主人公の幼馴染みの俺だが、俺自身は振られまくる

希望

文字の大きさ
26 / 38

楓の可愛さを再確認して、妹がなぜか家にいた

しおりを挟む
馬橋駅に着くと、楓はこちらを笑顔で、手を後ろで組ながら、振り返った。、なにそれめちゃくちゃ可愛いな。アニメでしか見たことなかったが、まさか生で見れる日がくるときがくるとは。美少女がやるとこんなに破壊力があるのか。

「楽しかったです。勉強も自分が説明することによって。改めてしっかり理解できてないところも分かりましたし、ぬいぐるみも取ってもらったりして」

「それならよかったわ。後は俺が数学で高得点取るだけだな」

そして一緒にでかけて、夜景の綺麗なところで告白をする。完璧な作戦だ。数学で高得点をだせれば彼女できると思えばめちゃくちゃやる気に溢れるな。今まで振られてきたのはこの日のためかもしれない。楓と仲良くなるためにな。

「そうてすね。なにをするのか楽しみにしていますよぉー。それじゃまた明日です」

そう言って、楓は流鉄に向かっていた。俺は見えなくなるまで手を振り続けた。そして見えなくなると、俺は駅をでて、家に帰った。

家に着くと、優花はいなくて、どうやらそのまんま実家に帰ったようだ。来週からテスト期間に入るから、来週は全力で勉強するか。数学だけじゃなくて、他の科目も猛勉強する。数学を主にやるが、総合ベスト40を目指すのもいいかもしれん。ちなみに楓は成績トップだ。飛び級してもトップに立っているんだから、立派なものだ。飛び級は県内で数校しかやってないから、うちに来ていた。明らかに楓のレベルがうちの高校のレベルを越えていてもな。本当はもっと上のレベルも目指せただろう。

俺は家に上がると、今日やったことの復習を始めた。早めに復習しておいて、覚えてるところを確認しておきたいからな。

やがて一時間勉強して、復習が終わり、俺は風呂に入ることにした。そして風呂に入ると、体を洗い、湯船に入り、今日のことを振り返っていた。

「ふぅー、今日は久しぶりに、女子と二人だけででかけたな。でかけたっていうより、勉強を教えてもらったのが主だが」

そして今まで好きになった女子のほとんどが義孝がいないと、一緒にどこか行くことはなかった。それは桃井先輩を含めてだ。だから今回は本物じゃないかと思っている。今度こそうまく付き合ってやる。

「それにしても湯船は気持ちよくて、生き返る感じがするわ」

外国だと、家に湯船がないところも結構あるらしい。これは日本に生まれてきてよかったと思った点だ。

まずは数学で高得点を取ることが、一番に成し遂げなきゃいけなところだ。それがてきなければ告白以前の問題だ。デートをできないからな。だからもっと数学を勉強する。後一週間あるが、主に数学を1日3時間以上最低でもやる。

俺は湯船からでると、体をタオルで拭いて、パジャマに着替えて、もう少し今日は勉強するかと思い、やる気をだすために星座百景のこの世で一番強いやつを聞いた。それで勝負してやるという気持ちになったところで、さらに櫻坂のスタートオーバを聞いて、後で後悔しないように今やるしかないという気持ちになり。やる気をだして、勉強をし始めた。

数学はさっきやったから、フランス語を勉強し始める。フランス語も同士がよく変化するから、ちゃんと覚えないと単語を見ても、なにこれとなりかねないからな。そして三十分ぐらい単語帳眺めて、声に出しながら覚えていった。そして今度は文法問題を解いていき、長文を読んでいくが、やっぱり文法の大切さを痛感する。

二時間ぐらい勉強をして、今日はこのくらいで、朝にまた単語の確認をしようと思って、俺はベットに入り寝た。

「起きてくださいお兄様」

アニメ声の甘い声で起こされた。ん?なんか聞き覚えがあるな。まるで実家にいたときに、いつも起こしてくれるときの声だ。

俺は目を開けると、そこにいたのは利奈だった。何て家にいるんだよ。今日学校のはずじゃないかというこもあるが、そもそも俺は利奈に合鍵を渡してないんだが、どうやって入ってきたんだよ。優花には渡すなと念を押しておいたから、優花じゃないと思うが。

「ふふふなんで私が家にいるの?と疑問に思っているようですね。それはここの管理さんに、妹言って、上目遣いで言ったら渡してもらいました」

管理人さんかよ。簡単に篭絡されるなよ。まぁ美少女の上目遣いは強力だから、気持ちは分かるが。だが住んでいる日とに確認を取らず、渡すのはどうなんだ?セキュリティもくそもないだろ。

「すんすんお兄様から、女の匂いがしますね。誰とどこに行ったんですか?お兄様に近づく泥棒猫は誰ですかね?お兄様は私のものです。誰にも渡しませんから、ドウヤッテコノドロボウネコヲシマツシマショウカ」

利奈はハイライトオフの目でそう言った。こうなることが分かっていたから、鍵を渡さなかったんだが。利奈はヤンデレなのだ。もし血が繋がってなくて、振られたときに優しくされたら、好きになっていたかもしれないが。血は繋がっているのだ。だから好きになることはない。早く優花みたいに好きな人を見つけてほしい。それはそれで見つかったら、大変なことになるかもしれないが。相手がな。

俺はため息を吐きながら、ぶつぶつ言っている利奈から離れて、制服に着替えることにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

高校生なのに娘ができちゃった!?

まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!? そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?

宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。 栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。 その彼女に脅された。 「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」 今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。 でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる! しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ?? 訳が分からない……。それ、俺困るの?

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。

久野真一
青春
 羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。  そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。  彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―  「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。  幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、  ある意味ラブレターのような代物で―  彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。  全三話構成です。

処理中です...