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三幕 安らぐ村での奇縁
二 導師・徳泉
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翌日、志誠はある御堂へ訪れ、仏間へ案内された。
四十畳以上ある大広間の半分を、大小様々な黄金の釈迦像が並べられ、黄金の装飾をあしらっている。
釈迦像が置かれていない木の床は、修行僧の日々の掃除が行き届いてる証拠とばかりに艶やか。
壁紙には極楽浄土の絵画が部屋の壁全てに連なるように描かれ、部屋中に仏間定番の線香の香りが籠る。
そんな豪勢で有難みのある部屋の壁に凭れた志誠は、木窓を開けて空を眺めていた。
張然一の大町・朱波。
この大町を統括する将軍・崎田啓寿の先代が造らせた神宮・蒼天堂。
その中でも、これでもかと言わんばかりに黄金を用いた部屋、蒼天堂最奥、三ノ部屋・極彩の間。
本来なら、一般には公にならない筈の極彩の間も、将軍の代が変わり、多くの民衆も観覧できるまでに身近なものとなった。
前日の夜更かしが祟り、永最は寝坊している。志誠は家主の男性に言伝を頼み朱波まで来た。方法は村から荷を運ぶ馬車に乗せてもらっての移動であった。
牛車と違い、馬力のある馬だと速度が格段に上がり、日の出から半刻を少し過ぎたぐらいの時間で辿り着いた。
「やあやあ待たせてすまない。まさかこれ程早く来るとは思わなかったぞ天邪鬼」
極彩の間に法衣を纏った男性が現れた。
張然国専属の導師。名を徳泉という。
法衣は白を基調とした繕いではあるが、生地が揺れるたびに輝くように色が靡く。
よく見ると白ながらも模様が見える手の込んだ法衣である。
「急にけしかけたのはこっちだ。あんたの依頼もあるが、急な頼みごとが出来たんでな。不躾ながら無理を聞いてもらってすまん」
徳泉はあからさまに、関心と驚きの表情を露わにした。
「なんだよ」
「いんや、会うのはおよそ一年ぶりなれど、こうも礼儀を弁えることが出来るようになるとは……。言葉遣いまで。と、贅沢は言わんとして、これも霊験あらたかな極彩の間の御利益に肖れたのだ。そりゃ驚くだろ」
「うるせぇ。こんな落ち着かん眩しい像で性格が変わるか! 色々あんだよ。さっさと悪趣味な部屋から別の部屋に案内しろ!」
「無礼者。こちらの御釈迦様を拝めるだけでもありがたいと思わんか。それに先祖代々、修行僧達の入念な掃除により、光沢塗装など使わんでもほら、この艶やかで滑り良い床。神仏を象ったモノや部屋の状況から、それを維持していく者達の労を理解せぬか。愚か者」
「ああ鬱陶しい。僧侶も法師も導師も……なんで宗教関係者はこうも説法が絡む」
そろそろ揶揄いの止め時と察した徳泉は、冗談を終えて別室へ志誠を案内した。
別室は八畳の着飾った物がない殺風景な平凡な畳部屋である。
徳泉は上座の掛け軸前に座布団を敷き、胡坐を掻いた。
志誠は一畳分の間を空けて向かい合うように用意された座布団に座った。
すぐさま茶の入った湯呑みと菓子が運ばれてきた。
「さて、話の続きをしようではないか。私から依頼はあるものの、こんな朝早くに導師の元に来訪する理由を訊きたいものだな」
志誠は、その前に。と、一言入れ、茶を一口啜った。
「話が被ると手間だろ。ここは導師様の依頼から訊こう」
徳泉は鼻でため息を吐いた。
「いいだろう。……他でもない。六赫希鬼の事だ。旅をしているなら聞いていると思うが」
「ああ。何日か前に祓い手の女も言っていた。導師のあんたが頼むってことは、ここにも六赫希鬼が現れたのか?」
「女か……」
突然話が逸れてしまい、志誠は呆れた。
「『祓い手の女性』は何人か知っているが、どういった特徴の女性だ?」
「色白で、異国から奴隷で売られた女だ。名は、ありゃ偽名だ」
「ほう。お前は嘘も見抜けると?」
「いんや。見るからに怪しいし、鳳力はやけに落ち着いてる。ありゃ、並みの祓い手じゃない。確証はないが、嘘だということは分かる」
「嘘を見抜く目が幻体の特許ならそれでも構わんが……色白で異国者の祓い手……十人ほど心当たりが……」
まるで話が逸れてる。これ以上はキリがないと判断した。
