悪女は毒花を食む

oro

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「ライラ様。起床の時間でございます。」

ベッドに入って1、2時間が経った頃、いつものようにメイドが起こしにやって参りました。
普段は2時間程度の睡眠で十分なのですが、やはり普段よりも動いたというのもあり少々寝たりないですわね。
けれど我儘は言ってられないのでさっさと起きることとしましょう。

「お父様はまだいらっしゃるかしら?」

「はい。寝室にて是非ライラ様の仕事ぶりを聞きたいとのことです。」

寝室ですか…。
正直これ以上はハードワークなのですけれど、文句を言える立場でも御座いませんしね。
私はメイドになされるがまま少しだけ身支度を整えると、メイドが持ってきた花の乗ったトレイを持ってお父様の寝室へと向かいました。

「お父様。ライラが参りましたわ。」

「入れ。」

他のどの部屋よりも重厚な扉を開けると、部屋の中央に位置するキングサイズのベッドに腰掛けるお父様がいらっしゃいました。
お父様の正確な年齢は存じませんが、その容姿は年齢以上に若く見えます。少し年の離れたハンサムな兄と言っても、我が家のことを知らない人間になら通用すると思います。

大陸一のこの国の闇を司るお父様にかかる重圧がどれほどのものなのかは分かりませんが、きっと私などでは到底背負いきれるものではないことは確かです。

普段はその艶やかな黒髪をオールバックにしていますが、今は寝起きということもあり髪を下ろして黒のガウンを身にまとっていました。
目つきの鋭さは大陸一ですが、こうしてみるとお兄様方がお父様によく似ていることがわかります。

私がベットサイドにあるテーブルにトレイを載せると、そのままお父様に抱き寄せられて組み敷かれてしまいました。
そして私の首筋に顔を埋めて歯を立てるのです。
痛いのは最初だけ。だんだんと慣れてきます。
私の両手はお父様の左手で頭の上に押さえつけられてしまっているので、抵抗することもできません。
まぁ抵抗する気もありませんが、もし抵抗したところで私がお父様に勝てるとは思いませんわ。
私はお父様が満足するまで、ただじっと目を閉じて数を数えます。
もし数字が50を超えてもお父様が起き上がらなかった場合、使用人を呼ばねばなりませんからね。

「はぁ…やはりお前の毒は体に効く。」

常人ならば数分で死に至るような毒も、お父様には効かないようです。むしろ毒の効果である意識が朦朧とする感覚や高揚感、多少の痺れ等が気持ち良いらしいです。流石お父様ですわね。

「この毒の効きも分かりましたので、今日からはまた一段階強さを上げてみようと思います。」

「それがいいだろう。」

お父様は私が身に纏っていたナイトドレスを引き裂くと、私の額にかかる髪を優しくどけ、額にキスをして下さいました。

「お前は他の女やローラとも違い、美しく賢い愛い娘だ。」

お父様はそう言うと、私の首から下腹部へと舌を這わせてきました。

「んっ…ありがとう、ございます。」

私は少しだけ微笑みを浮かべ、そして私の命をお父様に委ねました。


ローラお姉様は他の兄弟方の様に正当な手順で生き残ったのではない、とお兄様が仰っていました。
どうやらこの家のしきたりについて行くには限界を感じ、なんとお父様の愛人になることで数々の試練を突破しようとしたのです。

ただでさえ敵の多いお父様の寝室はこの屋敷で最も入り組んだ場所にあり、お父様専属の使用人ですら容易に近づくことは出来ません。
部屋に着くまでの警備兵やトラップを全て回避してお父様と同衾するなんて、私には到底できません。
そして本来ならば即刻殺されるはずだったお姉様も、その度胸や手腕を買われて今では第1王子殿下の婚約者となっています。
そんな理由もありお兄様方はローラお姉様も嫌っていますけれど、私はたった1人の姉であるお姉様に好ましい感情を抱いておりますのよ。
そもそもこの家で暗殺の技術がないと判断されれば、次に教えこまれるのは人の心を操る術や同衾の技術です。
いえ、私も女として同衾の技術なども教わっているのですが。
この家で教わった技術をこの家の当主に披露するなんて、私には恥ずかしくて到底出来ませんわ。しかしそれが出来てしまう素直さを持っているのもまたお姉様の良いところですわね。
嗚呼、ローラお姉様は住み込みで王妃教育を受けているとのことですが、大丈夫でしょうか。
彼女には少々加虐的な趣味がありますから、国王夫妻や第1王子殿下に受け入れてもらえると良いのですけれど。


「ッんぁ…!」 

考え事に集中していたせいで、お父様のモノに突かれた瞬間思わず声が漏れてしまいました。
恥ずかしいですわ。
普通の男性相手なら平気なのですけれど、どうもお父様のは大きい上に行為が激しくて長いものですから。
やはり睡眠不足は良くないですわね。
しかし私が恥ずかしい声を出したことで、心無しかお腹の中にあるお父様のモノは一段と大きくなり私の腰を打ち付ける動作も激しさを増しました。

「ッふ…んッ…。」

ダメですわ。声を出してはいけないのに。
私は下腹部から込み上げてくる快感に体を硬直させ、また一段と大きくなったそれを思わず締め付けました。

「ぁッ…!」

熱いものが勢いよくお腹の中に流し込まれていきます。私はそれらが全部出し切られたのを確認すると、お父様が目の前にいるにも関わらず意識を手放しました。
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