ステータス表記を変えて貰ったら初期設定に戻ってたー女神公認のハーレム漫遊記ー

ささやん

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1章 異世界で生活を始める

12話 男は心配をかけ、約束をさせられる

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 目を覚ますと俺は月明かりに照らされていた。

 酔客の声が遠くから聞こえる視線を巡らせるとそこは借りている宿『どら焼き亭』であることの部屋だと分かる。

 お腹に辺りに重みを感じてそちらに目をやるとターニャが頭を預けて寝ていた。月明かりに照らされた寝ているターニャの頬には泣いた跡があり、どういう事だろうと考えると獣人の少女を助けた事を思い出す。

 確か……俺、その後、気絶したんだっけ?

 担ぎ込まれて……そういう事か……

 どうやらターニャにだいぶ心配かけたようだ。

 手を伸ばしてターニャの涙の跡を優しく親指で擦ると擽ったそうに身を捩る。

「しかし、おかしいな……俺は回復魔法で怪我らしい怪我してなかったのにあの睡魔は……それより獣人の女の子はどうなったんだ?」

 独り言を呟くと天井に小さな光が生まれ、文字を綴り始める。

『獣人の子は警備兵の女の子が面倒みてくれてるよ。怪我も君の魔法で完治してるから朝には目を覚ますから』
「シズクか? ありがとう、気になってたから助かる」

 そっか、無事救出って言えるか分からないけど命を拾う事は出来たみたいで良かった。

 俺がホッとしてると文字を描いてた光が乱暴に動いて文字を描く。

『君が誇れる事をした事は私も誇らしいけど、今、私は怒ってるんだからね! あんな無茶でデビューをして一気にレベルが上がったせいであそこで気を失って殺されてても全然おかしくなかったんだからね!』

 むぅ、やっぱりヤバかったんだ。あの睡魔は一気にレベルが上がった反動? 考えられるとしたら上がった能力を順応するのに睡眠を欲したってとこか……成長期の時に睡眠に抗えないように。

 ステータスを確認してみよう。


 椎名 (シーナ) Lv10

 HP:300(3000) MP:600(6000)

 ちから:50(500) みのまもり:30(300)
 きようさ:60 すばやさ:55(550)
 かしこさ:40 うん:3
 スキルポイント:106

 スキル:剣術Lv4 盾術Lv3 身体強化Lv5

     雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv2

     共通語 解体 危険探知

     HP自動回復 MP自動回復 挑発

     巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増

     成長促進


 うん、なんか色々とおかしい気がする。確か、俺のLv1の時のステータスが普通の人のLv3とかシズクが言ってた気がするのに……うん、おかしいよね?

 スキルレベルも適当に連打したからばらついているし……まあ、これは落ち着いた時に整理するか。

 天井の文字を描いてた光が少し落ち着きを取り戻したかのように動き、新しいメッセージを描く。

『もう、こんな無茶しちゃ嫌だよ? 私を迎えに来てくれるって言ってたでしょ! お願いだから無茶しないって約束して守ってね!』
「ああ、必ず、シズクを迎えに行く約束する!」
『……無茶しない方を約束してない……知らないっ、怒ったからしばらく連絡してあげない!!』

 そう描くと光がスゥっと消える。それに同調するように文字の方も消えた。

 あちゃ……シズクを怒らしちゃったか……でもな、シズク、俺は多分、なんとかなるって思ったら止まれない気がするんだ。

 だって、俺、男の子だからさ。

 手を合わせて「ゴメン」と呟くとそれに反応したのか、腹の上で寝ていたターニャが目を覚ます。

 薄らと開いた瞳と俺のがバッチリ合い、俺は苦笑いしながら「お、おはよう」と告げると一気に意識が覚醒したらしく俺に抱きついてくる。

「もう馬鹿っ! ザンさんに担がれて帰ってきた時、心臓が止まるかと思ったんだからね!」

 バカバカと俺の胸を駄々っ子のように叩くターニャの頭の優しく撫でる。

 あはは、俺、さっきから女の子に怒られてばっかだ……有難い事だよな。

「で、何があったの! ザンさんに聞いても聞く前にシーナが気絶しちゃったって言ってて……」

 ジッと俺を見つめるターニャの瞳が言うまで許さないとばかりに見ている。

 しかしなぁ~シズクの反応を考えると言っても言わなくても怒られる気しかしない。

 ううっ、と泣きそうになられて折れる事にした。

「もうバカバカバカ! ほんと馬鹿! どうしてそんな事したの! ううん、分かるけど許さない」

 やっぱりこうなりました。

 ターニャは怒って俺から離れて部屋を飛び出すかと思われたが出口に近づいただけで立ち止まりチラチラとこちらを見てる。

 所謂、早く捕まえに来なさいよ、って女の子の例のあれですかな?

