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3章 白いアレを求めて三千里
24話 振り返ると1カ月が経っていたと男は言う
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こんにちは、シーナです。お変わりがありませんか? 私は元気にしてます。
ハレフサに送って貰ってから、早一ヶ月が過ぎました。毎日が充実しており、いつも感謝の念が絶えません。
こちらに来た当初、数々の失敗、私の見通しの甘さ、考えの足らなさから大変ご心配をおかけした事、本当に心よりお詫びさせてください。
あれから地味な鍛錬も黙々とこなし、私自身を磨く事に毎日、汗を流しております。
だからねっ! そろそろ機嫌を直して欲しいの!
反省してるし、謝るから許してシズクぅ!!
俺はふぅと額の汗を拭い、会心の出来の手紙を二つ折りにして掲げると手紙が消える。
消えたのを見送ると目を瞑り、両手を組んで祈る。
今度こそはぁぁ!!
手紙が消えてから数十秒で俺が着いているテーブルの上に先程、消えた手紙が現れる。
震える手で手紙を開くと赤字で一言が添えられていた。
『やり直し』
「うがあああああ!!!」
無情にも一言で切られていた。
何をしてるか分からない? 分かれよ? だよね、分からないよね?
これは遡る事、ゴブリン神を倒して宴会をして二日酔いから復帰した朝から始まった。
目を覚ますと天井に光の線で描かれた二頭身の可愛い漫画チックなツーンってしているシズクが出迎えた。
困惑する俺を無視してある文字が書き込まれる。
『反省文』
そう書き込まれると俺の顔の上に一枚の紙が落ちてきた。
初めはこれで許してくれるのかとラッキーとか思っていた俺が居た。だが、事はそう簡単ではなかった。
書いて送っても毎回『やり直し』と書いて送り返される。それを一カ月続けていた。
もう習慣になってしまいそうだが、合格出来ないままだと心の方が先に折れそうだ。
はぁ、と溜息を吐いていると台所からサイドテールを揺らすターニャが顔を出してくる。その後ろから湿ってる金髪のショートヘアをタオルで拭いているパメラも顔を出す。
「まだやってるの、反省文?」
「そのようだな、たった一言を書けば済むのにまだ気付いてないのか」
「ねっねっ、その一言は何なの? いい加減教えて!」
もうね、マジで縋りたいんよ!
俺がこうして聞くと2人は決まって不機嫌そうにそっぽ向いてしまう。
ターニャなんて「絶対に教えてあげない」とか言うし、毎日、枕を濡らす生活になっちゃうよ?
そうそう、順番がチグハグになったがここは『どら焼き亭』ではない。街の端の方にある家を賃貸して、今は3人で暮らしている。
追々、ちゃんとした家を作る予定なので仮住まいだ。
えっ? なら『どら焼き亭』でも良かっただろうって? 察してくれよ、あの壁の薄さで覗けるポイントがあるんだぜ?
そんな場所でターニャとパメラがいるとなれば、男なら分かるだろ?
まあ、2人もそれが気になるという事で家を借りる事になった訳だ。
俺達が住む家の周りには住人がいない。そうと知って借りた訳だが、引越した当初は色々ハメを外してしまったものだ。
台所に立つターニャの短パンでくっきり分かる、揺れるお尻にヒートアップしたりした。
あれは燃えた。
ターニャはその時は目茶苦茶怒ったが、その夜のターニャはこれまでで一番、大胆でがっついていた。
意地悪して本音を聞き出すと「本当は凄く興奮した」と赤面してターニャは白状した。
ええ、パメラも巻き込んでヒャッハーしましたとも!
