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序章・すたーとあっぷ編
#6・称号が見えるとどうなるのか?
しおりを挟むキ、キス!?
この俺がアックスと?
ナイナイナイナイっ!
俺は男だぞ! 男同士なんだぞ!
どうする、従うしかねぇのか?
他に方法は……クソっ、見当たらねぇ。
あーもうどうとでもなりやがれっ!!
「はーいストーップ☆」
「「――ッ!?」」
「ありゃま。
キリマサさん邪魔しないで下さいよ。」
キュピネが口を尖らせた。
「邪魔じゃない。
いい加減2人で遊ぶのをやめてくれ。」
「はぁ~、それはないですよぅ!
私は彼らと契約したんです。勿論了承の上でね。」
「その了承には一つ罠があるな。」
「罠?」
「そもそもこのキスが
成功しようがしまいが去らないだろう。」
「師匠っ、どういう事ですか。」
「よくぞ聞いてくれた愛弟子よ。」
悲報、アックスがマサ兄に愛弟子扱いされる。
「言ってみてくださいよ。ポッと出家政夫。」
「ポッと出なのは君も同類だ。
2人とも聞いてくれ……彼女はキューピット族だ。」
「キューピットって、恋愛を司る天使的な?」
「正解だお嬢。そんな彼女らには、
種族特有の異能力があるんだ。」
異能力?
俺が氷や雷を操れるのと同じようなもんか。
「それは、愛の糸を可視化出来る能力。
その糸は愛情度によって色や絡み方が
変わって見えるそうだ。
要するに、彼女に対して見せかけの愛は
通用しない。初めから負け戦って訳だ。」
「じゃあ俺たちは結局……」
「心配するな愛弟子よ。
お前には頼りになる師匠と、お嬢が居るだろう。
もしこのキューピットが誤ったら
全力で潰してやろう!」
「――師匠ッ!!」
「愛弟子よッ!!」
え、何これ。
アックスとマサ兄が抱き合ってる。
一晩で心通わせてる意味が分からない。
さっきまで犬猿の仲だったじゃねぇか。
つか、俺の励ましより師匠かよ。
なんか……ムカつくな。
「どうしたサユ?」
「何でもない。明日戦闘測定だから
気分が沈んでるだけよ。
あーあつまらなかったなー。
もう風呂入って忘れよーっと。」
俺は暑苦しい師弟を置いて帰宅するのであった。
*
この日が来た。
そうっ! お待ちかねの戦闘測定ッ!
「おっ、サユ。調子良いな。
昨日不機嫌だったからビビったぜ。」
「ご機嫌よご機嫌! 異世界転生したらまず
強さを証明したいよね! 私クラス最強かも!」
そうだ。
異世界転生してるのに戦闘がないなんて
ありえない話なんだ。
生まれて早々冒険者になれる世界じゃないから、
力を使う場がなかった。
兄貴に習った体術も、姉貴に教わった氷雪魔法も、
持ってるだけで使い余してたんだ。
雷の能力が便利すぎてあんま使わずにいたソレを
活かせる機会が……来た!!
1時間目から例の体育授業が始まった。
制服は着替えなくていいらしい。
「おー、お前ら待たせたな。
んじゃ、戦闘測定に入る。
順番はこの資料通りだ。ちゃんと見とけよ。」
先生が配る資料を受け取り、確認する。
第1班メンバーは最後の方にされている。
お預けを食らった気分だ。
校庭の端に敷かれたブルーシートに体育座りし、
クラスメートらの戦闘を観察する。
そうそう! 異世界バトルといったら
こういう魔法のぶつけ合いだよな!
次々と先生に組み伏せられる生徒達。
その姿は、彼が神と
呼べるに相応しい余裕を感じられた。
アックスは高い再生力を活かし、
炎魔法を織り込んだ体術戦で仕掛ける。
先生は満足気に頷き、直ぐ組み伏せに来た。
「次、ミミア。」
「はいっ!」
「3、2。1始めていいぞ。」
刹那、ミミアの右蹴りが炸裂し
先生が後方10M程飛ぶ。
足を地につけてなければもっと飛んでいただろう。
「どうですか先生! 僕いい感じですかね!」
「流石、狼娘の亜種。噂に恥じない一発だ。」
まただ。ありえん速さで距離を詰めた。
アレは、風魔法を纏わせた正拳突きか。
お、先生も負けじと受け止めたぞ。
てか突風スゲェ!!
