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終章・らすとぱーと編
#43・【春の文化祭(後編)】TSクイズ脱出迷路に参加するとどうなるのか?
しおりを挟むデバイスでアックスに招集をかけ、
時間一杯休んだ後。合流する。
「おいおい、サユ1人かよ。
ソノハ、ミミアはどうした?
もしかしてサユ……俺を独り占めしたいのか。」
「寝言は寝てから言ってください。
あっちが勝手に離れてったんです。」
俺だって第1班の皆と回りたかったよ。
アックスと2人きりで回るとか何の罰ゲームだ。
文化祭の空気で浮かれたコイツが
何しでかすか分かんないんだぞ。
「ソノハ……お前って奴は。」
「ん、ソノハがどうかしたの?」
「い、いやー気にすんなよ。
俺の単なる独り言だから。」
確かにソノハは色々と怪しいところがある。
アックスもそれを感じ取って、
何かしら考えてるようだ。
ポロッと出た彼の独り言が何よりの証拠。
思い返せば、稲荷の時の快楽拷問もそうだ。
俺という存在について色々と聞いてきた。
幻サユや爺ドラゴンがしてきそうな
質問ばかりだった。
快楽に目が眩んで馬鹿正直に答えてしまったが、
今の所、生活に支障は出てない。
だったら、考える必要もない。
このイベントを楽しもう。
俺は、パンフレットでアックスの頬を叩いた。
「ってーなぁ!? ……って痛くねぇ。」
「当たり前でしょ。
ここでアックを吹っ飛ばしたら
文化祭どころじゃないもの。
で、回りたいトコとか決めてるよね。
仮にも第1班のリーダーなんだし。」
「あのなぁ、決めてたっちゃ決めてたけど……
サユと2人で回るなら話は別だろ。
まっ、もう頭の中で組み直しといたがな!!」
「流石私の相棒。やれば出来るんですね。」
「あぁ、夜の方も自信あるぜ。」
「どこ周る?」
「ナチュラルに無視すんなよ!?」
こっちだっていつもの如く
アックスのセクハラジョークに
付き合ってやる暇はない。
文化祭は儚きイベントなのだ。
最早、一分一秒も惜しい状況。
タラタラしてる場合じゃないんだよ。
「まー、まずは無難に
腹ごしらえなんじゃねーの。
喫茶の催しでお互い体力使ったし、空腹だろ。」
「言われてみれば……そうですね。」
「だろだろ!?
でも飲食系多くて迷うんだよなぁ! 見ろよ!」
アックスが嬉々としてパンフレットを広げる。
確かに、飲食系統の催しが3割方占めている。
オムライス、カレー、ラーメン、
たこ焼き、焼きそば、チャーハン。
クレープ、ワッフル、バウムクーヘンに
至るまでそのレパートリーは様々だ。
「本当に多いですね。アックはお手上げですか。」
「お手上げっつーか。
サユの決めたモンを一緒に食べたい。」
「……あっそ。じゃ私あっさり系ラーメンで。」
「スイーツ系はいいのか?
太りたくねぇからって無理はいけねぇぞ。」
「――あ゛?」
俺が元男だからいいが、
咲柚梨が生きてる世界線だったらコイツ。
付き合って一年で別れてんじゃね。
女性に対しての
デリカシーどこに置いてったんだよ。
つーか俺、概念体だから
いくら食っても太らねーんだよ。
「ノットビリビリぃ! oh、平和大事!!」
「そもそも、スイーツ系選んでアックに
可愛い系女子アピールする方が屈辱。
男は黙ってガッツリ主食でしょーが。」
「……ははっ! そうだな!!」
飲食系統の出し物。
正直迷うところがあった。
オムライス、カレーは重いから避けた。
たこ焼き、焼きそばは夏祭りの
楽しみに取っておきたい。
スイーツ系は先程の発言通りだ。
そういう流れで消去法を繰り返した結果。
この答え。ラーメンに辿り着いた。
*
~某クラス出し物、ラーメン屋。
「へぇい! らっしゃい! うぉうぉ!?」
ラーメン屋の変装ガチ勢な生徒が
俺らを迎え入れるなり、驚愕の反応を見せる。
「アンタら来る場所間違えてねーか?
もっといい場所あったろ!!
ココはアンタら美男美女カップルが
来ていい場所じゃねーべ!!」
変な心配された。
うむ、そういうモンなのだろうか。
気になって辺りを見渡せば女子1人居ない。
男共がワイワイしてラーメンを啜る
暑苦しい光景だけが広がっている。
それより、勘違いされては困る。
「あのー、店員さん。
私、この吸血鬼とそういう関係じゃないです。
ただのお友達です。」
「何言ってんだサユ……」
「……ね?」
「あ、あーそうだぜ店員の兄ちゃん。
コイツとは腐れ縁のダチでな。
こうやって一緒にラーメン食べるのは
珍しい事じゃねぇんだ。」
少し油断するとすぐこうだ。
婚約者同士なのは形だけだと何度言ったら
理解してくれるんだアックス。
もう俺、誤魔化すのすら疲れてきたぞ。
*
「「――ご馳走様でしたぁ!!」」
「アンタらいい食いっぷりだなぁ!
