ステータス表記を変えて貰ったら初期設定に戻ってたー女神公認のハーレム漫遊記ー

ささやん

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1章 異世界で生活を始める

6話 出歯亀してショックを受けた男

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 外に出ると想像してたより遅い時間になっていた。だいぶ、ギルド内で結構な時間過ごしたらしい。

 ビッチが来るまで何だかんだで楽しかったからな~

 フンフンとスキップしそうになりながらモヒンに紹介された宿『どら焼き亭』という甘ったるい匂いを醸しそうであるが宿の前に到着するとどちらかといえば肉の匂いがした。

 宿の前でボケーとしてても意味がないので早速入り、受付を済ませてとりあえず10日間の部屋を取って夕飯も間に合うという事でご相伴に預かった。

 残りモノって言ってたけど結構美味しかった。これだったら10日と言わず定宿としてお世話になりたいかも。

 指定された部屋に向かうと隣の部屋のドアが開き、そこから出てきた人物に俺は目を丸くする。

「あら、貴方はギルドにいた」

 そこにいたのは冒険者ギルドの男達にとってなかった事にしたいガンのようなビッチがそこにいた。

 俺は正直、こんな偶然は嫌だとウンザリしているとビッチはすぐに俺に興味を無くして部屋からサンセェに呼ばれて挨拶もなく部屋に引っ込んだ。

 せっかく美味しいご飯にありつけて、後は寝るだけと幸せだった気分が台無しである。

 ドアを開ける灯りが点いてなかったがすぐ寝るつもりだったので気にせずベッドがあるだけの部屋に入って外套をポシェットに仕舞うとベッドに転がる。

 むぅ、少し硬いな……我慢できるレベルだけど。

 さっさと寝てしまうかと俺は目を瞑る。


 あっああん、ああ……


 ん?

 寝ようとしていたが俺は起き上がる。

 あれ、今、変な声が……


 んんっ、


 また聞こえた。これって隣のビッチがいる部屋じゃ?

 そう思っていると隣の木壁から漏れる光がある事に気付いた。

 光が漏れる所を覗いた先ではサンセェとビッチがディープキスの真っ最中であった。

 待て、さっき俺と顔合わせてから5分も経ってないぞ? おさかん過ぎじゃないか?

 それはともかく壁が薄くて声が筒抜けとかじゃなく普通に隣が見えるって……こっちではこれぐらい普通なんかね?

 まあ、いいやとその場を離れようとした俺であったが思い直す。

 ビッチの体を見るぐらいなら興味はあるがサンセェとヤッてる所を見たいとは普通は思わない。
 しかし、サンセェは冒険者ギルドでも話題になってたほどのデカチン、男としてビッチが惚れるサイズというのには興味がある。

 再び、壁の隙間から中を覗くとサンセェはビッチの後頭部を片手で掴んで逃がさないとばかりにベロベロと汚らしいキスをしていた。

 俺から見てもお前は大型犬かと言いたくなる無様なキスだがさすがは相手はビッチ、上手くリードして舌をかろうじて絡めるような形に持っていっている。


 ぺろぺろ、じゅるじゅるじゅるじゅる


 吸い過ぎだろ、ビッチの唾液を全部飲む気か?

 ビッチはそのキスに答えながらサンセェのズボン越しのペニスをさわさわと触っている。だが、サンセェはキスにご執心だ。

 そこはオッパイを揉んだりして相手の気分を盛り上げるとこだろ?

 童貞の俺でも分かるぐらいに下手だと言える無様ぷりだ。さすがにちょっとビッチが可哀想だと一瞬思うレベルだ。

 漸く、満足したのかサンセェがビッチを解放する。

 解放されたビッチが「情熱的で上手よ」と休まずにペニスに刺激を送り続けている。
 それに対してフフンと満足げにしてるだけでサンセェは相変わらず何もしない。

 マジであれはないわ、少なくともリップサービスや、遅れながらも愛撫をするところだろ?

「そろそろ咥えてくれ」
「もう元気なんだから」

 ええっ! マジか……何もしてないのに要求だけは一人前とか!

 でも、ビッチは嫌そうにしてないし、よっぽどサンセェのデカチンにメロメロなのか?

 踏ん反り返ったまま立つサンセェのズボンに手をかけたビッチがずり下ろすとサンセェのペニスが露出した。

 ……

 はぁ?