「煩悩の塊か? 恥を知れ淫欲導師」
「ああすまん。つい興が乗ってしまった」さて、と口にして一息ついた。「六赫希鬼がこの国に現れたのではない。奴らの大本である鬼が『檜摩の国』にいる事がお告げで出た。そして、天文の術を用いても凶星が檜摩の国の方角に現れ、さらに偶然だが、遣いに出した弟子からも国の周辺で異念体が異常発生している情報を得たぞ」
「だったら四導師が動いてるだろ。檜摩の将軍も祓い手連中も馬鹿じゃない。こぞって手を打ってるか、四導師が動いてる筈だ」
「そうしたいのは山々なのだろうな。そうできない理由が他の六赫希鬼にある」
志誠の鋭い眼が理由を求めている印象を与えた。
「他のは厄介だが、四導師や手練れの祓い手でも解決できる。それはまともに対峙してでの話だ」
「……まともじゃない……。正攻法で立ち向かえない。人質をとるか多人数の民を巻き込む連中ってことか」
徳泉は茶を一口啜った。
「話が早くて済む、明察だ。ついでにお前達に頼らなければならない理由も察してくれるとありがたい」
志誠も茶を。
こちらは飲み干した。
「どうせ本命の六赫希鬼を四導師で迎え撃つと、そいつの鳳力か何かが他の希鬼に流れて手間取るとかだろ」
拍手が向けられた。
「お前達には労をかける。あくまで推測止まりだから、希鬼を直に見なければ事情は判明はせんがな。餞別として、後で気持ちばかりの路銀と、この国での一部の施設を三回分利用できる許可証を渡そう」
一般市民には息が詰まりそうなほど高級な報酬であるが、志誠は歓喜に満ちた表情を微塵も見せない。何より、徳泉は志誠がこういった事に感情を露わにしないことを理解している。
過去に何度もこのような待遇を持ちかけたが、彼は最低限の利用しかしない。彼が人間ではなく幻体だという事も理由だろうが、何より欲が乏しいだけなのかもしれない。
幸之助に訊けど、これといった明確な答えが返ってはこない。
六赫希鬼依頼の話が済むと、志誠は要件を切り出した。
「依頼は了解した。今度はこっちの番だ」
徳泉は片膝を立て、座り直した。
「それで何なのだ? 私が協力できることなら良いが……」
「ここから東の、馬で走って約半刻ほどかかる離れた場所にある村の事だ」
「ああ。境場の気が流れる村の事か? 気に掛けるとなると、行くのは初めてか?」
「ああ。近くに境場があるようには感じなかったが」
「珍しいのだよあの村は。境場の場所は海だ。波か風に乗って直接流れ込むが、それだけだ。幻体であるお前は多少なりとも心地よいだろうが、民の生活に支障はない」
「残念ながら支障をきたした」
徳泉の表情に真剣みが現れた。
「異変は大まかに二つ。一つは村に白風と小さい異念体が異常発生している。どこの境場であれ、こんなことは見たことが無ぇ。二つ目、成り行きで共に旅してる連れが村のある夫婦と尋常ではないくらい親しみだした」
暫く何かを考え出した徳泉は、その後何かを取りに向かい、戻ってくると持ってきた半畳ほどの大きさの紙を広げた。
それはこの国の一部の地域を描いた地図であり、その地図内にあの村が描かれていた。
「この国では極稀に、白風と異念体の奴らが混じって出没する事態が起こる。大体の原因が海から流れる境場の気と、亜界の亀裂が生じた所から漏れた気がぶつかり合い、そのような現象を起こす。目印は霧のある場所。気と気がぶつかり霧を発生させるのではなく、霧の発生場所に気が流れ込むのが原因だ。霧が晴れればそいつらもいなくなる」
徳泉は地図の村から海と同じ距離の海とは反対の、陸地のある部分を丸く描いた。
「亀裂は恐らくこの辺り、気になるなら向かうといい。目に余る異変だと自然現象で変化が起こるはずだ。しかし、お前の連れは別の事情だろうな」
「……別の?」
「訊くが、その連れと村の夫婦。共通するところや親しい雰囲気と思える理由は何だ?」
「夫婦は過去に生活苦で子を捨てた。連れも幼い時に寺に捨てられた。当時の奴と俺は面識があるから本当だ。その後寺で下っ端修行僧となったが、どういうわけか鳳力がからっきし使えない。ようやく使えて簡単な結界の維持がやっとだ。親しい雰囲気ってのはどう言っていいか分からねぇが、遠方から帰った息子を迎え入れ喜ぶような雰囲気って例えが近いだろうな。何より――」
