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本章・わくわくえちえち編
#22・【前編】転生TSっ娘が異性と手錠生活するとどうなるのか?
しおりを挟むいつも通りの朝が来た。
目が覚め、辺りを見回すと
夕陽が窓から差し込むのが見受けられる。
あれ、朝来てなくね?
「やっと起きたつらか。」
心配気味の声に目を遣ると、鶴がいた。
彼女を視界に収めたその時。
今朝何が起きたかを鮮明に思い出した。
「その様子だと思い出したようつらね。
怒りたきゃ怒ればいい。悪いのは私だから。」
――バッ。
俺は今にも泣きそうな妹を抱き抱えた。
鶴も意味が分からないといった様子で
あっけらかんとしている。
「ど、どうしてつ……ら?
私は到底許されない仕打ちを姉たんに……」
「――怒るもんですかっ!!」
確かに怒りたい気持ちもある。
でもそれで根本的な解決に至るのか?
答えはノーだ。
だから俺は――受け止める。
「ど……う、して。」
「どんな酷い事したって関係ないよ。
どんなにワガママな妹だって、
可愛いくてしょうがないものなのっ!!
だって私、鶴ちゃんのお姉ちゃんだもん!!」
「許してくれる……つらか?」
「当たり前じゃない!
でもお願い。2度とこんな事しないで。
私は鶴ちゃんを1人にしないから。」
「ぅ、ぅうわぁぁあんっ!!」
あーあ、泣かせちゃったよ。どうしよ。
――バタンっ!
図ったかのようなタイミングで、
アックスが扉を開けて入る。
「サユ……鶴になんかしたのかァ!?」
「してないしてない!」
「そうかよ。
俺はてっきりサユがイカれたシスコンに
目覚めたのかと思ったぜ。」
逆だっつーの。しかも原因おめーだぞ。
「そんな訳ないじゃない!
変な疑いかけた罰として鶴ちゃん預かって!」
泣き崩れてまともに動けない鶴を
アックスに差し出し、おんぶさせる。
「いい? 部屋に連れて行ってたっぷり
慰めてあげなさいよ。
私は遅れた身支度で忙しいんだから。」
「……今更かよ。つかもう遅いし外出要らなくね。
折角の休日を昼寝で寝過ごしたのはサユだろ。」
「ぐぬぬっ。」
身支度=外出と勘違いしやがって。
昼寝で寝過ごしたのは認めるが、
今朝色々あったんだよ。
こちとら
遅れた分のモーニングルーティンを済ませて、
夕食、夕風呂まで考えなきゃならねーんだよ。
「まーいいや。鶴は
俺がどうにかしてやっから好きなだけ
身支度してこい。
夕食までまだ時間はあるしな。」
「恩に切るわ。」
アックスの退場を確認し、
俺は遅れた分のモーニングルーティンを
宣言通り済ませた。
*
そして、夕食の卓へと赴く。
「おう、サユ。少し遅かったな。」
「うるさいっ。女の子には色々あるんでーす。」
「TSっ娘が板について来たなーおい。」
「アック、喧嘩売ってるなら買いますよ?」
「2人とも~、お腹空いてないつらかー!」
「「空いてるよ!!」」
あ、意図せずアックスと息が合ってしまった。
「ふふ、やっぱりお似合い夫婦つらね~。」
「「――誰がこんな奴と!!」」
またかよ。夫婦漫才じゃねーんだよ。
「ぷっ、くぁーっはっはぁ!
サユ、俺が好きだからって
合わせなくていいっつーの!!」
ぶん殴りたいこの笑顔。
これ以上はアックスに馬鹿にされそうなので、
食事に意識を向けよう。
「勝手にツボってるこの阿呆は置いといて、
私達だけで食事にしましょうか。」
「ラジャーつら!」
「お嬢の仰せのままに!」
「そろそろ恋縁魔導具使っていい!?」
「「「「「――頂きます!!!」」」」」
俺、アックス、鶴、マサ兄、キュピネの
5人で手を合わせ愉快な夕食が始まった。
*
食後。
歯磨きうがいの後、キュピネに
デバイス越しで招集をかけられた。
そうして俺とアックスは
キュピネの部屋へと集まった。
「よくぞ来てくれました。」
当の呼び出した本人はめちゃご機嫌だ。
「キュピネ。呼ぶ分には構わねぇが
手短に済ませてくれよ。
俺らはこの後風呂して勉強会しなきゃ
なんねーんだ。」
「分かってますよぉアックス君。」
「ならいいんだ。早く言え。」
「そう急かさないで下さいよぉ。
私だって目立ちたいんです!」
「全裸で町内一周すればいいんじゃね?」
「アックス君は私を社会的に殺す気ですか!?