また来年も頼んまっせぇ!!」
「おうよ!」
腹ごしらえが済んだ。特に語る事はない。
淡麗な鶏ガラ魚介スープのあっさりとした
味わいは言うまでもなく美味しかった。
細々しくも力強いコシを秘めた麺も高得点。
あとは……具材かな。
糸唐辛子や、梅干しがいいアクセントに
なっていて飽きさせない工夫も凝らしていた。
出し物だからと甘く見てたが、
いいクオリティだ。
おかげで黙食状態に陥った。
アックスとの会話すら放棄してしまったので、
今になって気まずい。
「しっかしサユ……
ホント凄ぇ食いっぷりだったな。
替え玉5回って正気かよ。
俺でも3回が限度だったぞ。」
「ふっふっふ。
この食い意地勝負……私の勝ちですね。
何で負けたか、明日までに考えといて下さい。」
「誇る事じゃねぇぞ。」
負け犬の遠吠えなど知ったこっちゃねぇ。
程よい満腹感、勝利による愉悦感。
これが俺の知り得る絶対なのだ。
後は、デザートがあれば完璧だな。
「おいおい、今度はスイーツかよ。
やっぱ食いてーんじゃねぇか。」
「えぇ、食べましょう。……じゅるりっ。」
「あいよ。手のひらクルクルお嬢様。」
15分後。
食後のデザートをキメて、廊下へと再び歩み出す。
「かき氷どんだけ好きなんだよ。
食後の量じゃねぇだろアレ。
全味2回ずつコンプリートする意味あったか?
頭とかキーンとしねーの。」
「この身体。
便利な事にそういう症状出ないんだよねー。
つまりぃ~、
デメリット無しでかき氷食べれるって最高っ!」
「そういう問題じゃない気が……」
「さぁ! 次行きましょう次!
食事なんてただの前座ですから!!」
「だな!」
気を取り直して、
再度パンフレットを開き出し物を確認する。
飲食系統が終われば、
残るは舞台系、アトラクション系だ。
食後なんだし、一度舞台系で身体を
落ち着かせてからアトラクション系へ
臨んだ方が良さそうだ。
「ねぇ、アック。舞台系行こうよ。」
「了解だぜ!」
*
結果。舞台はイマイチだった。
俺ら2人は感受性に乏しい所があるので、
そこが裏目に出たのかもしれない。
キュピネやソノハにお勧めされた
恋愛ドラマを視聴しても
ピンと来ないし仕方ない。
アックスとアクション系を観るのが
定番スタイルなんだ。
単に見たいものの層が違う。
まぁ……文化祭の予算じゃ派手派手アクションを
演じるより、ねっとりした群像劇の方が
色々と演りやすいから当然っちゃ当然か。
取り敢えず、
アトラクション系統の出し物で挽回しよう。
おっ! これなんかいいんじゃねぇか!
「「――TSクイズ脱出迷路!!」」
「ほ……ほぇ?」
「ほほう。サユも興味あんのか。」
変なトコで息が合う機会が増えた。
元々TS性癖が似通った者同士であり、
今世に至っては6年以上同棲してるから
その影響がモロに出たのだろう。
この現象を鶴やソノハが小馬鹿にしてくるけど、
俺は悪い事と思ってない。
色々と行動しやすいからな。
「第1班としてコレは見過ごせない
神イベント。興味があるなんて当たり前。
四の五の言わず行きましょ。」
「賛成だ!」
*
~某クラス出し物。TSクイズ脱出迷路。
正直嬉しい。
俺ら第1班以外にもTS性癖を持つ同志が
この学園に居るとは。
TS。それはノーマル、
LGBTの恋愛概念に当てはまらない。
どの世界でも迫害の的である異常性癖。
であるにも関わらず、
これを出し物にする勇気を讃えたい。
この点に関しては、第1班をも超越したと言えよう。
「いらっしゃいませー。ってあなた達は!?」
おっと、そりゃ男女2人がここに来たら驚くか。
普通だったら、ここの客になり得ないもんな。
驚かせてすまないな、受付のお兄さん。
「俺はお前の同志だ。
名前はアックス、よろしくな。」
「自分の性癖をよく彼女に晒せますね。」
「あ、受付の兄さん。
勘違いしないで下さい。私も同志なんで。」
「いやいや、ジンマウント学園全美少女1位が
そんな性癖持ってる訳……」
「朝おん、憑依、皮モノ、入れ替わり、TS転生。
肉体改造……あと何だろうなー。
ねぇ、受付君の好みは?」
こういう奴には
知識で分からせるのが1番効く。
「もう分かりました。
1位様も我々の同志であると認めざるを得ません。」
「1位様なんて呼ばないでよー。
同じ性癖を持つ同志なのに、
余所余所しくされたら悲しい~。
私の事はさ~、サユキって呼んでよ~!」
「はっ、はぃぃいいっ!!!」
「からかうのも大概にしろよサユ。
時間が惜しいだろ。」
「あっれれぇ~、もしかして
嫉妬しちゃってますぅ~? むふふぅ~。」
「……このメスガキ分からせてー。」
分からせてみぃ、雑魚吸血鬼。
本当はもっとイジり倒してやりたいが、
時間が惜しいのも事実。
受付君にタネ明かししてから行くか。
「受付く~ん。」
「なっ、なんでしょうかっ。」
「私ね、実は前世男の子のTSっ娘なんだぁ~♪」
「その話、詳しく。……因みに人格は?」
「人格はもちろん前世のまんまだよー。
男の時の記憶全部持ってまーす!
