。この世界を私の色に染めるだけだ。
私は全身全霊を使って『わたし』を鍵盤に叩きつけていった。
一曲ぶちかましてとりあえず衝動を満足させた私は……。
うわっ、やっば! 何てことしちゃったの私!
ゲスト無視してピアノに飛びつくとか失礼にもほどがあるでしょ!
と、我に返って真っ青になってしまった。
そうなると曲が終わったのにも関わらず何の音もしないこの世界がもう気になって気になって仕方なくなってしまう。
私は恐る恐る目を開けると……誤魔化し笑いを浮かべながら後ろへと振り向いた――瞬間。
すさまじいまでの喝采が私を待っていた。
「素晴らしいよ、キララ。ここまで扱えるなんてね」
「うむ。雲母も素晴らしいがピアノもまた素晴らしいな。ここまで音に顔を持たせられる楽器があるとは……」
「それはキララだから出来たのだよ。私の楽団員はここまで様々な顔を持たせられなかった」
口々に私を褒め称えながら二人の『殿下』が私の元に歩み寄ってくる。
二人の口からはもう褒め殺しレベルの称賛の言葉が次々に沸いてきて、私は気恥ずかしくて仕方がなかった。
「あ、あの……ルドルフさまがここまで仕上げて下さったからでして……私の手柄だけでは……」
もにょもにょと口ごもる私の目をまっすぐと覗き込んでくるルドルフさまはいたずらっぽい笑みを浮かべると、
「ではグラジオス殿、あなたがキララに教えてやってくれないかな。それに君も弾いてみたいと顔に書いてあるからちょうどいいだろう?」
そうからかわれたグラジオスは一度顔を大きな掌で拭いてから――それで書いてある欲望を消すことなんて欠片も出来なかったが――大きく頷いた。
私は内心で、この単純バカと罵倒しつつグラジオスに席を譲る。
グラジオスは小さな椅子に大きな体を押し込め、演奏を始めたのだが……。
「違う違う、違うのグラジオス。そんなベタッて感じで鍵盤を押しても駄目なの。指を回転させるように動かして弾くのっ」
やはり初めて扱う楽器だからか、だいぶ扱い方に不慣れな様だった。
「というかオルガン弾くやり方でピアノ弾いちゃダメなんだって。全然違う楽器なんだから」
「ならどうすればいい」
ちょっと不機嫌そうに唇を尖らせるグラジオスの後ろから手を出して見本を見せてみる。
グラジオスはそれに倣って指を動かすのだが、どうにも上手くいかない様だ。
業を煮やした私は、
「だから固いんだってば。もっと指を柔らかくするの。そしたら強い表現も弱い表現も自由自在でしょ」
グラジオスの手に自分の手を重ね――。
「あ……」
そこで気付いた。私が前みたいに遠慮なく手と体をくっつけてしまっていた事に。
私は慌ててグラジオスから体を放すと、そっぽを向く。
「そういう事だから。後は自分で練習して」
「…………」
グラジオスは何も言わなかった。
代わりに、ルドルフさまのふ~んという意味ありげな声が私の耳に残った。
仲直りが出来ないわけじゃない。感情的には許すとか許さないとかどうでもいい。
私が、仲直りしたくなかったのだ。
だって私の目的がグラジオスから距離を取る事だったから。
「やあ、キララ。約束通り遊びに来たよ」
そう言って相変わらず心臓に悪い笑顔を振りまいているのは帝国からやって来たルドルフさまだ。
遊びに、なんて軽く言うけれど、帝国からアルザルド王国まで実に一ヶ月以上の時間がかかる。そんな労力を割いてまで来て下さったのにはきちんと理由があった。
何台もの馬車を使って運ばれてきた楽器のパーツが、今まさに目の前で組み立てられている。
謁見の間というある種荘厳な雰囲気を持った場所にその楽器は見事なまでにマッチしていた。
その楽器の正体は……。
「君の要望通り、チェンバロを元に改良して作った楽器、ピアノフォルテだよ。ついに納得のいく出来になったから持って来たんだ」
「ふぁい」
ピッカピカのニスが塗られた美しい木目を持つ大屋根(いわゆる蓋)。足一つ一つにも美しい彫刻が施されており、職人のこだわりが見える。
八十八鍵ある鍵盤も白と黒の美しいコントラストを見せていて、その形は私の理想通りの代物だった。
「キララキララ。意識は保っているかい?」
「ふぁい。らいじょうぶです」
ルドルフ様から何か言われているが、私の目は目の前のピアノにくぎ付けだ。
調律の為か、何人かがピアノの鍵盤をたたいて音を確認しているが、音自体はもうぜんっぜん問題ない。完璧だ。
後は微調整を待つだけなのだが、これがとても長い。
私はもう歯がゆくて歯がゆくてつま先をトントンと床に叩きつけながら作業が終わるのをひたすら待っていた。
「……駄目みたいだね」
「大丈夫です」
「…………」
あ、そこ半音ズレてるっ。音がブレてるちょい締めて……締め過ぎだってば!