分かりましたよ言いますって。」
本当だよ。
キュピネのどうでもいい前置きに
付き合ってる暇はない。
「ほら、私がここに
泊まってる理由覚えてますよね。」
「ホームレスだからだろ。」
「アックス君私をさっきから何だと
思ってるんです!?」
「マッドサイエンティスト。」
「それは行為であって、
私自身は至って普通の一般人OLです!」
こいつら実は仲良いだろ。
「もう忘れてるのがよく分かりました。
私は貴方達2人の恋愛を成就させるべく、
恋縁魔導具を利用する恋のキューピット。
恋結び宅配サービス課課長のキュピネです。」
「成る程な、ようやく胡散臭いアイテムが
完成したから実験しようって訳だ。」
「物分かりが早くて助かります。
……その記念すべき第1号はッ!!」
嬉々として彼女はバックから
例のアイテムを出す。
それはどう見ても、ただの手錠だった。
「じゃがじゃんっ!
恋縁魔導具No.01・ラッ手錠!!」
「おし! 全裸で町内一周してこい!!」
「殺意が凄いねアックス君!!」
アックスが女性不信なのは知っていたが、
ここまでだったとは。
軽い気持ちで彼の逆鱗に触れてはいけないようだ。
「サユ、お前もうこの部屋降りろ。
そして先風呂行っとけ。
このクソアマは俺が説教してやる。」
「あ……うん。」
なんか退かなきゃいけなさそうな
雰囲気なので、俺は退場した。
部屋から3メートル位離れた辺りで、
アックスの怒号が耳に入ったのは言うまでもない。
*
風呂へ行けば、先客がいた。
「姉たん。おっすおっす~。」
「この時間帯に入浴なんて珍しいね。
何かあったの。」
「姉たんと入浴したいと思っただけつら。
ん? どうして目を逸らすつら?」
ニッカや俺自身はともかく。
見ず知らずの女性とする混浴は、
男子高校生の俺とって刺激が強いんだ。
指摘しないでくれ。
心が男だからだとか
言ったら約束を破る事になりそうだし、
適当にあしらっとくか。
「ご、ごめんね。鶴ちゃんが可愛い過ぎて
直視出来ないのよね~、あはは~。」
「嘘が下手つらね。挙動が
女湯に侵入した童貞のそれつら。
貝合わせの時より初々しいのがムカつく。」
うるせー!
アレとソレは興奮のベクトルが違うんだよ。
女の鶴には分かんねーだろ!!
「と、取り敢えず。
私は普通にお風呂入るから邪魔しないでよね。」
「ラジャーつら。」
はぁ、物分かりのいい妹で良かった。
「背中流していいつら?」
「ま、背中だけならいいわよ。
今朝みたいな変な事しないならね。」
「うっす。」
本日2回目の洗顔を行い、
髪もゴシゴシし洗い流す。
さて、背中流しの手腕見せて貰おうか。
――もにゅっ。
「ひょえっ?
あのぅ、鶴ちゃん。私の背中になんか
柔らかいモノ乗ってないかな?」
「うん。おっぱい乗せてみたつら。」
「それって背中流しじゃないよね。」
「むぅ。バレたらしょーがないつらね。
もう普通に流すつら。」
「最初からそうしてね。」
*
「ふぅ……。あの後鶴ちゃんに何かされると
思ったけど、私の杞憂みたいね。」
あぁ、普通に風呂が終わって良かったぁ。
おし、アックスの部屋に上がって先に
勉強会しとくか。
………約30分後。
「待たせたなぁサユ。
お、頑張ってんじゃねーの。」
「いつもの事でしょ。さっさと始めましょ。」
「あぁ!」
筆が疾る音と、紙の捲れる音がいつもの如く
その場を3時間ほど包み込んだ。
「くぁ~あっ! お疲れ様アックぅ~!」
心地よい疲労感に身体を伸ばした。
「サユもな。んじゃまた朝会おうぜ!」
「オッケー!」
その日の夜はこれといったイベントもなく
眠りについた。
*
……翌朝。
妹の英気吸引で目が覚めたので。
ソシャゲのデイリーミッションの如く
モーニングルーティンを済ませる。
寝汗を拭き取ったら制服へ着替え
朝食の卓へとレッツラゴー。
食堂へ到達。
見慣れた5人の面子が揃い、
頂きますの合図で食事が始まる。
食後、歯磨きうがいも終わらせて
玄関でアックスと共に靴を履いてる最中。
「待って下さーい2人ともー!」
キュピネが焦った様子で駆け寄って来た。
「どうしたんだよ!」
「忘れ物してますよぉー!」
「おう、それは助かるな!」
忘れ物なんかあったか?