話は逸れたが今回もシズクから合格貰えず、ターニャとパメラから正解を聞き出せずに項垂れる俺をよそにパメラはビキニアーマーをしっかり着込み、ターニャからお弁当を受け取る。
「いつも済まない」
「いいのよ、1個も2個も手間は変わらないから」
警備隊としての仕事を継続中のパメラはこうして毎日、ターニャからお弁当を持たせて貰っていた。
行ってくる、と言って玄関に向かう笑顔のパメラを見て思う。出会った頃はムスッとしてて美人が勿体無いと思っていたが、今ではちょっとした事でも笑う事が増えた。
パメラも毎日、ターニャのお弁当を楽しみしている。ちなみに俺もお弁当だけでなく、ターニャの作る料理が楽しみだ。
元々から料理は上手かったが一緒に住むようになって更に上手くなっていた。
急激に上手くなった秘訣を聞くとターニャは『愛』かな? と俺に微笑みながら答えた。
当然のように燃えて俺は……以下略
実際にターニャの腕は上がっている。それはスキルにも現れていた。
ターニャ Lv25
HP:210 MP:90
ちから:440 みのまもり:320
きようさ:200 すばやさ:830
かしこさ:11 うん:60
スキルポイント:0
スキル:格闘術Lv3 身体強化Lv3 生活魔法
縮地
幸運 調理Lv4 裁縫Lv2
成長促進
好感度:451 対象 シーナ
Lv2だった調理が4まで引き上げられている。結果がついてくるのも当然である。
ステータスの方も俺と冒険者活動をしているせいで順調? というより多分、他の冒険者達から頭1つどころではなく、いくつも抜けているような存在になっていた。
おそらく、Bランクのベアさんでも相手にならないのではないだろうか?
試した事もないから確定ではないが、ターニャの性格からそれを自分から確認する機会なさそうだ。
本人が言うように、あくまで俺の監視の為に冒険者になっているだけのようだから。
今の俺とターニャのランクはDランクだ。
低い? まあ、色々と事情があって上がり難い状態になっている。その辺は
好感度? ああ……うん、なるようになると開き直る事にしたよ……
それとスキルレベルや増えているスキルがあるが、それは俺から譲渡されたスキルではない。
ターニャ自身の努力の賜物だ。
俺が知る限り、前からのランニングが継続されているぐらいしか知らないがたいしたものである。
ちなみに俺も鍛錬は怠ってない。毎日、早朝にパメラと訓練して最近、やっとスキルに振り回されなくなったかな、と自覚が芽生え始めたところだ。
パメラのステータスはこんな感じだ。
パメラ Lv21
HP:210 MP:90
ちから:240 みのまもり:280
きようさ:80 すばやさ:300
かしこさ:30 うん:42
スキルポイント:0
スキル:槍術Lv3 剣術Lv2 身体強化Lv2
土魔法Lv1 裁縫Lv5
成長促進
好感度:289 対象 シーナ
ターニャと見比べると見劣るがこれは致し方がない。
2人に成長促進を付けた時のレベルに開きがあったのが原因だ。
ターニャがLv3に対して、パメラはLv11から付けたので開きが生まれてしまった。
パメラにも身体強化と成長促進は付与してある。
それでも警備隊では誰にも負けない戦闘技術と力があるそうだ。しかし、それは伏せている。勿論、隊長、それ以上になったら退役がし辛くなるからだ。
パメラは子供好きで、尚且つ、普段から想像出来ないが可愛いモノ好きである。
それが高じてぬいぐるみが大好きらしいが、人目を気にして買いに行けずに困った日々を過ごしていたそうだ。
追い詰められたパメラは驚くべく行動に出た。
買いに行けないなら作ろう、と……
どうやら才能があったらしく、結果、裁縫Lv5という職人が顔負けの才能開花させてしまったようだ。
だから、今、俺達の寝室はぬいぐるみに囲まれてファンシーな感じになっている。ターニャは好意的だが、俺は夜中に目を覚まして月明かりに照らされたアイツ等が正直怖いといえば怖い。
結構な数が部屋にあるがまだ作るつもりのようだ。
そして、俺は戦闘技術スキルの習熟度上げ以外に最近、覚えたスキルを良く使っている。
『薬品調合』である。
どうやらプリットには薬師が少ないらしく、腕も良くないらしい。
そんななか、先月あったゴブリン神との戦いで根こそぎ冒険者達が買ったので在庫不足になり、今まで表面化しなかった問題が浮き彫りになった。
外の街の物資だけでなく、自分達の街単体だけで最低数を作れるように、そして蓄える必要さがプリットで住む者達は身を持って実感させられた。
俺は自分の作業場所で腰を下ろし、乳鉢で薬草を擦り下ろし始める。
そう、俺はポーションを作り始めた。
ポーションとか作れる人が多い方がいいし、何より、どうせなら質の良いものを欲しかったので俺はスキルを取得して練習して、だいぶ腕を上げた。
椎名 (シーナ) Lv87
HP:456000/456000
MP:1075000/1075000
ちから:49600 みのまもり:28300
きようさ:350 すばやさ:60100
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:398
スキル:剣術Lv5 盾術Lv5 身体強化Lv5
雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv3
威圧Lv5 魔力制御Lv10 全状態異常耐性Lv10
薬品調合Lv3
共通語 解体 危険探知
HP自動回復 MP自動回復 挑発
魔法剣
巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増
成長促進 鑑定 スキルポイント管理
凄いだろ? 薬品調合Lv3だぜ?