 本来なら飛びだすところだが倒れて起きて間がない俺に対しての譲歩と言う事だろうか。

 苦笑がばれないように祈りながらベッドから降りると背中からターニャを抱き締める。

「ごめん、ターニャに心配かけたのは本当に悪かったと思う。でもさ、俺も男の子ってヤツだから格好を付けたいんだよ、惚れた相手に私の彼はこんなに格好いいんだって言われたいんだ」
「……私はちょっとぐらい格好悪くても一緒に居てくれる方が……」

 涙目で振り返るターニャに優しくキスをする。

「多分、俺は馬鹿だからまた心配かける事もあると思う。でも、これだけは約束する。俺は必ず、生きてターニャの下に帰ってくるから」
「そんなの約束じゃ……んんんっ」

 反論しようとするターニャの口内へと舌を侵入させて黙らせる。

 そして、シャツのしたから手を突っ込み、スポーツブラのような下着の上から優しく揉む。

「んん、ああっ、駄目よ、こんな方法で誤魔化そうとしても……いいっ!」
「そんなつもりはないよ。俺がターニャが魅力過ぎて我慢出来ないだけ」

 ちゃぷちゃぷちゅちゅ じゅるり

 口を離すと俺はシャツを胸を揉む為に片手が塞がっているのでもう片手で脱がそうとするが率先してターニャが自分で脱いでくれる。

 俺はスポーツブラの下から両手を挿し込み、先程より強めに揉むと鼻の抜けた喘ぎ声を洩らすターニャに言う。

「駄目だったんじゃないの? 自分から脱いでくれたけど?」
「シャツが伸びたら嫌だから……あっあああ!」

 乳房を捏ねるように揉まれるのがいいらしく、身を捩る。そんなターニャの乳首を抓むより揉むようにして気持ちはいいが物足らないという不満そうな吐息を吐かせて囁く。

「この邪魔なのをどかせてくれたら……分かるよね?」
「絶対にしないから、私は怒ってるの……んんっ、お願い、虐めないで」

 思わす、うん、と言ってしまいそうだったが今は俺達は自分達の主張をぶつけ合ってる最中、心を鬼にしなくては!

 更に動きを緩慢にして乳首には触れるか触れないかという位置をキープし続けていると下唇を噛んで我慢してたターニャがスポーツブラを乱暴に剥ぎ取る。

「無理、我慢出来ない。ギュッとやって!」
「了解しました。お姫様」

 ご要望通り、ギュッとしてやると痙攣して膝をガクガクさせて壁に両手を付く。

 尻を突き出すような格好になっているターニャの短パンとパンツを下ろすと綺麗なマンコが月明かりに照らされてテラテラと光る。

 その感じてびしょ濡れになっているマンコに顔を寄せて舌を走らせ始める。

 ビクビクっとして壁からずり落ちそうになるのを必死に耐えるターニャの喘ぎが掠れ始めた。

「シーナ、駄目ぇ! そのまま舐められたらイッちゃう! お願い、貴方ので!」
「俺のナニでかな?」

 顔を真っ赤にさせて涙をポタポタと流すターニャが長く我慢出来ないようであっさり言ってくる。

「シーナのペニスを私のオマンコを抉ってイカせてっ……シーナが虐める……」
「ごめんね、照れたターニャが可愛過ぎるのがいけないんだ。ターニャは俺の事、嫌いになった?」
「嫌い……なんてなれるわけないでしょ、大好きシーナ……あがが、ふぅふぅ」

 俺に告白したと同時に一気に俺のペニスで貫くとターニャはシャーと潮を吹く。

 痙攣するターニャに俺は更に突き入れ、壊れた人形のように翻弄される腰を動かし続ける。

 ずちゃずちゃじゅじゅじゅ ちろちろ

 遂に潮吹きは止まったようだが半分気絶してるような状態でも感じているようで喘ぎ声は止まらず、再び、イクと意識を覚醒させる。

「イグゥ!!! あ、あれ、私、どうなってるの?」
「どうなってるだろうね? 気持ち良かっただろう」

 そういうとなんとなく状況を察したターニャが黙秘を貫こうとした時、深く突き入れる。

「ああっ、赤ちゃんの部屋にぃぃ……も、もっと! 気持ち良かったの!」

 そう言ってくるターニャに突き入れてる状態で引っ繰り返して抱き抱える。

「んんんんっっっ!!」

 どうやら今の位置変えでもイッたようだ。

 ベッドに連れて行き、正常位で見つめ合う。

「ご希望のノックをしてあげるね?」
「いぎぎぎ、おほおほっ!」

 一突き目から快楽のリミッターが飛んだらしく白目を剥きながら言語にならない喘ぎ声を洩らし続ける。

 そのやらしくも可愛いターニャに興奮した俺は高まりを感じてラストスパートをかける。

「ターニャ、イクぞっ!」
「イグイグイグイグ!!」

 どうやら言葉が届いてないが気持ち良さそうだから問題ないかな?