ああ、もう……まだるっこしい。
はやく終われ~、はやく終われ~。
「グラジオス陛下も目が輝いているね。私よりもピアノが届いた事の方が嬉しそうだ」
「い、いえ、そんな事はありませんよ。それから私は王ではありませんので」
「おやおや」
グラジオスとルドルフさまが隣で何事か話しているが、正直どうでもよかった。大事な外交とやらは二人に任せておけばいいのだ。
私はこっち! ピアノがいいっ!!
ああもう、早く弾きたい弾きたい弾きたい弾きたい!
そうこうしているうちに、調律師らしき人が満足そうにうなずいた。
「いいですかっ!? 調律終わったみたいなので弾いてもっ?」
顔はルドルフさまの方へ向けていたが、視線はピアノから離さない。
私の心は既に準備万端で、体の方も引き絞られた矢のごとく了承を貰えれば何時でもピアノへ向かって突進する準備が出来ていた。
「それは一応キララとグラジオスへ……殿へのお土産だからね。私じゃなくてグラジオス殿に聞くと良いよ」
「いいっ!? グラジオスっ!? いいよね? 良いって言わなくても弾いちゃうよ?」
「ああ、存分に弾け」
「ありがとー!!」
了解が出た瞬間私はピアノへと走り寄っていた。
夢にまで見たピアノが目の前にある。
その事実だけで私の頬は緩みっぱなしだった。
私は手始めにつるつるとした鍵盤に触れてみる。そして音の出ない位ゆっくりと鍵盤を押す。
ゆっくりゆっくりと沈んだ鍵盤が内部の機構を動かし、ハンマーが内部の鋼線をゆっくり叩く。当然、音はしない。
実に最高だ。
ピアノの元になったチェンバロは、弦に爪を引っかけて弾く事で音を鳴らす。
その構造上、どれだけゆっくり鍵盤を押しても必ず音が出る。しかもほぼ一定の音が。
ピアノは違う。ハンマーで内部の鋼線を叩く仕掛けであるため、音の強弱などより複雑な表現が出来るのだ。これがピアノフォルテという名前の由来になった。
そしてこのピアノは私の要求を完璧に満たしている。
ああ、もう最高だ。
私の心は勘当に打ち震えていた。
手始めに私はグーパーグーパーと指を動かして久しぶりのピアノ演奏に備える。
本当に久しぶり過ぎて、きちんと演奏できるか少し心配になるが、期待感の前には障害にもならない。
大丈夫なはずだ。一応オルガンなんかで指そのものは動くはず。
表情を付けられるかは……指が覚えていてくれる事を信じるだけだ。
そして私はピアノの前に座って、深呼吸を一つ。肘は気持ち広げて手首をしっかりと支え、指は少し脱力させて垂らす。
――いくよっ。
――This game――
ピアノの独奏によるイントロが始まる。
始めは小さく、だんだん大きく。うねる波のように音に表情を付けて、私は奏でていく。
深く深く沈む時があったかと思えばその逆、綺羅星のように高くきらめかせる。時に独奏を、時に合奏を、たった一つの楽器が生み出していく。
ああそうだ。この多彩な表現こそがピアノの真骨頂。
楽器の中で王様と言われている所以なのだ。
でも私はこれだけじゃない。これで終わりじゃない。
ピアノは手を使って演奏する物なのだから、まだ口が空いている。
私は――歌える!