ああ、取得しただけで1から3にしたのは反復練習の賜物だぞ? 成長促進のおかげで習熟が早かったというのはあるかも?
……うん、分かってた。言いたい事は分かる。アレだろ?
『おめぇ、人間辞めてねぇ?』
仰る通りだ。俺も初めて見た時はバグかと思ったからな。マジで今ならゴブリン神を拳でワンパン……デコピンでいけるか?
そんな俺がDランク……遊んでたのか? と思われるだろうがそうでもない。ちゃんとした事情がある。
それは……
「シーナ、あの子達が来たわよ」
「もうそんな時間か?」
俺はターニャに呼ばれて慌てて調合機材を片付けて、庭にある井戸に行って薬草塗れになっている手を手早く洗うと玄関へと向かう。
そこには12~3歳ぐらいの少女が3人居て、俺は気安く手を上げて、おはようと挨拶する。
俺に気付いた3人は頭を下げて挨拶をしてくる。
「「「おはようございます、シーナ先輩。今日もよろしくお願いします」」」
「よろしくな?」
俺は少女達に微笑んで頷いた。
ハレフサに送って貰ってから、早一ヶ月が過ぎました。毎日が充実しており、いつも感謝の念が絶えません。
こちらに来た当初、数々の失敗、私の見通しの甘さ、考えの足らなさから大変ご心配をおかけした事、本当に心よりお詫びさせてください。
あれから地味な鍛錬も黙々とこなし、私自身を磨く事に毎日、汗を流しております。
だからねっ! そろそろ機嫌を直して欲しいの!
反省してるし、謝るから許してシズクぅ!!
俺はふぅと額の汗を拭い、会心の出来の手紙を二つ折りにして掲げると手紙が消える。
消えたのを見送ると目を瞑り、両手を組んで祈る。
今度こそはぁぁ!!
手紙が消えてから数十秒で俺が着いているテーブルの上に先程、消えた手紙が現れる。
震える手で手紙を開くと赤字で一言が添えられていた。
『やり直し』
「うがあああああ!!!」
無情にも一言で切られていた。
何をしてるか分からない? 分かれよ? だよね、分からないよね?
これは遡る事、ゴブリン神を倒して宴会をして二日酔いから復帰した朝から始まった。
目を覚ますと天井に光の線で描かれた二頭身の可愛い漫画チックなツーンってしているシズクが出迎えた。
困惑する俺を無視してある文字が書き込まれる。
『反省文』
そう書き込まれると俺の顔の上に一枚の紙が落ちてきた。
初めはこれで許してくれるのかとラッキーとか思っていた俺が居た。だが、事はそう簡単ではなかった。
書いて送っても毎回『やり直し』と書いて送り返される。それを一カ月続けていた。
もう習慣になってしまいそうだが、合格出来ないままだと心の方が先に折れそうだ。
はぁ、と溜息を吐いていると台所からサイドテールを揺らすターニャが顔を出してくる。その後ろから湿ってる金髪のショートヘアをタオルで拭いているパメラも顔を出す。
「まだやってるの、反省文?」
「そのようだな、たった一言を書けば済むのにまだ気付いてないのか」
「ねっねっ、その一言は何なの? いい加減教えて!」
もうね、マジで縋りたいんよ!
