俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

希望

文字の大きさ
37 / 168
スポーツ際

スポーツ際4

しおりを挟む
俺はマスクを被りキーポイントとなる四番打者をチラッと見た。

さすが野球部の三番だな風格がある。だが情報によると変化球に弱いはず。まぁソフトボールは分からないが。まぁでも確か特に弱いのはチェンジアップのはずだからチェンジアップをウイニングボールにするか。

俺はスライダーのサインをだしてインコースに構えた。まずはインコースを抉る作戦だ。

輝元はうなずいてかくっと曲がって打者は腰が引けながら見逃した。

ストライクだ。次はチェンジアップを真ん中低めに投げて振らせるか。

輝元はうなずきストレートと同じ振りでチェンジアップを投げて真ん中に来たと思った打者が泳ぎながら空振りをした。

次はアウトコース低めにチェンジアップで打ち取ろう。

輝元はうなずいた。俺のサインは相変わらず首を振らないんだな。信頼してるのか、それとも配球が同じなのか。
まぁどっちでもうなずいてくれれば楽でいいのだが。

俺地面をポンポンと低めに投げろというジェスチャーをしてアウトコース低めに構えた。

さっきよりも腕を振ってチェンジアップを投げてきた。

打者は今度はストレートだと思ったのか早く振ってあっさり三振した。

ふぅーこれであとは要注意な打者はいないな。


それから経験者にはスライダーで、未経験者にはストレートオンリーでインコースを見せながら最後高めに投げて空振りして三振を取った。


「ナイスピッチング輝元」

「ありがとう、でもまさか天馬相手にチェンジアップを連続で投げるなんてね」

やっぱり信頼されているのか。胸がジーンとし暖かくなるな。信頼されるって気分がいい。

「まぁ、今日の調子だとチェンジアップの失投はしないだろうし落ちるボールが苦手だっていうデータがあったからな」

「僕は望を信頼してるから次も頼むよ」

「ああ任せろ、輝元を優勝投手にしてやるからな」

そして、笹川には告白はさせない。可憐のこれからの高校生活が絡んでくるからな。
まぁあとは勝てば可憐が誉めてくれるという下心もあるが。

「あ、この回は三人で終わったみたいだな。次もきりきり舞いするぞ」

すると輝元はやる気に満ちためでグローブを持ち俺にそうだねと言ってマウンドに向かった。

この回は下位打線なので未経験者が多く押さえるのは容易い。高めをウイニングボールに使えば抑えられる。素人は高めにバットが出やすいからな。

俺はまずはインコースを投げさせて相手の腰を引けさせて、続けてインコースに投げた。そのあとに高めのストレートを投げ三振で打ち取った。

そして三回の裏の攻撃からは二順めで一番の菅井がめを閉じながら瞑想をしていた。

恐らく輝元のバットのだ仕方をイメージしているんだろうな。身体の能力が高いだけではなく真似も出きるからだ。

相手の投球練習が終わり目を開けて菅井が打席に入った。 

俺はベンチのところでバットを持ちながらタイミングを取る。

初球から輝元が打ったところにボールが来てまるで輝元が打っているかのように脇を閉めて腕を畳みレフトへツーベースを放った。

菅井は満足してなさそうだ。まぁあの球を輝元はホームランにしたからな。でも素人であれだけ打てれば十分だろう。

俺はないバッチ~と言ってからバッターサークルに入った。

松戸はまた初球バントをしてランナーを送った。
何だかバントばっかさせて申し訳がない気持ちだな。まぁその分俺か打ちに行くか。

俺は打席に入ると、バットを構えてボールをくるのを待った。

少し経つとピッチャーがうなずきボールを投げてきた。

恐らくアウトコースのスライダーで様子を見てくるはずだから流して打つか。

俺は踏み込んでスライダーを逆らわずに流した。

これで追加点を取ったな。

だがライトがちょっと深く守っていて飛び付かれてボールを取られた。

まじかあれを取るのかよ。だが犠牲フライで一点は入った。最低限の仕事は果たしたはずだ。
とりあえずこれて二点目が入ったから輝元も投げやすいだろう。