 俺は高まり襲ってくるのに抵抗せずにターニャの膣へと全部吐き出した。



 それからしばらくしてベッドで寝転がる俺の足下、シーツがかかってるところあたりが人一人分ぐらいの膨らみがあって上下に動いている。

 じゅるじゅる じゅぶじゅぶじゅぶ えれろれろ はぁちゅちゅちゅ

 シーツを少し上げて覗くとうっとりしたターニャがフェラをしてくれていた。

 所謂、お掃除フェラをしてくれているが間違ってもお願いはしてない。

 俺が中だしをしてしまったのでそれを吹き取って上げてたら私もやると言い出してもう10分はやり続けていた。

「ターニャ、もう充分だよ?」
「まだまだ綺麗になってないから。じゅるじゅる、あっ、そう言えばシーナが目を覚ましたらザンさんのところと冒険者ギルドに来て欲しいって言ってたよ。れろれろ」
「うん、朝になったら行ってくるよ。ねぇ、ターニャ、話を逸らそうとしてるよね?」

 俺の言葉に返事を返さないターニャはフェラを止めずに水音を響かせ続ける。

 ちゅちゅちゅっぽん ずずずっれろれろ ずばばばっちゅる

 シーツの中ではバキュームフェラをどこで覚えたか……出歯亀の時か……それをしてくれて口をとがらせて、可愛い顔がひょっとこ顔になってて無茶苦茶やらしい。

 これは不味い、このまま刺激を受け続けたら……分かるだろ?

「このままされたらイッちゃうよ!?」
「いいわよ、いくらでもイッて」
「……これってまさか、虐められた意趣返し?」

 シーツの中から俺を見上げるターニャの瞳がキラリンと光る。

「ターニャ様、勘弁してぇ!」

 そして、俺は朝になるまで寝かせて貰えず、これを含めて5回、イカされたのであった。



 朝になって俺はとりあえず冒険者ギルドへやってきた。

 中に入ると一斉に視線が集まる。

 ざわざわ

 周りで目配せをしながら困った雰囲気が漂う中、モヒカンのモヒンが俺に近づいてくる。

 いつものテンションはなく静かに腕を組んだ状態で俺の前に来た。

「おい、コーハイ、昨日有った事を30文字以内に答えろ」
「えっ、30文字!?」

 俺は必死に有った事を説明してまったく表情を変えないモヒンを見つめるとまず左拳で殴られる。

「なげぇー、俺は頭悪いって言ってるだろ!」
「初耳っすよ!」

 右頬を押さえながら言うがウルセェと返される。

 まあ、言われてないが多分そうだろうなとはおもってはいたが。

 今度は右拳でぶん殴られ、さすがに頭にきたから睨み返そうとしたが秒も持たずに俺は自分でも情けない顔をしてるのが分かるぐらいに怒りが掻き消える。

 モヒンは涙は流すわ鼻水は流すわで汚らしい顔を晒していた。

「俺はコーハイが死なずにこれからも一緒に冒険者していけるように必死に考えた依頼を用意したんじゃねぇーか……それをテメェから危険に飛び込む馬鹿がいるか、ああっ!!」
「す、すんませんでしたっ!」

 謝る俺をいきなり抱き締めるモヒンがガシっと抱き締める。

「許す! 男としては合格点だったからなっ! ただよ、お前が無茶して心配するヤツが居る事を忘れんなよ、コーハイがいないと思ってたとしても、少なくともここに1人いる!」
「先輩……」

 冒険者ギルドにいるメンバー達も「俺達もだぞ!!」「後輩君、私達も忘れないでねっ!」と冒険者ギルド内に響き渡る。

 う、嬉し過ぎる。元の世界でもこんなに優しくされた事があるだろうか……なかった。

 抱くのを止めたモヒンが肩に手を置く。

「今度、無茶する時、ほんのちょっとでいい。コーハイを心配するヤツがいるってのを思い出せよ? 約束だぜ?」
「はい……」

 シズク、有難う。俺をこの世界へと導いてくれて……

 騒いでた冒険者達の中でひと際大きな獣人の男、ベアが酒杯を掲げて叫ぶ。

「おい、テメェ等、今日は行きたくても仕事行けなくなるようにコーハイを酔い潰すぞ」
「「「おおおっ!!」」」

 えええっっ!!

 それから俺は朝から飲まされて気が付くと次の日の朝になっており、初めての二日酔いを体験する羽目になった。

 二日酔いで動けない俺にターニャが「馬鹿ねぇ」と言いながらも嬉しそうに甲斐甲斐しくリンゴの擦り下ろしを食べさせてくれてイチャイチャしながら1日過ごしたのであった。
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