俺がこうして聞くと2人は決まって不機嫌そうにそっぽ向いてしまう。
ターニャなんて「絶対に教えてあげない」とか言うし、毎日、枕を濡らす生活になっちゃうよ?
そうそう、順番がチグハグになったがここは『どら焼き亭』ではない。街の端の方にある家を賃貸して、今は3人で暮らしている。
追々、ちゃんとした家を作る予定なので仮住まいだ。
えっ? なら『どら焼き亭』でも良かっただろうって? 察してくれよ、あの壁の薄さで覗けるポイントがあるんだぜ?
そんな場所でターニャとパメラがいるとなれば、男なら分かるだろ?
まあ、2人もそれが気になるという事で家を借りる事になった訳だ。
俺達が住む家の周りには住人がいない。そうと知って借りた訳だが、引越した当初は色々ハメを外してしまったものだ。
台所に立つターニャの短パンでくっきり分かる、揺れるお尻にヒートアップしたりした。
あれは燃えた。
ターニャはその時は目茶苦茶怒ったが、その夜のターニャはこれまでで一番、大胆でがっついていた。
意地悪して本音を聞き出すと「本当は凄く興奮した」と赤面してターニャは白状した。
ええ、パメラも巻き込んでヒャッハーしましたとも!
話は逸れたが今回もシズクから合格貰えず、ターニャとパメラから正解を聞き出せずに項垂れる俺をよそにパメラはビキニアーマーをしっかり着込み、ターニャからお弁当を受け取る。
「いつも済まない」
「いいのよ、1個も2個も手間は変わらないから」
警備隊としての仕事を継続中のパメラはこうして毎日、ターニャからお弁当を持たせて貰っていた。
行ってくる、と言って玄関に向かう笑顔のパメラを見て思う。出会った頃はムスッとしてて美人が勿体無いと思っていたが、今ではちょっとした事でも笑う事が増えた。
パメラも毎日、ターニャのお弁当を楽しみしている。ちなみに俺もお弁当だけでなく、ターニャの作る料理が楽しみだ。
元々から料理は上手かったが一緒に住むようになって更に上手くなっていた。
急激に上手くなった秘訣を聞くとターニャは『愛』かな? と俺に微笑みながら答えた。
当然のように燃えて俺は……以下略
実際にターニャの腕は上がっている。それはスキルにも現れていた。
ターニャ Lv25
HP:210 MP:90
ちから:440 みのまもり:320
きようさ:200 すばやさ:830
かしこさ:11 うん:60
スキルポイント:0
スキル:格闘術Lv3 身体強化Lv3 生活魔法
縮地
幸運 調理Lv4 裁縫Lv2
成長促進
好感度:451 対象 シーナ
Lv2だった調理が4まで引き上げられている。結果がついてくるのも当然である。
ステータスの方も俺と冒険者活動をしているせいで順調? というより多分、他の冒険者達から頭1つどころではなく、いくつも抜けているような存在になっていた。
おそらく、Bランクのベアさんでも相手にならないのではないだろうか?