いや、忘れるから忘れ物なのか。
これはキュピネに感謝だな。
「ほら、2人とも手ぇ出して。」
言われるがまま俺らは手を差し出した。
――カチャッ。
「「―――ッ!?」」
まんまと嵌められた。
ラッ手錠の装着作戦にかかるとは、なんたる不覚。
「あらぁ~、どうしましたぁ?
嬉し過ぎて声も出ない感じぃ~。
流石初々カップルぅー! ひゅうひゅうっ!」
嬉し過ぎて声が出ないんじゃない。
怒りに震えてるんだよ俺らは。
「「キュピネぇええええええ!!!」」
「ひぃぃいいっ!!」
憤怒に慄いたキュピネは一目散に逃げ出した。
薄々こうなるだろうとは思っていたが……
「サユ、俺の腕切り落としてくんねーか。」
「そんなの、出来っこないよ。」
「顔面クレーター職人が何言ってんだよ。
ぼら゛出来る゛じゃ゛ん゛が。」
「とても不名誉な呼ばれ方をしたので
顔面に一発入れただけです♡」
「その調子で腕も頼む。
……安心しろよ、俺は吸血鬼だ。
顔面が凹んだり腕が切り離された程度じゃ
死なねーっての。」
「…………」
本当にソレでいいのかよ。
いくら再生力があるからって
痛覚がない訳じゃない。
四肢が切り離される痛みなんて、
俺だったら耐えられない。
「そんなに心配すんなって。
俺はサユが苦しまずに済むなら、
四肢の1つや2つくらい余裕で
捨てられるっつーの。」
「そんなの可笑しいよっ!
絶対に痛いじゃん! 私だったら……」
「耐えられねーんだろ? それはサユの話だ。
俺には一切関係ねー。やれ。」
どこまで肝が据わってんだよアックス。
「偽デートの時言ってたよな。
キュピネがいなけりゃ俺の腕切り落とすってさ。
今がその時なんじゃねーの。」
「あ、アレはアックを戒める為の虚勢みたいな
モノで、そのぅ、本気で言った訳じゃ……」
「そうかよ。でも今の俺は本気だ。」
あぁ、分かってるよ。お前が本気だって事。
何年傍に居ると思ってんだ。
負けだ。俺の負けだよ。
「分かりました。もうどうなっても知りません。」
俺は氷刃を生成し、
アックスの腕目掛け力強く振るった。
「てやぁぁああっ!!」
――カキンッ!
見えざる壁に弾かれた。
「ねぇアック。
結界魔法なんていつから習得してたの?」
「してねーよ。だったら
いつも顔面パンチ防ぐに決まってんだろ。」
「じゃあこれって……」
「とことん悪趣味なアイテムだなコレ。」
*
腕を切り落とすという強硬手段は、
無駄に性能の良い手錠の所為で敢えなく失敗。
結局手錠で繋がれたまま
学校へ行く羽目になった。
道中、何か言われると思いきや
生暖かい眼差しが向けられるばかりで
終いには尊いなどの言葉も聞き受けられた。
手錠プレイで尊いとは何だ?
この異世界の恋愛観は一体どうなってるんだ。
そんな疑問を抱えながらも、教室へ入る。
見慣れたクラスメートなら心配してくれる
だろうと思ったが、外と変わらんかった。
そうして迎えた昼休み。
「ひゅうひゅうぅっ!
朝からお熱いですねぇ2人ともぉ!」
「ちょっ、ソノハちゃん。それは言い過ぎだよ。」
「気にしないでくれミミア。
俺らは見ての通りラブラブだからな。
見と゛け゛よ゛見と゛け゛よ゛。」
アックスの顔面にクレーターが出来た。
(ノルマ達成)
「うん、取り敢えず
ラブラブじゃないのはよく分かったよ。」
「リーダー、ホントその顔芸好きですねー。」
「こんな恐ろしい顔芸あってたまるかよ。
さ、食事にしようぜ。」
――ガシャッ。
「やっべ、利き手が手錠に
繋がれて上手く食えねーな。」
アックスの言葉で何かを察したのか、
ソノハがニヤニヤとして口を開いた。
「おやおやぁ~、これは大変ですねぇ。
顔面殴った償いとしてぇ~、サユキちゃんが
あーん♡するしかないですねぇ。」
「ぐぬぬぬっ……」
ソノハめ。
こうゆう時だけ無駄に頭回りやがる。
「それともぉ~、もう一度私の彼女になる?」
「わ、分かったわよ! やりゃいいんでしょ!」
くそぉ! 今日の俺負けてばっかじゃねーか!
口に出せない悔しさに歯噛みしながら、
アックスの弁当箱に
入ってるおかずを箸で摘み上げた。
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