――っちょ、アック。引っ張んないで!!
うわーん! もっと面白くなる所だったのにぃ!」
ジタバタする俺を無視して、
アックスは俺を教室の中へ引きずり込む。
強引な形で迷路、第一関門に到着する。
到着するのは別にいい。
喜ばしい事なのだが、
タイミングを考えて欲しい。
「アックー。第1班が増えるチャンスを
逃すとは何事ですか。
同志は多いに越した事はないですよ。」
「……うるせぇ。第1班のリーダーは俺だ。
増やすも減らすも全部全部俺が決める。
サユが他の男とイチャイチャしてると、
俺が不快なんだよ。」
「きっも。典型的な束縛男じゃん。
あと、イチャイチャなんかしてないし。
被害妄想乙です。雑魚吸血鬼。」
「キモくて悪かったなぁオイ!!
ってか、サユなら俺の引っ張り程度どうにでも
出来るだろ。何で抵抗しねーんだよ。」
「……何でだろ。私も分かんないや。」
あれ? また顔が熱い。鼓動も早くなってる。
あぁ、そうか。
アックスのキモ発言で発作が出たんだな。
鎮まれー。鎮まれー。
「……サユ?」
「――さ、さぁアック!
早く問題解きましょ! うっはぁ楽しみだなぁ!」
「おうよ!!」
【第1問】
以下のTSパターンから、
朝おんに当てはまらないものだけを選べ。
①入れ替わり
②肉体改造
③皮モノ
ほほう。
これはミミアが得意そうな問題だな。
一問目ってだけあって、めっちゃ親切じゃねーか。
「「③ッ!!」」
俺らは宣言通りボタンを同時押しした。
すると、ピンポンピンポンと音が鳴って、
関門が開いた。
「へっ、楽勝だなサユ。」
「えぇ。一問目なんてこんなもんよ。」
【第2問】
とあるTS官能小説にて、
2人という条件下で発動し、
言葉に応じて対象を女体化させる
TSアイテムが存在する。
それに当てはまらないものを選べ。
①チョーカー
②手鏡
③エプロン
急に難易度跳ね上がったな。
というか、この質問出していいのか?
俺達消されたりしねぇよな。
これ、事前知識なきゃ詰むぞ。
俺らはこの中で2つのアイテムを使う
TS官能小説を読み終えたから、確実に解ける。
成る程、ここから真のTS愛好家かどうか
試されるっつー事か。
「「③ッ!!」」
またもや、耳の痛くなりそうな
正解音と共に関門が開く。
悲報、次が最終問題だった。
【最終問題】
TS転生した場合、
TSっ娘が人外になるパターンは数多くある。
以下の中から、最も雌堕ちしやすい
TSっ娘の種族を選べ。
①吸血鬼
②サキュバス
③エルフ
難易度がガタ落ちして、俺はガッカリしたよ。
「「②ッ!!」」
*
ソノハ、ミミアに合流しないまま。
文化祭は幕を閉じた。
今日の楽しさを振り返りながら、
俺とアックスは夕景に染まる帰路を歩く。
「っかぁー、面白かったなぁサユ。」
「ま、まぁ……思ったよりは。」
「素直じゃねーなオイ。
あと2日あるし、周ってねー所も結構ある。
面白れーのはこっからだぜ。」
「そんじゃ、期待しときますね。」
「おう! とことん期待しとけ!!
大船に乗ったつもりでなぁ!!!」
0
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