試した事もないから確定ではないが、ターニャの性格からそれを自分から確認する機会なさそうだ。
本人が言うように、あくまで俺の監視の為に冒険者になっているだけのようだから。
今の俺とターニャのランクはDランクだ。
低い? まあ、色々と事情があって上がり難い状態になっている。その辺は
好感度? ああ……うん、なるようになると開き直る事にしたよ……
それとスキルレベルや増えているスキルがあるが、それは俺から譲渡されたスキルではない。
ターニャ自身の努力の賜物だ。
俺が知る限り、前からのランニングが継続されているぐらいしか知らないがたいしたものである。
ちなみに俺も鍛錬は怠ってない。毎日、早朝にパメラと訓練して最近、やっとスキルに振り回されなくなったかな、と自覚が芽生え始めたところだ。
パメラのステータスはこんな感じだ。
パメラ Lv21
HP:210 MP:90
ちから:240 みのまもり:280
きようさ:80 すばやさ:300
かしこさ:30 うん:42
スキルポイント:0
スキル:槍術Lv3 剣術Lv2 身体強化Lv2
土魔法Lv1 裁縫Lv5
成長促進
好感度:289 対象 シーナ
ターニャと見比べると見劣るがこれは致し方がない。
2人に成長促進を付けた時のレベルに開きがあったのが原因だ。
ターニャがLv3に対して、パメラはLv11から付けたので開きが生まれてしまった。
パメラにも身体強化と成長促進は付与してある。
それでも警備隊では誰にも負けない戦闘技術と力があるそうだ。しかし、それは伏せている。勿論、隊長、それ以上になったら退役がし辛くなるからだ。
パメラは子供好きで、尚且つ、普段から想像出来ないが可愛いモノ好きである。
それが高じてぬいぐるみが大好きらしいが、人目を気にして買いに行けずに困った日々を過ごしていたそうだ。
追い詰められたパメラは驚くべく行動に出た。
買いに行けないなら作ろう、と……
どうやら才能があったらしく、結果、裁縫Lv5という職人が顔負けの才能開花させてしまったようだ。
だから、今、俺達の寝室はぬいぐるみに囲まれてファンシーな感じになっている。ターニャは好意的だが、俺は夜中に目を覚まして月明かりに照らされたアイツ等が正直怖いといえば怖い。
結構な数が部屋にあるがまだ作るつもりのようだ。
そして、俺は戦闘技術スキルの習熟度上げ以外に最近、覚えたスキルを良く使っている。
『薬品調合』である。
どうやらプリットには薬師が少ないらしく、腕も良くないらしい。
そんななか、先月あったゴブリン神との戦いで根こそぎ冒険者達が買ったので在庫不足になり、今まで表面化しなかった問題が浮き彫りになった。
外の街の物資だけでなく、自分達の街単体だけで最低数を作れるように、そして蓄える必要さがプリットで住む者達は身を持って実感させられた。
俺は自分の作業場所で腰を下ろし、乳鉢で薬草を擦り下ろし始める。
そう、俺はポーションを作り始めた。
ポーションとか作れる人が多い方がいいし、何より、どうせなら質の良いものを欲しかったので俺はスキルを取得して練習して、だいぶ腕を上げた。
椎名 (シーナ) Lv87
HP:456000/456000
MP:1075000/1075000
ちから:49600 みのまもり:28300
きようさ:350 すばやさ:60100
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:398
スキル:剣術Lv5 盾術Lv5 身体強化Lv5
雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv3
威圧Lv5 魔力制御Lv10 全状態異常耐性Lv10
薬品調合Lv3
共通語 解体 危険探知
HP自動回復 MP自動回復 挑発
魔法剣
巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増
成長促進 鑑定 スキルポイント管理
凄いだろ? 薬品調合Lv3だぜ?
ああ、取得しただけで1から3にしたのは反復練習の賜物だぞ? 成長促進のおかげで習熟が早かったというのはあるかも?
……うん、分かってた。言いたい事は分かる。アレだろ?
『おめぇ、人間辞めてねぇ?』
仰る通りだ。俺も初めて見た時はバグかと思ったからな。マジで今ならゴブリン神を拳でワンパン……デコピンでいけるか?
そんな俺がDランク……遊んでたのか? と思われるだろうがそうでもない。ちゃんとした事情がある。
それは……
「シーナ、あの子達が来たわよ」
「もうそんな時間か?」
俺はターニャに呼ばれて慌てて調合機材を片付けて、庭にある井戸に行って薬草塗れになっている手を手早く洗うと玄関へと向かう。
そこには12~3歳ぐらいの少女が3人居て、俺は気安く手を上げて、おはようと挨拶する。
俺に気付いた3人は頭を下げて挨拶をしてくる。
「「「おはようございます、シーナ先輩。今日もよろしくお願いします」」」
「よろしくな?」
俺は少女達に微笑んで頷いた。
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