先を徳泉が推察して語り、正解したところで永最の異変の詳細を話し出した。
その詳細は、志誠にある選択を迫ることとなった。
四十畳以上ある大広間の半分を、大小様々な黄金の釈迦像が並べられ、黄金の装飾をあしらっている。
釈迦像が置かれていない木の床は、修行僧の日々の掃除が行き届いてる証拠とばかりに艶やか。
壁紙には極楽浄土の絵画が部屋の壁全てに連なるように描かれ、部屋中に仏間定番の線香の香りが籠る。
そんな豪勢で有難みのある部屋の壁に凭れた志誠は、木窓を開けて空を眺めていた。
張然一の大町・朱波。
この大町を統括する将軍・崎田啓寿の先代が造らせた神宮・蒼天堂。
その中でも、これでもかと言わんばかりに黄金を用いた部屋、蒼天堂最奥、三ノ部屋・極彩の間。
本来なら、一般には公にならない筈の極彩の間も、将軍の代が変わり、多くの民衆も観覧できるまでに身近なものとなった。
前日の夜更かしが祟り、永最は寝坊している。志誠は家主の男性に言伝を頼み朱波まで来た。方法は村から荷を運ぶ馬車に乗せてもらっての移動であった。
牛車と違い、馬力のある馬だと速度が格段に上がり、日の出から半刻を少し過ぎたぐらいの時間で辿り着いた。
「やあやあ待たせてすまない。まさかこれ程早く来るとは思わなかったぞ天邪鬼」
極彩の間に法衣を纏った男性が現れた。
張然国専属の導師。名を徳泉という。
法衣は白を基調とした繕いではあるが、生地が揺れるたびに輝くように色が靡く。
よく見ると白ながらも模様が見える手の込んだ法衣である。
「急にけしかけたのはこっちだ。あんたの依頼もあるが、急な頼みごとが出来たんでな。不躾ながら無理を聞いてもらってすまん」
徳泉はあからさまに、関心と驚きの表情を露わにした。
「なんだよ」
「いんや、会うのはおよそ一年ぶりなれど、こうも礼儀を弁えることが出来るようになるとは……。言葉遣いまで。と、贅沢は言わんとして、これも霊験あらたかな極彩の間の御利益に肖れたのだ。そりゃ驚くだろ」
「うるせぇ。こんな落ち着かん眩しい像で性格が変わるか! 色々あんだよ。さっさと悪趣味な部屋から別の部屋に案内しろ!」
「無礼者。こちらの御釈迦様を拝めるだけでもありがたいと思わんか。それに先祖代々、修行僧達の入念な掃除により、光沢塗装など使わんでもほら、この艶やかで滑り良い床。神仏を象ったモノや部屋の状況から、それを維持していく者達の労を理解せぬか。愚か者」
「ああ鬱陶しい。僧侶も法師も導師も……なんで宗教関係者はこうも説法が絡む」
そろそろ揶揄いの止め時と察した徳泉は、冗談を終えて別室へ志誠を案内した。
別室は八畳の着飾った物がない殺風景な平凡な畳部屋である。
徳泉は上座の掛け軸前に座布団を敷き、胡坐を掻いた。
志誠は一畳分の間を空けて向かい合うように用意された座布団に座った。
すぐさま茶の入った湯呑みと菓子が運ばれてきた。
「さて、話の続きをしようではないか。私から依頼はあるものの、こんな朝早くに導師の元に来訪する理由を訊きたいものだな」
志誠は、その前に。と、一言入れ、茶を一口啜った。
「話が被ると手間だろ。ここは導師様の依頼から訊こう」
徳泉は鼻でため息を吐いた。
「いいだろう。……他でもない。六赫希鬼の事だ。旅をしているなら聞いていると思うが」
「ああ。何日か前に祓い手の女も言っていた。導師のあんたが頼むってことは、ここにも六赫希鬼が現れたのか?」
「女か……」
突然話が逸れてしまい、志誠は呆れた。
「『祓い手の女性』は何人か知っているが、どういった特徴の女性だ?」
「色白で、異国から奴隷で売られた女だ。名は、ありゃ偽名だ」
「ほう。お前は嘘も見抜けると?」
「いんや。見るからに怪しいし、鳳力はやけに落ち着いてる。ありゃ、並みの祓い手じゃない。確証はないが、嘘だということは分かる」
「嘘を見抜く目が幻体の特許ならそれでも構わんが……色白で異国者の祓い手……十人ほど心当たりが……」
まるで話が逸れてる。これ以上はキリがないと判断した。
「煩悩の塊か? 恥を知れ淫欲導師」