演奏に加えて更に歌い出した私をルドルフさまは、グラジオスは、ハイネにエマ、そして居並ぶ貴族たちはどう思っているだろうか。
私の閉じられた瞳の中では彼らの表情を見る事は出来ない。
いや、関係ない。
私の中にある情熱をこの音楽に叩きつけるだけ。この世界を私の色に染めるだけだ。
私は全身全霊を使って『わたし』を鍵盤に叩きつけていった。
一曲ぶちかましてとりあえず衝動を満足させた私は……。
うわっ、やっば! 何てことしちゃったの私!
ゲスト無視してピアノに飛びつくとか失礼にもほどがあるでしょ!
と、我に返って真っ青になってしまった。
そうなると曲が終わったのにも関わらず何の音もしないこの世界がもう気になって気になって仕方なくなってしまう。
私は恐る恐る目を開けると……誤魔化し笑いを浮かべながら後ろへと振り向いた――瞬間。
すさまじいまでの喝采が私を待っていた。
「素晴らしいよ、キララ。ここまで扱えるなんてね」
「うむ。雲母も素晴らしいがピアノもまた素晴らしいな。ここまで音に顔を持たせられる楽器があるとは……」
「それはキララだから出来たのだよ。私の楽団員はここまで様々な顔を持たせられなかった」
口々に私を褒め称えながら二人の『殿下』が私の元に歩み寄ってくる。
二人の口からはもう褒め殺しレベルの称賛の言葉が次々に沸いてきて、私は気恥ずかしくて仕方がなかった。
「あ、あの……ルドルフさまがここまで仕上げて下さったからでして……私の手柄だけでは……」
もにょもにょと口ごもる私の目をまっすぐと覗き込んでくるルドルフさまはいたずらっぽい笑みを浮かべると、
「ではグラジオス殿、あなたがキララに教えてやってくれないかな。それに君も弾いてみたいと顔に書いてあるからちょうどいいだろう?」
そうからかわれたグラジオスは一度顔を大きな掌で拭いてから――それで書いてある欲望を消すことなんて欠片も出来なかったが――大きく頷いた。
私は内心で、この単純バカと罵倒しつつグラジオスに席を譲る。
グラジオスは小さな椅子に大きな体を押し込め、演奏を始めたのだが……。
「違う違う、違うのグラジオス。そんなベタッて感じで鍵盤を押しても駄目なの。指を回転させるように動かして弾くのっ」
やはり初めて扱う楽器だからか、だいぶ扱い方に不慣れな様だった。
「というかオルガン弾くやり方でピアノ弾いちゃダメなんだって。全然違う楽器なんだから」
「ならどうすればいい」
ちょっと不機嫌そうに唇を尖らせるグラジオスの後ろから手を出して見本を見せてみる。
グラジオスはそれに倣って指を動かすのだが、どうにも上手くいかない様だ。
業を煮やした私は、
「だから固いんだってば。もっと指を柔らかくするの。そしたら強い表現も弱い表現も自由自在でしょ」
グラジオスの手に自分の手を重ね――。
「あ……」
そこで気付いた。私が前みたいに遠慮なく手と体をくっつけてしまっていた事に。
私は慌ててグラジオスから体を放すと、そっぽを向く。
「そういう事だから。後は自分で練習して」
「…………」
グラジオスは何も言わなかった。
代わりに、ルドルフさまのふ~んという意味ありげな声が私の耳に残った。
1
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
おばさんは、ひっそり暮らしたい
蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。
たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。
さて、生きるには働かなければならない。
「仕方がない、ご飯屋にするか」
栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。
「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」
意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。
騎士サイド追加しました。2023/05/23
番外編を不定期ですが始めました。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~
魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。
ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!
そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!?
「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」
初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。
でもなんだか様子がおかしくて……?
不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。
※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます
※他サイトでも公開しています。
【無断転載・AI利用禁止 / No Unauthorized Use or AI Training】
本作品の無断転載・複製・AI学習利用を禁じます。
Unauthorized reproduction or use for AI training is strictly prohibited.
© 魯恒凛 / RoKourin
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる