俺の好きな幼馴染みは別な人が好きなようです。だが俺のことも好きかもしれない

希望

文字の大きさ
107 / 168
本当の気持ちに気づく

ドイツ村5

しおりを挟む
音達が道を空けてくれたので俺達はそこを通る。ちなみにナンパしようとしていた他のやつは俺と可憐がラブラブなのをみてどっかに去っていたぞ。しばらく歩くと男達は見えなくなり、可憐は腕を離した。もう少し可憐を感じたかったが仕方がない。

「ありがとう助けてくれて」

「俺は可憐の大切な幼馴染みだ。例えやくざでも俺は一歩も引かないぞ」

目を腐らせるだけで引いてくれて助かった。さすがに暴力を振るってきたら警察沙汰になってデートが台無しになるところだった。まぁ負けることはないが。

「あ、馬が見えてきたよ。もしかして乗るの?」

「可憐なら馬が似合うと思ったからな。戦国時代の姫君みたいで」

馬に乗る時代は平安末期頃から武士が乗っている。逃げる際に姫君も乗ってるから可憐はそれに見えるのだ。上品で可憐で清楚な感じが。

「姫君なんて誉めすぎだよ」

可憐は照れたような笑顔を浮かべる。可愛すぎで抱きついちゃいそう。抱きついたら引かれそうだからやらないが。可憐は馬に乗ると馬の頭を撫でた。すると馬は笑顔を浮かべ俺は驚いた。まさか馬が笑うとは。

「珍しいですねー。エサをあげる時にたまに笑うくらい何ですが」

恐らく可憐が可愛すぎるからだろう。馬だって感情がある。やっぱり美少女のお尻を体感したいだろうしな。馬が羨ましいきっと柔らかくて弾力があるんだろう。

そして俺が乗る馬は露骨にがっかりしていた。おい、いくらなんでもひどくないかがっかりするのは。尻尾が垂れ下がっているし。いくら可憐が可愛いからってプロなんだからポーカフェイスしろよ。

俺はそんなことを思いながら馬に乗った。乗るとゆっくりと歩き出す。たてがみを撫でてやっても馬は喜んでくれない。これが馬による差別か。可憐の方を見てるし。

なんか悲しくなってきた。動物にまで好かれないとは。可憐にちょっとした嫉妬を覚える。だが可憐は美少女だと思うとその嫉妬も感じなくなった。やっぱ動物も可愛い人が好きだからな。

一周し終えると俺達は馬から降りていろんなアトラクションを回った。最後にお化け屋敷にはいることにした。だけど可憐は浮かない顔をしている。幽霊ならさんざんみてきたと思うんだが。

お化け屋敷にはいると、可憐が腕に抱きついてきた。

「うぅ怖いよぉー」

「いやさんざん本物みてきただろう。偽物なんか怖くないと思うんだが」

「私心霊スポットとか行かないから突然飛び出すのは無理なの」

ああ、だからゾンビとかダメなのね。ゾンビ映画をみるときは並みだ目で俺の腕をつかんでいるし。だけどこれは俺からしたラッキーなんじゃないか。吊り橋効果を使えるし。

「安心しろ、脅かしてきても守ってやるから」

本物に比べれば呪いを使ってこないから大したことない。所詮メイクだし。まぁたまにお化け屋敷にも本物がいるんだが。

「お願いだよー。いきなり出てくる怖くて腰が抜けちゃうかもしれないから」

腰が抜けたらお姫様抱っこしてやるよ。それが一番最短出ていくことができるからな。可憐の太ももの感触も味わえて最高だし。あの眩しい太ももはさわるときっとすべすべで柔らかいのだろう。

「幽霊役を無視してゴールに一直線に向かうからまかせろ」

そういうと俺達はお化け屋敷に入った。舞台は古びた一軒家らしい。ここで殺人事件が起きたという設定だ。

既に可憐は俺の腕にしがみついている。胸が当たってる。最高かよ。やっぱ希ほどではないがそれなりの大きさがある。弾力屋やら若さは可憐の方が上だろう。

やばい鼻の下伸ばしちゃいそう。可憐の歩幅にあわせてゆっくりと進む。すると机の下から幽霊役がでてきた。

「わぁー」

「きゃぁー」

うお、俺の腕にダイレクトに可憐の胸がムニュっと当たっている。しかも顔まで俺の腕に埋めてるからいい匂いが漂ってくる。可憐よ最高です。

「とりあえず進むか」

「腰が抜けちゃった」

「お姫様抱っこしてやるよ」

俺は可憐の太ももに腕を入れてお姫様抱っこをした。すると可憐は俺の胸元に顔を埋めた。恥ずかしいのか?