「ああすまん。つい興が乗ってしまった」さて、と口にして一息ついた。「六赫希鬼がこの国に現れたのではない。奴らの大本である鬼が『檜摩の国』にいる事がお告げで出た。そして、天文の術を用いても凶星が檜摩の国の方角に現れ、さらに偶然だが、遣いに出した弟子からも国の周辺で異念体が異常発生している情報を得たぞ」
「だったら四導師が動いてるだろ。檜摩の将軍も祓い手連中も馬鹿じゃない。こぞって手を打ってるか、四導師が動いてる筈だ」
「そうしたいのは山々なのだろうな。そうできない理由が他の六赫希鬼にある」
志誠の鋭い眼が理由を求めている印象を与えた。
「他のは厄介だが、四導師や手練れの祓い手でも解決できる。それはまともに対峙してでの話だ」
「……まともじゃない……。正攻法で立ち向かえない。人質をとるか多人数の民を巻き込む連中ってことか」
徳泉は茶を一口啜った。
「話が早くて済む、明察だ。ついでにお前達に頼らなければならない理由も察してくれるとありがたい」
志誠も茶を。
こちらは飲み干した。
「どうせ本命の六赫希鬼を四導師で迎え撃つと、そいつの鳳力か何かが他の希鬼に流れて手間取るとかだろ」
拍手が向けられた。
「お前達には労をかける。あくまで推測止まりだから、希鬼を直に見なければ事情は判明はせんがな。餞別として、後で気持ちばかりの路銀と、この国での一部の施設を三回分利用できる許可証を渡そう」
一般市民には息が詰まりそうなほど高級な報酬であるが、志誠は歓喜に満ちた表情を微塵も見せない。何より、徳泉は志誠がこういった事に感情を露わにしないことを理解している。
過去に何度もこのような待遇を持ちかけたが、彼は最低限の利用しかしない。彼が人間ではなく幻体だという事も理由だろうが、何より欲が乏しいだけなのかもしれない。
幸之助に訊けど、これといった明確な答えが返ってはこない。
六赫希鬼依頼の話が済むと、志誠は要件を切り出した。
「依頼は了解した。今度はこっちの番だ」
徳泉は片膝を立て、座り直した。
「それで何なのだ? 私が協力できることなら良いが……」
「ここから東の、馬で走って約半刻ほどかかる離れた場所にある村の事だ」
「ああ。境場の気が流れる村の事か? 気に掛けるとなると、行くのは初めてか?」
「ああ。近くに境場があるようには感じなかったが」
「珍しいのだよあの村は。境場の場所は海だ。波か風に乗って直接流れ込むが、それだけだ。幻体であるお前は多少なりとも心地よいだろうが、民の生活に支障はない」
「残念ながら支障をきたした」
徳泉の表情に真剣みが現れた。
「異変は大まかに二つ。一つは村に白風と小さい異念体が異常発生している。どこの境場であれ、こんなことは見たことが無ぇ。二つ目、成り行きで共に旅してる連れが村のある夫婦と尋常ではないくらい親しみだした」
暫く何かを考え出した徳泉は、その後何かを取りに向かい、戻ってくると持ってきた半畳ほどの大きさの紙を広げた。
それはこの国の一部の地域を描いた地図であり、その地図内にあの村が描かれていた。
「この国では極稀に、白風と異念体の奴らが混じって出没する事態が起こる。大体の原因が海から流れる境場の気と、亜界の亀裂が生じた所から漏れた気がぶつかり合い、そのような現象を起こす。目印は霧のある場所。気と気がぶつかり霧を発生させるのではなく、霧の発生場所に気が流れ込むのが原因だ。霧が晴れればそいつらもいなくなる」
徳泉は地図の村から海と同じ距離の海とは反対の、陸地のある部分を丸く描いた。
「亀裂は恐らくこの辺り、気になるなら向かうといい。目に余る異変だと自然現象で変化が起こるはずだ。しかし、お前の連れは別の事情だろうな」
「……別の?」
「訊くが、その連れと村の夫婦。共通するところや親しい雰囲気と思える理由は何だ?」
「夫婦は過去に生活苦で子を捨てた。連れも幼い時に寺に捨てられた。当時の奴と俺は面識があるから本当だ。その後寺で下っ端修行僧となったが、どういうわけか鳳力がからっきし使えない。ようやく使えて簡単な結界の維持がやっとだ。親しい雰囲気ってのはどう言っていいか分からねぇが、遠方から帰った息子を迎え入れ喜ぶような雰囲気って例えが近いだろうな。何より――」
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