「先生……次も行きます!」
「いや、もう分かったから行かんくていいぞ。
高い風魔法の適性、狼娘特有の発達した筋肉。
どれも素晴らしい。
モフられるマスコットというレッテルを
剥がすには充分な強さだ。」
「ありがとうございます先生!」
ミミアごめん。
俺も実はモフられるだけの
マスコットだと思ってたよ。
本当は強かったんだな……すまん。
罪滅ぼしとしてそのマズル触っていいか。
「次、サユキ。3、2。1。……ほおっ。」
カウントダウンの0に合わせて
蹴り上げを決める。
上空500Mまで蹴飛ばされて、ほおっ。て。
なんて余裕な態度だ。やっぱ先生スゲェや。
「おう、電気の翼か。面白い事考えるなぁ。
先生、サユキと無断で空中デートしたら
アックスに怒られないか心配だ。」
「それよりもっ!
身の心配をした方が良いですよ先生!」
大きな雷玉が先生を包む。
球体の表面からは稲妻が散り雷鳴を轟かす。
さて、神様の耐久チェックといこうか。
……そりゃあ、破るよなぁ。
数秒で掻き消されてショックだぜ。
が、それも想定内。
宙に浮かせた無数の氷柱が飛んでくるぜ!
このままじゃ串刺しだなぁ!
さぁ、俺TUEEEEを証明する糧になれ!!
「おいおい。こんな可愛い女の子に
恋愛アプローチされちゃ先生困るなぁ。」
「私は男の子ですっ!」
ふっ、その舐めた口を塞いでやんよ。
ってあれ? 氷柱が動かない。
「あーこれ、そのまんまお返しするよ。」
氷柱の先端が全て俺に向き、飛びかかる。
普通ならここで降参すればいいが。
まだ戦えるぜ!
「――《反撃の鏡氷》!」
向かう氷柱が全て反射され先生へ飛ぶ。
勝った!
「ふむ。魔法攻撃の反射氷壁か。
これだから雪女は厄介だ。物理の方はどうかな。」
コイツ、いつの間に背後に!
まっ、物理も問題ねぇけどな!!
「空中デートはここまでにしよう。つー訳で、
俺が蹴り落としてやるからしっかり着地しろよ。」
先生の蹴りに合わせ、
身体の軸を反転させる。
「――《反撃の災雷》!」
「ほう、物理攻撃を電力に変換し放電する
カウンター技もあるのか。これは予想外。
でも残念、今の蹴りは遅延する系の2回攻撃。」
――ズドォン!!
「……ぐっ!?」
クソっ! 蹴り落とされた。
悔しくて再び跳躍しようとしたその瞬間。
背後から肩に手を乗せられる。
この気配は間違いなく神山先生だ。
「お疲れ様、サユキ。」
「先生っ、私もっと出来ますから!」
「いや、そうゆう流れさっきもしただろ。
ダメなもんはダメだ。
優勝景品貰って大人しくしてろ。」
「ぐぬぬぅ……分かりましたよ。」
「おーいアックス。
サユキとの空中デート楽し――むぐぐっ!」
「先生分かってやってます!?」
『離してくれ、冗談だよ。
こうもしないと戦い続けるだろ?』
『する訳ねぇだろ! つーか念話出来るんかい!』
手で口を塞いでも
この先生がうるさいのは変わりなかった。
渋々景品を受け取って、確認。
パッと見タダの伊達メガネだ。
これで称号が見えるとは信じ難いが。
まぁ、モノは試しだ。
如何にも詐欺商品っぽい伊達メガネを装着する。
1番近くにいる先生の称号は〈神様〉だった。
「おーいサユ、
先生との戦闘測定大丈夫だったか。
途中、雷鳴とかが聞こえたぞ。」
「安心してください。
あれ私の能力によるモノです。」
「そっか。
先生がマジギレした訳じゃねーんだな。」
えーっと、アックスの称号は……。
〈とあるTSっ娘に一途な男〉。
え、居たの。コイツを一途にさせるようなTSっ娘。
どのエロ漫画のTSヒロインだ。
俺もそのヒロイン知りたい!
いっそ今夜のオカズにしてもいい!!
「僕も雷が鳴った時はびっくりしたよー。
アレはサユキの力だったのかぁ。」
続けてミミアが現れる。
さっきの戦闘が嘘のように元気してる。
称号は……〈グルーミングされたいワン!〉
いや、狼っていうより犬っ娘じゃねぇか。
何だよワンって。ミミアそんなキャラだったか。
「ふっ、拙者の究極忍術に
比べれば赤子の如しで候。」
その自信は何処から湧いてくんだよリンナ。
どうせロクでもない称号してんだろーな。
〈お巡りさん、コイツです。ロリコンです。〉
予想斜め上の称号だったんだが。
えぇ何コレ。
さっきから思うけど不良品じゃねぇよな。
「何そのメガネ。
サユキちゃん似合ってるじゃん!」
お、おぉ?