俺はベンチいるクラスメイトとはいタッチをして喜びを分かち合った。


そのあと輝元は大きな当たりを打ったが、レフトが輝元シフトを引いて下がっていたのでレフトフライに倒れた。

さて次は4回、輝元は後二回だけ投げるからこの回抑えたら松戸のピッチングを開始するか。

「後半戦だ。皆勝ちに行くぞー」

『おう!』

疲れなんか感じてないんかってぐらいの元気のある返事を返してくれた。

「望くん、後三回頑張れー」

可憐かこっちに手を振って、こちらに目を細めた微笑みを向けてきた。

ヤバイ可憐可愛すぎ、やっぱり天使はここにいたか。そう思いながらも俺はクールな男がかっこいいと思っているので、無言で手を上げた。

後他のクラスの奴ら俺の事を親の仇のように見るのやめろ。俺は小心ものなんだからチビっちゃうだろ。

あれ?希もいるじゃん。てことは試合終わったのか。こっちの試合のことばっかし考えてたから聞くの忘れていたわ。希の活躍する姿見たかったんだけどなー。

あ、何か希が可憐に耳打ちをしている。可憐がはっとした表情をして輝元に頑張れ!と言っている。

大方希が可憐にクラスメイトが勘違いしますよとでも言ったんだろう。他の女子も負けじと応援してるな。何か相手のチームが可愛そうになってきたわ。まぁでもドンマイこれが人気者とそうじゃないものの差だ。

俺はマスクを被って可憐をちょくちょく見ながらそう思った。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

黒に染まった華を摘む

馬場 蓮実
青春
夏の終わりに転校してきたのは、忘れられない初恋の相手だった——。 高須明希は、人生で“二番目”に好きになった相手——河西栞に密かに想いを寄せている。 「夏休み明けの初日。この席替えで、彼女との距離を縮めたい。話すきっかけがほしい——」 そんな願いを胸に登校したその朝、クラスに一人の転校生がやってくる。 彼女の名は、立石麻美。 昔の面影を残しながらも、まるで別人のような気配をまとう彼女は——明希にとって、忘れられない“初恋の人”だった。 この再会が、静かだった日常に波紋を広げていく。 その日の放課後。 明希は、"性の衝動"に溺れる自身の姿を、麻美に見られてしまう——。 塞がっていた何かが、ゆっくりと崩れはじめる。 そして鬱屈した青春は、想像もしていなかった熱と痛みを帯びて動き出す。 すべてに触れたとき、 明希は何を守り、何を選ぶのか。 光と影が交錯する、“遅れてきた”ひと夏の物語。

姉と妹に血が繋がっていないことを知られてはいけない

マーラッシュ
恋愛
 俺は知ってしまった。 まさか今更こんな真実を知ってしまうとは。 その日は何故かリビングのテーブルの上に戸籍謄本が置いてあり、何気なく目を通して見ると⋯⋯。  養子縁組の文字が目に入った。  そして養子氏名の欄を見てみると【天城リウト】俺の名前がある。  う、嘘だろ。俺が養子⋯⋯だと⋯⋯。  そうなると姉の琴音ことコト姉と妹の柚葉ことユズとは血が繋がっていないことになる。  今までは俺と姉弟、兄妹の関係だったからベタベタしてきても一線を越えることはなかったが、もしこのことがコト姉とユズに知られてしまったら2人の俺に対する愛情が暴走するかもしれない。もしコト姉やユズみたいな美少女に迫られたら⋯⋯俺の理性が崩壊する。  親父から日頃姉妹に手を出したらわかっているよな? と殺意を持って言われていたがまさかこういうことだったのか!  この物語は主人公のリウトが姉妹に血が繋がっていないことがバレると身が持たないと悟り、何とか秘密にしようと奔走するラブコメ物語です。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件

暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!

高校生なのに娘ができちゃった!?

まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!? そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。

処理中です...