「ちっリア充め」

幽霊はそう捨てゼリフを吐くと、次のお客さんを脅かす準備に入った。リア充か、確かに今の状態をみたらリア充だな。俺もリア充の仲間入りだ。だが彼女じゃないからカップルではないが。

「可憐まだ怖いか?」

「うん、もうちょっとこのままでいさせて、、、、それになんか落ち着くし」

する今度は和式に来た。さてここではなんの幽霊が出てくるかな。吊り橋効果を実感できるほどの幽霊は出てくるか。

すると四つん這いで歩いてきた女の人が俺の足に掴まった。

「きゃぁー」

可憐よ耳元で叫ばないでくれ。鼓膜が破れそう。俺は女の人を払い除けて次に進み可憐は涙を流しているので限界かと思い、お化け屋敷を出ることにした。
一気に走り部屋を駆け巡り出口に着いた。

外に出ると可憐を足から下ろした。可憐はなんとか立って、怖かったよぉーと泣きついた。俺はそんな可憐の幼さを感じて愛おしくなった。

俺は頭を撫でてやり吊り橋効果はあっただろうかと思った。きっとドキドキしたから多少は意識してくれただろう。そう願いながら近くのベンチに腰かけた。俺は自販機で飲み物を買った。

「はいよ」

買ったコーヒを可憐のほっぺたに当てる。すると冷たいといいながらそれを受けとる。

「ってこれマッカンじゃん」

「幽霊と戦ったときと緊張したときはそれくらいの甘さが回復できるんだよ」

「それは望くんぐらいだと思うけど」

なぜかは知らないがマッカンを飲むと霊力も回復するんだぞ。だからあながち嘘ではない。それに疲れたときは甘いものに限る。

「まぁ飲めよ」

可憐は飲むとぐびくびと飲む。最近嵌まってるだけはあるな。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません

竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。 彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。 ……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。 でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!? もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー! ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。) 略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)

姉と妹に血が繋がっていないことを知られてはいけない

マーラッシュ
恋愛
 俺は知ってしまった。 まさか今更こんな真実を知ってしまうとは。 その日は何故かリビングのテーブルの上に戸籍謄本が置いてあり、何気なく目を通して見ると⋯⋯。  養子縁組の文字が目に入った。  そして養子氏名の欄を見てみると【天城リウト】俺の名前がある。  う、嘘だろ。俺が養子⋯⋯だと⋯⋯。  そうなると姉の琴音ことコト姉と妹の柚葉ことユズとは血が繋がっていないことになる。  今までは俺と姉弟、兄妹の関係だったからベタベタしてきても一線を越えることはなかったが、もしこのことがコト姉とユズに知られてしまったら2人の俺に対する愛情が暴走するかもしれない。もしコト姉やユズみたいな美少女に迫られたら⋯⋯俺の理性が崩壊する。  親父から日頃姉妹に手を出したらわかっているよな? と殺意を持って言われていたがまさかこういうことだったのか!  この物語は主人公のリウトが姉妹に血が繋がっていないことがバレると身が持たないと悟り、何とか秘密にしようと奔走するラブコメ物語です。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件

遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。 一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた! 宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!? ※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。

居酒屋で記憶をなくしてから、大学の美少女からやたらと飲みに誘われるようになった件について

古野ジョン
青春
記憶をなくすほど飲み過ぎた翌日、俺は二日酔いで慌てて駅を駆けていた。 すると、たまたまコンコースでぶつかった相手が――大学でも有名な美少女!? 「また飲みに誘ってくれれば」って……何の話だ? 俺、君と話したことも無いんだけど……? カクヨム・小説家になろう・ハーメルンにも投稿しています。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる

グミ食べたい
青春
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。 彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。 だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。 容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。 「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」 そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。 これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、 高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。

処理中です...