何かわからんが、
第4班のリーダーちゃんに絡まれたぞ。
今世の名前は確かサリシャだっけ。
待って、俺の手を握らないでくれよ。
汚れた童貞の手を触ったら後悔するぞ!
あぁ! また嫌でも称号が目に入る。
〈死期近い男を想う乙女〉
え。なんだこの称号。
「百合の波動を感じましタワー。」
どこからともなく、
第4班構成員のメガネっ娘が現れる。
明らかに第4班らしくない物静かな文学少女だ。
今世の名前は、ソノハだった気がする。
〈波動の百合絵師〉
セリフ通りの称号でした。
というかコレの何処が百合なんだ。
童貞が美少女女子高生に手を握られるという
地獄絵図の間違いだろう。
全国のサリシャファンが俺を刺し殺しに
来ても文句言えないぞ。
この娘こう見えて前世でカリスマモデル
やってっからな。
今世もそれに引けを取らない美貌だ。
「コレはッ……エロフラグが立ちましたッ!」
サリシャ以降からヤバい奴しか集まらねーな。
コイツは前世でもお世話になった男。沼道。
今世の名はヌガー。
〈エロゲマスター〉
見ての通り称号がどんな男か教えてくれる。
ヌガーの家で同志、男友達とエロゲ鑑賞会を
したのは前世ながら良い思い出だ。
稀にTSFエロゲもやってくれるのも最高だ。
エロに頼るならコイツしか居ないと
言っても過言ではないクラスメート。
それがヌガーという男だ。
とまぁ、そんな紹介など実は心底どうでもいい。
このままクラスメートらが
俺に寄ってくる方が大問題だ。
皆の狙いが何なのかもおおよそ分かっている。
この胡散臭い伊達メガネだろう。
俺はそれを上空に投げ、氷柱で粉砕した。
「サユ、何やってんだ!」
アックスは驚愕の声を上げる。
そんなの簡単だろ、答えが出たんだよ。
粉々になった眼鏡を握りしめて言う。
「これ。私には要らない代物でした。
……皆さん、授業に戻りましょう?」
*
それから、いつも通りの日常に戻った。
……改めて思う。
見えなくて良いものもあるんだってな。
そう悟って、迎えた放課後。
神山先生の諸連絡が始まった。
「今日の測定、皆素晴らしかった!
先生感激だよ。特に優秀な成績を収めた
7名にはご褒美をやろう。」
はいはい、またご褒美ですか。
この先生がくれるご褒美は
大抵期待しない方がいい。今日体験済みだ。
「それは、神直々に貰える権能だ。
暗示をモチーフにしている。」
成る程、神から暗示由来の
チートスキルが貰えるのか。
……つか、想像以上にまともなの来たよ!?
いや神なんだから今更だけども!
「おし、もう渡したから後は帰宅後なり
なんなり各々で試すと良い。
鑑定魔法は自分にも使えるからな。
ほんじゃ、解散解散。お前ら帰れ帰れー。」
またまた先生の気怠げな解散を合図に、
帰宅が始まった。
*
帰りの道中。
未だに称号の話題が脳内で引き摺られていた。
「とあるTSっ娘に一途……か。」
「ん、何か言ったかサユ。」
「はわわっ!? なっ、何でもないわよ!」
いや、実は何でもない訳じゃない。
取り乱してる場合かよ。
逆だ、俺がこれからアックスに聞くんだ!!
「ね~ぇアック。
一途になってるTSっ娘とか居たりする?」
「はぁ!? 居ねーよ!!」
この取り乱し様でよく言えたな。
「あら~、図星のようね! うりぃうりぃ♪」
人差し指でアックスの胸板を
グリグリ押してからかってみる。
……ふっ、洗いざらい吐き出して貰うぜぇ~。
「あぁそうだよ! 俺はあるTSっ娘に一途さ!
でもサユにはぜってー言わねーかんな!!」
「え~、アックと私の仲じゃないの~。
どんなエロ漫画のTSっ娘に夢中か教えてよぉ。
私もオカズにするからさぁ~。」
「……エロ漫画のTSっ娘じゃねぇよ。」
「?」
「うっそぴょーん!! はっ! 騙されてやんの!
その娘が居るエロ漫画は処分しちまったぜ!
――ざまぁみろ!!!」
「えー、普通最推しがいるエロ漫画捨てる?
実は厳重に保管してるんでしょ~。」
「さ、さぁな。」
それ以上は語らず。
アックスは
夕空に顔を向け、頭を掻くのであった。
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