 そこから取り出されたサンセェのペニスは親指より短く、それより細いものだった。
 待て待て、ビッチが惚れるぐらいだから膨張というよりメタモルフォーゼって感じなんだろう。

 うっとりした表情のビッチが小物のペニスを舌で掬いあげるようにして吸い込む。

 それだけで、ウッと声を上げるサンセェ。

 え? 今のでイキそうになってなかった?


 くぽくぽ ちゅちゅちゅちゅちゅぽん れろれろぺろぺろ


「ふふ、大きくなってきた……硬くてカチカチ」

 そう咥えながらビッチが言うがまったく、くぐもったようには聞こえない。ここまでの流れを見て、もしかしてという思いが頭をもたげる。

 咥えてたペニスを解放されたペニスを見て俺は思わず「えええっ!」と叫びそうになったのに耐える。

「一回、イカせてくれ」
「うふ、分かった」

 再び、クポクポと音を鳴らして頭を前後させるビッチ。

 待って、今のイキそうになる段階の大きさが親指サイズなんですけどぅ! しかもカチカチって言ってたけどフニャチンだったんですがぁ!

 かろうじて水平になってるぐらいの……

 ビッチが頭の前後を3回ぐらいしたらサンセェが全身を震わせる。

 イッたらしい。

 口に出した精液を飲むように強要して、しかも、お掃除フェラもさせる。

 そして出す前のフチャチンになったと思ったらビッチを四つん這いにさせるの手に唾を大量に付けたサンセェがビッチのマンコに塗りたくる。

 ありえねぇ! 自分はあれだけされておいて、潤滑油の代わりに唾で時間短縮するとか。

 息の荒いサンセェがビッチのマンコに後ろから挿入する。

 入った瞬間、ビッチが嬌声を上げる。

「ああん、入ってるのが分かるぅ!」
「どうだ、俺のを知ってしまうと他の男がゴミのようだろう?」
「うんうん、男なんで貴方だけでいい!!」

 サンセェはヘコヘコと腰を振って3振り目をする瞬間、身を硬くする。

「イク、お前もイケ!」
「待って、もうちょっと何かイケそう!」

 ビッチがそう言うがサンセェは耐えきれなかったのか半分ほど抜いた辺りで身を震わせる。

 もうイッたのか……ビッチのがそんなに名器なのか?

 中だしされて「熱い……」とビッチが嬉しそうにしているが事情が分からない。

 事後の裸で抱き合い、サンセェが「俺のは最高だろう?」と言う言葉に失笑から噴き出しそうになる。

 それに満足そうにウンと頷くビッチを見て分からなくなる。明らかに下手でビッチがイケてるようには見えない。せいぜい、刺激をちょっと感じた程度にしか見えない。
 あれであれば愛撫やそれこそオナニーの方が満足出来そうな気がするが……

 俺は覗くのを止めてベッドに転がる。

 考えられるパターンはビッチはビッチだったが好みがおかしくてサンセェに惚れたのでサイズは度外視の実は純愛説。

 ないな~、あれがビッチじゃなく他の子だったらその可能性を考えたけど……

 となるとあれが本当にこの世界でデカチンなのか?

 あはは、あれだったら元の俺のサイズだったら……

 そこでハッと目を見開いてベッドから身を起こす。

 ちょ、ちょっと待って!

 俺は慌ててステータスを立ち上げる。暗闇の虚空でも表示ははっきりと見えた。



 椎名 (シーナ) Lv1

 HP:15(150) MP:30(300)

 ちから:11(33) みのまもり:7(21)
 きようさ:20 すばやさ:12(36)
 かしこさ:25 うん:3
 スキルポイント:4

 スキル:剣術Lv1 盾術Lv1 身体強化Lv1

     雷魔法Lv1 回復魔法Lv1

     共通語 解体

     巨根 精力増大


 ヤバい、やらかしたかもしれない。

 あれがデカチンなら元の俺のサイズは勃起してなくてもデカチンになれる。

「それなのに巨根にしちゃった……」

 男のサイズ通りに女の膣もそうだったら……

「俺、一生……童貞?」

 あの時、勢いでやってしまった俺をグーで殴ってやりたい!

 そして、俺はシクシクと枕を濡らして眠りに就くのであった。
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